カナダ・ビクトリア滞在記


2004.9.109.16

 カナダ南部の街、三方を海に囲まれ、未だに

イギリス文化が残り、緑と花の多い庭園都市

Victoriaに滞在して、海の幸を堪能しました。

 街中を飾る庭園とイルカの芸術に魅せられて、

早朝から散歩して歩き廻り、街角のカフェで朝食

をしました。フェアモント・エンプレスホテルで

は名物のアフターヌーンティーを楽しみました。


9月10日(金)東京―曇、シアトル/ビクトリアー雨/ 13,600

 9:35家を出て、バスで武蔵小金井に向かい、武蔵小金井から中央線で神田へ、神田から山手線で上野に向かう。時間の余裕を持って出てきたが、どの乗り物も順調で、1050に上野駅に到着した。京成上野発1115の特急電車で成田空港第一ターミナルビルに1232到着した。

 HISの指定の時間より1時間も早かったが、託送しておいたスーツケースを受け取り、E31カウンターで搭乗手続きをして預け、航空券を受け取る。

 時間はたっぷりあるので、空港内を見物しながら4階のフードコートでサンドウィッチとビール、コーヒーで軽い食事をする。手荷物のセキュリティーチェックを受けて、出国手続きをし、いつものように免税店で寝酒用にブラックジャックを買う。

 G-16Gateの待合席で待っている間に生ビールを1杯頂く。ここは国外なのにビールの値段は国内並みで、税金がかかっているのではないかと、いつも不思議に思う。

 14:30から搭乗開始になったが、座席に座ったとたん、マダムがフードコートにジャケットを忘れたことに気が付き、親切なスチュワードや搭乗口の職員のおかげで空港の職員に搭乗口まで届けてもらい、事なきを得た。

 ノースウエストNW-008便は定刻より30分ほど遅れてシアトルに向けて飛び立った。配られた米国の入国カードを書いていると、まもなく機内食が配られ、赤ワインを飲みながらチキンの照り焼きを、マダムはタラのフライを美味しく頂く。食後は良く眠って、目が覚めたら夜明けである。日本とアメリカ西海岸との時差はー17時間で、7時間45分のフライトであったが、シアトル到着は10日の朝7:35であった。到着前に軽い朝食が出たが、さすがにお腹が空かず、フルーツと水を飲む。夜が明けるにつれて機窓から見えるロッキー山脈の山々が朝日に照らされて美しく輝いてきた。

 フライトは順調だったようで、シアトルのタコマ空港には定刻より20分早い7:35S-9Gateに到着した。米国には飛行機を乗り換えるだけのトランジット滞在であるが、入国審査に次いで、スーツケースを受け取り、税関のチェックを受けた後、乗り継ぎ便のコンベアにスーツケースを乗せ、セキュリティーチェックを受ける。このチェックでは靴、ベルトや金属製の物をすべて外して、裸足で金属探知機を通る厳しさである。思い出してみると、明日は例の911日である。

 エスカレーターで2階に上がり、アラスカ航空AS-2078便を待つ。この便はHorizon Airとの共同運航便で、S-16ゲートより出発の予定であり、日本からの到着便と同じラウンジである。ラウンジから北のほうに雪を冠ぶった秀麗な山が見えたが、現地の日本人の間ではタコマ富士と呼ばれているそうである。このシアトルはイチローが住み、彼の所属するマリナーズの本拠地として日本では親しみがある町である。空港の売店にもイチローグッズのみやげ物が溢れそうである。

 AS-2078便は40人乗りのプロペラ機で、10:35に飛び立ったかと思うと、入国カードを書く間もなく、あっという間に国境を越えて11時丁度にカナダのビクトリア空港に到着した。シアトルを出発したときは小雨が降っていたが、ビクトリアも小雨で、機窓からの景色も雲の合間から見え隠れしていた。

