10月14日(金)晴 6,900歩
6:57発の府中病院行きのバスを国分寺駅南口で降り、国分寺発7:19の中央特快高尾行きを7:40八王子で下車する。間もなく本日ご一緒するKさんご夫妻とホームで会い、8:03発 特急あずさ3号の10号車に乗車する。車内はJTBの団体客などで混んでいたが、JTBの団体さんは塩尻駅で、その他の客も松本駅までに殆ど下車する。蒲原さんに頂いた缶ビールとおつまみ、車内販売で買ったコーヒーを飲んでいると、松本駅に到着する。
松本駅から大糸線で安曇野をゆく。穂高駅辺りから北アルプスの山々も姿を現す。白馬駅に到着する寸前では白馬山も見えて来た。
今年4回目の栂池訪問で、初めて天候に恵まれ、車窓から北アルプスが見えた。今日は景色が期待出来そうだ。
白馬駅到着は11:25、駅には山小屋のオーナー、府川さんが車で迎えにきて下さっていた。白馬駅から蓮華温泉に向かう途中で、松川に架かる橋の上のビューポイントで白馬三山の素晴らしい眺めを観賞する(11:45)。
蓮華温泉は国道148号線を北上し、大糸線の平岩駅の辺りから山道に入り、上杉謙信が発見したと言われる、新潟県糸魚川市の標高1,475mにある秘湯である。白馬北三山、白馬岳、朝日岳、雪倉岳への登山口にある一軒宿の温泉である。
12:20から温泉への山道の途中にある蕎麦屋兼民族資料館でそばを食べる。そばの味は別にして、テーブルに出してあったアサツキの根は珍しい。そのまま食べたり、そばと共に食べるのだそうである。蕎麦屋から50分程登り、蓮華温泉のゲートの着く。
内風呂のあるロッジの横の道を登って行くと、三国の湯、黄金の湯が道端にあり、美しい紅葉を眺められる仙気の湯、その上の方の岩の間から湯気が吹き出している薬師の湯がある。男性3人は仙気の湯に、女性は薬師の湯に入る。この辺りはナナカマドの赤がまだ残っており黄金色や緑と共にきれいだ。朝日岳、雪倉岳が眼前に美しい姿を見せていた。
栂池への帰り道で、国道沿いにある「道の駅小谷」に立ち寄り、地元の野菜などを買い、今日の宿、ビュー栗田に16時に着く。夕食の時間までおばさん達は「きよしのズンドコ節」でお腹を減らす。
19時から21時まで府川さん親子と7名で賑やかに、豪華な夕食である。メニュー:柿をくりぬいた中に柿と大根おろしの入った酢の物、コンニャクのごま和え、舞茸、マコモ茸・厚揚の煮物、鰆の塩焼き、刺身、ごま豆腐、キノコ汁、キノコのパイ包み、お焼き、栗ごはん、デザートはババロア。
9:15娘が金沢から到着し、風呂に入って残してもらっていた食事をする。娘は明朝暗い内に金沢に帰る。
10月15日(土)雨/曇 11,200歩
5:30に起きて6時に出発する娘を見送り、散歩に出かけたが、バス停まで行くと雨が降って来たので、あわてて引き返す。
7時半から和洋折衷の豪華な朝食をし、9時にビュー栗田で傘を借り、歩いて5分程の「麓の山小屋」に移動する。
10時頃雨も小降りになったので、Kさんご夫妻と塩の道を歩く。糸魚川から松本まで約30里、130kmを千国街道とも、塩の道とも呼ばれている。このうち百体観音から千国番所跡まで歩き、11:50に到着する。私を除く3人は千国の庄史料館を見学し、私は念願の小谷名物、大根の唐辛子漬けでビールを頂く。
12:28に通る村営バスに乗り、栂池バス停で降りると、長野から高速バスで到着したSさん、Yさんご夫妻が待っており、一緒に麓の山小屋まで歩く。お茶とお菓子で一服し、歩いて数分の所にある、そば処ふるさとで昼食のそばを食べていると、Tさん母娘が車で到着する。昼食後は蕎麦屋の前にある元湯栂の森温泉でのんびりする。
18時頃KJさんが白馬駅に到着したとの電話があり、オーナーの運転する車で迎えに行く。今回は現地集合だったが、これで全員が揃い、いよいよ夕食である。
19時からの夕食はご馳走が一杯で、皆さんで食べて飲んで、食堂を引き上げてから2階の部屋で23時頃まで話が弾む。温泉に入っていないKJさんは8時半から10時まで元湯栂の森温泉に行く。
