稲取・河津・横浜の旅


2004.3.2〜3.4

 稲取のつるし雛を楽しんで、河津の桜を朝・宵・夜、と三回鑑賞する。
河津七滝を見物して、横浜のみなとみらい21のパークホテル62階に宿泊し、69階のスカイ・ガーデンから夜景を楽しむ。

平成16年3月 2日(火)晴 18,500歩
 8:55発の京王バスで武蔵小金井に向かい、9:19発の中央線東京行き快速電車に乗る。電車は順調な運行で、10:05東京駅の2番ホームに到着する。東京駅の地下待合室や売店を見物し、エレベーターで10番ホームに上がる。
 東京駅発快速熱海行きアクティーは10:33に発車し、熱海駅に12:04に到着する。2分の待ち合わせで、1番線から発車する伊豆急下田行きの電車に駆け込み、先頭車両の座席から伊豆の海岸線を楽しみながら伊豆の東海岸を南下する。宇佐美駅を過ぎた辺りから学生さんが乗り降りし、賑やかになる。伊東駅では停車時間が長かったので、ホームの自動販売機を探して、午後ティーを買う。
 伊豆稲取駅到着は13:31、駅で観光案内のパンフレットをもらって、駅前のまると水産の磯料理屋でビールを飲みながら、地魚定食と金目鯛の味噌づけ定食で腹ごしらえをする。
 文化公園の雛の館は駅から歩いて10分程であったが、近くに来てから入り口がわからず、大型バスの駐車場の奥にあるのをやっと見つける。雛壇の両脇に一対のつるし飾りをしたものや、沢山のつるし飾りの中に一対の雛が飾られたもの、様々な色のつるし飾りが色あでやかに楽しませてくれた。ここでは、つるし飾りの制作体験教室やつるし飾り制作キットが販売されていた。
 街の商店街ではそれぞれの店でつるし飾りを飾っており、それを楽しみながらぶらぶらと散策して、雛の館「むかい庵」で再びつるし雛飾りを楽しんだ。
 稲取駅発15:55の電車を一駅先の今井浜駅で降り、だらだらした坂を下り、国道を歩いて16:15に今井浜東急リゾートホテルに着く。このホテルは全室海側の部屋で、8階の部屋のバルコニーから今井浜の美しい海岸線や大島、利島、新島、式根島、神津島など伊豆7島の島々を眺めることが出来た。
 国道を歩いて河津の桜見物に出かける。トンネルを迂回して20分ほど、寒くて風の強い道を20分ほど歩いて伊豆急河津駅に向かい、17:50に着く。そこから河津川沿いの夜桜会場の宵の桜を見物し、館橋を渡って河津川の対岸に渡り、川沿いの道を歩きながら対岸の桜並木をゆっくり観賞しながら荒倉橋で川を渡る。夕食の店を探して歩き、地魚の店、吉丸で金目鯛の煮付やアサリ・バターなどで桜色をした桜ワインを頂き、桜の香りを満喫する。
 ライトアップされた夜桜は一段と艶やかで、風が強く寒い中、川堤を往復して楽しんだ。
 19:45河津駅前に夜桜見物の客を送ってきていた帰り車に乗せてもらい、5分ほどでホテルに着く。ホテルの土産物屋でみやげ物を品定めし、バーでJakdanielユsとコーヒーを飲みながら、しばらく寛ぐ。
 20時半から部屋の前のエレベーターで1階に降り、誰もいない露天風呂を独り占めし、のんびりと湯船に浸かる。
 部屋から海を見ると、点々と1列になって沢山明かりが見えるので、翌日ホテルのフロントで聞いてみると、貨物船やイカ釣り船の明かりとのことであった。

