Slow Stay in Gold Coast
<のんびり、ゆったりゴールドコースト>
2002.5.9 〜5.23

 オーストラリアの東海岸、ゴールドコーストで2週間、二人のマダムのお供をしてのんびり、ゆったりのアパート生活を 楽しみました。滞在中は天候に恵まれ、日中は 散歩、観光、ショッピングを、夜は南十字星を眺めながら、OZ−ビーフとOZ −ワイン&ビールを堪能しました。

5月9日(木)曇 6,000歩 
 スカイライナーの最終便、17時25分京成上野発で成田空港第2ターミナルに向かう。家を出たのが3時45分、京王バス、中央線、山手線を乗り継いで、京成上野からのスカイライナーは各車両ともがらがらである。6時40分出発ロビーに行くと、こちらも連休明けのせいか、閑散としている。
例によってそじ坊で腹ごしらえをして、ヤマトのカウンターで スーツケースを受け取り、G-31カウンターで日本旅行の担当者から航空券を受け取る。スーツケースの検査を受けて、JALのカウンターで搭乗手続きをすると身軽になる。
手荷物検査を受けて、出国手続きをして出発ロビーに出ると、もう国外の気分になる。免税店で滞在中の飲料、軽井沢と土産用の煙草2カートンを買い、D-97Gateに向かう。
日本航空 JL761便はQantas航空との共同運行便(QF360)で、Brisbane空港まで毎日この便が1便だけ運行され、8時間40分のフライトである。JL761便は定刻より5分早い、21時40分に離陸し、途中ゆれもなく、穏やかなフライトで空の旅を楽しませてくれた。中程の4人席は殆ど空席で、ゆったりとした気分である。
飛び立って30分ほどで飲み物のサービスがあり、10時半頃には遅い夕食というかちょっぴり重い夜食のサービスがあり、赤ワインで残さず頂く。

5月10日(金)晴 10,000歩
  いつ赤道を通過したのか気がつかないうちに、朝食のサービス
が始まり、間もなくBrisbane国際空港である。日本との時差が1時間あり、当地の時間で7時30分に着陸した。天候は快晴で、日本より暑いかな、という感じ。しかし、湿度が少ないので気持ち良い。関西空港からの到着客を待って、日本旅行の用意してくれたチャーターバスに総勢14名が乗ると、8時50分にいよいよ目的地のGold Coastに向けて出発である。 途中、Radisson Hotel(ゴルフ場に併設)でトイレ休憩をして、DreamworldやMovieworldを車窓から眺めながら、10時30分にSurfers ParadiseのClifford通りにあるPeninsula Beachside Apartmentsに到着した。このアパートに今日から2週間滞在する。フロントで二重ロックの部屋の鍵、金庫の鍵、プールやサウナに入る鍵、それに夜9時以降に玄関を開ける鍵を受け取る。18階の140平方メートル、2ベッドルーム、バスルーム&シャワールーム、台所、ダイニング、の部屋は、前面がSurfers Paradiseの海岸で、その先にどこまでも広がる大平洋の水平線が続く。
部屋のチェックが終わると、すぐ近くのコンビニで取りあえず必要な水、ぶどうなどを買い、コーヒーを沸かして昼食にする。
午後は海岸の歩道を5分ほど歩いてSurfers Paradise(通称サーファーズ)の中心街カビル・モールにある両替所で両替し、辺りを見物する。午後の太陽が照りつけているが、さほど暑くはない。風は爽やかで、日陰に入るとひんやりする。
ザ・フォーラムの1階(日本では2階)のJCBプラザで観光やツアーの情報、地元の催し物(市場や夜店)の予定などを教えてもらい、このまちの情報を仕入れる。
カビル・モール(歩行者天国)の南側にあるパラダイス・センター(ショッピングセンター)にある富士フィルムの店に撮影済みのフィルムのPhoto.を頼み、地下にあるスーパーマーケット、Woolworthsで今夜以降の食料品や日用品を買う。
今日の夕食は、ゆで海老、OZ-ビーフ、サラミソーセージ、生鮭、サラダ(レタス、ズッキーニ、トマト&レモンと醤油の手造りドレッシング)。飲み物は勿論OZ-ビール<xxxx&VB>とOZ-ワイン)。
食後は毎週金曜日に日暮れと共に始まる夜市に散歩がてら出かける。サーファーズの海岸ぞいの歩道の両側に、手造りの品々を持ち寄った人達が、およそ1km程にわたって思い思いに店を出していた。

