マダム&ポチの二度目のランカウイ島

2012.6.297.5

マラッカ海峡のタイとの国境にあるマレーシアの島、ランカウイ島は自然が豊かでフレンドリーな人々が住む楽園です。
この島で9年前友人になったタクシー
の運転手に再会し、スチームボートを食べ、マングローブの森をクルーズする目的で2度目の旅をしました。
前回と同じように夕日がきれいで、果物や新鮮な魚介類などが美味しく、南国での避暑を堪能しました。


629日(金)東京—曇/晴 ランカウイー晴 8,200

 4時起床、623発のバスで武蔵小金井に向かう。小金井から641発の中央線快速電車で吉祥寺に向かう。共順調だったので吉祥寺に早く着きすぎてしまい、駅前のベンチで時間待ちをする。

 予約してあった成田空港行きの空港バスは定刻の730に出発し、成田空港第二ターミナルビルに913到着する。今日は大勢の乗客であったが、道路は順調で、予定より早めの到着である。

 宅配便で送っておいたスーツケースを受け取り、JALのカウンターで搭乗手続きをし、成田—クアラルンプール、クアラルンプールーランカウイの搭乗券を受け取る。そじ坊でパンケーキ、きつね蕎麦にビールの朝食をする。

 保安検査、出国手続きをして76Gateに向かう。

 日本航空JL-723便は定刻より45分程遅れて出発したが、KL空港着までに遅れを取り戻し、定刻より10分遅れて1805 C-6 Gateに到着した。乗客はまばらで、機内食は肉じゃがとバーベキュー&赤ワインをそれぞれ頂き、デザートはアイスクリーム。着陸前にはアップルブレッドと水が配られたが、乗り継いでランカウイに行くので水は要らないと断ると、メモとアメを頂いた。

 エアロトレインでサテライトからメインロビーに行き、両替所で¥をRMに交換し、乗り継ぎ用の入国審査所で入国手続きをする。最近になって入国カードは不要となったそうで、パスポートにシールを貼ってもらう。保安検査を受けてマレーシアの国内線乗場に入る。Café Jorker Walkでマダムはテータレを飲んだが、これがすごく甘かったようで、以後この旅ではテータレは飲まなかった。ポチはビールが無いので何も飲まないで我慢。

 KL発ランカウイ行き、マレーシア航空MH 1456便は定刻より約1時間遅れて2110に離陸し、2155ランカウイ空港に到着した。45分のフライトで、機内ではジュースとピーナッツが配られた。こちらの方は週末でイスラム教の休息日にあたる為か、機内は満席であった。

 到着ロビーではHISのリーさんが向かえてくれ、Meritus Pelangi Beach Resort & Spaに約10分で到着した。ロビーでショーを見ながらパイナップルジュースを飲んでいる間にリーさんはチェックインの手続きをしてくれた。部屋まではカートで送ってもらい、11時頃部屋に落ち着いた。成田で買って来た焼き大福や缶ビールを飲んで1230就寝。

 

630日(土)曇/晴 12,700歩 

 朝、マダムが風呂に入っていたら途中からお湯が水になったそうで、多分お湯の出る量が限られているのだろう。あるいは湯船を使う人が滅多に居ないので、シャワー用に設定されているのか。

 730からプライベートビーチを歩いて、Restaurant “Spice Market”の屋外テーブルで朝食をする。フルーツやパンなど種類が多いが、オムレツを造ってもらう。周りを見ると全身を黒いべールで包み、だけ見える女性とその家族が多い。聞くところによると720頃から始まるラマダンの前にアラブ人が観光に来ているのだそうである。9年前は日本人を良く見かけたが、今回は一人も日本人観光客に会わなかった。観光客はほとんどがアラブ人で、次いで白人が多く、中国人や韓国人は殆ど見かけなかった。

 食後は例によってホテルの周りを散歩し、Pantai Cenang Rd.沿いの店を見て歩いた。9年前に比べてにぎやかになっており、隙間無く店が建ち並んでいる。にぎやかな音楽が聞こえて来たので、覗いて見ると舞台でショーをやっており、テントが並んでいて市場が出来ていた。今日は土曜日で、土曜マーケットとか、ファーマーズマーケットといったところだろう。クッキーを12.5RMで買って、よく見たらSabahと書いてあったのでボルネオ島で造ったのだろう。

 日が照りつけて暑くなって来たので、タクシーでKuahLangkawi Fairにむかう。Fairの中を歩いて見物しながら涼み、再びタクシーでKuah の商店街に向かう。

同じような土産物屋や日用品の店が建ち並ぶ商店街の店の中で涼みながら見物する。店は中国人が経営するところが多いとかで、中国語も良く聞かれ、中国の商品が多い。ヨーロッパの国の色々なチョコレートが並んでいたが、この島ではチョコレートが安いのでお土産にはチョコを、と勧められた。

