2003.6.16〜20
SARSで海外旅行が激減した 東南アジアの中でも比較的安 全なランカウイ島を3泊5日間、 ¥29,800の激安ツアーで訪れた。 |
6月16日(月)曇 7,900歩
朝の通勤客の迷惑にならないよう、ラッシュの始まる前に電車に乗るべく、6:30に家を出て、6:38分の京王バスで武蔵小金井駅に向かう。武蔵小金井から中央線、山手線を乗り継いで、上野で下車する。京成上野駅から8:02発の特急で成田空港第二ターミナルビル駅に9:17到着した。
予定された集合時間より1時間程早かったが、HISのCIAOカウンターで航空券とツアーの資料を受け取り、JALのカウンターで搭乗手続きをする。今回はボストンバッグ1個ずつで、預ける荷物はない。4階のレストラン&ショップ街の南側にあるレストラン三越で休憩しながら、マダムが頼んだモーニングサービスのサンドイッチをつまみに、生ビールを頂く。免税店を見物しながら寝酒用のスコッチウイスキー、スイングやAramisのアフターシェーブローションを買う。
JAL723便はD_94番ゲートから12:25、定刻に出発し、クアラルンプール国際空港には定刻、現地時間の18:20に到着した。日本との時差は1時間こちらの方が早く、約7時間のフライトであった。
C_14ゲートからエアロトレインでコンタクト・ピアに移動し、国内線への乗り継ぎ客のための入国審査所で入国手続きをする。成田空港のJALカウンターで国内線の搭乗手続きをし、チケットをもらっていたので乗り継ぎカウンターに立ち寄ることもなく、乗り継ぎ時間の間に、メイン・ロビーの4階で両替をする(1万円→318RG)。
KL発ランカウイ島行きのマレーシア航空、MH-1456便Booing737-400はほぼ満席の乗客を乗せて、A_4ゲートより定刻の20:00に離陸し、21時丁度にランカウイ国際空港に着陸した。
到着ロビーで待っていた現地案内人のDanny LIMさんは私達の他2組、4名と共に車で10分程のAseania
Resort Hotelに向かう。ここで4名と別れ、すぐ近くの海岸沿いにある私達のホテル、Holiday Villa
Resortに22:10到着する。
パンタイ・テンガーのビーチに面したこのリゾートホテルはプールを囲むようにして建つ、三階建てのホテルである。二階の部屋に落ち着くと、ルームサービスでフルーツと氷を頼み、空港で買ってきたウイスキーの水割りを寝酒に頂く。
6月17日(火)晴ム雨ム曇 11,600歩
夜半に大雨が降り、雷も鳴っていたが、朝になるとどうやら雨もやんでいた。6時に起きてシャワーを浴び、海岸を散歩する。
この辺りのビーチはプライベートビーチばかりで、ビーチ沿いに建つホテルなどからでないとビーチに入れない。従ってビーチを持たないホテルは、グレードが低いことが現地に来て分かった。そのせいか、ほとんど人影が見えない。ビーチの向かいには島があって、入り江のようになっているせいか、海も穏やかである。昨夜雨が降ったせいか、島の左側に薄っすらとした虹が見えた。
7:50からバイキング形式の朝食をし、ホテルの玄関の前に咲いている蓮の花やマレーシアの国花であるハイビスカス等を見物し、車道を北に向かってしばらく散歩する。道路沿いはオープンカフェのようなレストランがたくさんあり、現地の人々が朝食をしていた。
今日は島内をタクシーで観光することとし、昨日案内して下さったLimさんに電話して、日本語の分かる運転手のタクシーを頼む。タクシーは1時間20RG、日本語の話せる運転手だと30RGである。
LEEさんの運転するタクシーは10時にホテルを出発して、空港の前を通り、ラヤ山(Gunung Raya)に向かう。車中でランカウイ島の人口などの概要や、ランカウイ島の悲劇の王女、マスリ王女の話をしながら、途中で通行料、0,5RGを払って、島のほぼ中央にそびえるランカウイの最高峰に向かってくねくねとした山道を登って行く。この山は車道の他、4,237段の階段を登るハイキングコースも整備されていて、観光客の中には山腹の密林に住む珍しいチョウや鳥を目当てに来る人もいるらしい。