5月11日(土)晴 14,200歩
6時15分、ベッドから朝日が大平洋の水平線に登るのが見えたが、その上は雲で、間もなく見えなくなった。朝日と共に部屋の空気が暖かくなってきた。6時半から1時間ほど海岸を散歩する。ゴールドコーストの海岸は23kmにわたって海岸線が続いているとのことであるが、北も南も見渡す限り海岸線である。海岸の砂は毎朝夜明け前に車で掃除しているのでごみや石ころがなく、裸足で歩いても全く安全である。朝から泳いだり、サーフィンをしているが、海水は気温より暖かいようである。今日は土曜日のせいか、歩いている人が多く、殆どの人が裸足である。
アパートに帰り、シャワーを浴び、コーヒーと野菜、フルーツたっぷりの朝食が美味しい。
10時頃からJCBプラザに行き、ツアーの予約をする。JCBでは来店客やツアーの申し込み客にお楽しみ抽選があるが、今回も外れだったらしく濡れティシュが貯まる。
カビル・アベニューのタクシー乗り場からタクシーでブロードビーチにある巨大なショッピングセンター、パシフィック・フェアーに向かう。このセンターはファッションブランドからフードコートまで約250店鋪、映画館12館がある巨大なマーケットである。以前は大丸も入っていたらしいが、今は無い。ショッピングやウオッチングをして疲れたので、手造りスコーンの焼立てが食べれるオープンカフェ、Danny'sで一休みして名物のスコーンをカプチーノで味わう。ちなみに、この国の一般的なコーヒーはカプチーノで、コーヒーの上に生クリームを盛り上げ、シナモンの粉を振ったカップをこぼさないように器用に運んでくる。この国では、コーヒーでもビールでもカップいっぱいでないと納得しないらしい。
今日の夕食は鯛の煮つけ、生海老の塩茹で、温サラダ(ブロッコリー、インゲン、じゃがいも)、フルーツはスイカ、メロンをOZ-ワインで乾杯する。食後、テラスのデッキでワインを飲みながら星空を眺めていると、幸せな気分がわいてきた。

5月12日(日)晴 12,300歩
6時20分、ベッドから日の出を見る。太陽が水平線上の雲の中に消え、再び雲の上に顔を出す。7時20分から3人で海岸を散歩する。海岸通りのオープンカフェ、Emily'sでベーコンエッグ、焼きトマト、トーストとカプチーノの朝食をする。
10時20分にアパートを出て、ツアーに出かける。今日のツアーはJawsの絵を車体に描いた水陸両用車でサーファーズの景色を水陸両方から楽しむものである。先ずはガイドのOZ−ガールと記念撮影をして、車高の高いJawsに梯子で登り、11時にドルフィンセンターの前を出発する。道路を走っている時は振動で乗り心地はいまいちであったが、水中は船と同じである。水上から見るヨットハーバーやシーワールド、マリーナミラージュの景観もすばらしい。
ドライバー/キャップテンは陸から水上へのダイビングも見せてくれ、歓声が上がり、水しぶきが車内に飛び散った。
ドルフィンセンターに戻って、巨泉の店、OK-ギフトショップや付近の店をショッピングする。昼食はMontmartreのオープンカフェでカプチーノを飲みながら、ツナ、トマト、卵のサンドウィッチにかぶりつく。
夕食はOG−ビーフを赤ワインで頂き、短いお米の御飯を試食する。7時過ぎにパースに住んでいるマダムの友達のAnnaさんより電話があり、片言の英語でおしゃべりをする。

