紅葉大周遊の旅
2007.10.10~12
志賀高原の熊の湯に2泊して錦秋の信濃路を見物
して歩きました。上高地は紅葉には早かったが、
天候に恵まれて、穂高連峰(前穂、奥穂、西穂)や
焼岳、神明岳の稜線がよく見えた。乗鞍は雪だった
が、途中のスカイラインの紅葉が良かった。
志賀高原は紅葉真っ盛りで、山は赤く染まり、
池には赤や黄色の紅葉が映っていた。
美ヶ原に登るビーナスラインの途中は
右も左も紅葉で、蓼科高原の白駒池の紅葉も見事
で、この秋の紅葉大周遊を楽しみました。
10月10日(火)晴 11,100歩
6:37発のバスで国分寺に向かい、国分寺から中央線を7:05立川で下車する。立川駅北口の集合時間は7:30、バスは7:40に出発して八王子で残りの客を乗せ、8:15に出発する。 ツアー客は22名、添乗は稲垣菜穂子さん、運転手は大倉さん、バスは大宮ナンバーで、0962である。
バスは八王子ICから中央自動車道を通り、途中の談合坂SAで8:55〜9:10、長野自動車道のみどり湖SAで10:40〜10:55トイレ休憩をする。八ヶ岳SAでは昼食のカツサンドを積み込む。松本ICで長野自動車道を下り、国道158号線を高山方面に向かい、松本電鉄新島々駅前を通り、坂巻温泉の白煙を左に見て新釜トンネルを通って上高地に入ると、先ずは焼岳が迎えてくれた
12:20大正池ホテル前の駐車場に到着する。焼岳からは白い噴煙が立ち昇り、風で消えてはまた立ちのぼる。大正池の川床に下りると、穂高連峰がくっきりとした稜線を見せている。焼岳から穂高までを一望に見ながら川床で弁当を食べる。
大正池から木道を歩いて田代池に13:15到着する。右手の山腹にはちらほらと紅葉が見られる。自然研究路を田代橋まで歩き、川を渡って山際の道を河童橋まで歩く。田代橋の手前で帝国ホテルの赤い屋根を右手に見、ウエストン・レリーフは13:45に通過する。
合羽橋の畔、白樺ホテルの前のケショウ柳の大木は健在で、大勢の観光客を見守っていた。合羽橋の上から五千尺ホテルの辺りは観光客で大混雑である。橋の上やビューポイントでは写真を撮る為に立ち止まり、大渋滞である。ビジターセンター前のベンチに座って穂高連峰の山並みを存分に楽しむ。バスターミナルまで木立の中を歩き、14:20到着する。
バスターミナルを14:45に出発したバスは、来た道を引き返し、松本ICから長野自動車道に乗り、梓川SAで16:20から15分程トイレ休憩をする。更埴JCSからは上信越自動車道になり、長野市の東側を回り込むようにして北上する。17:15頃には車窓の左手に夕焼けした白馬三山や妙高の山々が奇麗だった。
17:25には信州中野ICで上信越自動車道を下り、暗くなった国道292号線を北上し、18:10志賀高原、熊の湯温泉のホテル一望閣に到着する。
先ずは天然硫黄泉の大浴場で汗を流し、19時から夕食をする。
夕食のメニュー:信州蕎麦、しゃぶしゃぶ、ハムサラダ、山菜の煮物、おすまし、漬物。ビールと地酒、志賀のしずくのぬる燗。
食後は売店で巨峰のレーズンを買い、それを食べながら喫茶<スノースモーク>でマダムはコーヒー、ポチは地ワインを頂き、添乗員の稲垣さんと山の話しに花が咲く。稲垣さんは職業柄か、山のことに詳しい。
10月11日(水)曇 乗鞍—雨 6,500歩
マダムは朝風呂に入ったようだ。6:30から30分程ホテルの周りの紅葉を眺めながら散歩する。部屋から見えた笠ヶ岳2,075mの登り口まで行く。ホテルは標高1,690mだから足下が良ければ登れそうである。
7時から食事をして、8時バスで出発する。今夜もこのホテルに泊まるので、持ち物はわずかである。8:15蓮池に到着し、紅葉が見頃の池の周りを散策する。池に映った紅葉が奇麗だ。