ラヤ山は海抜881mで、頂上には政府の関係する無数のアンテナが立ち並び、保安上立ち入りを制限されている。従って途中の展望所や山頂のすぐ下にある展望レストランからクアの町並みやマラッカ海峡に浮かぶ島々を遠望することになる。
ラヤ山を下りると、ウル・メラカ通りを通って島の北側にある黒砂海岸に向かう。着いたとたんに雨が降り出し、段々激しくなってきた。土産物屋の前の細い路地を通って海岸に降りると、黒砂の浜辺である。白い砂浜が黒砂で覆われ、波や風によって様々な文様を醸し出している。海底や地殻の錫鉱石やその他の酸化物の影響で、黒砂となったらしいが、その神秘的な輝きの秘密はまだ十分に解明されていない。ここでマダムは珍しい帽子を買う。
ランカウイ・クラフト・コンプレクスは黒砂海岸から車で5分程のところにあり、この島の伝統的な工芸の実演や展示をしている。広い館内には草や木で作った品々や、織物、錫製品やガラス製品、大きな凧などが展示され、見ているだけで楽しい。
ゴム園やこれから田植えをする田んぼなどを通り抜け、
クワの街に向かい、車窓から病院や学校、美しいドーム屋根のアル・ハナ・モスクを眺めてクワのダウンタウンを通り過ぎ、13:20イーグル・スクエアに到着する。ちなみにこの島では鷲も鷹もみなイーグルで、この島のシンボルである。鷲広場の鷲は遠くからでも目立つ巨大な鷲で、その羽は1,410本もあるといわれ、イスラムの聖地に向かって赤茶色の翼を広げた姿は迫力満点である。
Eagleユs 広場からプトラ通りを北上して、ダウンタウンを通り過ぎ、クワの街の端にあるNasi Tomatoで休憩し、テータレを飲みながら揚げ卵のLunchをする。テータレを飲みたいと言う日本人に初めてあったと、リーさんに感激された。
リーさんが携帯でケーブルカーの駅に天候を聞いたところ、良好とのことなのでケーブルカー・ステーションに向かう。クワの町からマスリ王女の墓や映画の撮影で有名なサマー・パレスの前を通って、オリエンタル・ビレッジにある、ランカウイ・ケーブルカー・ステーションに
15:10到着し、ここでリーさんと別れる。
このケーブルカーは作年11月に完成したばかりで、観光案内書には掲載されていない。オリエンタル・ビレッジのベースステーションから標高650mのミドルステーションを経て標高709mのMat
Chinchang 山にあるトップステーションまで2.2kmを6人乗りのゴンドラが毎秒3mで登る。ゴンドラが動き出すと、はるか下方に街並、海、島が箱庭のように見え隠れし、暫くすると右手にTelaga
Tujuhの七滝を数えながら鑑賞する。ミドルステーションに着くと、霧雨で何も見えない。その上ゴンドラのドアーが開くと、外気が冷たく、ここからの見物はパスする。
トップステーションには二つの展望台があるが、霧雨で何にも見えない。天候が良ければマレーシア本土やタイ南部も見えるらしい。
オリエンタル・ビレッジを見物しながら、タクシー乗り場に向かい、タクシーでHoliday Villaに帰る。途中の道端の果物屋で明日からの朝食用に、ゴールデンバナナ、マンゴスチン、ランブータン、ライチに似たドラゴンズアイ・フルーツを味見しながら6RGで買い求める。
ホテルのテイラーでシャツとブラウスの生地を選び、寸法を採って、明後日の昼までに仕上げてもらうことし、珍しいマレー服の寸法直しも依頼する。
部屋で一休みしながら、買い物の整理をしていると、夕日が沈む頃となったので、海岸のヤシの葉でできた日よけ用の屋根の下で、ドリンクスタンドからビールとカプチーノを運んでもらい、サンセットを待つ。19:20頃まで待ったが、雲が厚く何にも見えなかった。
今日の夕食はマダムの希望で、マレーシアの鍋料理、スチームボートと決め、タクシーの運転手に近くの店を紹介してもらう。その店はホテルから5分程、アシアナホテルの近くにある、中泰式火鍋海鮮村 帝国(Imperial)で、店の前のオープンレストランでスチームボートと巨大なエビの塩焼きをビール、白ワインで美味しく頂く。スチームボートは1人前35RGだが、魚介類が多く2人前は食べきれないと言うと、2人前で40RGにするから食べろといわれ、お腹いっぱいになった。今日の夕食代は飲み物を入れて80RG、¥2,800程である。