 ビクトリアでの入国審査は簡単で、税関の検査も無く、20分後には入国ラウンジで待っていた山本さんが迎えてくれた。2万円を215.10CADに交換して山本さんの運転する車で30分ほどの、ビクトリアのダウンタウンにあるBest Western Carlton Plaza Hotel11:50到着した。車を走らせながら山本さんはビクトリアの観光案内や注意事項をわかりやすく説明してくれ、緊急の場合の連絡先、帰りのピックアップの時間などを打ち合わせて、チェックインにも立ち会って下さった。さらに驚いたことに、ホテルで待っていたアライさんという女性が部屋まで案内してくださり、事細かに世話を焼いていただいた。

 このホテルはJohnson通りに面した静かな場所にあり、食事やショッピングにも近く、部屋にはキッチンがあり、食器や調理道具も一通り備えてあるので、滞在型の家族連れには便利だろう。

 荷物を部屋に置いて、市街の見物に出る。ホテルの前のJohnson St.を港に向かって1ブロック程歩くとGovermment St.に出る。ここを左に曲がり賑やかな商店街を南下すると右手にビクトリア観光センターがあり、この辺りが観光の中心地で、大勢の観光客が歩いている。

 インナー・ハーバーを囲むようにして建つエンプレス・ホテルや博物館、州議事堂を見ながら蝋人形館の前に停まっている二階建てのRoyal Blue Lineの市内ツアーバスを見つけ、一人当たり19CADを払って、14時に出発するバスの二階最前列のシートに、備え付けの毛布を借りて座る。バスは1時間半程でビクトリアの観光スポットを巡って、観光見物をさせてくれた。

 市街地のシティー・ホール/市役所、チャイナタウンを通りながら見物し、クレイダーロック城の下を通りカモソン大学の前を通って、トルミエ山(Mt. Tolmie)の展望台で休憩する。この展望台からは遥かシアトルのオリンピック山脈まで見渡せ、ビクトリアの市街やカナダ本土の山々が360度見渡せたが、さすがに毛布があっても寒く、車内で暖をとる。 

 山を下りるとバスはアップランズ高級住宅地を通り、東海岸のオーク・ベイからシーニックドライブを通って太平洋岸の美しい海岸線を見ながら、ビーコン・ヒル公園の景観を眺め、出発した場所に帰って来た。

 小雨が降り出して来たので、商店の軒下で雨宿りし、ついでに中も覗きながらホテルに向かい、4時半に到着する。

 数日前からビクトリアに滞在している娘からホテルにメッセージが届いていたので、電話をしてホテルに来てもらう。今日の夕食は三人で食べることとなり、滞在中に一度は行こうと思っていたレストラン、ぺスカトーレズまで歩く。Humboldt St.に面したビルの奥に入り口のあるPescatore’s Fish Houseは落ち着いた雰囲気のシーフード専門店である。予約はしていなかったが、時間が早い所為か、幸いにも3人分のテーブルが空いていた。しかし人気のある店らしく、次々とお客が入ってきて、間もなく殆どのテーブルが埋まった。生牡蠣、マグロのタタキ、ロブスター、シーフード盛り合わせをビールと白ワインで頂き、最後に3種類のチョコレートをランプで温めながら食べたデザート見た目も奇麗で、美味しかった。

 店を出ると小雨が降っていたが、傘をさしてライトアップされた州議事堂を見物する。ビクトリアはブリテッシュ・コロンビア州の州都で、インナー・ハーバーに面したロマネスク様式を応用した州議事堂は存在感があるが、夜になると3000個ものライトで飾られ、闇の中に幻想的な輪郭が浮かび上がっていた。

 ホテルに帰って、娘に荷物を渡し、タクシーに乗せて帰し、近くのセブンイレブンで牛乳やパンなど明朝の食材を買い求める。就寝は10時半頃、今日は長い一日であった。

911日(土)晴―曇―虹―雨 23,000

 6:30から1時間ほどホテルの周囲を散歩する。ジョンソン通りからジョンソン橋を渡る。この橋は大型の船が通るときは中央が跳ね上がる仕組みになっていて、面白い形をしている。チャイナタウン、市庁舎などを見物してホテルに帰り、朝食をする。

 8時半にフロントでブッチャート・ガーデン行きの市バスの時間を調べてもらったが、しばらく無いとのことで、バスデポまで歩き、9:10発の直行バスの切符を買う。直行バスは市街を抜けると田園風景の中を走り、途中の湖のところでは大きな虹を見ながら、9:35ブッチャート・ガーデンの駐車場に到着した。