 タクシーでホテルに帰る途中で道ばたで売っていたバナナと竜眼を買う。この島のバナナは小さくて粘り気があり、甘くて美味しい。

 部屋で買ってきたフルーツやチョコ、持ってきた焼き大福などをタイガービールとキャメロンの紅茶で頂き、しばらく昼寝をする。

 16時からビーチでスケッチをして空港の近くにある香辛料の卸屋さん、PLスン・ハツをタクシーで探しに出かけたが、運良く見つけたものの今日は休業だった。

 ホテルに帰ってきて、19時からビーチに出て夕日を見る。雲の間からようやく太陽が顔を見せたときはすばらしく、周りの雲が赤く染まり、日が沈むまで楽しませてくれた。

 夕食は1950から、朝食をしたRestaurant “Spice Market”の屋外テーブルでショーを見ながらフィレステーキと700gのロブスターをビール、赤ワイン、カプチーノで頂く。メインディッシュは勿論、サラダやパンも美味しかった。

 

71日(日)AM-雷雨 PM-曇 7,700

 750からゆっくり朝食をし、ロビーでマングローブ・リバークルーズの迎えを待つ。945に迎えのタクシーが来て、Tanjung Rhuの乗船場に1030到着する。

 クルーズのガイドはイシイさん、今回この島で会った最初の日本人である。クルーズ船は私達2人とイシイさんを乗せて出発した。マングローブの密集した川や沖合にある3つの島、洞窟などを潮の満ち引きに合わせて手際よく案内して下さった。マングローブの水辺に住む大トカゲやカニ食い猿などの動物に会い、マダムはマングローブから落ちた芽を岸辺に植樹した。昼食は専用の水上プラットホームでこの島で食べられているバナナの葉に乗せたご飯に魚の素揚げや卵、揚げピーナッツ、甘辛く煮た鳥肉などをトッピングし、醤油味のソースをかけてかき混ぜながら美味しく頂いた。

 今回の旅の目的の一つは9年前に出会ったタクシーの運転手に会うことであったが、写真と名前でイシイさんに心当たりを探してもらったところ、2年前に亡くなったそうで、残念だった。このツアーでも見かける舟に乗っているのはアラブの黒いベールをまとった集団が多く、彼らのことを「忍者」と呼んでいるとHISのリーさんは話していた。

 朝迎えにきた運転手の車でKuahのショッピングセンター“Billion”まで送ってもらい、買い物をして25RM追加料金を払ってホテルに帰る。この島では旅行者の交通手段は殆どタクシーで、料金も安く明朗会計である。車に乗って行先を言うと運転手は必ず料金を出発する前に言い、客に確認する。30分程の走行距離では25RM4時間の時間決めでは100RMである。

 部屋に帰ったらまだ掃除が済んでいなかったのでSpice Marketでビールとアップルジュースを飲みながら休憩する。

 夕食は予約しておいたAwana Porto Malai hotelの屋外テーブルから海風で涼みながら港の夜景を眺めて念願のスチールボートを頂く。鍋は鉄製で食材の種類は少なく、練り製品は1種類だけだったが、味は良くビール、赤ワイン、ウーロン茶などを頂きながら食べ、お腹一杯になる。

 

72日(月)朝—雷雨 その後曇 12,200

 朝から大雨と雷である。820から945までゆっくり朝食をする。アラブの人たちは雨が珍しいのか、しきりに雨の風景を写真に撮り、ぬれながらプールサイドを歩いている。子供達も子供用の傘をさして遊んでいる。

 雨と雷で外に出られないので、部屋のベランダに出て、灰皿にパンを置くと、どこから見ていたのか鳥達が来て食べている様子を眺める。

 昼頃雨がやんだのでタクシーでオリエンタル・ビレッジにあるケーブルカー乗り場に向かう。ケーブルカーのベースステーションから標高650mのミドルステーションを経て標高700mMat Chinchang 山にあるトップステーションまで2.2km6人乗りのゴンドラが毎秒3mで登る。ゴンドラが動き出すと、はるか下方に街並、海、島が箱庭のように見え隠れし、暫くすると右手にTelaga Tujuhの七滝を数えながら鑑賞する。雲の中を通過してミドルステーションに着く。展望台からしばらく景色を楽しんだ後、再びゴンドラに乗る。

トップステーションには二つの展望台がある。この島の最高峰Raya山や海側の景色がすばらしい。マレーシア本土やタイ南部らしきところも見えた。前回(9年前)は霧で何にも見えなかったが、今回はラッキーだった。オリエンタル・ビレッジを見物しながら、タクシー乗り場に戻り1450ホテルに帰る。

 30分程プールサイドのプール・バーでカプチーノとビールを飲んで休憩し、おつまみに出たクッキーのお代わりをする。

 19:00からビーチに出て夕日を鑑賞する。今日も雲が多かったが水平線に沈む寸前まで見え、海面にその影が映って見応えがあった。

 夕食はPantai Cenang通りにあり、ホテルから歩いて5分程、タクシーの運転手お薦めのレストラン、Orkid Ria1950から2時間程海鮮料理を楽しむ。

 メニュー:虎エビの生姜焼き、卵白の上で蒸したマッド・クラブ、牡蠣のオムレツ。タイガー・ビール3缶とウーロン茶で美味しく頂いた。

 帰り道の土産物屋でマダムは珍しい飾りのついたサンダルを買い、ポチはホテルに帰ってタイガー・ビールを飲みながら23時頃就寝する。

 

