マダムとポチの
札幌雪祭りと旭山動物園
2007.2.7〜2.10
札幌の雪祭りと旭山動物園に出かけました。 今年は雪が少なく、気温も高かったので雪像や氷像を制作する人は大変な苦労をされ、祭りの間作品を維持するのに苦心されたようです。 動物園では寒さに強い北極クマやアザラシのショウを見物し、ペンギンの散歩を楽しみました。 |
2月7日(水) 東京—晴 札幌—雪 21,100歩 6:30に自宅を出、6:38のバスで武蔵小金井駅に向かい6:55発の中央線快速電車に乗る。新宿で7:24発の山手線内回りの電車に乗り換え、品川で京浜急行に乗り換え、羽田空港に向かう。品川発は7:51、京急羽田空港着は8:45。 第一旅客ターミナルのJALカウンターで搭乗手続きをし、手荷物検査を受けて北ウイングのJCBラウンジでビールやコーヒー、クロワッサンを頂きながら搭乗を待つ。 日本航空JAL-1013便は定刻9:50出発のところ、千歳地方が雪のため到着便が遅れ、10:40の出発となる。11:15頃機内サービスで、スープやコーヒーを頂き、新千歳空港到着は11:55、小雪が降っていた。 空港から二階の連絡通路を通ってJR新千歳空港駅に向かい、12:19発の快速エアポート123号に乗車する。車内は満員で、やっと二人分の座席を確保することが出来た。私達より後から乗車した人達は札幌まで立ったままであった。 マダムは北広島市に住む友人宅を訪ねることになっており、空港駅から携帯電話で連絡を取り、12:39北広島駅で下車する。ポチは12:55札幌駅に到着し、雪の降る中、傘をさして全日空ホテルまで歩く。 ホテルのチェックインをして荷物を部屋に置き、傘とカメラを持って雪まつりの大通会場とすすきの会場を見物する。昨日まで暖かく、雪が無かったとのことで、雪像や氷像は融けかかっていたが、この雪と寒さで元気を取り戻した感じで、担当者達が懸命に融けかかった像の修復をしていた。雪は段々激しくなり、傘をさしても歩くのが大変になって来たので、大通りとすすきのを結ぶ地下街、ポールタウンや大通りの地下をテレビ塔まで歩けるオーロラタウンを見物する。地下の商店街は雪まつりの人出と私のような「雪宿り」の人が重なったせいか混雑しており、雪まつりの観光に訪れたおじさん、おばさんのリュック姿が目立った。 マダムは友人と久し振りのおしゃべりを楽しんでお昼の食事をご馳走になり、4時過ぎにホテルに到着する。ホテルのロビーで今夕札幌を案内して下さるEさんご夫婦とぱったり遭ったとのことで、ポチもロビーに降り、荷物を背負ったまま4人で出かけることとなった。 外は雪なのでホテルの傘を借りて、北2条、東4丁目にあるサッポロファクトリーまで10分程歩く。 サッポロファクトリーは日本のビール発祥の地に、ビール工場の建物や製造装置、煙突等が残されており、敷地の中にはビール工場からのレンガ造りの外見がそのまま残っており、複合商業施設として生まれ変わったもので、160程の店や施設がある日本最大級のモールである。土産物店や工房、ショッピング街、レストランなどを見物し、レンガ館1階の総レンガ造りトンネル型ビヤホール、ビヤケラー札幌開拓使で食事をする。日本初のビールの味を再現した「開拓使ビール」やオリジナルの地ビール等をソーセージやポテトフライ、海の幸の刺身、サラダ等札幌の味に舌鼓を打つ。サッポロ生ビールのハーフ&ハーフはこの地の風土とマッチし、新鮮で美味しかった。 食後、テレビ塔まで歩き、ライトアップされた雪像や氷像を見物する。オーロラタウンにある、Eさん行きつけの喫茶店、宮越屋コーヒー店が看板を下ろす直前に入って美味しいコーヒーをご馳走して頂く。 大通駅でEさんご夫婦と分かれ、明朝の出発が早いので、セブンイレブンで朝食用にカップラーメン等を買い求め、時計台を仰ぎ見ながら9:30ホテルに帰る。ホテルの窓から見える札幌市街の夜景は、雪で余計なものが隠され、奇麗だった。 