Gold Coast 滞在記
                        
2003.2.14〜2.27

昨年に続いてオーストラリアの東海岸、
Gold CoastのSurfers Paradise に2週間
滞在して、現地の生活を体験しました。
今回は義兄夫婦と、同じアパートの別々
の階に滞在し、良き隣人同士の付き合い
をしながら、夫々エンジョイしました。

2月14日(金)晴 11,400歩
 武蔵小金井発16:46の中央線は17:30に東京駅の1番線に到着する。広島からの義兄夫妻と東京駅で待ち合わせて、東京駅発18:03の成田エクスプレス39号で成田空港に向かう。成田空港第二旅客ターミナル駅には19時丁度に到着する。三階の出発ロビーで宅急便のスーツケースを受け取る。義兄のスーツケースのダイヤルキーが開かなくなったので、修繕カウンターに依頼すると、15分で開けてくれた。
 Hカウンターで航空券を受け取り、Qantas航空のカウンターで搭乗手続きをしてスーツケースを預ける。例によってエスカレーターで上の階に行き、レストランMITSUKOSHIで生ビール、コーラ、ココア、ケーキセットなどを夫々頂く。出国手続きをして、免税店で滞在中のお酒を買う。ちなみにオーストラリアでは、日本に比べてワインは割安であるが、ウイスキーは高いので、お酒飲みえの土産としてウイスキーは喜ばれるそうである。
 Qantas航空QF360便は日本航空との共同運行便で、A65ゲートより定刻の21:45に出発した。我々は2階席の後ろから2番目で、乗客の往来が少なく、比較的静かな席である。離陸すると、先ずは白ワインをゆっくり頂き、23時頃の食事は、鶏料理を赤ワインで美味しく頂く。料理の味は大変良く、ボリュームも適当で、残さず頂いた。

2月15日(土)曇-晴 10,400歩
 夕食後すぐ眠って、目が覚めたのは4時半頃である。トイレに行き、蒸しタオルで顔を拭くとすっきりする。昨夜のワインがまだ残っているのか、お酒は飲みたくない。簡単な朝食を食べてコーヒーを飲んでいるうちに陸地が見えてきた。
 Brisbane到着は7:15、定刻より10分早く、81Gateに降り立った。当地の天候は晴れたり曇ったり、時々雨も降る変わりやすい天気で、夏とは言っても暑くない。入国審査を通過して、スーツケースを受け取り、税関を経て到着ロビーに出る。大勢の出迎え人の中からチャーターしておいた車の運転手を探すのが一苦労である。
 National Tour Companyのドライバーはリタイアしたらしい年寄りのおじいちゃん風で、時速100kmで運転しながら周りの風景を説明してくれるのだが、言葉がオーストラリア語のため、しばしば聞き返さなければならない。Brisbane空港からSurfers Paradiseまで、Pacific Highwayでおよそ100kmのあいだ晴れたり曇ったり、時々雨も降る忙しい天候の中、約1時間15分程のドライブであった。
 Peninsula Apartmentsに9:10到着し、フロントでAccommo NetからのConfirmation Slip/Voucherとクレジットカードを見せて入居手続きをする。義兄たちの部屋は21階だが、まだ準備が出来ていないので、11階の我々の部屋でとりあえず落ち着く。早速近くのコンビニで水、牛乳、コーラ、フルーツなどを買い求め、お茶の時間となる。
 今回の部屋はSurfersの海岸と、夕日の沈む西側の山並の見える角部屋で、ベランダの戸を開けると風が吹き通しになる。しかし、前回のようにベッドから朝日が昇るのは残念ながら見られそうにない。しばらく休憩して、今日からの予定を話し合い、11時頃から義兄夫妻にSurfersの街を案内する。
 海岸沿いの道をパラダイス・センターまで歩き、カビル・モールからオーキッド・Ave.辺りの商店街を通り、巨泉の店に立ち寄る。ザ・フォーラムのレベル1(日本流に言うと2階)のJCBプラザで明日以降のツアーの情報を仕入れる。
 昼食はANAホテルのカフェテリア、CARINYAで生ガキと生ビール、ラーメン定食、ピザ、サンドウィッチを夫々頂く。ちなみに値段は、ラーメン定食:$19,75、ピザ:$13.00、サンド:$12.50、生カキ6個:11.50、XXXXビール:$4.95。
 ANAホテルからSurfers Paradise BLVDを南に歩いて、パラダイス・センターの地下にあるショッピングセンター、Woolworthsで夕食の買い物をする。
 ぺニンシュラに帰ると義兄たちの部屋の準備が出来ていたので、荷物を持って21階の部屋の見物に行く。こちらの部屋は海岸に面しており、海岸線が一望できる。高くて見晴しはいい反面、風当たりは強そうである。
 4時半頃まで昼寝をして、女性たちは夕食の準備に取りかかる。私は近くの酒屋に、今夜のビールとワインを買いに出かける。ちなみにお酒を飲むのは私一人で、無理矢理義姉を仲間に入れ、時々義兄もつき合う程度で、お酒の買い出しは専ら私の仕事である。
 今日の夕食は6時から8時まで、メニューは茹エビ、フィレステーキ、人参、ジャガイモ、レタスのサラダ、ブロッコリー、インゲン、トマトとXXXXビール、赤ワインである。ブロッコリーはアスパラのように細くて美味しく、日本では見かけない。XXXXビールは当地クインズランド州のビールである。

