気ままな台北の旅

2007.3.11〜3.15

    

 友人のKさん夫妻を誘って、台北と淡水を旅しました。安い切符だったので、夜遅く着き、早朝のホテル出発で、丸3日の旅でした。

 食べた料理の写真を見ると、その種類と量に我ながら驚いています。雨には会いませんでしたが、殆ど曇り空で、外は快適な気温でしたが、ホテルの部屋は寒く、エキストラ毛布のお世話になりました。

 

3月11日(日)東京—雨/曇 台北—小雨 4,200歩

 15:05JR上野駅でKさんご夫婦と待ち合わせ、15:23京成上野駅発の特急電車で成田空港に向かい、成田空港第2ターミナルビルに16:40到着する(13:58バスに乗る、14:16武蔵小金井発、14:58神田着、15:00神田発)。

 D-46カウンターで搭乗券をもらい、Cカウンターで搭乗手続きをしてスーツケースを預ける。出発までの時間、4階のそじ坊で生ビールのセットやホットケーキのセット、田舎栗ぜんざいを食べながら旅の安全を願って乾杯する。

 CI-105便、A-300は75ゲートから19:50に出発した。20:40頃機内食のサービスがあり、ポチはすき焼きライス、マダムはシーフードパスタ/グラタンを赤ワインで頂き、中華風サラダ、パンも美味しかった。名称の変わった台北の桃園国際機場到着は定刻より早い22:30。天候は小雨、気温15℃とのことである。到着待合室で送迎を頼んでいた荘さんが待っていて、ワゴン車で第一大飯店に向かい、12日の0時に到着する。

 ホテルのフロントに台北に住む友人のTさんからバナナ、オレンジ、レンブが届けられており、早速バナナを頂いて就寝する。

 

3月12日(月)小雨—曇  8,700歩

 6:25に起きてホテルの周りを散歩し、セブンイレブンで買物をする。

8:50から9:30まで地下のレストランでバイキング形式の朝食をする。目玉焼き2個、トースト1枚、キュウリ2枚、フルーツのリュウティン(柳丁)4切れ、この朝食メニューは3日間同じである。

 10時前にタクシーで友人のTさん宅を訪れ、10時過ぎに到着する。1年振りの訪問で、つもる話しをしていると友人のOさんがおいでになり、また初めからつもる話しとなる。マダムとKさんご夫妻は正月飾りの残っている仏壇や家の中をTさんの奥さんに案内してもらい、台湾の生活様式を見聞する。

  昼食を7人ですることとなり、敦化南路と復興南路の間にある東豊街にある広東料理の店、彭家園餐廳に2台のタクシーで向かう。

 昼食メニュー:海老の唐揚げ、豚スペアリブの甘煮、里芋と鴨肉の挟み焼、卵白で造った豆腐のホタテあんかけ、牛肉のカキ油炒め、大根の皮の炒め物、鶏の丸揚げ、からし菜のスープ、10年ものの紹興酒、前菜。

 

 食後、ぶらぶら歩いてTさんの奥さんに以前連れて行ってもらった手造りの民芸品店を訪れてお土産を買い、近くにある土産物店、新東洋を教えてもらい、Tさんご夫婦、Oさんとここで別れる。

 タクシーで廸化街(ディーホワチェ)に向かう。この街は古くから淡水河の水運によって開けた問屋街で、カラスミや干しアワビ、ドライフルーツ、花茶、昆布、スルメ、干し椎茸等の乾燥した食材や漢方薬等を店頭に山積みして量り売りをしている。同じような食材を販売している店が延々と続いている通りを見物する。

 タクシーで台大病院の前にある中華工芸館に向かい、台湾の文化、工芸品を見物する。16:30タクシーでホテルに帰り、休憩する。

 18:15ホテルを出て、林森北路の彭園湘菜館まで歩き、途中で新東陽に立ち寄り、18:50頃到着する。湖南料理のレストラン、彭園湘菜館での夕食は昼食と同じメンバーで、9時頃まで10年ものの紹興酒を酌み交わしながら歓談する。

