1999.10.16〜23(8日間)
近畿ツ−リストのツア−で、アメリカ西海岸4都市、サンフランシスコ、ラスベガス、ロスアンゼルス、サンジェゴとヨセミテ、グランドキャニオンの両国立公園及びメキシコのティファナを8日間で、いたれりつくせりの旅をしました。 |
10月16日(土)19,800歩 東京-曇 サンフランシスコ-晴
今にも雨が降ってきそうな空模様の中、8時15分に家を出てバス停に向かう。バスは土曜日のせいか順調で、小金井駅からは8時42分の始発電車に乗る。中野で東西線に、大手町で半蔵門線に乗換え、水天宮駅に9時40分に着く。今回はいたれり つくせりの旅で、往復の荷物の宅配サ−ビスとリムジンバスのサ−ビス付きのため、手ぶら同然である。
箱崎の東京シティ・エア−・タ−ミナルで大韓航空から頂いたク−ポン券をバスの乗車券に替えてもらい、10時発のバスで成田空港第一タ−ミナルに11時に到着する。
abc宅配サ−ビスのカウンタ−で、昨日預けた荷物を受け取り、大韓航空のカウンタ−に預けると集合の時間までレストランで遅い朝食をする。12時前に今回の添乗員 田川さんより旅の説明を受け、いよいよ総勢39名の旅の始まりである。
出国審査を受けると、免税品の買物もないので大韓航空のプレステ−ジクラス(ビジネスクラス)以上が利用できるラウンジで出発の時間までコ−ヒ−など飲みながら過ごす。
大韓航空KE 001便は、定刻13時55分より約30分遅れて34番ゲ−トより出発し、ロサンゼルス空港の103番ゲ−トに定刻より10分遅れて8時10分に到着した。機内では和風の昼食と軽食、飲物のサ−ビスがあり、ワインとブランデ−でぐっすり眠り、搭乗記念にネクタイなどを頂く。
ロサンゼルス空港の国際線タ−ミナルより国内線のUAカウンタ−に行き、サンフランシスコへのシャトル便の搭乗手続きをし、荷物を預ける。サンフランシスコ行きシャトル2024便は80番ゲ−トより10時35分に出発し、サンフランシスコ空港に11時50分に到着する。
サンフランシスコでは、先ずフィシャ−マンズワ−フのピア39でバスを降り、見物と自由昼食である。我々の昼食はテイクアウトの店でパンをくりぬいて造ったクラムチャウダ−と海老フライ($9.7)を屋外のテ−ブルで食べる。量が多く半分はくずかご行きである。
食後はサンフランシスコ湾のクル−ジング($17)を1時間半ほど楽しむ。船はピア39の埠頭を出発して一路ゴ−ルデンゲイトブリッジへ。橋に近づくにつれて迫力が身に迫り、アッと言う間に橋の下を通り過ぎ、Uタ−ンしてアルカトラズ島に向かう。アルカトラズ島はアル・カポネなど悪名高い囚人達が投獄された連邦刑務所の所在地として有名である。1963年に刑務所が閉鎖された後は、当刑務所の歴史を語る博物館として一般公開されている。同島を回り込むとサンフランシスコの摩天楼が船の正面に見える。ピアの近くに群生する野生のアザラシを眺めながら出発地に帰港する。
バスはフィシャ−マンズワ−フを後にして、マリ−ナ・ブル−バ−ドをゴ−ルデン・ゲイト・ブリッジに向かい、橋のすぐ近くの見晴台から全長2.7kmの雄大なゴ−ルデン・ゲイト・ブリッジを観賞する。次はサンフランシスコ名物のケ−ブルカ−である。カリフォルニア・ストリ−トをヴァンネス・アベニュ−の交差点からマ−ケット・ストリ−トまで約2.5kmの急勾配の坂道を、約15分ケ−ブルカ−のデッキに乗って下る。運転手は車両の下を走っているケ−ブルを操作して時速15kmで坂を下って行くが、信号で止めるのが大変である(1回乗り;$2.0)。
ケ−ブルカ−の終点の近くのDFSや周りの店を散策して、チャイナタウンの竜門酒家で中華料理の夕食となる。食後はバスでベイ・ブリッジを、トレ−ジャ島(宝島)に渡り対岸からダウンタウンの夜景を観賞する。帰りにはベイ・ブリッジの上からも正面にきれいな夜景を堪能しながら、今日の宿 ホリデイイン・サンフランシスコ・シビックセンタ−に9時到着する。家を出てからホテルまで27時間の長−い10月16日でした。
10月17日(日) 晴 11,000歩
6時のモ−ニングコ−ルで起き、バイキングの朝食を済ますと、7時30分に迎えのバスに乗り、ヨセミテ国立公園に向かう。ヨセミテはカリフォルニア州の東端、シェラネバダ山脈の中央に位置し、1890年にアメリカで2番目の国立公園に指定されている。面積は東京都の1.5倍で、その94%が自然のままの姿に保たれている。標高2,000mの山岳地帯に数多くの滝や湖や岩山が点在し、森や草原を縫うようにクリ−クが流れている。