 The Butchart Gardensはブッチャート夫妻が採石場の跡地を美しくしようとして造った庭園で、沈床庭園、バラ園、日本庭園、イタリア庭園、スター・ポンドなどの草花の庭園のほか花火を見せる広場やレストランなどが55エーカーの敷地に巧みに組み合わせて配置してある。ガイドブックと地図を手に2時間半ほどかけてゆっくり見物する。日本庭園の木立の間から見えるブッチャート・コーブの入江とサーニッチ海峡を一望する素晴らしい眺めは一見の価値がある。

 帰りの市バスの時間まで、カプチーノを飲んだり、土産物を物色したりして待つ。1208発の市バスは2階建てで、定刻に出発し、途中の停留所で乗客の乗り降りがあったせいか、40分程かかって市庁舎前の停留所に到着する。

 バス停から歩いて5分足らずのチャイナタウンを散策して広東料理の店、広東酒家で飲茶を食べる。ベジタブル餃子、豚シュウマイ、野菜入り春巻、ブロッコリーの油炒め、大根餅をビールと烏龍茶で頂く。美味しい店と聞いていたが、評判通りどの料理もおいしかった。フォート通りやダグラス通りのショッピングセンターやマーケットに立ち寄って1430ホテルに帰る。

 16:20娘がホテルに来たので、フロントまで迎えに行く。このホテルは部屋の鍵が無いと客室へ上がるエレベーターが使えない仕組みになっている。夕食までの時間、一緒にショッピングモールなどを見物して歩く。

 夕食はワーフ通りに面したシーフードの店、Chandlers18:30から20:10までシーフードをっぷり食べる。メニューはボリュームたっぷりのシーザーサラダ(これはかけてあるクリームチーズを除けながらでも食べたくなる)、カニの蒸し煮、スモークサーモンのメープルシロップ味、帆立貝の揚げ蒸し煮と数は少ないが、一品のボリュームが多く食べきれない。ビールやワインで美味しく頂いた。

  食後の散歩に州議事堂のイルミネーションの見物をする。昨日と違って今夜は雨が降ってないのできれいだ。しばらく立ち止まって見物する。バンクーバーで語学研修中の日本人の学生さん数人のグループと記念写真の撮りっこをする。ホテルに帰りながら土産物屋を覗いてショッピングをし、バス停で娘と別れる。

912日(日)晴 19,600

 久し振りの快晴である。ダグラス通りのCaffe Teatroでトースト、コーヒー、目玉焼きの朝食をし、散歩する。カフェには日曜日のせいか地元の人達が次々とやってきて、賑やかに談笑していた。

 1015娘とホテルで落ち合い、11時にホテルを出てインナー・ハーバーの辺りを観光する。ビクトリア湾に浮かぶ水中水族館では大タコや無数の魚が水槽で泳いでおり、魚たちに餌付けをしているところなどを見物する。

 ミニチュア・ワールドには戦争の模様やドール・ハウスのコレクション、おとぎの国の物語がミニチュア人形で再現されており、小さな小さなファンタジーの世界を作り出していた。サーカスが街にやってきた時の興奮を描いたWorld of Circusとカナダ横断鉄道とその沿線を再現したThe Great Canadian Railwayは圧巻である。

 1430から1時間程、エムプレス・ホテルの地下、レストランKiptriysでアフターヌーン・ティーを楽しむ。ポチは勿論ビールだが、ご婦人方は紅茶と三段になったケーキ&フルーツだ。

 クリスタル・ガーデンからFort St.アンティーク・ロウ、チャイナ・タウンと歩いて見物し、マーケット・スクエアーサンデー・マーケットに立ち寄って、1630ホテルに帰り着く。

 夕方から寒くなってきたので上着を着て夕食に出かける。

Broughton St.の鉄板焼きレストラン、Japanese Villageまでは歩いて5分程である。鉄板焼きの炉端に座って、タイ、マグロ、サーモンの刺身、天ぷら、エビ、ホタテ、サーモン、野菜の鉄板焼き、サーモンの照焼、ご飯はチャーハンに、サラダ、スープなどをビール、赤ワイン、日本酒のカクテルで頂き、満足する。タクシーで帰る娘を見送って、845ホテルに帰る。