 夕食メニュー:中華ハムと肉で造った煎餅の耳無しパンサンド、広東ダック、海老と豆苗、クラゲのピリ辛煮、鳩の照焼き、アヒルの肉炒めキャベツ包み、魚(アゴナシ)の煮物、広東ダックの骨とからし菜のスープ、ナツメ餡の焼き菓子、柳丁。

 

 林森北路を歩いて、お茶屋、天仁銘茶に立ち寄り、お茶を一服してホテルまで歩く。ホテル到着は21:45、10:30まで部屋で缶ビールやお茶を飲みながら4人でおしゃべりをする。

 

3月13日(火)曇 15,700歩

 4人で7時から1時間、行天宮まで散歩する。この廟は民権東路と松江路の角にあり、武将としては勿論、商売の神としても信仰の対象となっている関羽を祀っている。地元の人達に人気があり、参拝客が絶えない。廟の前の交差点の地下にある通称「占い横丁」は有名である。読経の声を聞きながら境内を歩いて見物する。

 9:00頼んでおいた荘さんのワゴン車でホテルを出発し、総統府の前を通って車中から総統府を見物する。次いで、様々な神々を祀る龍山寺、中正記念堂を見物し、10時からの衛兵の交代セレモニーを見物する。その後英霊を祀る忠烈祠で11時からの衛兵交代の儀式を見物し、故宮博物院で11:30ワゴン車を降りる。

 故宮博物院では先ず4階のレストラン富春居/三希堂でお茶を飲みながらエビ、フカヒレ、里芋、野菜が夫々入ったシュウマイ、ウスターソース味のあんこが入った饅頭等の点心を食べ、休憩する。その後、14:30までゆっくり見物し、売店に立ち寄ってお土産を買う。

 タクシーで双城街にある晴光市場の路地を見物し、切り干し大根入りの二重焼きや油ピーナツ、ビーズで出来たサンタのキーホールダー等を買い求めタクシーでホテルに帰る。

 17時、タクシーで世界一を誇るタイペイ101大樓に行き、89Fの室内展望台から360度のパノラマで台北市街を見渡す。この展望台のエレベーターはToshiba製で、5Fから89Fまで時速1,010 km、登りは37秒、下りは46秒で運転されている。夕暮れ時からネオンが点灯する時間を狙って出かけたが、展望台からは雲や霞で何にも見えない。しばらく待っていると雲が去ってその間から街のネオンが散見されたが、遠くの街並や景色は見えなかった。

 タクシーでホテルに帰り、フロントで近くの石鍋料理の店を紹介してもらい、南京東路を歩いてすぐの店、醤太郎を探しに出かける。 

 醤太郎はセルフサービスで、一人399NTで焼肉と石鍋料理が食べ放題の店である。席に座って周りを見回すと、地元の若い人達ばかりで、旅行客らしき客は見当たらない。注文を取りに来たお兄さんとの会話がもたもたしていると、見かねた隣の客がアドバイスしたり、注文を手伝ったりしてくれ、台湾の人の親切と心の暖かさをかいま見たようだ。それでも焼肉を焼く手際が悪かったのか、店員の19才だと言うお兄さんが付きっきりで焼いてくれた。この店員には感謝の気持ちでチップをあげようとしたが、なかなか受け取らず、先輩の店員のアドバイスでやっと受け取ってくれたが、代わりにビールを1本サービスしてくれた。周りのお嬢さん方が食べているのを見て、アイスクリームを焼いて食べたが、初めて食べた味は美味しかった。ヘチマと蛤のスープ、鰻、餅の炭火焼も初めてで珍しかった。

 9:50ホテルに帰って明日の予定をOさんと電話で打ち合わせ、10:50まで缶ビールやお茶を飲みながら4人でおしゃべりをする。

 