2月16日(日)晴 16,400歩
 5時半に起きて、5:45から1時間海岸を散歩する。上空は晴れており、日の出は6:32で、朝日が見えるはずであるが、水平線の朝日の辺りは雲で見えない。太陽が出ていないせいか、気温は上がらず気持ち良い。部屋に帰ってシャワーを浴びてさっぱりする。
 8時半より朝食。義兄夫婦が持ってきた日本米で御飯を炊き、みそ汁、ブロッコリーとマッシュルームの油炒めの卵とじ、それにぶどう、オレンジ。
 午前中はプールサイドのジャグジーに入り、デッキチェアーで新聞を読む。マダムはスケッチに余念がない。珍しいことにプールでは日本人の若い二人連れが泳いでいた。聞くところによると、日本からの滞在者が5組程居るそうで、その気になって注意していると、アパートの到着客や出発客の中に日本人を見かける。
 義兄夫妻が3時からアクアバス・サファリーに出かけるため、オーキッド通りの乗り場まで案内する。3時からのこの水陸両用バスは日本語ガイドがつくので、ほとんどの乗客は日本人ツアー客である。
 バスの出発を見送って、Surfers Paradise Blvd.とElkhorn Ave.の角、シェブロンルネッサンスにあるスーパーマーケット、Coolsに日用品の買い物に行く。次にアジアンマーケットでコシヒカリ、沢庵など日本の食材を買う。
 16時過ぎにアクアバス・サファリーから帰ってきた義兄夫婦と落ち合って、Woolworthsで夕食の材料を買い、16:30アパートに帰る。
 今日の夕食はオーストラリア産コシヒカリとオージービーフたっぷりのカレー、それに生鮭のバター焼き、赤ワイン、XXXXビールを7時から9時半頃まで、おしゃべりしながら美味しく頂く。フルーツのパイナップル、ぶどうも美味しい。