バスはベイ・ブリッジを渡って東へ向かい、途中フル−ツスタンドでトイレ休憩をした後、ヨセミテのBig Oak Flat口に11時5分に到着する。先ずはグレイシャ−・ポイントからエル・キャピタンの巨大な花崗岩の一枚岩やハ−フド−ムの氷河によって半分削り取られた岩塊を遠くに眺め、リボン滝やブライダルベ−ル滝などが乾期のため水量が少なめで控えめに流れ落ちている様子を観賞する。
ヨセミテ・ビレッジのGarden Terrar Buffet で昼食をとり、ヨセミテ滝を見に行くが、滝に水はなく流れ落ちた水の痕に苔があることで滝の存在を知ることが出来た。
バスでエル・キャピタンのすぐ下まで行き、花崗岩の一枚岩を見上げるとロック・クライマ−が何組か岩壁に居るのが見えた。彼らは5-8日程かけて高さ1,095mの垂直な岩壁を頂上まで登るのだそうである。途中小川のほとりで滝を眺め、再びBig Oak Flat口から帰路につく。ハロウインのカボチャで店中を飾ってあるEscalonの町のフル−ツスタンド Green Acrossでトイレ休憩をした後、サンフランシスコの町に7時過ぎに到着する。
今日の夕食はフィシャ−マンズワ−フのレストランSwiss Louisでシ−フ−ド料理($12.50)、白身の魚のフライがメインディッシュである。食後ピアを散歩して潮風で身を引き締めてバスに乗り、9時30分ホテルに到着する。
10月18日(月)晴 24,300歩
6時50分 朝食の弁当を持ってホテルを出発する。バスは30分でサンフランシスコ空港に到着し、荷物を預けると搭乗までの間に朝食の弁当を食べる。サンフランシスコからラスベガスにに行くシャトル2302便は73Aゲ−トより定刻8時51分の出発であるが20分程遅れ、9時10分に出発する。
ラスベガスのマッカラン国際空港のシャトルタ−ミナルに11時前に到着し、バスでパラダイス・ロ−ドを通り、早速DFSに隣接した教室でカジノ講座を勉強する。昼食は巨大なピラミッドとスフインクスで有名なルクソ−ルホテルのバイキングである。
その後、モンテカルロホテルにチェックインし夕方まで自由行動である。先ずは、ホテルからトラムでベラッジオホテルに行き、そこから巨大なコカ・コ−ラの瓶と金のライオンで一段と目立つMGMグランドまで歩き、ニュ−ヨ−ク・ニュ−ヨ−クホテルの中を迷いながら通り過ぎて、やっとモンテカルロホテルにたどりつき、ホッとする。ホテルのカジノで1万円を$92に両替し、しばらくスロットマシンを楽しむ。カジノにはスロットマシンが多く、以前に比べてブラックジャック、バカラ、ル−レットやポ−カ−等のゲ−ムが少なくなっているのに驚く。
夕食はエクスカリバ−ホテルで、中世の騎士の決闘のショ−を見ながらのディナ−・ショ−($29.95)である。我々の席は最前列で、馬が走って通り過ぎるたびに埃が舞うなかで、鳥の丸焼きを手掴みで食べるという体験をする。しかし、なかなか迫力のあるショ−で、客席もほぼ満員であり、聞くところによると最近なかなか人気のあるショ−らしい。
ショ−の後はストリップを北上して、ストラトスフィアホテルの夜空にそびえる高さ350mタワ−に登り、ネオンに埋まったラスベガスの町を一望する。
今日のツア−の予定はここまでであるが、バスの運転手さんの好意で、さらにストリップを北上してダウンタウンのフリ−モント・ストリ−トに光と音の大スペクタクルショ−を見物することになった。210万個の電球を使い、長さ450mのフリ−モント・ストリ−トの高さ30mのア−ケ−ドの天井に、様々な映像が目まぐるしく変化して流れ、208個のスピ−カ−を使った音響効果もあって迫力満点のショ−である。毎日20時30分、21-24時の1時間毎に約5分間行われているそうである。
ホテルに帰りつくと、喉が渇いたのでバ−で小倉さんご夫婦とホテルで造っているビ−ルを飲みながら30分程歓談し、部屋に引き上げる。
10月19日(火)晴 24,000歩
今日の午前中は自由行動である。朝起きると、部屋の前のMGMグランドの横に朝日が上がっており、とてもきれいであった。