バスは志賀高原を下り、乗鞍高原に向かう。昨日通ってきた道を軽井沢の入口まで行き、釜トンネルの手前を左に折れ、安房トンネル、平湯を経て平湯峠から乗鞍スカイラインを乗鞍岳に向かい、13:05に到着する。途中長野自動車道の梓川SAで9:55から15分トイレ休憩、アルプス街道平湯レストランで11:25から12:20までおやき、梅むすび、ビール、コーヒーの昼食をする。
乗鞍スカイラインは昨日の雪で通行が危ぶまれたが、車窓の左右に綺麗な紅葉が見えていたが、鶴ヶ池の手前辺りから雨となる。乗鞍岳畳平の駐車場は標高2,702mで、気温は6℃。傘をさして魔王岳(2,764m)に登る。一面雪景色の中に辺りの山々がうっすらと浮き上がっていた。畳平に下りて、乗鞍山荘のストーブの前でお汁粉とビールを頂き、温まる。
下りはスーパー林道を通ったが、この道の紅葉も見事だった。国道158号線から昨日と同じ道を通り、梓川SAで16:10カラ15 分トイレ休憩をする。車窓から見える風景はだんだん夕暮れになり、空や雲、山を黄色から茜色に染め、オーロラのようだった。ホテル一望閣到着は5:55、辺りは真っ暗だ。
休む暇もなく6:15から、鉄板焼き、シメジの煮物、魚のあんかけ、ソーメン、漬物の夕食を赤ワインで頂く。食後ゆっくり露天風呂に漬かる。
10月12日(木)晴 10,800歩
6:20からホテルの辺りの朝日に照らされた紅葉を楽しむ。秋晴れで空気が冷たく、気持ちがいい。7時から朝食をし、8時にホテルを出発する。秋晴れの志賀高原は気持ちがいい。紅葉が太陽の光で輝いている。3往復目の道を下り、馬刺の里ビアンデで昼食のおにぎり弁当を積み込む。そこからすぐの所にある信州中野ICから上信越自動車道に入り、長野自動車道のみどり湖SAで10:05から10分間トイレ休憩をする。途中の左側の車窓から松本城が一瞬であったが小さく見えた。
バスは岡谷ICで一般道に下り、国道142号線から中山道に入り、和田峠(10:40、気温18℃)を超えて11:25美ヶ原高原に到着する。
駐車場から美ヶ原のシンボル、美しの塔まで歩く。天気がいいので360度のパノラマが見事で、北アルプスの槍が岳をはじめ、車山、浅間、蓼科山、八ヶ岳などが姿を見せ、はるか遠くに富士山も。レストランで牧場の牛乳、ブルーベリーパン、生ビール、コーヒーの昼食をする。
美ヶ原を12:25に出発し霧ヶ峰ビーナスラインの紅葉を楽しみ、13:20には車山の波打っているススキが見事だ。次いで白樺湖を左手に見て、諏訪湖に下り、蓼科高原に向かう。高原の紅葉は丁度見頃で、国道299号線の麦草峠(2,127m、気温16℃)を14:20に通過し、14:25蓼科ふれあい牧場に到着する。
駐車場から林の中の道を歩いて白駒池に出ると、水辺の紅葉は丁度見頃で、赤や黄色が池の水に映って素晴らしい景観である。岸辺のベンチでこの景色を眺めながら、ポチはビールを、マダムはお汁粉を楽しんでいると添乗の稲垣さんが通りかかり、呼び止めてお汁粉のお相手をしてもらう。売店のお兄さんに聞くと、この紅葉もそろそろ終わりだとか、よく見ると紅葉した先の方は昨日の霜でやられたらしい。
バスは来た道を諏訪市に向かって下り、諏訪ICから中央自動車道を一路東京に向かう。夕日に映える八ヶ岳の素晴らしい景観が3日間の紅葉の旅を締める。途中、双葉SAで17:05から15分、藤野SAで18:15から10分トイレ休憩し、八王子駅南口(19:00)乗客の一部を降ろし、19:30立川に到着する。 立川からJR中央線電車で国分寺へ向かい、そこからバスで20:30帰宅する。