2月8日(木)札幌—晴 旭川—雪 12,200歩 5:40起床。7:30にホテルを出るまでコーヒー、パン、カップヌードルなどで食事をする。今日は旭川のあさひやまどうぶつえんに行くため、センチュリーロイヤル・ホテルから出発するバスツアーに参加する。ホテル集合は8:15の予定であったが、しろくまライナー号のバスが来たのは8:40、バスは満員の客を乗せ、旭川に向けて出発する。バスは道央自動車道の砂川SAでトイレ休憩をし、11:35どうぶつえんの西門駐車場に到着する。砂川SAでは餡入りのジャガイモ団子を揚げた「じゃが丸」が珍しかったので、朝ご飯の追加のつもりで買い、同時に買い求めたカフェオレを飲みながらバスの中で食べる。 動物園の見物は11:35から15:00まで約3時間20分である。ペンギン館、アザラシ館、ホッキョクグマ館と先ずは寒さに強い元気な動物達を見物する。これらの動物達はもう一度ゆっくり見物することにする。オランウータン、チンパンジー、ライオン、サイ、キリンなどの熱帯性の動物達は隅っこの方で縮こまっていたり、しゃがみ込んで寒さをこらえている姿が痛々しい。雪が吹雪のようにひどくなって来たので、東門にある雪の村レストランに行ってみたが、大勢の客で溢れかえっており、レストランの入口も行列である。並んでいないカウンターで生ビールとクラムチャウダーを買い、ベンチに腰掛けて休憩する。 二回目のアザラシ館では、大きな身体のアザラシが透明な円筒水柱の中で巧みに身体をくねらせながら遊んでいるところを見物する。ペンギン館では4種類のペンギンを見物し、水中トンネルの中で空を飛んでいるように泳ぐペンギンの楽しそうな姿に見とれる。ほっきょくぐま館では水中を雄大に泳ぐクマの楽しそうな姿が印象的だった。14:30からペンギンの散歩が始まるとのことで散歩道の沿道に縄が張られ、14時頃から人垣が出来る。時刻になると10数羽のペンギン達が飼育係のお姉さんに先導されて、散歩道をよちよち歩いて来た。ペンギンは鳥の仲間だから歩くのは得意ではないのか、水中で飛んでいるように泳いでいる姿の方がかっこいい。 3:05に動物園を出発したバスは、往路と同じように砂川SAでトイレ休憩をし、18時過ぎに札幌市内に入り市内のホテルで夫々客を降ろし、私達はほぼ最後の札幌東急インで18:40下車する。すすきのを歩いてオークラビル3階でサントリーが経営するレストラン、煌(KIRA)に行ったら満員とのことで、同じビルの7階にあるレストラン、祭祭で今夕の食事をする。このレストランには足湯が着いたテーブルがあるとかで薦められたが、足湯に浸かってお酒を飲むと酔っぱらいそうなので断り、普通の席にする。生ビールを飲みながら、つぶ貝の刺身、ホタテのバター焼き、ほっけの塩焼き、じゃがいもバター、長芋の鉄板焼きなど、北海道の味覚に満足する。特につぶ貝とジャガバターは今回の旅で食べてみたかったので大満足である。 20時からすすきの会場の氷の祭典に展示してある100基余の氷像のライトアップをゆっくり見物する。今夜も時計台の前を通って21:30ホテルに到着する。21:30から1時間程、ホテルの26階にある展望レストランでシンガポールスリングやコーヒーを飲みながら札幌の夜景を楽しむ。 2月9日(金)晴—曇—雪 19,200歩 朝ゆっくり起きて、部屋でコーヒーを飲み、9時から雪まつりの大通会場の見物に出かける。9丁目の会場の出店で朝食の札幌ラーメンとお汁粉を注文し、雪の中のオープンカフェで頂く。会場を歩いていたら札幌市内の福住小学校4年3組の子供達と会い、雪まつりの感想などインタビューを受ける。記念に彼らと一緒に写真を撮り、帰宅するとすぐその写真を校長先生に送ってあげたが、驚いたことに担任の先生から返事がかえって来たのはほぼ2カ月後の4月になってからだった。 11丁目の国際広場では世界の国々の人達の彫像が展示されていたが、優勝は香港の作品だったようで、その作品の前で関係者が優勝旗を持って記念撮影をしていた。