2月17日(月)晴 11,500歩
 5時半に起きて朝日が見えるかと、ベランダに出てみると、昨日と同じように上空は晴れている。しかし水平線の朝日が出る辺りは雲が厚く、見えそうにないので海岸の散歩は取り止める。朝食は昨夜のカレーの残りとゆで卵、オレンジで簡単にすませて9時半から出かけることにする。
 先ずはJCBプラザで世界遺産ツアー、サンセットクルーズ、シーワールドなどの予約をする。カビルAve.のタクシー乗り場からタクシーで約18km南のカランビンに向かい、20分程でCurrumbin Wildlife Sanctuaryに到着する。
 入場料は大人au$22だが、JCBでau$19.5の割引券を買ってきた。入り口の右手から27ヘクタールの園内を走るミニ列車のメインステーションがあり、これで園内を見物することにする。先ずは入り口近くの小鳥たちを訪れ、12時からコアラとの記念撮影を待つ間、小鳥たちに食べられないように、網で囲った休憩所で持参のおむすびとサンドウィッチで食事をする。12時からのコアラとの記念撮影は義姉さんが代表を務める。
 ミニ列車でKoala Junctionに行き、しばらくコアラを見物する。ブリスベンのコアラ園より見物しやすい。ウオンバットやフクロウなどを見物しながら、カンガルーの広場でカンガルーを見物しながらしばし休憩する。
 ツリーカンガルー(木登りカンガルー)はかわいい顔をして木の上から顔を出し、ヒクイドリ、オウム、ワラビーなどが歓迎してくれる。水辺には淡水のワニが思い思いのスタイルでひなたぼっこしていた。
 15時半からKoala Junction前の広場で始まったアポリジニーのダンスは男性がアポリジニーの楽器、ディジリドゥを吹き、歌を歌い、女性が踊りを踊り、時を越えて守り抜かれてきた伝説を歌や踊りで豊かに表現し、火起こしの実演も見せてくれた。
 16時からロリキートの餌付けショーが始まる広場では大勢の見物人が餌の入ったプレートを持って待っていたが、気まぐれなロリキートは2、3羽姿を見せて、餌には見向きもしないで森に消えた。ロリキートはインコの仲間で、ゴールドコーストではよく見かける鳥で、カランビンのマスコットである。
 今日の夕食はアパートの1階にあるレストラン、Georges Paragonの屋外テーブルで18:20から20:30まで。メニューは生ガキ、焼きガキ、スチームロブスター、ステーキなどをxxxxビール、白ワインで頂く。ガーリックトーストや生野菜も美味しい。食後はカビルモールを散歩して、21時前に帰る。

2月18日(火)晴ム夕方から雨 12,600歩
 5時半に海岸に出て、日の出を見る。今日も雲が厚く時々雲間から明かりが見える程度である。遠くの波打ち際は水煙でもやっている。
 いつものようにシャワーを浴びて、7:30にロビーで義兄夫婦と待ち合わせ、海岸の散歩に出かける。浜辺の砂を踏んでANAホテルの前まで歩く。この辺りの海岸ではさすがに日本の観光客を良く見かける。海岸通りに面したMont Martre Coffeeのオープンカフェで朝食をする。オレンジジュース、ベーコンエッグ、焼きトマト、ハッシュドポテトフライ、トーストでau$10.00である。
 アパートに帰る途中でCoolsに立ち寄り、スイカを買う。
 9時半にアパートを出て、タクシーでオーストラリア・フェアーに出かける。SurfersからGold Coast Hwyを北へ約5km、タクシーで10分程の所にあるこのFairはローカル色豊かなショッピングセンターである。Kムマート、ウールワース、ターゲット、コールズなどのスーパーマーケットや各種専門店があり、地元の人々に人気のある店が多いとのことである。13:30まで夫々自由行動となる。
 昨年訪れたカバン屋やCaf獅などが今日も懐かしく開店している。夏用のバッグ、スニーカー、サンダル、財布、ポロシャツなど雑多なものを買い、現地化を図る。昨年も休憩したVipユs Coffee Loungeでスコーンとバナナケーキを食べ、カプチーノを飲みながら休んでいると、偶然にも義兄夫婦が通りかかる。Fairの中のCoolsで夕食用の材料や果物を買い、タクシーでアパートに帰る。
 小雨が降っていたが、13:50からプールのジャグジーで体をほぐし、プールサイドで読書をしながらのんびりする。部屋に帰って、良く冷えた甘くて美味しいスイカで喉を潤し、夕方まで昼寝をする。マダムは本を読んだり、折り紙でおひな様を折ったりしてリラックスしていたようだ。
 今日の夕食は18:30から豚肉のバター焼き、牛フィレのミラノ風、ポテトサラダ、肉まん、スイカの皮の塩漬けをxxxxビールとウイスキー・北海道で頂く。話が弾み、気がついたら11時になっていた。4時間半の夕食とは我ながら驚いた。

