気軽に台北&淡水の旅

2006.6.186.21

    

 仲間の現役引退を祝って、悪童6人が台湾の旅をしました。コンダクター、ガイド、解説者、カメラマン、買物係など、多士済々でしたが、現役を引退した主役は都合により不参加となり、主役不在の旅となりました。

 しかし、おじさん達は楽しく飲、食、観、買物をし、また訪台しよう、という反省の言葉で締めくくりました。


618日(日)東京雨 台北晴 7,900

 12:15成田空港第2ターミナルビルの3I(アイ)カウンターで今回旅する6人が集合することになり、8:38のバスで武蔵小金井に行く。小金井発9:01の中央線、神田から上野までの山手線はいずれも順調で、9:50 JR上野駅に到着する。いつものことながら、中央線電車の遅れを見込んで、30分早く家を出たが、今日は生憎順調で、京成電車の時間までたっぷり時間待ちをする。

 10:37京成上野発、特急成田空港行きは順調なダイヤで運行し、11:52空港第2ビルに到着する。同じ電車に日暮里駅から乗車する予定だったKさんとは電車の中で会えず、待ち合わせ場所で落ち合う。Kさんの到着を待ってI48カウンターで航空券を受け取り、C−カウンターで搭乗手続きをする。

 出発までの時間、4階のそじ坊で生ビールのセットや蕎麦で旅の安全を願って乾杯する。

 CI-0017便、ボーイング747-400A-91ゲートを14:30に出発し、14:50に離陸した。この便はホノルルから台北行きで、座席はほぼ満席である。離陸後お手拭きやスナックのサービスは無く、食事のメニューもない。入国カードが配られ、次いで食事となり、肉料理を選び、赤ワインで頂き、食後はアサヒの缶ビールを頂く。

 台北の中正国際機場到着はほぼ定刻の16:50、日本との時差1時間。天候は晴、気温28℃とのこと、外はまだ明るい。到着待合室では今回の現地ガイド、陳さんが待っていて、ツアー客33名が揃うのを待つ。

 バスの中で陳さんの台湾&台北のガイドや旅のスケジュール、注意事項を聞きながら台北市内に向かう。18:30南京東路二段と建国北路の角にある台湾料理のレストラン、梅子餐廳に到着する。夕食は丸テーブルを我々6名と東大宮から来られたご夫婦の8名で囲み、台湾料理を台湾ビールと紹興酒で頂く。

 レストランからわずか5分程で今夜からの宿、第一大飯店に到着する。自由時間に台北を案内してくださる羅さんとロビーで会い、お土産などプレセントの交換をする。羅さんは日本に留学し、今は台北で会社を経営するキャリアウーマンで、日本の歌謡曲をCDで発売するなど幅広い活動をしている企業家である。

 荷物を部屋に置くと、先ずは今夜の飲物を求めてホテルの付近を探索する。交差点の斜め前にセブンイレブンを見つけ、台湾ビールなどを買い、608号室でW杯日本クロアチア戦が終わるまでおしゃべりをする。

 

619日(月)曇 時々にわか雨 2634℃ 9,200

 地下のレストランで7時からバイキング形式の朝食をする。

 830バスでホテルを出発し、総統府の前を通って車中から総統府を見物する。午前中は様々な神々を祀る龍山寺中正記念堂を見物し、土産物屋、金龍に立ち寄り、忠孝東路四段の鼎泰豊忠孝店で小龍包と上海式点心の昼食をする。

 午後は先ず故宮博物院を見物し、英霊を祀る忠烈祠で雨の中の衛兵交代の儀式を見物する。衛兵の交代儀式は何回も見たが、雨の中で相合い傘で交代するところを見たのは初めてである。ホテルへの帰途免税店、昇恒昌Ever Rich)に立ち寄り、1645ホテルに帰着する。

5:30バスで台湾茶の販売店、鐵木真に向かい、茶藝館を見物させられた後、3階のレストランでBBQの夕食をする。

 食後、グループ6人が2台のタクシーで双城街にある晴光市場の路地を見物し、ホテルに帰り、買って来たバナナ、マンゴー、鉄卵などをつまみに、ビールや紹興酒、白酒などで10:30頃までおしゃべりをする。

 

620日(火)晴 2634℃ 9,800

 8:30バスで淡水に向けて出発する。途中で淡水河を見下ろす關渡宮に立ち寄る。ここは海運、軍事、経済などの神々が祀られているが、本尊は馬祖で、旅の安全をつかさどる女神様である。

 淡水ではスペイン人によって建てられ、オランダ人によって改修され、イギリス人によって占領され、やっと台湾に戻ってきた、300年の歴史を持つ紅毛城を見物し、旧市街を散策して名物の鉄卵を買う。弓なりの美しい海岸線を眺め、可口魚丸の二階でカマボコを丸めたものや、その中に豚肉の入ったスープ、ツミレ汁を味わう。

 台北の街に戻って、石鍋料理の石鍋が温まるまで土産物屋をうろつき、レストラン新永楽で石鍋料理の昼食をする。食後は茶藝館、點水樓や晶華酒店の地下にある免税店に立ち寄り、15:35ホテルに帰る。

 今日はこれから自由行動である。我々6人を案内して下さる羅さんがレンタカーを用意してホテルのロビーで待っていて下さっていた。彼女の案内で、世界一を誇るタイペイ101大樓87F、室内展望台から360度のパノラマで台北市街を見渡す。この展望台のエレベーターはToshiba製で、5Fから89Fまで時速1,010 km、登りは37秒、下りは46秒で運転されている。次いで、廸化街(ディーホワチェ)の市場で、食材や漢方薬材を見物する。さすがに医食同源といわれるだけあって、乾燥した食材や花茶、漢方薬などが混在し、カレーの臭いが海産物の臭いと混ざって、何とも言えない臭いである。

 今日の夕食は華西街観光夜市の中にあるレストラン、台南担仔麺で海鮮料理を羅さんの会社の方々と総勢12人程で会食する。レストランの前の鮮魚店の水槽で生きているエビ、カニ、シャコなどを選び、料理してもらう。中でも生の筍は珍しく、美味しかった。

 食後は華西街の夜市をゆっくり見物し、9時にホテルに到着する。

ホテルのフロントには台中のSさんからマンゴー、高山茶などの贈物が届いていた。また、羅さんからも台湾茶、カラスミなど台湾の名産をお土産に頂く。

今夜も例によって11時頃まで酒盛りと歓談が続く。

 

621日(水)晴 3529

 10時の出発までの時間を利用して、古くからの友人であるTさん宅を敦化南路の自宅に訪ねる。お茶と台湾流の朝ご飯を頂き、9時過ぎにホテルに帰ってくる。

 ホテルを10時に出発したバスは、土産物屋と免税店に寄って中正空港に向かい、1230到着する。搭乗手続きに次いで、出国手続きを済ませ、搭乗時間まで出国待合室で最後の台湾ビールを飲みながら歓談する。

 中華航空CI-018便、成田経由ホノルル行き747-400型機はD-1の搭乗口を離れ、1440離陸して順調なフライトで成田空港に1832着陸した。

 成田空港からは、Kさんと所沢行きのバスで、2000発、所沢駅東口着2155。西武新宿線の電車を小平で下車し、タクシーで10時半帰宅する。


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