6月18日(水)晴 11,500歩
6時半に起きてシャワーを浴び、7時過ぎからビーチを散歩する。殆ど人影は見えない。あちこちに小さなカニが走り回り、近寄ると小さな穴に逃げ込む。踏み付けないかと心配するが、彼等の方がすばしっこい。ビーチはプライベートの割にはきれいでない。黒砂海岸でもそうだったが、海に投げ込まれたゴミがたどり着いて、あちこちに打ち上げられたままになっている。ワイキキやゴールド・コーストのようにボランティアや町の清掃車も見当たらない。聞くところによるとゴミを捨てない、清掃するといった環境に対する教育が行われていないせいだと言う。
今朝の朝食は昨日買って来た果物と空港で買って来たクッキー、それにコーヒー。ゴールデンバナナはその名の通り皮が薄くて香りが良く、味、甘みともに最高である。マンゴスチン、ランブータン、ドラゴンズアイも上品な甘みと香りがいい。
9時頃から島めぐりをしようと、クアの町外れにあるクア桟橋にタクシーで向かう。桟橋に着いてみると、ここはフェリーなど大型船やペナン島などの遠くに行く船の発着するところだった。運転手のMuhammad君が予約はどこのエージェントかと聞くので、予約はないと言うと、桟橋の横にある小型の船がもやっている所に連れていってくれた。そこの責任者らしき人の話では、定期便は9:30に出発してしまって次は14時の出発だと言う。彼が交渉してくれた結果、チャーター便を出してくれることになり、定期便と同じ4時間で料金は二人で160RGである。ちなみに定期便は一人当たり45RGだそうである。Muhammad君は我々の乗る船に案内してくれ、船頭の若者に帰って来たら携帯で連絡するよう頼み、迎えにくると言う。近くにタクシー乗り場もなく、迎えに来てもらおうと思っていた矢先のことで、助かった。このような島めぐりをする船の発着場は、島内に数カ所あるとのことであるが、地図や案内書には出ていない。
船は桟橋を出航すると、クワの街並やラヤ山を後ろに見て、全島が大理石で出来たダヤン・ブンティン島に向かい、30分程で島の桟橋に到着する。
Pulau Dayang Bunting ダヤン・ブンティン島
(10:20〜 11:15)
この島はランカウイ群島の中で2番目に大きな島で、コウモリや大トカゲが棲息している。桟橋から島に足を踏み入れると、野生の猿が道端で遊んでいる。カメラを近付けると、近くによって来てカメラを盗られそうである。
桟橋から遊歩道を上り下りしながら森の中を10分程歩くと、ダヤン・ブンティン湖に到着する。湖は神秘的な深緑色で、若者達が泳いだり、シュノーケリングをしたり、魚と戯れたいして遊んでいる。湖に不妊の人が入ると、子供が授かるようになるという伝説があり、そういわれてみると泳いでいるのは女性が多い。島の山の一部が妊娠した女性が横たわっているように見える。
Sorryといったら「どういたしまして」という返事が返って来たので、日本の若者と分かり、日本語で話しかけると、彼女らも激安ツアーで来たとのことである。
Pulau Singa Besar シンガ・べサール島 (11:30〜45)
この島はダヤン・ブンティン島の向かいにあり、島の東側はマングローブが生い茂り、海からの眺めがいい。マングローブの入り江で船頭の青年が小エビを撒くと、何処からともなく鷲が飛来して、餌を捕って行く。その素早いこと、カメラのシャッターを押すのも間に合わない。餌がなくなると、いつの間にか鷲はいなくなる。鷲の餌付けは初めての経験である。
西側は白砂の海岸で、桟橋は無いが、船が海岸に乗り上げて、波が来ない合間を見計らって白砂の上に飛び下りる。この島は野生動物の保護地域になっており、鹿、クジャク、猿、馬や野生動物等が共存して平和な環境を共有している。