2月19日(水)曇時々小雨 15,600歩
 6:30起床してシャワーを浴びる。今日は義兄夫婦が世界遺産ツアーに出かけるので、7時半に見物方々通りの向かい側にある集合場所、レジェンズホテルを訪ねる。このホテルは最近良く日本の旅行団体が利用しているらしく、日本客向けのツアーの集合場所になっており、タクシー乗り場もホテルの前に出来ている。 
 朝の散歩は、ロングステイ財団のオフイスやHIS支店の確認などをして、1時間程surfersの西側を歩く。驚いたことにスーパーマーケットのCoolsなどは朝8時から営業しており、終業は夜9時である。
 8時半から朝食をし、10時半からカビル・Ave.とファニー・Ave.の角にあるロングステイ財団の事務所に出かける。この財団のロングステイサロンはAccomo Netというゴールドコーストでアパートやツアー、自動車など観光に関するサービス業をしている会社が代行している。今回宿泊しているアパートもこの会社で予約してもらったので、担当の宮路さんにご挨拶をし、時節柄マダムの手作りの折り紙で折ったおひな様と内裏様のひな飾りをさしあげたところ、大変喜んでいただいた。
 担当の砂川さんにロングステイ財団の雑誌で見た、リタイアメント・ビレッジ「アールヘイブン」のことについて尋ね、出来れば訪問してみたいとお願いすると、すぐ電話で連絡を取って下さり、明日の10時を予約して下さった。
 カビル・モールの角のロイヤルコペンハーゲンでアイスクリームを買い、ベンチに座って食べる。なぜか今回はアイスクリームが欲しくなり、よく食べる。
 シェブロンルネッサンスにあるワインショップの主人が薦める白ワインと赤ワインを買い、アボリジニーの店などを見物し、夕食の食材を買って、12:50アパートに帰ったとたん、雨が降り出した。
 昼食はサラミソーセージ、スイカ、ビスケット、パン、ジュースとVBビール。食後ソファーでうたた寝をする。
 義兄夫婦は16時半に世界遺産ツアーから帰ってきた。
 夕食は18:30から20:00まで、OZムビーフの照焼き、カボチャの煮物、生野菜とハム・サラミのサラダ、肉まんをワインとウイスキーで頂く。フルーツはスイカとパイナップルで、大変美味しかった。義兄夫婦はツアーで疲れた様子で、20時には部屋に引き上げる。我々夫婦はカビル・モール辺りの散歩を1時間程する。この時間ではまだまだ人通りが多く、賑やかであった。

2月20日(木)曇-大雨 8,900歩
 5時半に起床する。今日も朝日は期待できそうにない。
 8時から朝食をし、夕方まで義兄夫婦と別行動である.
 雨が降り出してきたが、昨日ロングステイサロンの杉山さんが予約して下さったリタイアメント・ビレッジを訪問するため、9:45タクシーでEarle Havenに向かう。
 Earle HavenはSurfersから西へおよそ15分程の所、Pacific HwyとBroadbeach RDの交差するNerangの町にあり、タクシーの運転手も良く知っているとのことである。門を入って左手にあるOffice棟にRhondaさんを訪ねると、彼女のOfficeに案内してくれる。彼女はMarketingの責任者で、しばらく部屋で説明してくれた後、施設内をカートで案内してくれた。ここでは700人程の人が生活しているとのことで、広い食堂、プール&スパ、ゴルフ場、劇場、教会、図書館、美容室、診療所、薬局など快適な生活が出来る環境が整っている。建物は平屋とアパート風の集合住宅があり、一人でも夫婦でも、賃貸でも所有でも良い。食事は自分で作ることも出来るし、食堂で食べても良い。我々が見かけた中にはかなりの高齢者や障害者も見受けられ、ケアのサービスも行われているらしい。買い物のためにバスも用意されている。
 このビレッジに日本のご夫婦が二組いらっしゃるとのことで、佐藤さんの住宅を案内して下さった。たまたまお客さまがおいでで、ご挨拶をしてひな飾りを差し上げ、記念写真を撮って来た。次回はあらかじめ連絡して、お話ししたいものである。もう一組のご夫婦、岡田さんはあいにく留守で、お会い出来なかった。
 待たせていたタクシーでSurfersに戻ると11時で、カビルモールで降ろしてもらう。Dolphin Arcade にあるAsian Marketでかつお節のパックを見つけて買い、Paradise Centreの郵便局で切手を買い、日本へ葉書を出す。
 昼食はサラミ、生野菜、おむすびなど残り物をxxxxビールで頂き、14:30まで昼寝をする。
 15時に21階の義兄夫婦の部屋を見物に行く。21階からの眺めは、11階と違って角度が違い、周りの建物が邪魔しないだけ新鮮で、海岸線がよく見える。
 四人で海岸沿いの道を歩いてJCBに行き、23日以降のツアーの予約をする。JCBを出たら大雨で、今日予定していたSunset Cruiseを明日に変更してもらう。予定変更で、今日の夕食の食材などを買い、アパートに引き上げる。
 夕食は19時から、酢豚、茹エビ、トウモロコシ、生野菜サラダにリンゴ、マンゴーなどのフルーツを白ワインで頂き、21時半頃まで歓談する。

