マダム、ポチ、アツとタマの

台北の旅

2007.9.2124

    

 マダムとポチが若いアツとタマを誘って台北を訪れました。
 タマは中部空港から、
残りの三人は成田空港からの出発で、台北の桃園国際空港で落ち合いました。

   若い二人は初めての台北訪問でしたが、マダムとポチはこれまでに見なかった若者の台北を経験しました。

 

921日(金)東京晴 台北曇/雨 6,700

  マダムとポチは5:30にタクシーで国分寺駅に向かい、5:35到着する。国分寺発6:10の成田エキスプレス3号は満席で、デッキに立っている乗客もある。成田空港第二ターミナルビル到着は7:52、定刻である。

 IカウンターとHカウンターの間にある<ご案内カウンター>の辺りでアツと待ち合わせ、Jカウンターの日本アジア航空で、搭乗手続きをし、受託手荷物を預ける。EG-201便は3時間程出発が遅れ、13時の出発とのことで、1人につき¥1,500のミールクーポンを渡される。

 待ち時間がたっぷりあるので、先ずはレストラン街の南端にあるJCBラウンジでお茶とビールを頂きながら中部空港のタマと携帯で連絡を取り、予め決めておいた待ち合わせ場所を到着ロビーに変更する。

  次いでそじ坊に入り、生ビール、ポテトフライ、アイスクリームや蕎麦を頂き、ミールクーポンに感謝する。文明堂のどら焼き、三笠山が台湾へのお土産として喜ばれると聞いていたので、買い求める。

 11時を過ぎると出発する客も少なくなり、セキュリティーチェックや出国手続きも殆ど待つことがない。免税店もガラガラで、買物をするには都合がいいが、目の保養をするには店員の目線が気になる。

 出発が遅れて、乗客は待ちかねていたのか、搭乗する時間も短く、15分程で全員が搭乗し、EG-201便は定刻より3時間遅れ、13:00に搭乗ゲートを離れ13:20には離陸した。

  水平飛行になると飲物が配られ柚子ジュース、暖かいお茶、赤ワイン等思い思いに頂く。機内放送で右側に富士山が見える、とのアナウンスがあったが、ABCの席に座っている私達の席からは見えない。

 機内食はハンバーグとカレーのチョイスで、日本出発便らしくパンは無く、ウドンである。ポチは赤ワインでハンバーグを頂く。

 台北到着は現地時間の15:201時間の時差で約3時間のフライトであった。台北の天候は曇、気温26℃。到着ロビーで待っていた迎えの荘さんとタマに会い、荘さんの車でホテルに向かう。荘さんは前回、3月にも迎えに来てくれたエアポートリムジンサービスのドライバーである。今回も空港とホテルの往復を担当してくれる。

  Grand Hyatt Taipei HOTEL台北君悦大飯店到着は17:45、チェックインして10階の部屋に入ると待ち構えていたように鄭さんから電話があり、タクシーで鄭さんのお宅に向かう。

 台湾では25日が中秋節で、明日から4連休となるので鄭さんの息子さんご夫婦も台中から帰られており、車を降りるところまで迎えに来て下さった。そのうち近くに住む友人の王さんもお見えになり、鄭さんのお宅で歓迎の夕食会が始まった。若い二人は鄭さんのお宅の部屋を見せてもらい、19時から22:45までお邪魔しておしゃべりをし、奥様手造りの珍しいご馳走を頂いた。ホテルの部屋で食べる月餅、蕃石榴(バンザクロ)、スターフルーツやパパイヤを頂き、帰りはホテルまで息子さんに送って頂いた。ホテルの部屋にはバナナとボンタンが届けられていた。

 どうやら夜中に花火が上がり、部屋の窓から見えたらしい。

 

922日(土)雨 12,000

 6時過ぎに起きると、外は雨である。7:30に私達の部屋で朝食をする。昨日頂いたフルーツや月餅を好みの飲物で頂く。蕃石榴は固いのと柔らかく熟れたのの2種類あり、固い方は歯ごたえが良く、柔らかい方は甘くて香りが良い。

