マダムとぽちの

香港の夜景とクリスマス

2007.12.1812.21

    

 世界三大夜景といわれる香港の夜景と街のクリスマス

 イルミネーションやホテルのクリスマスデコレーションを

 楽しみ、多彩な中華料理を堪能しました。

 香港の訪問は中国返還直後の1997年以来、10年ぶりで

 したが、空港は新しくなり、道路やトンネル、ビルの建

 設が盛んに行われていました。香港では中国に返還され

 た利点を生かして、労働力や物流の活発な活用がなされ

 ているようです。

1218日(火)晴 10,000

 4:25に予約しておいたタクシーでJR国分寺駅に向かい、5分ほどで到着する。国分寺発の1番電車は4:42発で、駅のホームで風よけをしながらしばらく待つ。中央線の電車を新宿で5:19発の山手線外回りの電車に乗り継ぎ、日暮里に5:40到着する。日暮里発5:49の京成電車成田空港行きで空港第二ビルに7:19到着する。

 3階のD-カウンターで航空券を受け取り、キャセイパシフィック航空のカウンターでスーツケースを預ける。4時前に起きてからお茶以外に何も飲んでいなかったので、先ずは4階のJCBラウンジでコーヒーを飲み、トイレに行ってひと休みする。

 セキュリティーチェックを受け、出国手続きをして72-ゲートに向かう途中のExcelsior Caféでコーヒーとカプチーノでサンドイッチの朝食をする。

 キャセイパシフィックCX-509便、ボーイング777-300は定刻の9:1572-ゲートを離れ9:30に離陸した。しばらくすると眼下に雪を冠った富士山をマダムが見つけ、その秀麗な姿と須走口からの登山道がはっきりと見えたことに感動する。飛行機で富士山の近くを通ったことは何回もあったが、雪を冠った富士山が裾野までその稜線や登山道を見せてくれたのは初めてであった。座席がKJ席であったことは幸運であったが、何といってもキャセイパシフィック航空とそのパイロットに感謝したい。その後も関空や明石海峡大橋、瀬戸大橋などが霞んで見え、来島海峡は微かに見えた。次いで石鎚山と風車が見えてきた。しばらくは上空から日本列島の景色を楽しんだ。

 上空に達すると入国カードが配られた。香港の入国カードは出国カードと複写式だったと記憶していたが、配られたのは入国カードのみで、システムがかわったのかと思っていたが、そうではなく出国時に出国カードを書くはめになった。

 その後飲み物のサービスと食事で、赤ワインとチキンや魚、そば、草餅、サラダ、パン、最後にアイス(雀巣)が配られてブランチとなる。

 香港のチェプラクコク国際空港第1ターミナル32—ゲートに13:06到着、定刻より30分早く、1時間の時差があるので約4時間半のフライトであった。この空港は9年前、199876日の開港で、初めてであったが、到着ロビーは清潔で広く、ショッピングモールのようであり、いろいろなお店が立ち並び賑やかである。

 到着待合室でガイドのケティー(Katy)さんと会い、関空からのお客さんが到着するまでの間、1万円を645HK$に替え、エビアンを20HK$で買う。

 成田からの我々8名と関空からの8名の計16名が大型のバスに乗り、14:50空港を出発する。今回のツアーはこの16名で、延泊した4名を除いて帰国の搭乗手続きをするまで一緒であった。

 バスは新しい装いの橋を幾つか渡って九龍半島の北部から深センの街を見下ろす丘に到着する。

落馬州 15:30〜15:50 

展望台から川の向こうに深センの街が見えたが、高層ビルが林立し、外観上は香港と全くかわらない。しかし経済レベルは全く違い、土地代、物価、賃金など比べ物にならないとのことである。深センに住む人たちは朝バスで香港に来て働き、夕方帰る人たちが多いそうである。

黄大仙 16:20〜16:50

  ビルの谷間に道教寺院として黄大仙が祀られているが、見るところ仏様と神様が一緒に祀ってある。地元の人に広く信仰されている。境内には沢山占いの店があり、地元の人たちが熱心にお祈りしている。私たちも無料の線香に火をつけて、住所、氏名、年齢を告げ、健康を願った。

潮州城酒楼 東尖沙咀 17:0017:45

この辺りは10年前滞在したホテルの近くで、町並みに見覚えがあり、懐かしい。1卓を8人で囲み、美味しい鉄観音を味わっているうちに料理が運ばれる。

メニュー:前菜(焼き豆腐、ウインナー、豚肉の甘辛煮)、フカヒレ、肉のサンド、青菜炒め、炒め物(もやし、ハム、かまぼこ、キュウリ)、煮物(貝とキャベツ)、チャーハン、ごまだんご、ビール。