913日(月)曇 雨 晴 19,400

 今朝はホテルの部屋で、リンゴ&ミカンなどの果物、クッキー、コーヒーの朝食をする。

 ホテルを9時に出て郵便局を探し、日本の家族に絵葉書を出す。Yates St.を東に30分程歩いてクレイグダーロック城Craigdarroch Castleに着く。このお城はビクトリア王朝時代の890年代に石炭の億万長者が建てた歴史的建造物である。外見はもとより、美しいステンドグラスや重厚な家具などが部屋の装飾や数々の装飾品と共に当時の優雅で贅沢な生活を伺わせている。運良く日本人のガイドが居合わせて、丁寧に説明してくれた。

 お城からの帰りは雨になり、Cook St.の角のSerious Coffeeでコーヒーを飲みながら雨宿りをする。濡れながらホテルに帰り、ホテルの傘を借りて州議事堂内部の見学ツアーに出かける。州議事堂の一般見学ツアーは時間が決まっていて、今日は12時からのツアーに参加する。入場券もチェックもなく全く自由であるが、ガイドが丁寧に建造物のこと,カナダやBC州のこと、カナダの議会制度のことなどを説明しているようだが、英語のため理解できるところはほとんどない。休会中の議会室などを見物し、BC州の主要産業を象徴した壁画を見学する。

 隣の敷地にあるロイヤル・ブリティッシュ・コロンビア博物館を訪れたが、見物人の列が出来ており、明日にすることとなった。

Inner harbourに面した蝋人形館Royal London Wax Museumは世界中の有名人の蝋人形が実物そっくりに立ち並んでおり、当時にタイムスリップした感じである。

 今日の夕食はchateau Victoria Hotelの最上階にあるレストラン、Vista 18ですばらしい夕日と夜景を眺めながらのDinnerである。山盛りのムール貝、エビの天ぷら風、車エビとトマト、オリーブ、豆のフィトチーネ、キノコと茄のラビオリをビール、白ワイン、シャンペンで頂き、女性たちはイチゴ、リンゴ、黒プラムと卵白・クリームの三段重ねのデザートをカプチーノで頂く。

914日(火)晴 曇 雨 19,300

 750ホテルを出て、ダグラス通りをぶらぶら歩きながら店を物色し、地元の人で賑わっているSmitty’sdeで朝食をする。メニューはベーコンエッグのポテト添え、パンケーキにコーヒー。

 9時の開門を待ってRoyal BC Museumに入る。シニア料金で一人当たり22.5CAD、大人の10%引きである。インナーハーバーの州議事堂の隣にあるこの博物館はイギリスの女王陛下からRoyalの称号をもらっているカナダで数少ない美術館の一つである。州の自然,動物から産業の様子、昔の町並みの再現、そしてカナダ先住民族の工芸品や歴史などが遠近法を使って展示されていた。この915日までDoragon Bone展が開催されており、120万年前の中国にタイムスリップ出来るとあって、11時に博物館を出る頃は子供たちの入館者で混雑していた。

 11時過ぎからインナーハーバーの桟橋からVictoria Harbour Ferryに乗って50分程、The Friendliest Tour in Townの水上ツアーに出かける。乗客6人を乗せて桟橋を離れたかわいらしいボートは近代的な跳ね上げ式橋、Johnson Street Bridgeや木造のTrestle Bridgeの下を通って、Gorge Waterwayまでの間、歴史的な建物や美しい庭園、近代的な別荘、水上飛行機の離着陸の様子などの景色を楽しませてくれた。途中、Ellice Hotelのプライベート桟橋から4人が乗船し、降りる時は10人であった。