2月21日(金)曇 9,700歩
 5時20分に起きて海岸に行き、日の出を待つが、ついに見られなかった。6時頃からは予報どおり大雨となる。
 今日は義兄夫婦と別行動で、義兄たちはSea Worldに我々はMelaleuca Station Farm Toursに出かける。
 7時から野菜の卵とじ、パンとオレンジの簡単な朝食をする。8:30にアパートに迎えに来た車でツアーに出かける。車は我々を含めて6人を乗せてPacific Hwyを南下し、50分程でTweed Valley のPacific Hwy沿いにあるMelaleuca Station Farmに到着する。これから午前中は香港から来た団体客と同じツアーになる。Farmの案内をしてくれるお兄さんの英語を中国語に翻訳する通訳が同行しているので、まるで中国を旅しているようである。
 Tourでは、まずビリーティーのパホーマンスを見せてくれた。空き缶に茶葉を入れて、それに熱湯を注ぎ、それを頭上からぐるぐる回して茶葉を沈め、上澄みのお茶をカップに注いで飲むという原住民の知恵である。味はユウカリの香りがほのかにし、Damperという白パンにサトウキビで造ったミツをつけたお菓子とよくマッチして、美味しかった。次はムチの使い方教室で、床にムチを叩き付けて音を出す練習である。容易なようで、なかなか難しい。
 この頃になると雨も上がり、牧場で羊や馬に人参の餌付けをし、牛の乳搾りをワン、ツウ、スリーで体験する。農場内を走る蒸気機関車に乗って、農場を一周しながらブーメランの体験をし、小鳥や小動物などを観察する。
 四頭の羊のレースでは、この国の国民性なのか、夫々の羊にFarmのお金を賭けて楽しんだ。
 次は羊の毛の丸刈りの実演、アボリジニーの楽器、ディジゥリドゥの演奏と体験、原住民が昔から使っている楽器の体験とフォークダンスや地元の音楽に合わせて踊る踊りなどオージーの素朴なカントリー生活に触れる体験をした。
 昼食は12時から広い食堂で、BBQバイキング。焼き立ての牛肉、魚のフライ、ポテトの丸茹、スイカ、オレンジなど豊富な果物を赤ワインで頂く。
 午後は二人だけのツアーとなり、12:50からTweed川で魚釣りを体験する。その間に篭に入っているマッドクラブを引き上げて、沸騰しているお湯で茹で、甘くて美味しい味に満足した。
 帰りは朝の運転手がジープでアパートまで送ってくれ、ジープの助手席で話しながら14:40に到着する。
 16時頃帰って来た義兄夫婦と17時にアパートのロビーで待ち合わせ、タクシーでSunset Cruiseに出かける。雨はどうやら上がったが、Sunsetは今日も見られそうにない。
 Main BeachのMarina Mirageにあるヨットハーバーの桟橋に係留中の焦茶色の四人乗りゴンドラに5:50に乗る。間もなくテーブルに予約しておいたフルーツの盛り合わせと飲み物が届けられ、出港する。ゴンドラの船頭さんは外に居るので、我々四人だけで船辺をたたく波の音を聞きながら、暮れ行く夕暮れの景色を眺める。暗くなるにつれて周りの建物に明かりが灯り、遠くのビルの明かりやネオンなどを眺めていると、あっという間に1時間が過ぎ、桟橋に帰港する。これでSunsetが見られたら最高だったに違いない。次回に期待しよう。
 今日はSurfersの海岸沿いで、夕方からFriday Marketがあるとのことで、Marina MirageからタクシーでANAホテルに行き、トイレを済ませて出かけてみたが、雨が降ったせいで中止になっていた。
 夕食はLegends Hotelの前にある中華飯店、麗晶海鮮酒家で、ロブスターの刺身、ハンマークラブ、アワビとナマコの煮付け、酢豚、チャーハン、ロブスターのスープ、アイスの天ぷらを白ワインやサービスのポートワインで豪勢に頂く。デザートのスイカも美味しく、四人とも大満足である。21時にアパートに帰り着いたが、しばらくはお腹が一杯で眠れない。