 レストランから外に出ると、日は暮れて周りのビルにネオンが輝き、クリスマスのイルミネーションがきれいだ。この国の人は赤色と黄色を崇拝するとのことで、これに緑を加えた三原色が好きらしく、お寺やイルミネーションなどにもこの三色が多い。近くのコンビニを案内してもらう。

アバディーン 18:3418:40

かっては水上生活者たちの船で賑わっていたが、きれいなネオンの門の向こうに水上レストラン「ジャンボ」がでんと鎮座していた。

ビクトリアピーク 19:1519:35

前回よりましだったが霞んでいて眼下の夜景はぼんやり。登ってくる途中のほうがはっきり見えた。

 ゴールドコースト・ホテルに20:40到着する。部屋に荷物を置いて広いホテルのロビーを散歩する。クリスマスツリーやオーナメントが飾られ、売店の店先ではクリスマスプレゼントが、子供の遊び場ではトーマス君やぬいぐるみの動物たちが歓迎してくれた。

1219日(水)曇/晴 12,200

 日本人客の多いレストランで7時からバイキング形式の朝食をする。

 8時にホテルを出発して香港島に向かう。

二階建て路面電車 8:509:05

電車はほぼ満員で、座れない。上環から中環まで路面電車の2階から過ぎ行く街並を眺める。

ヒルサイドエスカレーター 9:20940

山のてっぺんの高級住宅街からオフィス街のセントラル(中環)を全長800mのエスカレーターで結んでいる。一つ一つはたいした長さではないが、合計すると世界最長のエスカレーターだそうである。午前10時までは住宅からオフイスへ出勤のための下り、10時からは登りとなる。私たちはエスカレーターの途中からセントラルまで下る。エスカレーターで下りながら、山の中腹に住む人たちの生活が覗けるように目と鼻の先に建物が迫り、洗濯物に手が届きそうだ。小さな公園の他、カフェやバー、ブディックなど香港の生活が目に見えるようだ。

朝市

クインズロードから細い道に入ると、両側に店が立ち並び、野菜、果物、肉、魚などの食材や乾物などを所狭しと店先に並べている。香港の人々は冷凍物を嫌い、新鮮な食材をこのような市場で買い求めるのだそうである。食料の買い物や料理、育児などはメイドの仕事で、奥様は働いてメイド以上の収入を得るそうである。

スターフェリー  10:3510:45

セントラルのフェリー乗り場から九龍半島に渡る。

 玉器市場(ヒスイ市)で宝石の買い物タイムがあり、広東飲茶の昼食となる。

昼食 11:5512:40 華星海鮮酒家

メニュー:ビーフン、焼きそば、春巻と揚げボール、青菜、チャーハン、肉まん、シュウマイ3種、マンゴー入り牛乳寒天、ビール。

 シルクの店で12:50から13:30までお買い物タイム。13:45から14:40まで女人街を見物して歩き、14:5515:35ファクトリー・アウトレットで、15:4517:30 DFSで買い物タイムである。私たちはDFSの隣にあるランガム・ホテルのロビーでクリスマス飾りを見物したり、ソファーで休憩する。

夕食 17:5018:50 東尖沙咀の北京料理店/鳳城酒家

前菜(キュウリ、ザーサイ、牛肉)、炒り卵と野菜炒め、スープ(コーン、カニ、卵)、青菜、チャーハン、北京ダック、焼うどん、杏仁豆腐のデザート、ビール。北京ダックは肉が厚く、くどかったが、皿に残ったダックの皮だけを肉から外していただいたのは美味しかった。皮を食べさせてくださった船木さんに感謝、感激。

オープントップバス 19:0519:55 乗り合い

日航ホテルの前から市内遊覧する二階建てオープントップバスの二階に乗り、香港の街の夜景を楽しむ。赤、黄色、緑は勿論、様々な色のイルミネーションの宣伝や看板が道の両側やバスの正面に同じ目線で見え、下から見上げるのとは違った迫力がある。

 多のツアー客は女人街で降りたが、私たちのツアー14名は男人街で降り、20:20まで散策する。女人街は女性用、男人街は男性用の商品と別れているのかと思ったが、両者入り交じっていた。そういえば我々人間も男女がわかりにくくなりつつあるなーと関係ないことを思い浮かべる。この街でポロシャツやタイガーバームを買い求める。

