カナダ会の友人達と
プライベイトツアー・台北


2005.4.1618

 カナダ会の友人8名で台北を旅しました。

中国を旅する予定の日本人旅行客が、台湾

に流れてきたとかで、街や店は日本人で溢

れていました。

 私達は台北101の展望台から台北市街を

眺め、台北市に住む友人宅を訪問し、市内

の観光をし、市場や夜市を見物しました。

 勿論美味しい料理を食べ、お土産も沢山

買いました。


416日(土)東京晴 台北2628℃ 12,800

 国分寺発610の成田エクスプレス3号に乗るため、525に家を出る。国分寺駅到着は6002号車に座ると、今回ご一緒するTさん母娘も同じ電車の3号車に乗られており、ご挨拶をする。この電車は東京駅で大船から来た電車に接続し、東京駅を出ると成田空港第二ターミナル駅までノンストップで、752に到着する。

 この時間は出発客で混雑する時間らしく、空港内は何処も人で溢れそうである。I-アイランドの前で同行のSさん、Yさんご夫婦と会い、航空券の引換証を受け取り、団体受付のMカウンターで搭乗手続きをする。

 出国手続きと手荷物検査を済ませてA-66ゲートに向かう。

 日本アジア航空EQ 201便、台北行B-747型機は1026に離陸し、富士山を右手に見て台北に向かった。フライトは順調で、先ずは23g入りのおつまみでビールを頂き、機内食は豚肉の生姜焼きとメンチカツで、どちらも美味しく、赤ワインを飲みながら奇麗に平らげる。今回もグローバル機能付きの携帯電話を持参したので、機内でエリア設定を台湾にする。

 台北の中正国際空港到着は1230、日本との時差は1時間で、3時間のフライトであった。第一ターミナルB5ゲートより入国する。

 入国手続きと税関を通過して、到着ロビーで黄色いベストが目印のガイド、張さんを見つけ、待っていたバスに乗る。47人乗りの大型バスに、我々8名とガイド,運転手の10名で今日一日観光するのは,いかにも贅沢で、何だか勿体ない気分である。

 中正国際空港から台北市街までは約1時間、1400台湾元(NT)への両替を兼ねて松江路の大山茶芸館に立ち寄り(1万円=2,845NT)、お茶とお茶菓子を頂き、お土産を勧められる。

 次いで台大病院の向かいにある中華工芸館を訪れ、245から330まで台湾の工芸品等この国の文化を見物する。ここは公営の土産物店で、地下1階から地上3階まで宝飾品、陶器、掛軸等の工芸品を展示販売している。

 新しい台湾の顔となった台北101は世界最高層を誇る508mのスカイスクレバーで、地下1階から地上4階まではショッピングモールや食堂である。89階が展望フロアになっており、5階からエレベーターで39秒で一気に上る。幸い待ち時間もなく、展望階から360度のダイナミックな台北市街や淡水河等の景観を楽しむ。

 1650から敦化南路にある友人のTさん宅を訪問し、台湾の邸宅を見聞する。この邸宅にはTさんご夫婦とTさんの息子さんご夫婦の4人が住んでおられ、お茶や粽、お菓子、果物、お祝いの餅などで大歓迎して下さった。その上ホテルで食べる果物や日本へのお土産を我々4家族に夫々頂き、大変恐縮する。

 今日の夕食は630から、双城街にある欣葉で、Tさんと台湾の友人Oさんの10人で、テーブルを囲む。Tさん持参の紹興酒や台湾生ビールで「乾杯」や「ズイー」をしながら台湾料理に舌鼓を打つ。料理は牡蠣の卵焼、蒸しエビ、切り干し大根の卵とじ、イカ団子、蛤のスープ、焼ビーフン、豚の角煮、ウナギの蒲焼き、サツマ芋の葉の炒め物、台湾ラーメン。 

 8時からOさんの案内で、近くの晴光市場を見物する。この国の食べ物や衣服、生活雑貨等を並べた小さな店が軒を連ねており、30分程散歩して、干しぶどうや甘納豆等を買う。ここからホテルまで歩いて10分程で、ぶらぶら歩いて、2040今日から2泊する三徳大飯店に着く。

 ホテルの近くのセブンイレブンで台湾ビールを買い、Tさんに頂いた果物やお菓子を食べながら、今日の旅のおさらいや感想等を話していると、いつの間にか台北の夜は更けてゆく。

 

417日(日)曇にわか雨 2126

 7時からバイキング形式の朝食をする。ダイニングルームは日本人観光客で一杯である。聞くところによると、中国本土への観光客が、例の事件で本土を敬遠し、台湾に流れたらしい。台湾の観光会社もガイドも大忙しと、喜んでいた。今日は一日マイクロバスで市内観光をする。

 

  忠烈祠 市の北部にある。9時からの衛兵の交代を見物するため,ホテルを835に出発し、840には到着する。ここでは朝8時から午後5時まで門の両側と本殿に儀仗兵が立っており、毎正時に交代する儀式がある。そのうち、9時の儀式では人数が多く、時間も長いので人気があり、大勢の観光客が観光バスを連ねて見物に訪れ、みるみる人垣が出来た。今月は空軍の制服を着た儀仗兵であり、毎月担当する軍が交代する(840930)。