8時30分から9時30分まで散歩がてらホテルの南にあるルクソ−ルホテルのスフインクスを見にでかける。朝日に輝くスフインクスはとても気品があり思わず何枚も写真を撮る。ホテルに帰り、ビュッフェスタイルの朝食を食べ、荷物を整理して再びストリップの北の方を見物して歩く。どのホテルもカジノがあり、ストリップから動く歩道で誘導され、カジノに思わず入ってしまう仕組みである。いったんカジノに入ると、自分の出たい出口が分らず迷ってしまう。
フラミンゴ・ヒルトンを過ぎて、「宝島」の世界を再現したテ−マホテル、トレジャ−アイランドの辺りで引き返す。
モンテカルロホテルからバスに乗って15分程のところにあるシ−ニック航空の飛行場は、バスの待合所のように簡素な建物である。大きな荷物はバスに残し、1泊分の荷物だけを持って44人乗りのFokker F-27に乗り込む。
YR1301便は我々のツア−だけを乗せて13時40分グランドキャニオン空港に向けて飛び立った。ラスベガスの市街地が見えなくなると、約1時間10分のフライトの間、眼下にコロラド川やグランドキャニオンの露出した岩肌、所々に緑の点在する台地等が次々に現れる。機内のイヤフォンで説明を聞きながら眼下の景色を眺めているとGrand Canyon Nti. Park Airportに14時50分の到着である。
空港からキャニオンの南入口にあたるSouth Entranceで入場料一人当たり$21を払い、サウス・リム(South Rim)に向かう。このサウス・リムのビュ−ポイントはグランドキャニオン・ビレッジを中心にイ−スト・リムからウエスト・リムまで広範囲に渡って点在している。我々はバスでウエスト・リムのビュ−ポイント、ホピ・ポイント(Hopi Point ;2,155m)、リマ・ポイントで雄大な自然の造形美を観賞した後、モハヴェ・ポイント(Mohave Point ;2,129m)で夕日を見ることとなった。
日の入りは午後5時48分、夕日に赤く染まるキャニオンの岩肌と日没後の何とも言えない静けさは筆舌に尽しがたい感動を与えてくれた。
今日の宿はウエスト・リムのほぼ中心に位置し、280室あるマスウィック・ロッジである。夕食はロッジ内にあるカフェテリアでセルフサ−ビス、つまり食べたいものをトレ−に取り、料金を出口で払うシステムである。明朝は朝日を見て、バスで出発するまで時間がないので、簡単な食事を部屋でとることとなり、夕食代として一人当たり$15、朝食代として$10を頂き、食事代に当てる。売店でお土産を買い、カフェテリアからロッジまで星を見上げながら帰る。
10月20日(水) 晴 15,600歩
日の出を見るために5時の目覚ましで起きる。昨夕買った食べ物で朝食をし、5時50分にロッジの前に集合し、ビュ−ポイントまで懐中電灯の明かりを頼りに15分程歩く。今日の日出は6時35分、東の空は明るくなったが、太陽は遥か彼方のロッジの屋根に隠れてしばらくしないと見えなかった。しかし、朝日に輝くキャニオンの岩肌は夕日の輝きとは違った趣があった。
7時15分にロッジの前をバスが出発するため、慌ててロッジに引き上げバスを待つ。バスは30分程でグランドキャニオン空港に到着し、コ−ヒ−を飲みながら搭乗を待つ間も、続続と今日の観光客が到着する。殆どが日本のツア−のバッジを付けた団体客である。
シ−ニック航空YR830便は、我々のツア−と3名ほどのほかの客を乗せて、定刻より10分遅い8時40分、ラスベガスに向かって飛び立った。帰路は、フ−バ−ダムの上を通る航路で、広大なミ−ズ湖を眼下に見ることが出来た。ラスベガスのシ−ニック航空のタ−ミナルからバスでマッカラン国際空港に移動し、ナショナル航空のカウンタ−に荷物を預けると、モノレ−ルでD-1 ゲ−トに移動する。
ナショナル航空N-7 011便は定刻より20分遅れの11時40分に離陸し、ロスアンゼルス国際空港に12時45分到着、バスで市内観光をしながらビバリ−ヒルズのファ−マ−ズ・マ−ケットで自由昼食となる。我々は、カニサラダとマカロニサラダを$6.5で買い求め、アイスコ−ヒ−を飲みながら軽く済ませる。
食後は、ロデオドライブの有名ブランド店、ティファニ−等のウインド−ショッピングや、例によってDFSでの買物をし、レストランでケ−キとお茶の時間となる。ケ−キはチョコレ−トとチ−ズケ−キ、お茶はハ−ブ入りの緑茶とハイビスカスの葉などのハ−ブティ−を頂く。この辺りの街路樹でシルク・フラワ−ツリ−の花びらが赤くきれいだった。
