10月25日(金)晴 湯沢−曇 10,500歩
8時45分の立川バスで花小金井に向かい、西武新宿線を高田馬場でJR山手線に乗り換え、上野駅に10時15分に到着する。途中、西武柳沢駅でマダムの友人のTさんと合流する。
上野発10時25分の快速アーバンは12時丁度に高崎駅に到着する。18分の待ち合わせの間にトイレを済ませ、飲み物を買い求める。高崎発12時18分の水上行き普通電車は渋川辺りから利根川に沿って北上する。車窓から周りの景色が段々色付いてくるのを眺めていると、季節の移り変わりを感じる。時間が経つと共に越後に近付く気配は鈍行列車の楽しみである。水上の一つ手前の駅、上牧からは車窓の左前方に谷川連峰の紅葉した山々を観賞した。水上では10分の待ち合わせで、上越線長岡行き普通列車が13時30分に出発し、上越の国境を長い清水トンネルで越えると、越後の国である。
越後湯沢到着は14時07分、駅のロッカーに荷物を預け、西口の温泉街にあるセブンイレブンでおむすびを買い、ロープウェーでアルプの里に登る。
ロープウェーの山頂駅、パノラマステーションから右手の一ノ倉沢(1,974m)から左端の駒ヶ岳(2,003m)の間に十数個の山々が雪をいただいたり、紅葉したりと様々な姿で楽しませてくれた。
パノラマステーションから紅葉を楽しみながら、高山植物園、ロックガ−デンまで歩く。コスモスは満開で、見頃であるが、高山植物は殆ど花を付けていない。ガレバハウスでマダム達はきのこ汁を私は高原ビールで遅めの昼食にセブンイレブンで買い求めたおむすびをほおばる。
パノラマステーションから16時発のロープウェーで降りると、老舗の笹だんご屋で笹だんごを買い求め、上越線の線路をくぐって東口の雪国の碑の前で記念撮影をする。
駅前の魚屋と八百屋で今晩の食事の材料を買い求め、17時17分発の六日町行き越後交通のバスをハッカ石打停留所で降り、日が暮れた坂道を登って、17時半過ぎにツインタワー石打に到着する。
今日の夕食はイカの一夜干し、メギスの煮魚、きのこの煮付け、キュウリもみと主食は例によって魚沼産コシヒカリの笹だんごである。満腹になって、おしゃべりをしているうちにうとうする。12時前に娘が金沢から車で到着する。
10月26日(土)晴 7,700歩
7時に起きて散歩していると、ロビーで手作りのパンを売っていたので、バターロールとマドレーヌを買い、朝食の主食とする。
朝食は9時から、焼き立てのバターロールとマドレーヌ、それに味噌汁、ほうれん草・ベーコンの卵炒め、コーヒーを4人で頂く。
10時15分にFさん御夫妻が、車で到着する。小平市を7時過ぎに出たとのことである。しばらく休憩して、娘の車と2台に分乗して六日町の八海山に出かける。
カーナビに従って、国道17号線を北上し、六日町駅前通りの朝市を左手に見て通り過ぎ、四十日新道交差点を右に折れてしばらく行き、八海神社入り口の前を過ぎると、間もなく八海山ロープウェーの山麓駅で、12時40分に到着する。
バスや車が置いてある駐車場に駐車して、丘を登って山麓駅に着いてみると、そこにも駐車場があった。
八海山ロープウェーは標高355mの山麓駅から1,155mの山頂駅まで、標高差800m、全長2,412mを81人乗りのゴンドラで、国内最速の毎秒10mのスピードで登る。途中、窓から見える左右の山や谷の赤や黄色に染まった紅葉はみごとで、筆舌に尽くし難い。山頂駅横の広場から見える八海山の岩場や紅葉、越後平野などの景観もすばらしい。
山頂駅の左上手に見える階段を登って展望台に行くと、360度の大パノラマである。幸い今日は天候に恵まれて、上信越の山々はもちろん、はるか日本海に浮かぶ佐渡ヶ島を遠望出来た。八海山の象徴、八ッ峰の断崖絶壁と紅葉のコントラスト、すすきと紅葉等色々な組み合わせの秋を楽しんだ。
ちなみに八海山の名前は、花崗岩の八つの岩峰、八ッ峰と小さな池が八つあることに由来しているらしい。
団体客で満員の13時15分のロープウェーで山麓駅に下りる。今日の昼食は、ツインタワーのフロントで教えてもらった八海会館ですることとし、八海神社に向かう。
八海会館は八海神社の経営で、神社の入り口にある。名物の新ソバ100%のヘギソバと野菜の天ぷらも美味しかったが、お茶うけの大根葉の煮つけと白菜とカブの浅漬けが美味しかった。名物のお酒、八海山を飲みたかったが、ぐっと堪える。満腹になったところで、八海神社にお参りする。