2月22日(土)雨-曇 12,900歩
 今日も朝日は見えない。
 10時にロビーで待ち合わせて、Carrara Marketに出かける。BrordbeachからPacific Fairの前を通って、タクシーで15分程のところに、土曜、日曜に開かれる市である。大規模な市で、迷いそうである。雨にも関わらず、大勢の人が来ているが、殆ど地元の人である。1時間半程珍しいものを探して歩き回る。食品、衣服、貴金属、陶器、植木、などの店が、Caf獅や食堂などと共に軒を並べている。歩き疲れて、スコーンとカプチーノを飲みながら休憩する。結局これが今日の昼食になる。風鈴やTムシャツなどのお土産やスイカ、プラムなどの食べ物を買い、タクシーでアパートに帰ると、12:50であった。
雨が止んできた13:30頃から裸足で砂浜を歩いて、ANAホテルの先まで行く。この辺りまでくると日本人の観光客が多い。Asian MarketやCools、Woolwothsなどで今夜の食材やTintam、ブルーマウンテンなどのお土産を買う。
 今日の夕食は二人で、19時から蛸の煮物、魚のバター焼き、ブロッコリー、さやえんどう、トウモロコシのサラダ、スイカなどを白ワインで頂く。美味しいものをお腹いっぱい食べて最高の幸せを感じる。

2月23日(日)晴 18,000歩
 5:15〜6:10浜辺でSunriseを待つ。水平線からの日の出は見えなかったが、雲の上から太陽が顔を出す。義兄夫婦はFishing Tourに出掛けたので、二人でハムエッグとフルーツの朝食をする。
 8:15アパートを出て、Broadbeachまで海岸線を歩く。日曜日とお天気に恵まれ、海岸は家族や子供たちのグループで賑わっている。9時にショッピングセンター、The Oasisに到着する。このThe Oasisはきれいなチョウがシンボルマークで、スーパーマーケットや遊園地で子供達が遊べる所もあり、レストランなども立派である。
 先ずはアイスクリームで喉を潤し、店を覗いて靴などを買い求める。3階から出ているモノレールに乗って、2分間、2ドルでJupiters Casinoに到着する。ここはホテルも有り、外人の団体客が多い。
 ホテルを出ると、道路を隔てた向かいに見えるPacific Fairまで歩く。夏らしい日差しで暑い。
 Pacific Fairのシンボルマークは蓮の花で、中の池などにきれいな紫色の小さな蓮の花が咲いている。昨年スコーンを食べて美味しかったオープンカフェ、Dannyユsで、スコーンとカプチーノを飲みながら休憩する。マダムは蓮の花のスケッチ。案内所で場所を聞いて、Darrell lea Chocolatsを尋ね、ホワイトデイのために今週の限定品のチョコセットを買う。タクシーで13時過ぎに帰る。
 15時半頃から浜辺を歩いてワインを買いに行く。今日はどこの海岸も賑やかである。帰りに土産物屋の前でばったり義兄達に会う。義兄達のお土産買いに付き合って、夕食の食材を買いながらアパートに戻ってくる。
 夕食は18:30から22時まで、フィレ肉の照焼きとマッシュポテト、ジャガイモと人参の煮物、ブロッコリー、インゲン、サラミのサラダを赤ワインで頂く。市場で買って来たスイカは甘くて美味しかった。