夕食のメニュー:うる菜と山芋の酢の物、朴葉焼、鰆の南蛮漬け、夕顔の煮物、つる菜、さつま芋の天ぷら。舞茸の天ぷら、牡蠣もどきフライ&チーズフライ、ごぼうの唐揚げ、 れんこんのタタキ、カラスミ、栗ごはん、夕顔の吸い物、野沢菜漬け、小谷漬けなど。
10月16日(日)曇/晴 15,800歩
6時に起きた時は曇っていたが、だんだん晴れて来た。7時半から朝食をして、8:30山小屋を出る。
栂池高原駅からゴンドラに乗り、途中でロープウェーに乗り換えて約30分で標高1,829mの栂池自然園駅に到着する。気温は9℃。ビジターセンターまで歩き、9:50自然園の入口から自由行動である。自然園は曇ったり晴れ間が出たりだが、遠くの山はなかなか姿を現さない。11:30分展望湿原に到着する。ここから晴れていれば目前に白馬山が見えるはずだが雲と霧で真っ白いだけである。引き返してビジターセンターに12:45帰り、横の栂池ヒュッテで昼食をする。Tさん母娘がしばらくして帰ってくる。
帰りは8名が14:30に、3名が15時に山小屋へ帰る。
Yさんご夫婦とKJさんは15:40の特急バスで長野経由で帰宅することになり、バス停まで見送る。
今日の夕食は8月にも訪れたことのある山里の家庭料理店、家族に行くことになり、オーナーと奥さんの運転する車に分乗して国道沿いの道の駅小谷に立ち寄って買物をし、17:20到着する。
家族の主人である郁代さんは私達のことを覚えてくれていて、歓迎してくれた。料理もおいしかったが、サービスだといって栓を抜いて頂いた手造りの山ぶんどのワインは残り数本という貴重品とのこと、感激した。手造りの唐辛子味噌も前回味見して美味しかったので、お土産に皆さんが買うこととなった。
夕食のメニュー:茄子・ニンジンの味噌煮、塩辛、バイ貝、平茸の煮物、夕顔のあんかけ、春菊のごま和え、イカソーメン、山クラゲ、ひじき、キノコ汁、天然舞茸・ミョウガ・ブナハリ茸の天ぷら、野菜の酢和え。ご飯もあったが食べきれない。
8時に迎えに来てくれた山小屋のオーナー夫妻の車で麓の山小屋に帰り、10時半頃まで風呂に入ったり、ビールを飲み直したり、おしゃべりをしたり、それぞれ幸せな時を過ごす。
10月17日(月)晴 6,500歩 (東京—土砂降り)
6時前、「山が焼けている」というオーナーの声で外に出てみると、白馬三山や鹿島槍が朝日で赤く染まっていた。そのうち五竜岳も見えて来た。しかし白馬岳はなかなか姿を現さない。場所を変えたりしてしばらく見ていたが、どの山も雲に隠れて行った。
8時から食事をし、Sさん、Kさん、と我々6人は山小屋のオーナーに送ってもらい白馬のゴンドラ乗り場、八方駅に向かう。Tさん母娘は自分たちの車を運転して跡を追う。途中、松川に架かる橋のビューポイントで白馬三山がきれいに見えたので、カメラに収める。八方駅に9:20に着き、荷物をロッカーに預けゴンドラリフト「アダム」に8分、アルペン・クワッドリフトに7分、グラート・クワッドリフと5分乗り、9:55八方池山荘に到着する。これから自由行動で、それぞれ好きな時間に帰ることとなる。
辺りは霧で白馬三山を始め、何も見えないが、団体の人達は尾根歩きに出発したので、我々もおそるおそる出発する。しかし、何処まで行っても景色は良くなりそうにない。11:05に第2ケルンに着いたが、今後も天候は期待出来そうにないので、引き返して八方池山荘に11:30帰ってくる。ここでSさんご夫婦と会い、Kさんご夫婦と我々6名で野沢菜やぜんざいなどを食べながらしばらく休憩する。
帰りの途中、「アダム」に乗る駅、兎平の丘でパラグライダーの飛び上がるところを見物する。
八方駅到着は12:53、気温15.6℃。タクシ−2台に分乗し、JR
白馬駅に向かう。Sさんご夫婦は14:55発の長野行き特急バスに乗るとのこと、1時間程待つことになる。Kさんご夫婦と我々は13:37発のあずさ24号新宿行きがすぐあり、切符を買ってホームに出る。立川まで良く眠ったようで、寝顔を証拠写真に撮られたらしい。
立川着は17:09、ここでKさんご夫婦と別れ、中央線に乗り換えて国分寺で下車する。国分寺から京王バスで17時半帰宅する。