 男人街からバスでホテルに向かい、20:45到着する。

 このまま寝るには早いので、プールサイドのレストランで赤ワインとカプチーノを飲みながら950分まで生演奏を楽しむ。

1220日(木)曇/晴 12,500

 750分にバスでホテルを出発して、東尖沙咀のリーガル・カオルーンホテルの2階レストランで8:35から9:25まで、朝粥の朝食をする。このホテルは10年前滞在したことがあり、懐かしい。

 メニュー:おかゆ、春巻き、大根餅、肉まん、ちまき、シュウマイ、焼きそば、甘い揚げ餅。おかゆは適当に塩味がきいて美味しかった。

 バスで香港島に渡り、レパルス・ベイとアバディーンを見物する。

レパルス・ベイ 100010:30

美しいビーチとお寺、遊園地があり、赤い橋が目立つ。付近は建設ラッシュで山肌を縫うようにしてビルが建設されつつある。

アバディーン 10:5011:00

夜景を見物したとき、海は真っ暗で何も見えなかったが、昼間は海上を小型の船が行き来しにぎやかだ。水上生活をしているところは遠くて分らない。気温は19℃とのことであるが、風が強く肌寒い。

昼食 11:2012:00 上海老正興菜館

バスで九龍半島の東尖沙咀に戻り、上海料理を頂く。

メニュー:スープ(カニ、コーン、卵)、青菜、ピーナッツ・エビ・もやしの油炒め、肉・ピーマン・キャベツの炒め物、シュウマイ、炒り卵、チャーハン、ナツメのあん入り餅、ビール。

午後は5時まで自由行動。

私たちはペニンシュラ・ホテルからネイザンロードの九龍公園側の歩道をゆっくり歩いて北に向かう。公園の先に大きなショッピングアーケードがあったのを思い出して立ち寄ってみたが、10年前と店も替わっており、全く違った雰囲気だった。

 ネイザンロードの地下を走るMTRの油麻地(YauMaTei)駅の出口にあるスーパーマーケットで、味見をして花茶を買い、東側の歩道を歩いて尖沙咀に向かう。ネイザンロードから横道に入った角のラーメン屋、源記粉麺茶餐廳は前回立ち寄った店だったが、今でも健在であった。

 ペニンシュラ・ホテルに帰ってアフターヌーンティーをしようと1階のカフェに行ったが、今日はコンサートがあり、特別料金とのことで3階のバーでビールとコーヒーを飲みながら休憩する。バーの入り口には子供向けのクリスマス飾りがあり、おもちゃの汽車が公園の中を走っているのを見て家族ずれが楽しんでいた。

 オプショナルツアーに参加しなかった12名は東尖沙咀で夕食をする。

夕食 17:0018:00 四川楼菜館

麻婆豆腐とご飯、なすの味噌煮、肉とキャベツの油炒め、白菜の炒め物、肉まん、野菜餃子、ラーメン、杏仁豆腐、ビール。

バスでホテルに向かい、19時に到着する。ホテルの庭を散歩してクリスマス飾りのイルミネーションを見物する。屋外レストランで赤ワインとコーヒーを頂いたが肌寒くて早々に部屋に引き上げる。

1221日(金)曇/晴 9,100

 7時から30分ほどホテルの隣にある海豚(イルカ)公園を散歩する。天気に恵まれ、風が心地よい。8時まで朝食をして、9:20ホテルを出発し、尖沙咀に向かう。日航ホテル横のDFSや周りの小さな土産物屋を歩いてショッピングをする。

 昼食は11時から好彩海鮮酒家で香港ラーメン。ワンタンメン、チャーハン、ナツメ入りしるこ、ビール。

 香港空港到着は12:25。出国手続きをしてガイドのケティーさんと別れる。チェブラウコク空港の出発ロビーは広く、1階、2階のロビーを見物して歩き、2階のCafé DECOでビール、カプチーノと七味のきいたピーナツを食べながら休憩する。

 香港発成田行きキャセイパシフィックCX-500便は2Gateから15:25に離陸した。1時間半後には肉と魚の食事が出され、巻き寿司など日本の味を赤ワインで味わい、コーヒーの後アイスクリームを頂く。

 成田空港第二ターミナルには91-Gate19:55の到着である。20:45発の高尾行き成田エキスプレス46号を22:34に国分寺で下車し、11時に帰宅する。


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