 12時から2時間程Beacon Hill Parkを歩く。インナーハーバーからBelleville St.を歩いて、南ゲートから公園に入り、高さ127.5フイート、39mの世界一高いトーテムポールや大陸横断ハイウェイの0ポイント基点を見物する。海岸沿いの道を歩いて海岸に打ち寄せられた古木に座り、ホアンドフカ海峡の向こうにかすかに見える対岸のオリンピック山脈を眺める。この公園の一角には1990年大阪府箕面市の学校の生徒たちが植えた桜の木と記念碑があり、驚いたり、感激したりである。

 ビクトリア市外に戻り、Wharf St.Darcy’s Pubで休憩し、ビールとコーヒーを飲みながらひと休みする。

 娘が1810にホテルに来て、今日の夕食はBlanshard St.Broughton St.が交差する辺りにある寿司レストラン、Yokohamaですることとなり、ホテルからぶらぶら歩いて、10分程で到着する。今夜がこの旅の最後の夕食となるので,ビール、白ワイン、日本酒で造ったカクテルのさくら・さくらで乾杯する。サーモンの照焼き、酢の物、揚げ豆腐、野菜炒め,エビと野菜の天ぷら、寿司はホタテ、エビ、カニ、ウナギ、タイ、スズキ、マグロ、サーモン、イカ、タコ、ホッキ貝、ハマチ、巻き寿司などを思い思いにつまむ。ネタの種類もシャリもガリもほとんど日本と変わらない。

 ホテルに帰る途中で、街角に立っている色々な柄にデザインされたイルカを眺めながらビクトリアの夜を懐かしむ。この街には60匹を超えるイルカの置物が街角に立っているそうで、夫々デザインが違うらしい。街角のイルカは全部写真に撮ったつもりだったが、日本に帰って数えてみたら20匹程であった。

 ホテル到着は21時ごろ、明日は帰国しなければならないのでその準備をする。

915日(水)曇 雨 7,000

 720から朝の散歩をする。この街では夜のうちにゴミの収集をするらしく、朝の街路はきれいである。朝早くから勤めに出かける人達が歩いているが、街路の高いところに飾ってある花を替えたり、花に水をやったりしている車も見られる。街角や民家の庭にも、至る所に奇麗な花が見られ、行政と市民が一体となって街の美化に力を注いでいるようである。

 雨上がりで清々しい道をWharf St.を通って州議事堂まで歩き、そこからDouglas St.をホテルに向かって引き返し,JhonsonSt.の角のデリカで朝食用にパイナップル入りの蒸しパンなどを買う。

 朝食は部屋で蒸しパンや残りの果物とコーヒー。

 10時にホテルに迎えにきてくれた山本さんの車でビクトリア空港に向かい、1030到着する。帰りも来た時と同様で、我々二人だけの送迎である。山本さんが出国についての注意を丁寧に教えて下さったので、税関検査や出国手続きも順調であった。

 ビクトリア発定刻1130のアラスカ航空 AS-2071便の座席は8-D.Eで、定刻に飛び立ち、1155シアトル・タコマ空港の16-CGateに到着した。出発から到着まで雨で、景色もほとんど見えない。

 日本からのフライトと違って、今回は入国審査も荷物を含めたセキュリティーの検査もなく、S9Gateで搭乗手続きを済ませると出国の準備は完了である。

 時間はたっぷりあるので、搭乗ラウンジの辺りの土産物店やDFSショップをゆっくり見物する。土産物店ではイチローグッズで溢れており、イチローの経済効果はアメリカでもかなりのもののようである。ラウンジのデリカでポテトフライとコーヒーを買い、Cascades Loungeで生ビールやコーヒーを飲みながら休憩する。

 ノースウエストNW-007便は定刻より15分程遅れてシアトル・タコマ空港S9Gateを現地時間の1425に離陸した。我々の席は24E,Gで、途中のフライトは順調で、機内食はブラジル産の牛肉やチキンの照焼などを赤ワインで美味しく頂く。着陸前の食事が出るまで良く眠った。

916日(木)成田晴 9,800

 着陸前にアイスクリームと軽食が配られ、日本時間の1615成田空港第一旅客ターミナルビルの22-Gateに到着する。シアトルから8時間半の飛行時間であった。 

 1724発の京成特急上野駅を日暮里でJRに乗り換え、東京駅を経由して武蔵小金井からバスで2010に帰宅する。


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