5月13日(月)晴 9,600歩
 今日は2ヵ所の世界遺産ツアーに出かける。7時40分に迎えに来たバスに乗ると殆ど日本人ツアーの人で、ガイドも日本人である。聞くところによると近畿ツーリストの団体に、われわれ3人が加わえてもらった、という格好で、総勢44名のツアーである。
 7時45分に迎えのバスでドルフィンセンターのツアーデスクに行き、そこで3台のマイクロバスに分乗して出発する。ガイド兼運転手は石垣さんという日本人の若い男性である。
 バスはスプリングブルック国立公園に9時30分到着。約1時間ほどの間にキャニオンアウトルック、ベストオブオールアウトルック、パーリングブルックから滝やカルデラ、ユーカリの森に漂うユーカリ油の青みがかった空気など雄大な景色を堪能し、ゴールドコーストの町並みを遠望する。また、2000万年前からかわらない原生林を散策して、南極ブナ、ベン(おじいさんのひげ)、クローズホット、ボトルブラシ、ブラックボーイなどの珍しい植物やさぎ鳥などの珍しい鳥に出合うことが出来た。
 11時20分にはカナングラのヒストリック・トンネルに到着する。この四角いトンネルは人の手だけで造られた長さ91mのトンネルで、およそ100年前、材木を積んだトロッコが通った歴史的なトンネルである。
 昼食はカナングラ・ホテルに程近い、レストラン The OWL Coveで、ボリュームたっぷりのOZ−ビーフのミックスグリルを頂く。ちなみにオーストラリアはビールの消費量がドイツに次いで世界第2位で、牛肉は一人当たり年間100kg(1日約300g)を食べる。
 午後はカナングラの町からラミントン国立公園に向かい、13時20分にO'Reilly'sレインフォレスト・ゲストハウスに到着する。先ずは近くの公園で野鳥の餌付けをする。餌を持った人が来ると、アカクサインコや青アズマヤがどこからともなく集まってきて、腕や手のひらに乗って餌を食べる。野生といっても、大変人なつっこい。
 次は亜熱帯雨林の散策をする。グリービッグハート、カンガルーアップル、カブスカ・ツリー、ストラング・ヒルなどの珍しい亜熱帯植物やさぎ鳥などに会いながら、15分ほどでつり橋に到着する。
長さ160m、高さ30mのTree Top Walkをしながら、しばし森林浴を楽しむ。帰り道では、カンガルーの一種で、ワラビー(
wallaby)と呼ばれる小さな、かわいい夜行性の動物が、道端で餌を食べているのを見つけて感激しながらサーファーズに戻ってきた。ツアーのお土産にDFS(免税店)の抽選券を頂き、それに釣られてDFSで買い物をする。
今日の夕食もOZ−ビーフで、マシュルーム、ヅッキ−ニ、マンゴー、ブドウなどの野菜や果物と共にOZ−ワインで頂く。

5月14日(火)快晴 9,700歩
 今日は朝から快晴で、コーヒーを沸かして、バルコニーのデッキチェア−から水平線に上る日の出を楽しむ。6時20分、日の出から時間がたつにつれて空気が暖かくなる。
 7時半過ぎから、海岸をメインビーチに向かって北に歩き、ANAホテルのロビーでトイレ休憩をして、日曜日にビッグサンドウィッチを食べたMontmartreのオープンカフェでベーコン、卵、ポテトフライ、トースト、フルーツにカプチーノの朝食セットにする。
 10時過ぎからタクシーでHarbour Townにアウトレット・ショッピングに出かける。サーファーズからタクシーで15分ほど、ゴールドコーストHWYを北上したところにあるこの巨大なショッピングセンターは、40以上の有名ブランドのアウトレットや専門店、レストラン&カフェやデパートなど180店舗以上が軒を連ねるTownである。3時半までショッピングや目の保養をする。途中、Star Coffee Co.で休憩して、スコーン、マフィンとOZ−ビールで軽い昼食をする。
 今日の夕食はOZ−ビーフたっぷりのカレ−ライスがメインデッシュである。ゆでたインゲンやハムなどのサラダも美味しく、フルーツのパイナップルは香りと甘味が少なく、水代わりに食べる。