3月14日(水)晴 13,700歩

 朝起きると隣のビルに朝日が当たっており、今日は晴天を期待する。

9:00ホテルを出て南京東路を歩いてMRTの中山駅に向かい、20分で駅に着く。切符売り場でシンガポールからのアベックに切符の買い方を教えてもらい、ホームで待っていたOさんと落ち合う。淡水行きのMRTは20分程で終点の淡水駅に到着する。

 駅前のバス停からバスで紅毛城に向かう。バス代は一人20NT、バスは市街を通れないので、バイパスを通り、10:35到着する。紅毛城の入場は65才以上のシニアは証明書を見せると無料である。この城はスペイン人によって建てられ、オランダ人によって改修され、イギリス人に占領され、やっと台湾に戻ってきた300年の歴史を持つ。

 紅毛城から市街地を歩き、有名な魚丸スープの老舗、可口魚丸でカマボコを丸めたものの中に豚肉の入ったスープ、ツミレ汁を味わう。旧市街を散策して名物の鉄卵を買い、弓なりの美しい海岸線を眺める。

 飲茶のレストラン、京寳港式飲茶で12:25から1時間程昼食をする。

 メニュー:甘いたれで煮たエビとパイナップルのマヨネーズかけ、ブロッコリーのチキンスープがらめ、大根餅、エビ餃子、カニ餃子、ニラ餃子、エビと貝柱のシュウマイ風と台湾ビール。

 

 淡水駅からMRTで3駅目、關渡駅でMRTを降り、歩いて關渡宮に向かい、14:20到着する。淡水河を見下ろす關渡宮には海運、軍事、経済などの神々が祀られているが、本尊は馬祖で、旅の安全をつかさどる女神様である。境内は広く、階段が多いので食後の運動になる。正月の飾りや展示物が残っており、正月気分になる。

 關渡宮から駅までタクシーで帰り、MRTで中山駅に向かい、ここでOさんと別れる。駅前の新光三越デパートと晶華ホテルの地下にあるDFSで土産物を買い、タクシーでホテルに帰る(16:15)。

 17:30頃Tさんご夫婦がお土産をどっさり持ってホテルにおいでになり、毎度のことながら恐縮する。Oさんからも高価なお土産をいただいた。しばらく歓談してタクシーで台湾料理のレストラン、青葉に向かい、18:10から20:45までOさんも加わって7人で夕食をする。

 メニュー:豚の角煮、カラスミ、アヒルの足裏の千切り炒め、牡蠣、ネギ、もやし、春菊と芋の粉のお好み焼き風、切り干し大根のオムレツ、イカ団子、芋の葉の炒め物、ビーフン、蛤のスープ、緑豆ともち粉の団子入りお汁粉、10年ものの紹興酒。

 

  林森北路のネオン街を散歩し、ホテルに帰って残り物の果物やお菓子を食べ、ビールやお茶を飲みながら10:30頃まで反省会をする。

 

3月15日(木)曇 4,300歩

 5時のモーニングコールで目が覚める。フロントで用意して頂いた朝食の弁当をもらい、6:30迎えに来た荘さんのワゴン車で桃園国際機場に向かい、道路が空いていたせいもあって7時に到着する。

 チャイナエアラインの搭乗手続きは簡単で、パスポートを機械に通すだけで搭乗券が発行される仕組みである。隣のカウンターでスーツケースを預け、出国手続きを済ませ、搭乗時間まで出国待合室で最後の台湾ビールやホットモカを飲んだり、DFSを見物したり、歓談する。

 中華航空CI-100便、成田行き747-400型機は9:40にD-4の搭乗口を離れ、順調なフライトで成田空港に13:05着陸した。機内食の豚肉ライスやチキンパスタを赤ワインで頂き、仕上げにウイスキーの水割りを飲んでひたすら眠り、目が覚めたら成田空港直前であった。

 成田空港からは、14:06発の京成特急を日暮里でJRに乗り換え、東京駅を経由して青梅特快を国分寺で下車する。Kさんご夫婦はそのままJRで帰宅され、私達は16:40発のバスで17時帰宅する。


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