2005.2.8〜10
今年で56回を迎える札幌の雪祭りを見物しました。 札幌の繁華街、すすきののど真ん中にあるプチホテル、 ロテル・ド・ロテルに2泊して、大通公園、すすきの、真駒内の 3会場の雪像や氷像をたっぷりと見物して歩きました。 テレビ塔や藻岩山からの夜景も美しく、夜のすすきのでは 美味しい北の幸を堪能しました。 |
2月8日(火)晴 東京5.9℃ 札幌2.9℃ 24,800歩
国分寺発4:42の初電に乗るため、4時に家を出て国分寺駅まで歩く。こんなに早い時間でも電車の座席は埋まっており驚く。新宿で山手線内回りに乗換へ、品川から京急羽田行きの特急電車に乗り、羽田着6:05。
今年の12月1日にオープンした第2旅客ターミナルビルはプラットホームの前方のエスカレーターを上る。2階の出発階までエスカレーターで上り、3番カウンターで航空券とホテルのクーポン券を受け取る。
搭乗までの時間、新ターミナルビルを見物し、G−57搭乗口前のスターバック・コーヒーでコーヒーを飲みながらひと休みする。
ANA—51便新千歳空港行きB−744型機は定刻より15分遅れ、
7:15に離陸し、新千歳空港には定刻の8:30に到着した。空港は一面雪で外は寒そうである。三階のAirport
Gardenで雪原とおぼしき空港や航空機の発着を見ながら、札幌ラーメン、目玉焼き、コーヒーで食事をする。
1階のバス乗り場から9:33発札幌行きの北都交通のバスに乗り、札幌市街に向かう。途中、真栄でマダムは友人の入院見舞いのため、バスを降りる。札幌の市街地に入るとバスはのろのろ運転となり、空港から2時間程かかってすすきの停留所に到着した。
南三條と西2丁目角に立つプチホテル、ロテル・ド・ロテルは1階がプディックとケーキ喫茶で2階がロビーになっており、目立たない建物である。3階から7階まで各階8室で,部屋数が少ないせいか団体客も居ず、落ち着いた雰囲気のホテルである。チェックインの手続きをして、荷物を預け、早速雪祭りの見物に出かける。
先ずはすすきの会場、南4条通りから南7条通りの駅前通りで幻想的な氷像を100基程展示してある第25回すすきの氷の祭典を往復して見物する。この会場には今夜と明後日の朝の3回訪れて、ホテルのコックや板前さん方の作品を楽しませてもらった。
駅前通りを大通りまで歩き、そこから西12丁目まで雪像を見て歩く。大通会場はテレビ塔前の西1丁目から西12丁目までそれぞれの区画毎にテーマを決めて、大雪像から小雪像まで見事な出来ばえである。おばさん方に人気者のヨン様の像は私の見た限り3カ所程あったが、いずれの像の前も記念撮影の人集りである。今年は愛知万博のせいか、鯱を頂いた名古屋城もお目見えしていた。
西11丁目の角に立つビルの5階に以前勤務していた会社の事務所があるので、そこに立ち寄りお茶を飲みながら大通りを見ると、目の前に西10丁目会場の雪像があり、508mの高さで世界一を誇るタイペイ101のタワー、虎や龍の雪像たちが<これが台湾だ!>と叫んでいるようだ。今年は台北〜高雄間に新幹線が開通することになっており、これにちなんで作製されたとのことである。
大通りの駅前通りで14:10にマダムと待ち合わせ、再び西12丁目まで往復する。この通りは明日夜のライトアップも見物することになり、結局3往復することとなった。
16時過ぎにホテルに帰り、ひと休みして夕食に出かける。ホテルの前で札幌に単身赴任中のIさんと会い、南4条通りのニュー北星ビル8階にある炭炭で、北海道の味とサッポロビールを頂きながら久しぶりの会合を楽しむ。茹カニ、ホッキ貝等の刺身、海鮮鍋、焼タラバ、握り寿司、アイスクリームに生ビール5杯/1人。久し振りだったので話が盛り上がり、気がついてみると3時間程おしゃべりしていたらしい。
Sさんと別れて、すすきの会場の氷像のライトアップを見物する。昼間と違って細かい彫刻がライトに照らされて、鮮明に見えたが、道の両側の商店のネオンの影響を受けている氷像には気の毒な気がした。大通りを西4丁目から西1丁目のTV塔まで歩き、地上90.38m展望台に登る。エレベーターの待ち時間はおよそ25分であったが、展望台から見る全長1.5kmに及ぶライトアップされた大通公園の雪像や札幌市街のネオンが夜の帳の中に浮き上がったようで、美しかった。TV塔からホテルまでは地下の商店街を歩いて10分足らずで、ホテルに10時15分到着する。
