2001.4.19
予報では雨、それに夜半には少し降ったらしい。朝家を出る時はまだ小雨が残っていた。しかし、妙義山は絶好のハイキング日和で、山を下りる頃には快晴になっていた。
家を出たのが6時45分、6時55分のバスに乗り、JR武蔵小金井駅に向かう。駅のホームは小雨が吹き込んで寒い。ほぼ満員の電車に乗り込み、周りは勤めに行くサラリーマンで、遊びに出かけるリュック姿はなんとなく場違いな感じである。
新宿到着は7時50分、集合時間は8時15分である。バスの出発する西口の安田生命前は、いろいろなツアーに出かける人のリュック姿とツアーコンダクターや旅行会社の人で混雑していた。
ツアーの全員、41名が揃うと、定刻の8時30分に小雨の中、バスは出発した。環七から目白通りを経て関越自動車道を順調に進んで、高坂のパーキングエリアで15分程休憩し、10時30分には妙義山麓の桜の里に到着した。途中、高速を下りた辺りから車窓の左右の山々や人家の庭先に桜、桃、桜草、山ツツジ、山吹、梨、リンゴ、花梨、ツツジ、れんぎょうなど数え上げれないほどの花々が見え、それを北海道生まれのバスガイドさんがユーモアを交えて説明してくれた。
50種、1万本の桜と言われる桜の里は満開で、11時の出発まで足早に桜を楽しむ。
桜の里を出発すると、いきなり中之岳神社の急峻な150段程の階段である。この辺りから左手に金洞山の険しい岩肌の山々が、右手前方には奇怪な形をした岩や峰が姿を現わす。比較的整備された道を歩いて、見晴台を経て岩が門のようにくり抜かれ、その上にさらに岩をのせたような第四石門に11時45分に到着し、ここで周りの奇岩、峻峰やその間に見える山ツツジや桜を見ながらの昼食となる。
食事後、12時に出発し、左手に大砲岩、ロウソク岩、屏風岩などの奇岩を眺めながら金洞山の山腹を行くと、くさり場があり、岩肌をくさりを持って登る。金洞山の中の最も東に位置する東岳の真下
←第四石門・妙義山
を通って、左手に水の無い黒滝を見る。この辺りは金洞山と白雲山の切れ目にあたるらしい。この山は階段が多いが、特にこの辺りは鉄製の階段が続く。天狗岩の下のタルワキ沢を左に見てしばらく行くと、右手の第2見晴に到着し、しばし休憩する(1時40分〜2時)。この見晴台もくさりにつかまって登る程の所だけに、見晴らしはすこぶる良い。
これより第一見晴を経て、さらに30分程下ると、左手に妙義神社が見えてきた。右手の妙義町立ふるさと美術館や温泉えの道と別れ、妙義神社に向かう。
妙義神社は菊の御紋章のある由緒ある神社で、宝物殿には国の重要文化財も保存されている。神社をひと回りして下りてゆくと、添乗員さんが待っているバス乗り場に到着する(3時)。
土産物屋の食堂で、ビールのつまみに食べた刺身こんにゃくはボリューウムたっぷりで、たいへん美味しく、蕎麦と共に堪能した。
地元で採れた野菜などを買い、バスに乗り込む。バスは4時30分に出発し、途中三芳で15分休憩し、順調に走って6時40分に新宿駅の西口に到着した。出発するとすぐ眠って、川越辺りまでぐっすりと寝入っていた。
五味八珍で串カツを食べ、中央線と京王バスを乗り継いで、8時45分帰宅する。
←大砲岩・妙義山