4月18日(火)晴
23時13分発の武蔵小金井駅行のバスで武蔵小金井まで、そこから中央線各駅停車で東京駅に向かう。
4月19日(水)曇&晴 17,200歩
東京駅に0時20分に到着する。丸の内北口の新丸ビル前の集合場所にはバスがすでに姿を見せており、殆どの人達が集合していた。私達より後に一人か二人の人が乗車すると、バスは16人の客と案内人の鈴木さんを乗せて、定刻より20分早い0時40分に出発した。
バスは首都高速、東名高速道路を順調に走り、足柄サ−ビスエリアで2時5分から10分間休憩をとり、静岡インタ−を3時15分に下りる。真富士の里で4時から5分間トイレ休憩をし、梅ガ島を通って、空が明るくなった5時丁度に大谷川林道終点に到着する。バスの中で身支度をしたり、軽い食事をして不要なものはバスに置き、大谷嶺に向けて出発する。
この地点は標高1,280mで、これから約700mを登ることになる。出発は5時30分、15分程枯れ木の生い茂る平坦な道を行くと扇の要に到着し15分の休憩をとる。ここから5分程で蓬沢ダムの横手に出、ここから上り坂となる。これから新窪乗越の間は大谷崩れと呼ばれ、大小の石で作られた山道を登ることになる。目指す第一の目標、新窪乗越は目前に見えており、そこまで一直線に急勾配のガレ道を登って行く。石や土の崩れ落ちた跡の岩壁や土石が流れ落ちた土石流の跡をながめながら、ときどき大谷川の上流と思はれる水の音を聞きながら、足元の石を踏み締めながら登る。途中で1回休憩し、出発点から1時間半程経った7時に山の尾根のくぼ地のような新窪乗越に到着した。
新窪乗越(約1800m?)にはまだ雪が残っており、標識と新しい手造りの木でできたベンチが1脚置かれていた。10分程休憩したのち稜線を大谷嶺へ向かうが、あちこちに雪が積もっており、アイスバンになっている所もあり、ゆっくりとした足取りになる。7時50分、大谷嶺が目の前に見えてきて、雪がなければ10分足らずで稜線を下り、登れば大谷嶺というところで積雪の道が危険なため引き返すこととなった。しかし、アイゼンを持ってきた人達など元気な4-5人の人達は大谷嶺に登頂した。
来た道を新窪乗越まで引き返し、8時50分から25分間休憩して食事をし、記念撮影をして山を下りる。新窪乗越からの下りは1時間程で登山口に下り、10時15分にバスの所に到着した。4時間45分の登山であった。
10時20分、バスは大谷川林道終点を後にして、梅ガ島温泉に向かって下りて行く。来るときはまだ薄暗くて良く見えなかった道の両側の景色を見ながら20分程下ると梅ガ島温泉である。この辺りは今が桜の見頃で見事な枝垂れ桜や川のほとりの桜堤が満開であった。 バスは梅ガ島温泉の黄金の湯(こがねの湯)に10時40分に到着し、ここで12時10分まで入湯と昼食をすることとなった。この温泉は炭酸水素塩泉でぬるめの湯であり、日帰りの客のため、1日大人800円で自由に飲食ができ、休憩できるような広間があり、セルフサ−ビスでお茶なども飲める。
温泉で汗を流すと、炭火焼の今日捕れたヤマメの塩焼きを買って食事処でビ−ルをのみながら昼食をする。この辺りは静岡からバスで1時間半程の所であり、休日には家族ずれで賑やかになるらしい。驚いたことに、大谷嶺まで静岡市である。
ここからバスは来た道と同じ道を通り、足柄サ−ビスエリアで休憩し、順調に東名高速、首都高速道路を走り、15時40分東京駅丸の内北口前に到着した。15時間のバス旅であった。
中央線と京王バスを乗り継いで、17時丁度に帰宅した。
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