5月15日(水)晴 10,400歩
 マウンテン・ツアーズのTourに参加して、土ホタル(Glow Worm)
見物や亜熱帯雨林の山歩きをして、滝や景観を鑑賞する。
 8時45分にマウンテン・ツアーズの社長兼運転手Mr.Kim Doddと日本人ガイドのMiss.Mika Sekizawaがロビーに迎えにきてくれる。ツアー客は先に乗っていた日本の若い男性とすぐ近くのホテルで乗ってきたOZらしき夫婦、それにRobina大学に短期留学中の若い日本人女性、我々3人の計7人である。
 車はサーファーズを出発すると国道3号線を南下し、Robina大学の近くの閑静な住宅街でホームステイをしている留学生を拾い、Pacific HWYをしばらく走ってMudgeerabaからWunburra Rangeにはいる。先ずはWunburra LookoutからLittle Nerang Damの景観を眺め、Homestead&Observatoryのレストラン兼天体観測所でトイレ休憩をする。Natononal Parkでは古い小さな小学校跡を見学する。
 Forest of Dreamのカフェでティータイムのコーヒーを頂き、ビデオで土ボタルの勉強をしてオーナーが研究の末、成功した人工の土ボタルを鑑賞する。特別な素材の棚に糸を張って餌をとる小さなミミズのような幼虫が暗闇の中で美しい光を放っている。ホタルのように光を点滅させるのではない。洞窟のような部屋の壁一杯に数え切れないほどの棚からの光が、暗闇に目が慣れてくるにつれてはっきりと大きく見え、満天の星空のようだ。
 Tallanbana picnic areaでは車を降りて、1時間半ほど亜熱帯雨林のウオ−キングをする。ボトルブラシ、ユーカリ、ガムツリー、コルクの木、ブラックボーイやシダなどの植物の生い茂る道を下って、高さ300mのツイン滝の滝壷に出ると、きれいな虹が見えた。滝の裏側を通って滝壷を一周し、レインボウ滝を横に見ながら4kmのTwin Falls Circuitを一周する。
 Goomoolahraからは太平洋が見渡せ、すぐ近くにGoomoolahra滝がみえた。朝立ち寄ったレストランに行く途中で、Country Pampkinの店に立ち寄り、店中がカボチャの色と型をした陶器、ロウソク立て、皿、コップ、鍋などを見て感心する。
 Homestead&Observatoryのレストランで大きなハンバーガーと山盛りのポテトフライにOZ−ビールで遅めのランチをする。
 帰りは、ラベンダー・ショップ、Frienosに立ち寄り、Little Nerang Dam(ゴールドコーストに水を供給している)を見物して、バスの中でオーストラリアで愛唱されている<マチルダ>を全員で合唱しながら、6時にpeninsulaに到着する。

5月16日(木)晴 8,000歩
 海岸を散歩して、アパートの屋内プールに行く。温水プ−ルらしいが、冷たい。ジャグジーは先客がいて次の機会にして、屋外のデッキチェア−で日光浴をする。
 遅い朝食の後、10時半から4時間ほどサーファーズにショッピングに出かける。アポリジナル・アートの店や、OZ−ワインの店、みやげ物の店などが軒を連ねるオーチャード通やドルフィン・アーケード、シェブロン・ルネッサンスを歩いて、パラダイス・センターの角にあるアイスクリームの店、Royal Copenhagenで焼きたてのコーンに詰めた特大のアイスクリームに舌鼓を打つ。
 3時からしばらく昼寝をして、早めの夕食にする。今日の夕食は、OZ−ビーフたっぷりの肉じゃが、マカロニサラダ、茹でたブロッコリーとインゲン、チャーハンにメロン、パイナップルである。
 7時半から一時間ほど砂浜に出て、南十字星を眺めながら散歩する。