73日(火)晴—雨 8,900

 朝起きたらマダムが「お湯が出ない」と騒いでいたので心当たりをチェックしてみたが矢張り出ないので、フロントに電話して点検に来てもらったら、ヒーターの電源が入っていなかった。どうやら部屋掃除のメイドがスイッチを切っていたらしい。

 10時から4時間、100RMで予約しておいた日本語の分かるタクシーの運転手の車で島内観光に出かける。先ずはナマコの店(10:20~10:45)Pisang Handicraft & Art Village。この店は日本人女性の経営する、ナマコを使った商品、ナマコ石けん、オイル、ローション、クリームからクッキーや手工芸品の店である。聞くところによるとランカウイではナマコが特産で、ナマコには皮膚の修復作用がある、とのことである。

 Craft Complex ここは前回も訪れたところで、11時から30分程見物する。マレーシアやこの島の特産物を展示即売しており、マダムは夕日の絵はがきとワンピースをお土産に買う。

 Durian Parangin Waterfall ラヤ山から流れ落ちる水が14段の滝になっていると言われているが、見えたのは4段程で、滝壺の辺りで外人さんが裸になって水遊びをしていた。ここでも「忍者」を見かけたが、滝を珍しそうに眺め、盛んに写真を摂りあったりしていた(11:45~1220)

 Bird Paradise 12:35~13:40 野鳥園で、インコやフラミンゴなどを見ながら歩いていたら急に大雨が降り出し、しばらく雨宿りをしていたが止みそうにないので食堂でコーヒーを飲むことにしたが、そのコーヒーが甘—くてとても飲めたものではない。雨が小降りになってきたのでマダムは入場口の前で緑のインコと記念撮影をし、傘をさして再び野鳥を見物し、土産物屋の写真館で記念撮影をしてもらい、絵皿にコピーした写真を15RMで買う。

 タクシーで1410ホテルに帰り、夕方まで休憩する。

 17001800 毎週火曜日Kedawangでに行われている夜市を見物する。タクシーに待っていてもらい、主に食品が並んでいる屋台を見物し、雨が降り出したのであわててタクシーに戻る。

 18001950ホテルのRestaurant “Spice Market”の屋外テーブルでこの旅の最後の夕食をする。フィレステーキは前回程感激しなかったが、マッシュルームスープとかに&アボガドサラダは美味しかったそうで、赤ワインやパンと共に美味しく頂いた。

 

74日(水)雨—曇 

 目が覚めたら雨が降っており、しばらく待っても降り止む気配がないので、諦めて傘をさして食事に行き、8時から1時間程ゆっくり朝食をする。920からビーチで海を眺め、沖合を行き来する船をぼんやり眺めて過ごす。

 部屋でシャワーを浴び、荷造りをし、しばらく休憩してカートを呼び、1340チェックアウトしてスーツケースをベルボーイに預ける。

 タクシーでUnder Water world に出かけ、1530まで見物する。水槽の前でベンチに座って休憩していると「忍者」の夫婦に、一緒に写真を撮って欲しい、と言われたので彼らのSonyで摂ってあげ、次いで私のNikonにも珍しい「忍者」夫婦とマダムの2ショットを納めた。

 16001720 Restaurant “Spice Market”の屋外テーブルでサンドイッチとビール、カプチーノのアフターヌーン・ティーをする。サンドもボリュームがあったが、添えてあったポテトフライが多く、お腹がいっぱいになる。

 18時丁度にHISの車で空港に向かい、10分程で到着したらリーさんが待っていて、搭乗手続きを手伝ってくれた。スーツケースを預けると身軽になり、空港待合室の中を歩いて搭乗を待つ。

 ランカウイ発KL行き、MH1459便 737800型機は定刻の1930離陸し、KL空港のB2 Gate2025到着した。機内ではグアバジュースとピーナッツが配られた。

 サテライトの国際線出発口にエアロトレインで移動し、出国手続きをしてレストラン、Fauchon Paris Le Café21252205 ポチはハイネッケンビールを2杯、マダムはそばの野菜たっぷりなスパゲテイー風を頂く。

 KL発成田行き日本航空JL724便はC-6 Gateから定刻の2250に出発した。赤ワインやコーヒーでポテトサンドを頂き、よく眠った。

 

7月5日(木)東京—曇

 510頃窓から朝日が見えるのを、マダムは席を移動してカメラに収める。着陸前にペンマカロニーの朝食が出たが、ポチはパスする。

 成田空港到着は641 定刻より25分程早く、第2ターミナルの86Gateに到着した。730発の吉祥寺行き空港バスで吉祥寺に905到着、中央線とバスで10時帰宅する。


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