北陸四大名所を巡る旅


2004.5.4〜5.5

マダムとポチとタマが1泊2日、朝食付きで¥12,000のツアーに参加しました。白川郷と五箇山は昨年の同じ日に訪れ、東尋坊と金沢は以前何回も訪れましたが、新しい発見もあり、楽しい旅でした。

5月4日(国民の祝日)東京ム曇 白川郷・五箇山ム小雨
 金沢ム小雨 10,100歩
 予報では今日、明日とも雨でしたが、6時半に家を出るときは幸い止んでいたので、傘はささずに出かけることが出来た。今回のバスツアーには立川から参加するので、6:40発の京王バスで国分寺へ出る。国分寺で中央線の電車にすぐ乗れたので、7:05には立川に到着する。バスの立川出発予定は7:40で、時間があるので昼食の弁当や飲物等を買って並木通りの多摩信金の裏手の集合場所でバスを待つ。
東村山駅東口を7:00に出発したバスは7時半前に立川の集合場所に到着し、添乗の池田さんの案内で乗車し、定刻の7:40には予定の乗客全員を乗せて、次の集合場所である京王八王子に向かう。
 京王八王子には8時少し前に到着し、ここでツアー客48名全員が揃い、8:20最初の目的地、白川郷に向けて出発する。バスは八王子ICから中央自動車道に入り、双葉SAで9:30から15分トイレ休憩をして、雨が降ったりやんだりの中を松本SAまで行き、ここから国道158号線になる。
 松本電鉄の新島々駅の辺りを過ぎると、山道となり、くねくねとした細い道を登ってゆく。梓川の水は独特の青い色をしており、周りの山々には所々に残雪が見られる。
 11:25雨の降る中、道の駅、風穴の里に到着し、15分のトイレ休憩の間に暖かい野沢菜のお焼きを買い求め、バスの中で食べる。1997年に出来た全長4.37kmの安房トンネルを通って、岐阜県に入り、高山の板倉ラーメンの店で12:50から30分ほど休憩をし、板倉ラーメンの試食をする。
 高山市街を通り抜け、清見ICから荘川ICまで東海北陸自動車道を通り、荘川から国道156号線、白川街道を庄川にそって北上する。車窓から山藤、山桜、八重桜、山ツツジ、チューリップ等の花々を見ながら、15:05白川郷の駐車場に到着する。
白川郷では1時間ほどの間に、傘をさして駐車場からであい橋を渡って、荻町集落を散策する。途中で買った団子を食べながら明善寺から和田家、本覚寺のおおた桜(県天然記念物)は昨年の今日訪れたときは散っていたが、今年はまだ花が残っていた。
 16:15白川郷を後にして、国道156号線を富山県の五箇山に向かい、16:55薄暗くなりかけた相倉合掌造り集落に到着し、一本道の両側に立ち並ぶ合掌造りを見物する。白川郷の合掌家屋は建物の平側に入口がある「平入り」に対して、五箇山では三角形をした妻側に入口のある「妻入り」の家屋が多い。
 合掌造り集落はこの他にも菅沼集落、村上家住宅、羽馬家住宅、越中桂などの集落が岐阜県、富山県の豪雪地帯に点在しているそうである。
 五箇山から1時間ほどで金沢市街に入り、連休で空いている市街を通って百万石通りに18:10駐車する。今日の宿、ホテルアクティー金沢はここから歩いてすぐである。
夕食は加賀料理を食べたいと雨の中、傘をさして出かける。今日は祝日とあって、休みの店もあったがエクセルホテル東急の裏にあるむら井を見つけてここの二階でレディース特撰コースや板長のおまかせコースを地酒で頂く。サザエのウニ和え、ひらめ、がすエビ、ぶり、甘エビの刺身、ほたるいか、白エビのてんぷら、フグの唐揚げ、甘鯛や鰆の焼き物、白峰あげ(豆腐の厚揚げ)、漬け物、うどんなど、特に自家製の漬け物は程よい味で美味しかった。
 食後は香林坊を散歩して、東急ホテルの2階ラウンジで抹茶ケーキ、抹茶アイスのデザートとコーヒー、ジャックダニエルのハーフロックをゆっくり味わいながらおしゃべりをする。10時にホテルに帰り、ポチはそのままベッドへ、マダムとタマは12時頃までおしゃべりをしていたらしい。

5月5日(こどもの日)晴れたり曇ったり 9,600歩
 5時半に起きてシャワーを浴び、6:20から7:45まで兼六園と金沢城の散歩に出かける。兼六園は6:45までは入場料が無料である。ホテルから百万石通りを通り、広坂の交差点を左折して蓮池門口から兼六園に入る。早朝の兼六園は空気が澄んでいて人影が見えず、のんびり散歩するには最高である。門衛さんに挨拶して、時雨亭跡、噴水、石灯籠、唐崎松を見ながら霞ヶ池の周りを半周し、瓢池の辺を歩いているときに6:45の放送があり、桂坂口門から出て、金沢城の石川門に向かう。
 1546年金沢御堂の創建以来450年を経て、1996年国から金沢市に返還され、金沢城公園として一般に公開されることになったこの公園は、面積28.5ha 東京ドームの6倍の広さで、2001年から一般に公開されている。石川門から中に入ると、武家屋敷跡や菱櫓・五十間長屋などが新しい装いで復元され、花壇なども整備されつつある。早朝の散歩を楽しんでいる市民の姿もあり、市街地にあるオアシスのような感じである。
 石川門から再び広坂に出て、百万石通りを香林坊の交差点で、片町商店街に向かい、タテマチ商店街の角にあるMACでテイクアウトのコーヒーを買い、商店街のベンチに座って飲んでいると、携帯にタマから電話があり、ホテルに向かっているとタマに会う。
ホテルのレストラン、ライオンで朝食をし、8:50にホテルをチェックアウトする。百万石通りのバス乗り場で娘、タマと分かれる。
 9時に出発したバスは途中で、海産物センターに20分、九谷焼窯元に25分ほど立ち寄り、東尋坊のバス駐車場に11:15に到着した。
前回訪れたときは、陸からの景観を楽しんだが、今回は幸い海も穏やかだったので、遊覧船で海側の景色を堪能した。バスの駐車場から土産物屋の店内を通り抜け、両側に商店の並ぶ道をまっすぐ海岸に向かって進むと、5分ほどですばらしい景観が目の前一杯に広がる。赤い橋で結ばれている雄島を背景に記念撮影をし、遊覧船の切符を買い、崖下の乗り場から乗船する。約30分の間で、雄島から東尋坊タワーの下までゆっくり往復して1kmにもわたる柱状の奇岩、絶壁を心ゆくまで堪能した。説明されなければ分からない、ライオン岩は確かに見る角度によってはライオンの姿をしている。ローソク岩や6個も立ち並ぶ屏風岩などを眺め、断崖で出来た入り江に入り、下から絶壁を眺め上げると、これまた「すばらしい」の一語に尽きる。
 商店街の中程にある海産物店、やまにの座敷で、生ビールを飲みながら、念願の串に刺して焼いた焼きサバ1匹とサザエの焼き物を二人で食べ、お腹いっぱいになる。
 バスは12:40に東尋坊の駐車場を出発すると北陸・日本海東北道、名神高速、中央自動車道を通り、途中尾張一宮SAで14:55から15分、諏訪SAで17:05から15分、談合坂SAで18:35から10分トイレ休憩をして、ひたすら東京を目指し、京王八王子駅前に19:05到着する。ここで一部のツアー客を降ろし、立川の多摩信前に19:40到着する。JR中央線と京王バスを乗り継いで、20:20に帰宅した。


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