5月17日(金)晴 9,500歩
 今日はAustralian Day Toursのツアーに参加して、Brisbane観光に出かける。
 8時に迎えに来る予定の大型バスが7時45分に来て、慌てて部屋を出る。ゴールドコーストから我々以外は外人さんばかり、計8人が大型バスでブリスベンに向かう。サーファーズからパシフィックHWYを北上し、ブリスベン郊外でバス専用道路を通って市内に入り、Brisbane Transit CentreのLevel 3に9時5分に到着する。ここでトイレ休憩をして、Brisbaneの市内観光やその他の観光コースごとに分かれてバスを乗り換える。
 バスセンターを9時30分に出るとバスはブリスベン川沿いのミリマー・リバークルーズの乗船場に向かい、クルーズ船に乗船する。
 クルーズ船は10時に出発すると、左右の川岸の景観を眺めながら、ゆっくりとVictoria-Bridge、William Jolly-Bridge、Mervare-Bridgeの下を通り、段々と郊外に向かって進む。回りの景観がビル街から住宅街になってゆく。やがて別荘や公園、陸軍病院、クイーンズランド大学が見えてき、船内ではコーヒーやクッキーが振舞われる。突然右側の川岸が賑やかになり、目を凝らすと無数のコウモリが木の枝にすずなりになってぶら下がっており、その鳴き声であった。不思議なことにその一角だけ、コウモリが居て、その周りには同じような木があっても居なかった。
 やがて右側にLone Pineの船着場が見えてきて、1時間15分のクルーズの終点である。
Lone Pine Koala Sanctuaryは世界でも最大規模を誇るコアラ園である。ここでは1時間15分の自由時間があり、ガイドなしで気ままにコアラやカンガルーなどを見物して
歩いた。先ずは、カンガルー園でカンガルーに大接近し、餌をあげて機嫌をとり、記念撮影をする。このSanctuaryではコアラをショウとしてだけではなく、保護区としての役割も果たしており、南の大きなコアラと北の小さなコアラを交配させているところもあった。殆どのコアラはユーカリの木に抱きついて寝ているが、母親に抱かれた赤ちゃんコアラなども見ることが出来た。マダム二人はコアラを抱っこしてご機嫌で記念写真を撮った。ウオ−ンバット、エミュー、カモノハシ、ディンゴなどの珍しい動物達や鳥も見かけた。
 バスで市内に戻ると、Brisbane大学のあるSouth Bankに向かう。Brisbane川をはさんでシティーの対岸にあるこの地区は、大学や公園があり、アカデミックで落ち着いた街である。Brisbane川沿いのSun Marcoでマフィン、クッキィ−にビールのティータイムをとる。
 Australian Woolshedでは羊の毛刈りの実演と犬が羊の群れをコントロールするドッグショウを見物する。Mt. Coot-thaの展望台からはBrisbaneの街が一望出来た。
 6時にPeninsulaに帰ってくると、荷物を部屋に置き、夕食に出かける。PeninsulaのあるClifford通からゴールドコーストHWYを2ブロックほど北に歩いて、麗晶海鮮酒家を訪れる。先ずは水槽で泳いでいるハンマークラブを選んで、ボイルしてもらう。甘くて味があり、美味しい。ホタテのバター炒め、野菜の五目煮、シーフード焼きそばなどで満腹になる。
 帰りは、海岸通の金曜日の夜店で、珍しい民芸品を眺めながら海岸に出て、星空に南十字星を探す。