2月24日(月)大雨  9,700歩
 夜半からの大雨が降り続く。今日はByron Bayなどオーストラリア大陸の最東端をツアーする予定であり、大雨で残念である。
 8:05にアパートのロビーに今日のガイド兼運転手の大川さんが迎えにくる。予定していた他の人はキャンセルして、我々四人だけのツアーとなる。Byron BayはSurfersからPacific HWYで100km程である。大川さん(オーストラリアに在住16年)は車中でこの国の動植物などの自然や生活事情、文化などについて説明してくれながら、途中で観光し、南に向かう。Cabarita 峠は天気が良ければ360度見渡せるすばらしい眺めだろうと思われる所で、眼下に美しいビーチと海があり、周りに何もないので風当たりが強い。
 この辺りから内陸に入ると、雄大な牧草とサトウキビ畑が広がる。数日来の雨は100年に一度も無い程の大雨だそうで、牧草地や畑を水浸しにしている。我々の車の通る道も時折川のように水が流れている。
 Moonball村のRainforest Secretバナナ園に9:20到着する。この辺りはTweed Valleyの南側に当たり、一年中果物が実をつけるので果樹園が多い。雨の中、傘をさして園内のバナナや珍しい植物などの説明を聞きながら30分ほど見物する。その後、このバナナ園で採れたバナナ、クッキー、スコーンをLemon Myrtle Soap や空き缶のパフォーマンスで作ってくれたTea Tree茶で頂く。
 10:25バナナ園を出発して、バイロン・ベイに向かうが、見物していた1時間あまりの間に道路の水が増水して、予定していた道が通れなくなり、バナナ園のご主人が安全な所まで車で誘導してくれた。
 11時過ぎにByron Bayの町に到着し、オーストラリア大陸最東端の岬に立つ灯台に向かう。灯台は岬の突端に突き出た小高い丘に立っており、風雨が強いので傘もさせず、雨合羽のフードで雨をしのぎながら、駐車場から灯台まで小走りに走って行く。灯台には鍵がかかっており、中に入ることができない。風雨をしのぐ所も無いので駐車場の近くの資料館まで早々に引き上げる。見渡す限りの青い海と点在する島々の風景は天候が良ければさぞすばらしい眺めに違いない。
 11:50バイロン・ベイの町に戻り、Hogs Breath Caf獅でOZビーフのステーキやサラダと赤ワインで食事をする。この町は人口1万人程の小さな町で、6月下旬から10月中旬頃、座頭クジラの一種であるHumpback Whaleの時期にはWhale Watchingの客で賑わうそうである。町の建物は殆ど3、4階の低層で、特産の木造建物である。食事の後、Byron 通りとBay 通リを結ぶメイン通り、Jonson 通りの店をぶらぶらして見物する。
 13:05にByron Bayの駐車場を出発し、Pacific Hwyを北上して帰路につき、14時過ぎにTweed川が作るTerranosa湖に到着する。ここで待っていたCatch-A-Crabの大きな船に5人だけ乗り、約1時間半マングローブの生い茂る自然を見物する。間もなく何処からともなくやって来たペリカン(およそ12羽はいたと思われる)にイワシを投げて餌付けをする。ペリカンは大きい嘴を開けて上手にイワシをキャッチし、餌の取り合いをして楽しませてくれる。岸辺に生い茂る木々の上にはコウモリが、水面にはカワウが、空には種々の小鳥達が飛んでおり、生き物の楽園のようだ。
 カキの養殖場やマッドクラブなどを見物し、船上に戻って白ワインで生ガキを試食する。
 15:30、元の船着き場に戻ってくると、車は一路サーファーズを目指してハイウエイを北上し、16:30にアパートの玄関前に到着する。
 今夜の食事は大川さんを誘って、マリオット・ホテルの紅花で鉄板焼を食べることになり、18:30迎えに来てくれた大川さんの車でホテルに向かう。
 マリオット・ホテルの三階にある紅花のテーブルは7、8人づつになっており、我々5人は先に座っていた米国の新婚さん2人と同じテーブルになる。フイリッピン人の料理人が色々なパフォーマンスをしながら、焼いてくれるエビ、ホタテなどのシーフード、カンガルー、マッシュルームなどの野菜やチャーハンをビール、白ワイン、日本酒で頂き、楽しい一時であった。マダムの作ったひな人形を新婚さんや大川さんに差し上げると、大変喜んでいただいた。