3月3日(水)晴 25,300歩
 5時過ぎに起きて、露天風呂に入る。今日の日の出は6:10頃とのことで、6時に海岸に出てみると、雲が厚く、しばらく待っていたがいっこうにその気配がない。日の出はあきらめて、昨日歩いた道を河津まで歩き、桜見物をする。
 桜の花は朝がきれいだと言われているが、河津川の土手には観光客の姿も見えず、ゆっくり歩きながら豊泉橋の辺りまで歩き、引き返す。河の対岸の峰温泉から立ち上る湯気がなんとものどかである。マダムは足湯を体験したかったらしいが、この時間ではお湯がなく、残念そう。河津の桜は寒緋桜と早咲きの大島桜の自然交配によって出来たものとのことで、緋色が強く、近くに咲いていた菜の花の黄色とマッチングし、楽しませてくれた。駅前の桜並木では写真撮影会の人たちが、三脚にカメラを載せて桜の撮影をしていた。店先では商店の人たちが店の準備を始めていた。
 ホテルのレストランで8:10からバイキング形式の朝食をし、部屋に帰ってバルコニーの椅子に腰掛けて伊豆七島のぼんやりした景観を楽しむ。
 9時半発のホテルの車で河津駅まで送ってもらい、9:53発の東海バス修善寺行きで河津七滝見物に出かける。河津駅前を出発するとバスは国道414号線を天城峠に向かって走り、河津七滝ループ橋を通り過ぎると間もなく水垂のバス停に10:25に到着する。
 この辺りが七滝の最も高い地点で、国道から250余段の階段を10分程下りて、最初の滝、釜滝に出る。ここから踊子ハイキングコースを下りながら、七滝を見物する。エビ滝10:40、蛇滝10:45と見て下り、初景滝で舗装道路に出る(10:50)。ここには伊豆の踊子像があり、記念撮影をする。カニ滝10:10、出会滝10:15と見て一旦バス通りに出る。大滝と書かれた横の入口から細い道を下って行くと見事な滝が現れた。ベンチに座って持参の桜あんぱんを食べながらすばらしい景観を楽しむ。
 バス停の前の大滝庵で、ビールやコーヒーで乾いた喉を潤し、竹炭うどんと漬物を食べていると、12:18発のバスに乗り遅れ、1時間後のバスまで待とうと腹をくくっていたら、店と同じ系列の運龍館のバスで河津駅まで行く人がいて、店の人のご好意で乗せていただくことになった。しかし、ビールと漬物は残したままで、心残りであったが、途中で乗り遅れたバスを追い越し、12:40に伊豆急河津駅に到着し、お陰で1台早い電車に間に合った。この時間になると、駅も河津桜も人で溢れており、大変な人出である。
 河津駅発12:52の電車で熱海に向かい、14:08に到着する。熱海で東海道線に乗り換え、14:18発の東京行きで横浜駅到着が15:30。地下鉄みなとみらい線に乗り換えて、2つ目の駅、みなとみらいで下車する。
 地下の商店街を迷いながら横浜ロイヤルパークホテルのフロントを見つけ16:15、62階の部屋に落ち着く。部屋からの景観はすばらしく、申し分ない。このホテルはランドマークタワーの52階以上を客室にしており、このタワーにはショッピングモールやオフィス、コミュニティー・スペース、360度の日本一高い展望フロアーなどがあり、みなとみらい21が目指す未来都市のシンボルである。
 日本丸メモリアルパークを右手に見ながら、動く歩道でJR桜木町駅を見物に行く。この辺りは観光客で混雑していた所と記憶していたが、今は閑散として勤め帰りのビジネスマンが急ぎ足で駅の構内に消えて行くのみである。
 18時半にホテルのロビーで待ち合わせていた横浜在住の親戚の家族4人と会い、69階の展望フロアー、スカイ・ガーデンに行く。世界最速、750m/分のスピードで登って行くので、273mのタワーは40秒あまりで69階に到着する。
 スカイ・ガーデンからは前方80mにわたる眺めが360度で楽しめるそうで、実際ここからの夜景はきれいで、遥か彼方に東京タワーのネオンをも見ることが出来た。
 夕食は6人で、ランドマーク・タワープラザのB2にある崎陽軒「龍」で中華料理をビールやサワー、ウーロン茶を飲みながら賑やかに頂く。
 食後ホテルの部屋を見物することになり、62階の部屋に親子4人を案内する。子供達二人がバスタブとは別のシャワー室でシャワーを浴びている間に、大人はビールやお茶などを飲みながら歓談する。
 親戚の親子を送ってロビーに降り、駐車場への入口で別れ、70階のスカイラウンジ、シリウスでジャックダニエルのハーフロックや紅茶を飲みながら、30分程夜景を楽しむ。

3月4日(木)横浜ム晴 東京-曇 11,200歩
 部屋からは建物の蔭になって、日の出は見えない。9:10に部屋を出て、1階のスターバック・コーヒーで、バナナとスコーン、コーヒーで目を覚ます。日本丸の横を通って汽車道をゆっくり歩いてナビオス横浜から赤レンガパークに行く。ここで横浜博覧会があり、小野ヨーコの貨車を見物したことを思い出しながら、しばらく散策する。大桟橋に停泊している大型客船や海上保安部の巡視艇、大小の船などを眺めていると、なんとなく異国の情緒を感じる。
 運河パークから横浜コスモワールドの大観覧車を見上げながら、海側の道を歩いて、国際橋を渡りパシフィコ横浜の先に見える「みなとみらいぷかりさん橋」を見物する。この桟橋を見ながら、マダムはスケッチを楽しむ。
 今回は迷わずランドマークタワーのホテルに帰り着き、11:30ホテルをチェックアウトする。朝飯が軽かったせいで、いささかお腹が空いてきたので、1階のレストラン街のアンナミラーズで、スパゲティーとサンドウィッチを注文し赤ワインで腹ごしらえをする。
 5階の土産物屋で横浜限定のお土産を買い、地下鉄みなとみらい線で横浜駅に向かう。横浜駅13:14発の宇都宮行き、湘南新宿線を新宿で中央線に乗り換え、武蔵小金井からバスで、15時前に帰宅する。


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