5月18日(土)晴 20,000歩
 7時からマリーナ・ミラージュの土曜朝市に出かける。この市は毎月第3土曜日に7時頃から開かれるそうで、運良く見ることが出来た。朝早いので道も空いていて、タクシーで10分ほどで到着する。
 野菜、果物、花、パンやお菓子類、シーフード、肉、ジャム、ワインなど、手作りの品々を並べて商売している。地元の人が推奨するマッド・クラブ、クッキー、オレンジ、ワイン、マカデミア・ナッツなど、3人で持てるだけ買う。
 今日は朝から水道の故障で、水が出ないので朝食は外ですることになり、ANAホテルの近くのオープンカフェ、Montmartreに食べに行く。トーストとベーコンエッグの定番の朝定食をカプチーノで頂き、ANAホテルでトイレ休憩をして、運河沿いを散歩して帰る。
 午前中はPeninsulaのプールサイドやジャグジーでのんびりする。マダムはスケッチを。週末のせいか、海岸通の駐車や海岸、ホテルの人出が多い。
 3時半、太陽はさんさんと照らしているが、外の風は涼しい。散歩をしながら買い物に出かけ、シェブロン・ルネッサンスのスーパーマーケット、Colesで夕食の買い物をする。
 夕食は今朝買ってきたクインズランド特産のマッド・クラブとOZ−ビーフ、サラダにフライド・ポテトを今朝買ってきた白ワインで波の音を聞きながら美味しく頂き、満腹になったら、デッキチェア−に寝転んで夜空を眺めながらうたた寝をする。至福のひと時である。

6月19日(日)晴 22,300歩
 日曜日の朝のせいか、浜辺の人出は多い。6時半から浜辺のビルが途切れるまで海岸を南に向かって歩き、ブロードビーチの手前で引き返す。朝食後、今度はサーファーズの商店街まで散歩し、アジアン・フーズの店を見つけ、トーフを買い、海岸を歩く。
 昼食は巨泉の店、OK−ギフトショップの隣のオープンカフェ、Costa Doraでイタリアンを食べる。ボリュームはたっぷりだが、パスタは茹ですぎで、いまいちの味である。
 夕食は残り物の整理をする。

6月20日(月)晴 12,800歩
 今朝も朝日を期待したが、水平線の上に雲が多く、残念ながらきれいに見えなかった。トーフの味噌汁と御飯で朝食をすると、地元の人に人気のある巨大なショッピング・センター、オーストラリア・フェア−に出かける。Ferny Av.の北行きバス乗り場から、No.1のバスで$2.2分、約15分ほどの距離である。Nerang川がBroadwaterになる辺りで、川を挟んでMarina Mirageの特徴のある屋根が見える。
 ブランド店もあるが、実用品の店が多く、地元の人の姿が殆どで、日本人をはじめ東洋人らしき人は殆ど見かけない。規模が大きいので迷いながら歩き、西館の1階全フロアが生地の店でテーブルクロスを買う。VIP's Coffee Loungeで疲れを癒しながら美味しいアップルパイ、スコーン、マフィンとカプチーノで軽い昼食をする。帰りは、タクシースタンドでタクシーを呼び、2時にPeninsulaに帰り着く。
 今日の夕食は、夕方買い物に行ってWoolworthsで買ってきたOZ−ビーフのフィレ肉のステーキである。この肉は脂が少なく、柔らかくて味があり、大変美味しい。日本ではお目にかかれない品である。ボイルしたエビ、アボガド、インゲン、ブロッコリーなどの野菜と赤ワインで満足する。