2月9日(水)曇—小雪 札幌0.2℃ 18,700歩
朝風呂やシャワーを浴び、8時から8階のレストラン、Mont
Pre’vauxで朝食をする。スープ、グレープフルーツ・ジュース、ベーコンエッグ、トーストにコーヒー。マダムはジュースがオレンジで、ベーコンエッグがスクランブルエッグ、トーストが蒸しパンである。食後は10時まで部屋でのんびりする。
ホテルを10時に出て、すすきの駅から地下鉄南北線に乗り、15分程で自衛隊前駅に下車する。雪がちらほらと降り出し、地面も凍っているので、ゆっくりと人の列について信号を渡り、雪を踏みしめながら会場に向かう。
真駒内会場は自衛隊の広大な敷地にアニメの大雪像や韓国の水原華城(これは日韓国交正常化40周年を記念したもの)、2007年に開催されるノルディックスキー世界選手権札幌大会を記念したエゾジカの大雪像が存在感を示していた。それに雪だるまを作るファミリーコーナー等があり、家族ずれや子供たちのグループ、学校の生徒たちで賑わっていた。大雪像には滑り台が出来ており、雪しぶきを上げて滑り降りる子供たちが順番待ちの列をつくっていた。しかしこの会場は自衛隊の移転が決まっているため、今年限りとのことである。
真駒内から地下鉄でさっぽろ駅まで戻り、北海道のシンボル、北
海道庁旧本庁舎、赤れんが館や時計台を見物し、南2条東1丁目の二条市場を訪れる。この市場には蟹やホッキ貝をはじめ北海道の海の幸が勢揃いしており、見て歩くだけで食欲をそそりそうである。
昼食は狸小路のラーメン屋、Sapporo
Zeroで塩ラーメンのとりそば、餃子とビール。13:30にはホテルに帰り、休憩する。
15:20ホテルを出て、藻岩山から札幌の夜景の見物に出かける。すすきのから市電に乗り、市電ロープウエイ入口で下車する。雪道を10分程歩きロープウエイの山麓駅に着く。そこからロープウエイとリフトを乗り継いで藻岩山の山頂駅に16:45到着する。ロープウエイはともかく、リフトはまともに風を受けて凍るように寒い。山頂のレストランでビールやカフェタレを飲みながら夕暮れを待っていたが、霧のため夜景は勿論、辺りの景色も見えず、山麓駅に降りる。しかしロープウエイからは、下るに従って街の灯りが見えだし、ついに札幌の夜景が眼下に広がってきた。
市電ロープウエイ入口駅から市電に乗り、終点の西4丁目駅で電車を降りる。
今日の夕食は19時からアーバン札幌ビルの地下1階にあるやじろべーの炉端で北海道の美味しい幸を頂く。ホッケと金目鯛の炭火焼、イカそーめん、じゃがバターを目の前で焼いてもらい、サッポロビールを飲みながら楽しむ。
食後の散歩に大通会場のライトアップされた雪像を1時間程見て歩き、地下街を通ってホテルに帰る途中、狸小路の近くのお菓子屋さん千秋庵でお土産や夜食用のお菓子を品定めする。
2月10日(木)晴—小雪 札幌 -2℃ 東京14.7℃
12,400歩
朝起きると晴れていたが、そのうちに小雪が舞い始めた。8:30から昨日と同じ8階のレストランで朝食をする。メニューが同じなのでジュースをオレンジに、卵料理をスクランブル・ソーセージにする。マダムはスープな代わりにヨーグルトに、パンはクロワッサンにする。
9:30から1時間半程すすきの会場の氷像を見物し、狸小路を散歩する。11:40ホテルをチェックアウトして1階のケーキ喫茶、La Pomme
Verteでケーキとコーヒーのお茶をする。JR札幌駅までぶらぶらと歩き、駅の土産物屋で買物をし、13:30発の北都交通バスで新千歳空港に向かい、15時に到着する。
3階のレストラン、ユックでじゃがバター、ニシン焼、北海道の幸一杯のしらかば定食をサッポロビールで頂き、北国の幸を食べ尽くした気持ちである。
ANA—1404便は9番ゲートより17:40に離陸し、18:55定刻に羽田空港第2旅客ターミナルビルに到着した。総てのフライトがゲートに直接到着するという前宣伝に反して、バスでターミナルビルに向かう。京急、JRを乗り継いで武蔵小金井からバスに乗り、21:10帰宅する。