ロデオドライブを後にして、ハリウッドのチャイニ−ズ・シアタ−で170にも及ぶ有名な映画俳優や監督の手形、足型を見物した後、サン・アントニオ・ワイナリ−でカリフォルニアワインの利き酒をする。
夕食はStevens Steak Houseでこのツア−で初めてのステ−キである。ステ−キは肉が厚く、柔らかで味も良く、バドワイザ−とカリフォルニアワインで美味しく頂く。
食後は、ハリウッドの北東にあるグリフィス天文台からロス市街の夜景観賞である。ここからハリウッド山(495m)の「HOLLYWOOD」の文字も見ることが出来た。
今日から2泊の宿はダウンタウンのザ・ウエスティン・ボナヴェンチャ−ホテルで、9時過ぎに黄色のエレベ−タ−で11階の1127室に入ると、既にトランクは届いていた。
10月21日(木) 晴 10,600歩
今日は、ロスから240km南のサンジェゴへ、そこからメキシコのティファナへの観光である。2階のレストランでビュッフェスタイルの朝食を食べ、バスで8時10分にホテルを出発する。バスは、フリ−ウエイ5号線を南下し、途中1回の休憩をした後、サンジェゴのオ−ルド・タウン、ダウンタウンを通ってシ−ポ−ト・ビレッジに10時30分到着する。ここからは、ヨットハ−バ−や軍港に停泊中の軍艦、対岸にコロナド島を見ることが出来た。
バスはオ−ルド・タウンに引き返し、レストラン ジョゼ・デュラン(Jos Duran) でメキシコ料理の昼食である。コロナビ−ルをラッパ飲みしながらタコスなどを頂く。
これより、バスは国道75号線を南下し、橋を渡ってコロナド島を通り、メキシコとの国境へ向かう。メキシコへの入国はバスを降りて歩いて警官が所々立っている国境を通るだけである。
国境を通ると、そこがティファナである。12時30分から3時30分まで3時間のメキシコ滞在である。国境をメキシコへ入ると、黄色い貸し切りバスでティファナの町へ向かう。気温は30度を越えているようだがバスには冷房がない。しかし、気候のせいか温度の割りには暑さを感じない。
まもなくバスはティファナのメイン通り、レボルシオン通りの土産物店 アステカ の前で止まり、約1時間半の自由行動である。レボルシオン通りをぶらぶらして買物を楽しみ、横丁を入ったところにあるス−パ−マ−ケットで1.5Lのミネラルウオ−タ−を 安い!といって$0.65で買う。この通りには土産物屋はともかくとして、革製品の店、薬局、酒屋が多いのが目を引いた。
再びバスで国境へ引き返す。バスの中で愛想の良いお兄ちゃんがギタ−を弾きながら、フラメンコなど歌のサ−ビスをしてくれたが、結局はチップの請求であった。
帰りはアメリカ側の簡単な入国審査があり、形式的にパスポ−トで本人のチェックをされた。大きな荷物の人は荷物のチェックもされていたようだ。
サンジェゴ側で待っていたバスに乗り、フリ−ウエイ5号線を一路北上し、途中フル−ツスタンド Haldeysでトイレ休憩の後、ロスの町に入ると夕方の渋滞に会ったが、7時前にはリトル・ト−キョ−の日本料理屋 八ッ橋 に到着する。
夕食は冷奴、サラダ、塩鮭、天ぷら、みそ汁、アイスクリ−ム等の日本食であったが、漬物はなく美味しいとは思はない。
ホテルに8時過ぎに到着し、35階の回転バ−ラウンジでバドワイザ−を飲みながら、1時間程でラウンジが1周するまで夜景を楽しむ。
10月22日(金)晴 5,700歩
いよいよ帰国の日となった。朝食を済ますと、ホテルの周りを散歩する。朝日が周りのビル街を照らしてビルがきらきらと輝いていた。7時30分、バスの前でトランクを確認して空港へ向かう。トランクを大韓航空のカウンタ−に預け、DFSで買物をしながら大韓航空のラウンジで出発までお茶をしながら休憩をする。
帰りの座席は、2階席の最前列で座席の前が広く、楽チンである。大韓航空KE002便は、ロスアンゼルス空港の104番ゲ−トより11時20分、定刻より50分遅れて飛び立った。機内では日本食の昼食と軽食のサ−ビスがあり、快適な旅であった。お土産にネクタイ2本を頂き、最後の免税品を買う。
10月23日(土)晴 2,200歩
KE002便は成田の東京国際空港の第一タ−ミナルに14時20分 到着する。入国審査、税関審査を受け、トランクをabcサ−ビスに預けると、身軽になって3時5分発の新宿西口行きリムジンバスに乗ると、途中渋滞で遅れ、17時到着となる。新宿から中央線、京王バスを乗り継いで午後6時帰宅する。