  午前中の市内観光のため予め頼んでいたドライバーのJohn-son Leeさんと9時にロビーで落ち合う。雨が降ったり、止んだりの中ホテルの傘を借りて出かける。

 市内観光:龍山寺台湾民主紀念館総統府台北站行天宮

      忠烈祠故宮

 龍山寺(9:30~9:40)読経中で、お参りの人でごった返している。

 台湾民主紀念館(9:50~10:15)中正紀念堂から最近名称が変更された。

    そのせいか現在工事中であり、中には入れない。衛兵の交代

    も見ることができない。

 総統府、台北站 車を止めて写真撮影のみ。

 行天宮 (10:20~10:45)ここも読経中。地下の占い横丁を見物し、

    4人共血圧を測る。

 忠烈祠 (10:55~11:30) 雨で衛兵交代のセレモニーは無いが、門と本

    堂で交代式が行われた。観光バスが1台も無く、見物客が少な

    いので近くから見物出来た。

 故宮 11:55到着する。ここでLee(李?)さんと別れる。

    先ず4階のレストラン富春居/三希堂で烏龍茶やスープを飲み

    ながら焼売、オイスターソース味の叉焼饅頭で軽い昼食をする。

    次いで3階から順に1階まで展示物を見て歩き、14時にロビー

    で落ち合う。今回も清の時代の名品、キリギリスとイナゴを載

    せた翠玉白菜が展示してあり、彫刻の細かさが追求される彫文

    の彫刻を拡大鏡で見れるよう展示してあった。

 

 故宮からタクシーでホテル近くにあるチャイナ服の仕立屋、HANSEN TAILORに立ち寄ったが、最近チャイナ服は扱ってない、とのことだった。タクシーに乗っている間に大雨となり、ホテルで借りてきた傘をさしてセブンイレブンに立ち寄り、買物をして16:20ホテルに帰る。

 16:40ホテルから連絡橋で台北101に行き、20分程見物する。台北101のタクシー乗り場からタクシーに乗り、晶華酒店の地下にある免税店に向かい、17:00に到着する。20分程見物して林森北路の天仁茗茶に行き、烏龍茶を味わう。次いで新東陽でお土産を物色し、台北アイに向かう途中の錦州街で雲南料理のレストランを見付け、人和園雲南菜18:15から19:20まで夕食をする。過橋麺はこのレストランの人気メニューである。

 メニュー:マコモ茸と牛肉、筍の揚げ炒め、ボラの切り身を載せた揚げパン、マコモ茸とエビ、蕃茄肉末焼茄子、じゃがいもの細切り揚げ、過橋麺。勿論台湾ビールも。

 レストランの道を挟んだ筋向かいにある台北アイ19:25到着する。1階のチケット売り場でチケットを買い、2階に上がる。20時の開演までの間おみくじ入りクッキーが配られ、演技者のメイクを見物し、チャイナ服を着て記念撮影をする。演技は前回よりはるかに上手になっており、京劇、雑技、民族舞踊等を22時まで楽しんだ。

 タクシーで22:10ホテルに帰り、部屋でフルーツや月餅を食べ、ビール等好みの飲物を飲みながら23時過ぎまでおしゃべりを楽しむ。

 

923日(日)曇/晴/雨 7,600

 7時半から昨日と同様に部屋でフルーツや月餅の朝食をする。昨日と違うのは果物の種類である。

 約束の9時にロビーで両手にお土産を持って碧戀さんと王さんが待っておられた。

 アツとタマは鄭さん宅のお嫁さん、碧戀さんとタクシーで信義路辺りに向かい、シャンプー屋さんでシャンプーをする。その後MRTを2回乗り継いで雙連駅で下車し、駅前の市場で買物をする。

 マダムとポチは王さんの案内で20番のバスに乗り、台北駅裏の商店街に買物に行く。バスを降りて碼祖神のお祭りで賑わう二二八平和記念公園を通り抜け、商店の立ち並ぶ一角の王さん行きつけの店でカラスミやパイナップルケーキを買う。次いで今回の旅の目的の一つである笠型の螺旋の線香を立る線香立を探して龍山寺の門前商店街に向かい、仏具店で念願の品を見付ける。

 荷物が一杯になったので、タクシーでホテルに一旦戻り、タクシーを待たせて荷物を部屋に置き、王さんお宅に向かう。待っていた王さんの奥さんと初めてお会いし、部屋の中を案内してもらい、日本の皇室関係の書籍や、日本に関する本の多さに驚く。

 王さんご夫婦と4人でタクシーに乗り、今日の昼食会場である林森北路の彭園湘菜館に向かい、11:45到着する。間もなくシャンプー組3人、鄭さん一家3人が到着になり、総勢10人の食事が始まる。

 この店は湖南料理の店で、鄭さん、王さんの行きつけの店である。台湾に来ると1回は必ず連れてきて下さる。飲物の紹興酒も好みの物を持参する。12時から14時までおしゃべりをしながら楽しい食事をする。

 メニュー:広東ダック(北京ダックを台湾ではこう呼ぶ)、広東ダックの肉ともやし炒め、豚モモ肉と豚ひき肉で造った煎餅の耳無しパンサンド、鶏・豚・クラゲの冷菜、彭園湘菜館オーナーの豆腐、エビとグリンピース若葉のあんかけ、牛肉のカキ油炒め、黒鯛の蒸煮、広東ダックの骨とからし菜のスープ、ナツメ餡の焼き菓子、スイカ。銀糸巻パン?