5月21日(火)快晴 23,000歩
 6時10分頃から海岸に出て、日の出を待つ。6時22分には雲一つない水平線から日の出が始まる。18階から見る日の出とは違う雰囲気で、感激する。波間ではサーファー達があちこちに見られ、子供たちに混じってお年寄りも泳いでいる。予報によると最低気温は13℃とのことであるが、海水の温度は冷たくなく、むしろ暖かく感じる。海岸を散歩して、Emily'sのオープンカフェで朝食をする。
 9時半から海岸を北に1.5kmほど歩き、そこからRiver Driveに出て、川沿いを歩いてChevron RenaissanceからCavill Mallに出て帰ってきたが、日光は燦燦と降り注いでいたが、風は爽やかで、暑さは感じなかった。
 午前中はPeninsulaのプールやジャグジー、プールサイドのデッキチェア−で思い思いに過ごす。
 2時半ごろから、日本旅行やJCBに手作りの爪楊枝の花立を持って挨拶に行き、WoolWorthsでお土産品や夕食のフィレ肉などを買う。
 今日も夕食はOZ−ビーフのフィレステーキをOZ−ワインでたっぷり頂く。

5月22日(水)快晴 20,500歩
 明日は朝早く発つので、いよいよ今日1日となった。
 今朝も昨日と同じように雲ひとつない太平洋に朝日が昇ってきた。バルコニーのデッキチェア−に座って見とれていたら、寒くなってきたのでシャワーを浴びる。どうやら滞在中に気温のほうも少しずつ下がり、かなり低くなってきたようである。
 最後の朝食は和洋折衷である。トーフの味噌汁にハムエッグ、パンにメロン、チェリー、りんごのフルーツ。
 10時に、Chevron RenaissanceからThomas Driveを歩いてChevron 橋を渡り、Chevron Islandを通り抜け、官庁街の一角にあるGold Coast Arts Centreに出かける。広い建物の中に劇場やギャラリーがあったが、今日はGallery2だけがオープンしていた。オーストラリアの著名なアーチストの作品を展示しているらしいが、展示品の数も少なく、興味を引かれるものも無かった。照りつける日差しの中を歩いてきた割にはがっかりさせられた。
 Chevron Renaissanceに帰ってきて、Carv Eryで飲んだ生ジュース(スイカ、パイン、レモン)はのどの渇きもあって大変美味しかった。
 Paradise Centreまで歩いてくると、Hard Rock Caffで買い物をし、隣のRoyal Copenhargenの前のベンチで休憩していると、アイスクリームを美味しそうに食べながら歩いている人が多いので、つられてスモールサイズ(といっても2段重ねである)を食べる。
 4時前からChevron橋に夕日を見に出かける。橋の上で待つこと30分、4時50分に雲一つ無い西の山に沈み始め、54分には完全に見えなくなり、それと共に辺りがひんやりしてきた。
 明朝は出発が早いので、今日までの清算をしてEarly Checking Outをしておく。
 最後の夕食もOZのフィレステーキで、エビや残り物の野菜のサラダと油いため、それに残り物のメロン、チェリー、バナナなどのフルーツを残りの赤ワインで、台所がきれいになる。

5月23日(木)晴
 4時のモーニングコールで起きる。外はまだ暗い。コーヒーを沸かして、出発の準備をする。5時10分に玄関に下り、20分には迎えの車に乗ってBrisbaine空港に向かう。空港の近くに来てやっと夜が明ける。6時50分空港着。手荷物検査を受けてJALのカウンターで搭乗手続きをする。団体受付は人だかりだが、こちらは空いていて、出国手続きをして出発ラウンジに7時半に入り、カフェでカプチーノとスコーンの朝食をする。免税店で残りのAU$を処理すると、Gate80から搭乗する。JL762便は定刻より10分早い、現地時間で8時50分に離陸する。機内の通路側の座席はほぼ空席で、ゆっくり座ってフランスワインとOZ−ビーフ(?)の煮込みの機内食も美味しく頂く。帰りも赤道をいつ通過したかわからないまま、気が付くと軽食が出て、定刻の4時50分に成田空港のD-97Gateに到着した。
京成、JR山の手、中央の各線を乗り継いで、武蔵小金井から京王バスで帰宅したのが8時20分であった。

旅の費用(三人分)

航空券+アパート代(13泊)  ¥127,000×3人
現地のツアー代など  ¥96,000
交通費+飲食費  ¥93,000
合計  ¥570,000


BACK