 総統府 ここはバスから降りて見物できないので、バスの車上から信号が替わる間見物する(940)。

 龍山寺 市の西にある台北で最も古い仏教寺院で、大勢の地元の人達がお参りに訪れていた(9501020)。

 中正記念堂 蒋介石の業績を称えるため立てられたが、今では市民の憩いの場ともなっている。ここでも1時間おきに蒋介石の巨大な座像を守る二人の儀仗兵の交代儀式が行われる(10301055)。

 

 午前中の観光はこれまでで、ツアーでは欠かせないお土産店、金龍藝品に立ち寄り、1220長春路と松江路の角に立つ六福客機11Fの金鳳廳に到着し、飲茶の昼食である。台湾でも最近では、飲茶のワゴンサービスは珍しいそうで、このホテルでは土曜と日曜に限ってワゴンサービスが行われている。

 最初に全員の分として、スープ、ビーフン、大根餅、青菜の炒め物を頼み、後は夫々ワゴンの中を覗いて注文する。台湾ビール、ジュース、烏龍茶も好きなものを注文したが、ジュースはピッチャーで台中産のオレンジを絞ったものが出てきて、そのボリュームに驚いた。何故かスープは忘れられたようだったが、お腹も満足したので催促はしなかった。種類の多い餃子やシュウマイは肉や野菜のプチプチ感があり、お替わりする。春巻、杏仁豆腐、ココナッツゼリー、蒸し羊羹、ケーキ等お腹が一杯になっても、ワゴンが来ると、つい食べたくなる。

 故宮 1350から1550まで見物する。本館の大部分がリニューアル工事中で、本館西側の一角と図書文献館の一階に臨時の展示場が造られていた。それでも2時間程ガイドの張さんの説明を聞きながら見学する。

 行天宮 商売の神様が祀ってある。道路から地下道に入り、占いやウブ毛を抜く店が立ち並ぶ地下の横丁を通って境内に入ると老若男女賑わっている。ここに祀ってある有名な武将、関羽は武神であると共に,初めてそろばんを使ったことで有名な商神でもあり、大勢の地元の人達の寄進で病院まで経営している(16151640)。

 

 1650ホテルに帰り、サービスで頂いたコーヒー券でコーヒーを飲みながら1時間程休憩する。

 今日の夕食はOさんがご馳走してくれることになり、林森北路の彭園湘菜館で、我々8人とTさん、Oさんの10名で食べきれない程のご馳走を頂く。18:00から19:50まで「乾杯」と「ズイー」が続く。

 <料理>

グリンピースの葉の炒め物

食用ハトのモモ肉の照焼き風

湯葉と鶏肉を刻んで揚げ、生春巻き風の巻物

北京ダック 肉は野菜炒めとスープ

羊の甘辛煮

彭家豆腐(豆腐とネギを味味噌で)

フカヒレ

干しナマコとアワビの煮物

ツバメの巣の氷砂糖煮

アゴナシ(魚)のおろし冬瓜煮

野菜餃子&エビ餃子

黒米で造った甘い粽

フルーツ(バンザクロ、トマト、ブドウ、スイカ)

 

 バスでホテルに帰り、荷物を置いて、身軽にして士林夜市に出かける。バスとガイドはここで帰り、我々はOさんの案内で夜市を見物して歩く。装飾品、日用雑貨、食料品等の店が軒を連ねて何処までも続いている人混みの中を、身をくねらせながら、人の波をよけて歩くのは大変である。店の品物を覗いていると、取り残されそうである。実はOさんもこの夜市は初めてとのことであったが、私達が前回2001年に来た時に比べると、人出は雲泥の差で多かった。

 夜市を40分程見物し、MRTの剣潭駅で一人20NTのカード型の切符を買い、二つ目の民権西路駅で下車する。Oさんにホテルまで送って頂き、2130ホテルに帰る。ホテルの部屋で、例によって台湾ビールやお茶を飲みながらOさん、Tさんにお世話になった返礼をどのようにしたらいいか、話し合ったが結論は出なかった。

 

418日(月)曇晴 2331

 630から30分程、ホテルの部屋から見えていた蘭州公園まで散歩する。太極拳をしているおばさんが一人いるきりで、静かな公園であった。

 7時から1時間程食事をしながらおしゃべりをし、部屋に帰ってOさん、Tさんにお世話になった御礼の電話をする。各部屋で食べきれなかった果物をガイドと運転手に手渡して、930今日も大型バスでホテルを出発する。940から1030まで晶華ホテルの地下にある免税店、DFSギャラリア・台北に立ち寄り、中正国際空港に向かう。途中、交通事故のせいで道路が混雑し、1時間半程かかって1200第一ターミナルビルに到着した。

 搭乗手続きをしてガイドの張さんと分かれ、出国手続きを済ませてB-5ゲートに向かう。途中にあるデリでビールやコーヒーを飲みながら出発の時間を待つ。

 日本アジア航空EQ 204便は1335に離陸し、1728成田国際空港に着陸した。フライトは順調で、ビーフカレーや和風食を白ワインで頂き、ワインのお代わりをする。

 成田エキスプレス38号、第2空港ビル発1817に東京駅まで乗車し、中央線で武蔵小金井駅に向かい、京王バスで2040帰宅する。


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