ここは、突然に自作機のPC/AT互換機にLinux(Vine Linux1.1)を突っ込んでみた私の体験談です。
はっきり言って「Linuxタコ」レベルにも到達していませんので、Linuxを学びたい人には
役に立たないでしょう。まあ、役立てるつもりも…。(謎)
そして無謀の夜明け:第0回目
事の始まりは単純だった。
同じ研究室の卒研生で、曰く「こっち(Linux)の方がDOS(Windows)よりもつき合い長いから。」の
LinuxマスターT君が、研究室のプリンタサーバに使っているマシンにVineLinuxをインストールしている
のをたまたま見かけたのだ。
それで私が、以前98にslackwareをインストールしようとして撃沈した話や、現在自作機を使ってると
言う話になった。
すると、T君が「このVineLinuxなら、PC/AT互換機に初心者でも簡単にインストールできるよ。」
との一言。
その一言で、昔、98でFreeBSDやLinux98(失敗したけど)にチャレンジしたあの日の記憶と意欲が
戻ってきた。
「よし!U−SCSIの2GHDが余ってることだし、ここは一発(お下品)、Vineを入れてみるか!」
と、思い立ったのだ。
思い立ったが吉日と言う。本屋に行ってLinux関連の本をあさると、タイムリーな事にLinuxJapan8月号に
緊急収録されていた。ラッキー!!(死語)
緊急収録なのでインストールの方法とか設定の仕方とかは、記事には全く書かれていなかったのだが
「まあ、何とかなるだろう。」の精神で、頑張ってみることにした。(ぉぃ)
本のお値段は¥1280。まあ、この手の本にしちゃ安い方だな。
よし、早速インストール…って、インストールディスクも付いて無いし、その作り方すら分からん。
一体、どうすりゃいいんだ...!?
Let's Install:第1回目
いざ、インストール。と言っても、インストールディスクイメージの在処すら分からん状態では、
ど〜しようも無い。と、言うわけで、研究室へT君に聞きに行くことにした。
幸い彼は研究室に居て、簡単なインストール方法を教わった。とは言え、vineのCDがCDブート
出来る事を教わった時点で既に意識が家に飛んでいたので、他の事は覚えてない。
帰宅後、まずはBIOSのHDD BootSequence SCSI/IDE FirstをIDEからSCSIに変更する。これで、
SCSIHDから起動する様になるはず。
今後は、Windows98→IDE、VineLinux→SCSIでやっていく事にしよう。頻回にBIOSの設定を変えないと
いけないのは、まあ、愛嬌として…。
私のPC(猫α)は、BIOSの設定でCDブートが可能になる。DOSやWindowsだけを使ってる分には
縁のない設定なので外して置いたのだが、今回その設定をして、CDをドライブに入れてリセット。
おお、ばっちり動き始めた!!凄げぇ!!!(←素人)
まずは、キーボードを設定。これは日本語106キーだから「jp−106〜」だな。
次に、インストールのタイプ(?)の設定。これは、面倒くさいからデスクトップでいいや。
その次、お約束のスライスの設定。
ところが、いきなりここでエラー発生。どうも、2G+8Gに分けているIDEドライブが読めないらしい。
う〜ん、なんでだろ...。ま、仕方ないし、あんまり関係無いのでスキップ。
でも、此奴のIDEに入ってるWindows98とのファイル交換もしたいしなぁ…。
と言うわけで、カラSCSIドライブを1.8Gをext2で「/」127Mを「/swap」残り15MをDOS(FAT16)
に切り分けた。この際使ったのはDiskDruidという奴。此奴はFreeBSDのFDISKよりも使いやすいなぁ…。
後は殆ど自動でやってくれる…が、Xの所で引っかかった。
猫αがくわえてるグラボーは「Voodoo3」であるが、Listの中にはVoodooのブの字もない。
仕方ないから、適当に「その他」→「VGA16」と設定。すると色は貧相だが、一応Xは設定されたみたい。
liloの書き込みも無事終わ…らん。なんでエラーが出るんじゃ、この野郎。
何度、リターンキー連射してもだめ。(当たり前だけど)
結局、Liloを書き込めずにスキップ。一番最後の「起動時にXが立ち上がるようにしますか」は、
xdmの事じゃないかと思い、「いいえ」にした。
FreeBSDの時に、間違ってxdmを組み込んで泣きを見たことがあるのだ。起動時はコンソールで十分。
こんなモン必要なし。
動かんだろうなと思いつつも、reboot。(umountされた後に)CDを抜いて、再起動してみた。
で、やっぱり動かない。「Lilo」の「Li」と表示されたところでフリーズ。なんちゅう中途半端な
フリーズの仕方をするんだ。>Lilo
悔しいので、これの事を「半端lilo」と命名してやった。
まあ、何でliloが書けんのか訳が分からんので、とりあえずもう寝る。くそ。
Lilo…君は何でそんなに:第2回目
VineLinuxのオフィシャルページや、Yamachan's HomePage Linux たこのたまごと言う、
為になるHPをinfoseekで運良く探し当てることに成功。で、liloの書き込みの事が書かれてないか
漁ってみたが、残念ながら収穫無し。
さらに、色々漁った結果、なんとVoodoo系のX用ドライバがrpmで配布されているではないか。/(@o@)/
たしか、このVineLinuxはベースがRedHat5.2でrpmパッケージも使えるらしいから、
ひとつ、これを入れてみることにしよう。OSそのものがインストール出来たらな〜。
とりあえず、何となく設定を色々変えたりして、6時間ほどいじくり回してみたが、
どうしても半端liloが出来上がる。おのれ、そんなにこの俺のことが好きか?