Pulau Beras Basah べラス・バサ島 (11:50〜12:50)
シンガ・べサール島の西に位置する小さな島で、ジャングルに覆われ、海の透明度が高く、白い砂浜に囲まれている。泳いだり、シュノーケリングやアイランド・ホッピングをする所で、ボートセーリングを楽しんでいる女性もいた。陽射しが強く、日の当たる所は暑いが、日陰で風通しのいい所は心地よい。唯一開店していた売店でビールとジュースを買い、べンチに座ったとたん、何処からともなくやって来た猿にジュースを捕られ、薮の中に逃げ込まれた。ジュースはもう一缶追加したが、猿はジュースを飲めただろうか。
海岸の木陰に流木を見つけて座り、ジュースを飲みながら海を眺めていると、ゆったりとした気分になり、自然の中に溶け込んで行くようである。
クワの船着場に戻ってくると13:25で、運転手のMuhammad君が笑顔で出迎えたくれた。彼のタクシーに乗ってクワの街並を見物しながら、昨日テータレを飲んだNasi
Tomatoに行ってみたが、今日もロッティーは売り切れで、すぐ近くのMuhammad君の知っている店、Restoran SALEEMでロッティーとカフェタレのLunchをする。Muhammad君はアイス・テータレ。マレーシアでは薄いナンのような食べ物をロッティーと言うが、この島ではロッティージャナイと言うらしく、最初は冗談かと思っていたが、真顔でロッティージャナイと言うので、ロッティージャナイロッティーにカレーをつけて食べながら、テータレを作るパフォーマンスを見物する。テータレは紅茶とコンデンスミルクにお湯を加えて、高い所からカップの中に垂れるように落とす。これを数回繰り返すと、空気が入って円やかな味になる、甘い飲み物である。
クワの町からホテルに帰る途中にMuhammad君の家があり、立寄って行かないかと誘われたので、訪問する。大通りから入った静かな住宅地の一角で、Muhammad君夫婦と長女(17)、次女(12)、長男(7)、三女(2)の6人家族で、奥さんはお母さんに付き添って病院に行き、長男は複式学校の為学校に行って留守で、3人の娘さんが留守番をしていた。彼は少なくとも後二人は子供が欲しいと言う。水をご馳走してくれた長女は縦横ともにお父さんよりはるかに大きく、スポーツの選手のように逞しい。二歳の女の子はパパに甘えて離れず、私達を物珍しそうに眺めている。記念に私の腕時計を彼にプレゼントすると、大変喜んで、次の日に偶然彼に会うと、彼の腕にその時計があった。
3時ごろホテルに帰ると、海で浴びた潮を頭からシャワーで洗い流し、さっぱりとしたところでしばしまどろむ。
18:30頃、今日はサンセットが見えるかと、期待してビーチに出てみると、昨日より雲は少なく、しばらくは島に沈む夕日が雲の間から見え隠れしていたが、だんだん雲が厚くなり、島に沈む頃は全く見えなくなった。太陽が沈むと浜辺の風は爽やかに感じられ、大変気持ちがいい。
夕食はシーフードを食べることになり、19:30タクシーですぐ近くのサンビレッジ・シーフード レストランに行く。この店はシーフード野菜を炭火で焼いた料理が得意のようであったが、21時までの間お客は私達だけだった。
屋根があるだけのオープンなレストランで、足下で蚊取り線香を炊きながら、1.5ポンドのロブスターの塩焼き、エビ、イカ、スズキの炒め物、ビーフカレーをビール、ワイン、紅茶で頂いたが、炒め物は味が甘く、マダムの口にはちょうど良かったらしいが、私には甘過ぎた。
レストランに隣接する土産物屋をぶらついて、ココナツで造った珍しいお皿等を買い求め、レストランのシェフの運転する車でホテルまで送ってもらった。
6月19日(木)晴 12,300歩
6:30に起きて、シャワーを浴びて、昨日と同じようなフルーツの朝食をする。8:30から裸足でビーチを散歩し、潮が引いていたので隣のビーチを見物に出かける。段々暑くなって来たので、ホテルのプール脇にあるジャグジーに入ったり、プールサイドのデッキチェアーで新聞を読んだりしてのんびり過ごす。マダムはプール歩きに挑戦したが、プールは外人用に造ってあるのか、水深が135cmあり、足が届かなかったそうである。