準優勝はタイ国だった。 12丁目は市民の広場で色々な市民団体が作品を展示していた。ここで大通会場の西側は終了である。引き返して西10丁目にある日水製薬札幌営業所を訪問し、同じビルの地下にある喫茶店で休憩する。 大通会場を東に向かって戻り、一昨日訪れたサッポロファクトリーに11:50到着する。地下一階の恵比寿亭でコーン入り札幌塩ラーメン、牛肉とピーマン炒め、生ビールの昼食をし、土産物店のこぶしやでお土産を買い、宅急便で自宅に届ける。土産物を自宅に宅急便で送るのは初めてのことであるが、今回は台湾旅行のお土産やマダムがバレンタインデーのプレゼントを買ったので、送ってもらった。その後、小物の装飾品などのお土産を売っている店を見物して13:50ホテルに帰る。 今朝ホテルを出るときフロントのボーイさんにお願いしておいた「生キャラメル」を販売している店の情報が届いていたので、JR札幌駅まで出かけて行ったが売り切れで、明日に期待する。歩いて北海道庁旧本庁舎の前庭の大きな雪だるまを見物し、一昨年はここで雪だるま造りをしたことを思い出す。 早めの夕食をする場所を探し、あぶり焼きの店、海への時計台前店に入る。イカソーメン、いくらの醤油浸け、アンコウの唐揚げ、カレイの煮付け、ホッキ貝の刺身、エボ鯛の一夜干し、大根のそぼろ煮、タラバカニの握り、葉ワサビなどで北の幸に満足する。 18:20から20時過ぎまで雪像のライトアップを楽しむ。今日は花金で人出が多く、路面もつるつるで滑りやすいので、足下に気をつけながらゆっくり見物する。 2月10日(土)札幌—晴—小雪 13,500歩 6:30に起きてゆっくり朝シャワーを浴び、8:10チェックアウトをして荷物を預ける。時計台前のCafé Dorでモーニングセットの朝食をし、大通会場5丁目のバス停からさとらんど行きのバスに乗る。8:50に出発したバスはJR札幌駅で満員の客を乗せ、昨年から新たに会場となった雪とふれあえる「さとらんど会場」に10:25到着する。この会場には大小32基の雪像が建ち並び、子どもから大人まで雪で遊んだり、雪にふれて体験する会場である。高校の生徒達が造った雪像もあったが、殆どのところは雪と遊ぶ子ども達の行列ができていた。ちなみに大通会場には大、中、小の雪像が163基、氷像が12基、すすきの会場には100基の氷像が立っているそうである。 会場からシャトルバスでイサム・ノグチの設計によるモエレ沼公園に向かう。ここは先日札幌を案内して下さったEさんご夫妻が推薦して下さったところで、広々とした公園でバスを降り立ったところから、メイン施設のガラスのピラミッドまで道に迷いそうである。 ガラスのピラミッド館に展示してあるイサム・ノグチの作品を見物し、ビデオを見ながら説明を聞く。貸しスノーシューを借りて公園内を歩き、標高62mの人工の山、モエレ山に登り札幌市街や360度のパノラマを楽しむ。ガラスのピラミッド館の入口の売店で生ビールとスープを飲みながら一休みする。 さとらんど会場発13:15のバスで札幌に戻り、13:55 JR札幌駅に到着する。駅の西コンコースにあるノースプレインファーム札幌店で念願の生キャラメルを買い求める。駅の地下レストラン街でスープカレーの店を探し、ぼるつで念願のスープカレーとハヤシライスの昼食をする。JR札幌駅から大通りまで地下鉄に乗り、15時から1時間程大通会場の雪像を見物する。 全日空ホテルの前から出発する新千歳空港行きのバスは16:20に出発し、18時に空港に到着する。搭乗手続きをして4階のJCBラウンジで搭乗までの間、生ビール、オレンジジュース、コーヒーなどを飲みながらソファーでゆったりと休憩する。 日本航空JAL-1032便は定刻より遅れて20:20に新千歳空港を出発し、21:37に羽田空港に到着した。機内は満席だったが、コーラ、スープを飲んで良く眠った。モノレール、山手線、中央線を乗り継ぎ、武蔵小金井からは深夜バスで11:45帰宅する。 |