14時40分に神社を出発し、途中で教えてもらった大和屋でFさんが八海山の酒粕を探すが、時期が悪く手に入らず、A-Coop城内店で置いてあった酒粕を買い求める。
国道17号線を北上して、ツインタワーを通り越し、スーパー野口で夕食用の魚沼産ササニシキやきのこ鍋の材料を買物して、16時30分ツインタワー石打に帰着する。
大浴場で汗を流し、ビールで喉を潤すと、しばし至福の時が訪れる。
夕食は19時から21時半まで、この時期定番のきのこのすき焼きである。めいめいに持ってきたおつまみ、菊の花とキュウリの酢の物、漬物等、その後これも持ち寄ったお菓子、南紀の玉ぐし、庭でできた柿、みかんなどを頂きながらのおしゃべりが続いていたようである。
10月27日(日)晴のち曇ときどき小雨 15,600歩
昨夜おしゃべりに加わらず、早く休んだ娘は5時に起きて、車で金沢に帰って行った。金沢からの連絡で、9時半には到着したとのことである。
一寝入りして8時頃起きだし、ロビーに朝食用のパンを買いに行く。Tさんはそこで美味しいパンの作り方のコツを教えてもらう。聞く所によるとこのツインタワーの19階で作っているとのことである。
朝食は焼き立てのロールパンとカステラ、味噌汁、ゆで卵、野菜、果物、コーヒー。食後は10時から20分程、スキーのゲレンデや付近を散歩する。
Fさん御夫婦とTさんは早めに帰ることとなり、11時に出発する。私は湯沢駅まで乗せてもらい、そこでお別れする。マダムは買物のおつきあいをすることとなり、スーパー野口、老舗の笹だんご屋、魚屋などでお土産を買われたらしい。
湯沢着11時30分のあさひ313号でNさんが東京からおいでになり、湯沢駅の改札口で待ち合わせて、先ずは東口の中野屋にヘギソバを食べに行く。中野屋は日曜日の昼時とあって、店内は満員の盛況である。ソバができるまでビールとお酒で乾杯し、ソバを食べていると、携帯で連絡していたマダムがあらわれる。
三人でアルプの里に行くこととなり、東口の魚屋の前を通りかかるとFさん、Tさんにばったり出会い、再びお別れをする。
13時発のロープウェーは日曜日というのに、天候のせいか空いており、周囲の紅葉を見ながら山頂のパノラマステーションに着く頃には、小雨が降り出してきた。雨は降ったり止んだりで、傘をさす程ではないが寒い。一日おいて見る紅葉は、彩りが鮮やかになり、雨に洗われてきれいだが、山並みは殆ど見えない。ガレバハウスまで歩いて、高原ビールやコーヒーで喉を潤しながら周囲の紅葉を楽しむ。
ロープウェーで下に降りると、暖かくほっとする。Nさんと私は湯沢駅の売店で、5百円払って5種類の酒の利き酒をする。5杯目ぐらいになるとお酒の味が皆同じになってきた。
湯沢駅発15時52分の越後交通バスをハッカ石打で降り、16時過ぎにツインタワー石打に到着する。
先ずは大浴場の温泉で、汗を流して疲れをとり、湯上がりの冷たいビールの味はなんとも言えず、今日も至福の時となる。
18時半からの夕食は、Nさん持参のゴマ鯖の薫製、イカの一夜干し、メギスの煮付け、きのこ鍋を越後の名酒八海山と鶴齢で頂く。日本シリーズを見ているうちにうとうととなる。
10月28日(月)曇−小雨 (東京 晴) 10,200歩
7時に目が覚める。朝食は魚沼産コシヒカリの御飯、味噌汁、ベーコンと残り物の野菜の卵とじ、菊の花とキュウリの酢の物。
Nさんは8時52分のバスで湯沢駅に行き、湯沢駅前発9時30分の越後交通バスで清津峡に行く。
9時過ぎから30分程魚野川のほとりを散歩する。冷たい空気が気持ち良い。部屋の掃除をしてゴミをゴミ置き場に運び、12時15分、ツインタワー石打を後にする。
ハッカ石打発12時27分のバスは少し遅れたが、Nさんが清津峡から到着する45分には間に合った。湯沢駅で合流した三人は西口のみらく茶屋で食事をする。Nさんは越後の名酒を茶わんで、私は生ビールを夫々お代りし、うどの煮付けやけんちん汁、お汁粉等を頂く。
湯沢始発のたにがわ444号は14時04分、定刻に出発し、上毛高原、高崎、熊谷、大宮、上野に停車し、15時40分東京駅に到着した。車内でビールを飲んでいると、窓際においてあった缶ビールが電車がカーブする時に床に落ち、一騒動あった。
Nさんとは東京駅で分かれ、中央線で武蔵小金井に行き、京王バスで17時半に帰宅する。