大人の休日倶楽部1,446km

JRで廻る紅葉と夕日の旅

2005.11.6〜11.8

    

 3日間通用の大人の休日倶楽部パスを使って、

南関東の紅葉を楽しみました。猪苗代に1泊し、

新潟を見物して瀬波温泉に泊まり、海岸から日本

海の夕日を見ましたが、天候に恵まれず、残念で

した。羽越線経由で、酒田の街を見物し、秋田か

ら新幹線で帰りましたが、強風のため列車が遅れ、

深夜帰宅となりました。

 JR羽越線事故の前兆だったでしょうか。


116日(日)晴雨 12,800

 410に起きて、530家を出、国分寺まで歩く。国分寺発618の中央線を神田で乗り換え、上野着7時。上野発730のフレッシュひたち5号は水戸に848に到着する。水戸発923の水郡線で袋田に向かい、1032到着。駅前で待っていたバスで袋田の滝に1048到着する。

 11001220 袋田の滝見物。さすがに日本の三名瀑だけあって、水量の少ないこの時期でも、四段の滝が水量豊かに目前に迫り、迫力満点である。展望所から下りて、橋を渡りながら滝を見上げ、高松宮展望台で味噌おでん、ビール、珈琲を飲みながら滝を見物する。バス停近くのドライブイン・中島で昼食。鮎の塩焼き、里芋の串焼き、山菜そば。(日本三名瀑:那智の滝、華厳の滝、袋田の滝)

 1320 バスでJR袋田駅に到着。電車までの時間、橋まで歩いて町中を見物する。紅葉にはまだ早い。

 1425発の水郡線で1626郡山着。1652発の磐越西線で猪苗代駅に1739到着する。郡山駅で日が暮れ、雨が降り出す。

 待っていたホテルの送迎車ではやま温泉・猪苗代観光ホテルに18時到着する。部屋は625号室。風呂に入って1850から1階のレストランで夕食。

 

117日(月)猪苗代みぞれ 新潟晴 村上曇 4,700

  今朝は電車が早いので、530起床、6時から風呂に入り、640から710まで2階のレストランで和食の食事をする。715に頼んでおいたタクシーでJR猪苗代駅に向かい、10分程で到着する。起きた時は霙混じりの大雨だったが、ホテルを出る時は止んでおり、辺りの紅葉が奇麗だった。

 猪苗代発736の磐越西線で会津若松に807到着する。この区間は紅葉の中を列車が走っており、左右の窓から見える景色が奇麗だ。会津若松の一つ手前、広田駅辺りからは日が射してきて、雨に洗われた紅葉が朝日で輝く。郡山から新津までの磐越西線は「森と水とロマンの鉄道」と言われるだけあって、これからの景色も楽しみである。

 会津若松では3分の乗り換え時間で、向かい側のホームに待っていた810発の新津行き列車に乗り換える。この列車は、野沢駅29分、徳沢駅10分、津川駅8分と長い停車時間を経て、終点新津駅には1124に到着した。窓からの風景もすっかり秋が深まった感じで、雪つり等冬支度が始まっていた。新津から新潟までは信越本線である。長岡発吉田行きの列車に新津から乗車し、1155に新潟駅に到着する。

 駅前の観光案内所で市内観光バスの情報を聞くと、運良く12時発の市内循環、白山公園先回りのバスドカベン号が発車直前であり、荷物をロッカーに預けて乗車する。ドカベン号は駅前大通りから万代橋を通り、白山公園、水族館、歴史博物館、朱鷺メッセなど市内の主要な観光スポットを廻り、1300駅前に着くまで市内を案内してくれた。

 次の電車に乗るまで時間がわずかだったので、駅中のデリでサンドイッチとコーヒーの軽い食事をする。

 羽越本線下り新潟発1327、村上行き電車を終点の村上駅で1448下車する。待っていたホテルの送迎車で瀬波温泉、ホテル瀬波観光に向かい、1510到着する。このホテルは日本海に沈む夕日が売り物で、全室海側の部屋になっており、212号の和室から眼下に海浜や堤防、白い波頭を見せる日本海があった。今回の旅の目的も、この夕日であったが、新潟の晴天に反して雲が厚く、今にも雨が来そうな空模様である。

 1550から海岸に出て、夕日を期待したが、雲の合間からちらちらと太陽が見えるものの、水平線に近づくと雲に遮られて、見えなくなり、空や雲も赤く染まらない。その内雨が落ちてきたので、1640ホテルに引き上げる。僅かでも夕日らしきものが顔を出してくれたのだから良しとするか。

 1830から1940まで部屋で、海の幸満載の夕食である。鴨の薫製、生ダコ、いくら、塩引鮭、刺身、氷頭なます、かに、エビと野菜のサラダ、ノッペイ汁、すき焼き、茶碗蒸し、蒸し寿司、漬物。

 ポチは食前にマダムは食後に大浴場と露天風呂に入る。展望露天風呂は風が強く、寒い。

 

118日(火)晴 5,600

  マダムは早起きして、山の上の朝日や朝焼けの空をカメラで撮る。朝食は8時からバイキング形式で、パンとコーヒー。シジミのみそ汁もおいしかった。

 945ホテルの車で村上駅まで送ってもらう。村上駅始発1017の羽越本線で酒田に1247到着する。村上駅を出てしばらくは車窓の左手に日本海の険しい海岸線が続き、その後庄内平野の田園地帯となる。

 酒田駅に降りると、強風で、のんびり見物する雰囲気ではない。市内循環の「るんるんバス」で本町通りに向かい、本間家旧本邸や旧鐙屋を見物する。いずれも江戸時代の名家で、本間家は武家屋敷として、鐙屋は廻船問屋としての面影を残している。

 風が強く、レストランを探すのも大変だったので、駅前のうどん屋で暖かいうどんを食べる。駅に戻ってみると、秋田行きの列車は相当遅れているらしい。構内放送によると、新潟で事故があったらしい。

 秋田行きの特急いなほ5号は定刻1451のところ、約50分遅れて1547に酒田駅を発車したが、途中強風でのろのろ運転や停車を繰り返し、結局秋田駅に1910の到着となった。

 秋田から東京に向かう最終の新幹線、こまち34号は秋田発1906 であったが、こちらは雪のため折り返しの車両が遅れ、秋田駅では駅員の誘導で、ホームを小走りに走ってやっと座席にたどり着く。列車が車両の点検をしている間に、夕食の駅弁や缶ビール、コーヒーをホームの売店で買い求める。

 結局こまち34号は1922に秋田駅を出発し、2316東京駅に到着した。途中で雪のため下り列車を待つこともあったが、途中で遅れを取り戻し、8分程の遅れとなった。

 2326東京駅発の中央線を武蔵小金井で下車し、タクシーで040帰宅する。


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