2月25日(火)曇時々にわか雨 17,100歩
 8:30から1時間程、四人で朝食をする。義兄夫婦はPacific Fairに出かける。我々は9:50から海岸を裸足で北に向かって歩く。風が強いせいで、波の花が海岸の至る所に打ち寄せている。45分程歩いたらSurfers Paradiseの海岸と、Main Beachとの境辺りで様々な色のパラグライダーがフワリ、フワリと空を舞っており、浜辺では初心者向きの教室も開かれていた。
 この辺りで海岸から上がると、小さな公園が有り、その先に昨日食事をしたマリオット・ホテルがある。ホテルの前辺りで突然雨が降り出し、近くのホテルの玄関で雨宿りをする。雨が止んだところで、近くのクラウン.タワーズを見物に行く。ここはぺニンシュラと同じ長期滞在者用のホテルで、日本の客も多く、色々な設備や店があり、規模も大きく、家族で滞在する旅行者に人気がある。
 ぺニンシュラに帰る途中で、HISに寄り、帰国の時の送迎車の確認をし、サンマートに立ち寄って義兄希望の餅を探したが、売り切れとのことであった。
 部屋で軽い食事をして、12:50から1時間程プールに行く。マダムがスケッチにやって来て、暫くすると雨が降りだし、寒くなって部屋に引き上げる。
 16:30ロビーで待ち合わせて、ナイトショウに出かける。タクシーでOasisに行き、しばらくショッピングをして、3階のモノレール乗り場からモノレールに乗って、Conrad Jupitersに到着する。地下1階のチケット交換所で予約券をチケットに交換し、1階のフードファンタジーで18時から19:30までバイキングスタイルの食事をする。食べ物は洋風、中華風と豊富であったが、握りすしや巻寿司などもあり、その味も悪くないのにびっくりする。マダム達は専らデザートのケーキを、私は白ワインや赤ワインでフルーツやOZムビーフを堪能する。
 地下2階にある劇場の我々の席は真ん中の前から3番目と大変いい席である。ショウが始まる前にカメラマンが記念撮影をしてくれ、帰りに1枚15au$で買い求める。20時から始まったショウは約2時間、バンドの演奏にはじまり、現代風のダンス、アクロバット、手品、曲芸、ミュージックダンス、アイスダンスなど休みなく楽しませてくれた。
 カジノの玄関でベルボーイにチップをわたし、タクシーを呼んでもらって、22:10アパートに帰り着く。

2月26日(水)晴&曇&雨で寒い 14,700歩
 6時から45分程ANAホテルの前まで散歩をする。今日も朝日は見えない。ゆで卵、ネクタリン、コーヒーで軽い食事をする。午前中、義兄夫婦は部屋で休憩。
 10:30からJCBプラザにゆき、明日帰国する旨の挨拶をし、シェブロン・ルネッサンスの1階にあるTurkish Palaseのオープンカフェで食事をする。この店のBreakfast Specialは11時半までで5.95au$、それからはLunch Specialで9.0au$となる。11:25に席に着いて料理を注文したら、店のメニューがBreakfastからLunchに変わった。
 我々が食べたBreakfast Specialは、ソーセージと目玉焼きが夫々2個、焼きトマト、ジャガイモ、オレンジジュース、トーストで、別にカプチーノを頼み、一人当たり7.7au$であった。
 明日は朝早く出発するので、アパートの電話代などの清算を済ませ、最後の昼寝をする。
 16:30から義兄夫婦を案内して、日本食財の店 サンマート、昨年8月に北海道の人が開店した日本食の店 和や日本人向けにアルバイト先や下宿先など現地の情報が得られるペリカン便の事務所、コッキーおばさんの店などを紹介して歩く。我々二人は日本人ツアーが利用するWater Mark Hotelに立ち寄って、中を見物する。今日も日本人や中国人のツアー客でロビーは大混雑であり、売店の店員も日本人や中国人であった。
 義兄達は日本食の店で夕食をするとのことで、Gold Coast最後の晩さんは二人で、フィレステーキ、茹エビ、ブロッコリー、インゲンを白ワインで頂き、フルーツの桃でオーストラリアを堪能する。

2月27日(木)晴 5,200歩
 4:30に起床する。オレンジ、バナナとジュース、牛乳、コーヒーで朝食をし、冷蔵庫の中を整理する。6:30、到着した時に迎えに来てくれた運転手が、またBrisbaen空港まで送ってくれ、7:40空港に到着する。
 カンタス航空QF369便は9:45、定刻より15分程遅れて飛び立ち、18:05、定刻より45分遅れて成田空港に到着した。
 スーツケースを宅配便に預けた所で、義兄夫婦と別れ、京成特急、山手線、中央線、京王バスを乗り継いで20:15帰宅する。


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