昼前になると、急に雨になり、慌てて部屋に引き上げる。12時を過ぎると、テイラーにオーダーメイドのシャツとブラウスを取りに行き、試着して納得する。
部屋のチェックアウトは14時であるが、12時半にはチェックアウトを済ませ、ボストンバッグをホテルに預けてアンダー・ウオーター・ワールドに出かける。
パンタイ・チェナンにある涼しげな白い建物が目印のアンダー・ウオーター・ワールドまでは、タクシーで5分弱である。入り口のチケット売り場までタクシーの運転手がついて来て、胸に付けるワッペン等の世話を焼いてくれる。どうやらこの島のタクシーの運転手はみな親切で、客の世話をしてくれるが、別にチップ要求するわけでもない。
館内は広々としていて、淡水魚や熱帯魚などと共に珍しい水辺の生物達が約5,000種も飼育されている東南アジア屈指の水族館である。水槽のトンネルをくぐり文字どうり水の下から巨大なエイやサメがゆっくり泳いでる姿を見ていると、海中散歩をしているような気分になる。
水族館の出口から、土産物屋の店内を通って外に出るようになっており、外に出ると、偶然にも昨日のMuhammad君が居たので、彼の車で食事に出かける。今日は夜遅くまで食事にありつけないかも知れないので、昼食はしっかり食べようと、冷房の効いた中華料理の店に連れていってもらう。ちなみにこの島では、ホテルでもレストランには殆ど冷房が無く、日が落ちると涼しくなるので、涼しいレストランと言うと、扇風機のある店である。
彼が案内してくれたのは、水族館からそう遠くない、パンタイ・チェナンにあるPalm Viewシーフードレストラン、マレー語でRestoran
Tong Seng、中国語で椰林冷汽海鮮廰と呼ぶ。確かに入り口のドアを開けて、中に入ると涼しい。
ここで念願の牡蛎の卵とじにありついた。その他、エビの蒸し煮、野菜炒め、焼そばとカールスバーグを冷たいジョッキで3缶頂く。大変美味しい味付けで、満足した。
15時丁度、レストランに入ってきっちり1時間後に約束していたMuhammad君があらわれ、タクシーで近くのベストポイントを案内してくれることになった。
先ずはペランギ・ビーチの南西海上に浮かぶリゾート・アイランド、レバック・ブサール島とレバック・ケチル島が眺められる丘に行き、しばらく眺望を楽しむ。
次はホテルを通り越して、パンタイ・テンガ−の南にあるバル・プーサル湾に面したアワナホテルや付近の高級別荘を見物し、週に一度大型船が来航する波止場等観光案内書に無い、見どころを案内してくれた。
16:10ホテルの玄関に来た大型バスに乗り込んで、空港に向かう。途中アセアナ・ホテルで五組の客を乗せると、10分程で空港に到着した。
ランカウイ発KL行き、マレーシア航空MH1459便、ボーイング737型機は機体のトラブルがあったらしく、一度乗り込んだ客を全員降ろして点検し、定刻より1時間20分遅れて19:40に出発し、20:20
KL国際空港のB_9ゲートに到着した。
乗り換えカウンターでJLの搭乗券をもらい、出国手続きをすると、エアロトレインでサテライト・ターミナルに移動し、出発時間までの間テータレを探して歩くが、見当たらず、あきらめてビールとミルクティーにする。
KL発成田行き日本航空JL724便は定刻より5分程遅れて22:40に飛び立った。機内食は夜も遅い時間とあって、簡単で、食べ終わるとすぐ消灯となる。ワインを楽しんでいるどころではない。
5時頃にはそばや卵焼き、きんぴら等の軽い日本食がふるまわれ、日付が替わった6月20日、日本時間の6:30に成田空港に到着した。今回は預けた荷物が無いので、空港の手続きも素早く済んだ。入管や税関の職員、一般の空港関係者でマスクをしているのは稀で、SARSは遠い昔のようだ。
京成電車は早朝とあって、空港からの特急電車は少なく、成田で特急に乗り換える。この電車は押上から都営浅草線に乗り入れて西馬込行きで、日本橋で東西線に乗り換え、三鷹から中央線、武蔵小金井から京王バスで、10:10帰宅する。