 シャンプー組3人とマダムはタクシーで南京東路にある変身写真館に向かいポチも鄭さんの車に乗せてもらって後を追う。

 南京東路二段にあるVIGOR PHOTO STADIO薇閣数位影像館14:20到着し、18:50までタマとアツが変身写真を撮影する。碧戀さんの通訳とアドバイスでチャイナドレス姿の衣装を夫々3着選び、衣装に合わせてメーキャップをする。撮影はスタジオを回りながら1着につき24ショットである。出来上がった写真をモニターで見ながら気に入った画像を30枚選び、アルバムを作ってくれる。30枚の中から特に気に入った1枚を選びこれは大判の写真にしてくれる。出来上がりは10月中旬とのことで、碧戀さんがスタジオに出向いて受け取り、日本に送ってくれることになった。

 館内は満員状態で、驚いたことに妊娠したお腹の大きいご夫人が大きなお腹を丸見えにしたスタイルで記念写真を撮っていたが、お国柄の違いだろう。

 18:50タクシーでホテルに帰り、荷物を部屋に置いて、再びタクシーで今夜夜市を案内して下さる王さんとの待ち合わせ場所に向かう。

 19:20南京東路五段の基隆路口で王さんと待ち合わせ、歩いて5分程でギョウ河街観光夜市に着く。この夜市は庶民的でこじんまりしており、士林ほど入り組んでおらず、400mほどの1本の通りがそのまま夜市になっているので歩きやすい。夜市の入口に近づくと腐った豆腐のような何とも表現出来ない独特の臭いが漂い、夜市を離れてもしばらく鼻腔に残っていた。歩いていると突然大雨が降り出し、雨宿りをしながら人の波をかき分ける。

 王さんと待ち合わせた角にある海覇王餐廳の閉店間際に間に合って、食事をする。このレストランは海鮮料理の店で、市民に人気のレストランらしく、閉店間際というのに満席の状態である。メニューはセットメニューのみである。台湾ビールで乾杯する。アツとタマも台湾式乾杯のやり方が板に着いてきたようだ。

 メニュー:茹エビ(清蒸蝦)、タラの揚げ物、マグロとアワビの刺身(マグロはワサビ醤油、アワビはマヨネーズかけ)、イカミンチの棒状揚げとタコの唐揚げ、鰻丼(里芋、餅米、干しえびを加えて炊き込んだご飯)、スペアリブの甘煮、山芋スープ、情人菓(マンゴーの砂糖浸けとかき氷)

 店の前で王さんと別れ、タクシーでホテルに帰る(10:10)。例によって部屋で今回の旅の反省会をし、残り物を整理して11:30就寝。

 

924日(月)台北晴 東京曇(22℃)8,800

 6時半に起きてシャワーを浴び、頭を洗う。

 8:009:15朝食、残り物のフルーツと月餅、それに昨日雙連駅前の市場で買った蓮霧(ワックスアップル)

 9:45チェックアウトしてロビーでマダムが荷物の番をし、3人は10時の開店を待って台北101に入る。台北101の入口は開いているものの中の店は殆どシャッターが下りており、わずかにセブンイレブンと食堂、それにスーパーマーケットが開いていた。セブンイレブンとスーパーで最後の買物をする。

 11時迎えに来ていた荘さんの車に荷物を積んで、桃園国際空港に向かい、11:53到着する。出発ラウンジの免税店で買物をし、フードラウンジでお茶やビールを飲みながら水餃子を食べる。

 タマは中部空港行きのエアニッポン航空の搭乗口に向かい、残りの3人はD-6ゲートから日本アジア航空のEG-204便で成田に向かう。

 EG-204便は定刻より遅れて14:10に離陸したが成田到着はほぼ定刻の17:53であった。機内食はポチが牛肉と筍炒め、マダムとアツはシーフード付きの和風アントレ、どちらも蕎麦付きである。蕎麦のつけ汁が残っていたのでスチュアードに「蕎麦湯は無いか」と聞いてみたが、皆さんそうお聞きになりますと言われ、私が初めてではなかったと安心した。赤ワインを3本飲んでぐっすり眠り、気分爽快になった。

 到着ロビーでアツと分かれ、18:50発の立川行きリムジンバスで立川グランドホテルに20:35到着する。バスはほぼ満席状態で、この時間帯は何時も混雑するそうである。

 立川からJR中央線で国分寺駅に向かい、そこから21時発のバスに乗り、21:20帰宅する。


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