俺はお前のことなんか大嫌いだぁ〜。
…ぬうぅ。何故Liloが上手く書き込まれなかったのか、それを自分で考えてみる事にしよう。
とりあえず、インストール時で一番怪しかったのが、IDEハードを認識できなかった事だな。
他には直接Lilo書き込みに関わる物が見つかりそうもないし...。
よし!インストール時にIDEHDを引っこ抜いてみよう。うん。
その前に、まずSCSIHDDにliloを書き直さないといけないから、ブートレコードを一度DOSに戻そう。
Windows98のインストールディスクの中に入ってるfdiskで、必殺技「fdisk /MBR」を実行。これで
半端liloは消え去った。ザマミロ。
一度電源を切って、主電源をoffにする。その後、IDEHDのケーブルをスポンと引っこ抜いた。
これで準備万端整った。
で、昨日同様にインストール開始。
結果はやはり私の考えた通りで、IDEHDがシステム上に無ければ、な〜んの問題もなくインストール完了。
半端liloも出来ず、あっさりインストールが出来た。ふはは。ざまあみやがれ。
その後、IDEケーブルを繋いで、IDEHDをシステムに戻しても完全lilo君には、何の影響もなかった。
よし!疲れたから、もう寝る。(笑)
XXX:第3回目
VGA16とやらのXServerでXをやると、色が貧相だわ、画面小さいわで、不満だらけ。
(でも、インテリ(マウスのホイール)効くのね〜。イケてるぜLinux、Xが大幅に遅れてる
FreeBSDじゃこうはいくまいて(??)。)
やはり、ここでVoodoo系グラボードライバのrpmパッケージをゲットしてインストール
しよう。rpmパッケージだからインストールも簡単なはず。
HPの指示に従って「rpm -Uvh *.rpm」。すると、すんなりインストールされ…ねぇ。
glideで「此奴に必要ななんちゃらが足らんぞ!」的なエラーがでる。
そんな、不足ファイル名単体を書かれても…。せめて、パッケージ名を出して欲しいモンだ。
まあ、当分3DはWindowsにでもやらせときゃ良いだろから、今回はglideをパスした。
で、次にX86Setupをコンソールで起動。
おお、グラボーの所にVoodoo1〜Voodoo3の表記がある!
ここでは当然、「Voodoo3 2000」を選択。解像度は1152x864で、色数は16bit(ハイカラー)。
後は、ディスプレイの設定を適当にして、完了。
すると、Xの画面位置などの設定をするプログラム(名前忘れた)が起動される。
これで画面がちゃんとディスプレイに収まる用に調整して、全て完了。うん、良い感じ。
では、さっそくいつもの「startx」!おお、解像度も色数もバッチリ!
でも、インテリが効かない。しかも、ktermで漢字が何故か使えない??(RxvtではOK)
無くても良いけど、あった方がかなり快適なので、kterm上でX86Setup起動し、
設定し直しをしよう。グラボーなどの画像関連はさっきのまんまで、Mouseでさっきと同様、
PS2のインテリにして…って、あれ?何だこの「ボタン数」って?
「3ボタン」はともかく、「4ボタン」「5ボタン」て何?効いた事無いよん?
しかし、よく考えてみたらインテリマウスは左、右、ホイール押下、ホイール上、ホイール下
の5つボタンがあるな〜。よし、じゃあ5ボタンにしておこう。
で、再起動。今度はマウスそのものが動かない。あれ?テストではちゃんと動いてたのに…。
Xでマウスが動かなきゃ操作出来ないので「CTRL+ALT+BS」でXを強制終了。
コンソールで再びX86Setupを起動して、さっきと同じ設定をする。
すると、何故かマウスがちゃんと動いた。ど〜も、X上でXSetupは動かさん方が良いみたい。
しかし、インテリ効かないわ、ktermで漢字使えないわで、事態の改善できず。
でもまあ、いっか。動いてるし。(^^;
とりあえず今回はここまで。
音出しあ〜んどあっぷで〜と:第4回目
Xserverもちゃんと(?)動作し、「う゛ぃじゅある」的にはバッチリとなった。
次は肝心の「さうんど」である。音と言えば、FreeBSD(98)においてkernelで86音源ボードを
認識しているにもかかわらず、Xで全然音が使えずに諦めた苦い思い出がある。
しかし、今回は負けん。何つったって「VineLinux」様だし。きっとお手軽お気楽お子様(?)な
設定方法があるはずだ…。
で、何げにsetupをコンソールで実行すると「Soundなんちゃら」とか言う設定がある。
よしこれだ…ぐあ、文字化けして読めねぇ。(泣)
FreeBSD(98)ならば、2.2.1なら環境変数「TERM=25c」。2.2.8なら、な〜んもせんでも文字化け
なんかせんのに…。
で、いろいろ資料を読みあさってると、konなるものがあることが分かった。
これは、どうやらコンソールで漢字表示できるようにする奴らしい。
「kon」の後に「setup(sは大文字だったかも)」で、ばっちりイケた。文字化けはしていない。
で、soundのとこを選択すると、勝手にPnPデバイスを探索してくれる。おお、便利じゃ。(^^
で、私のSoundBlasterAWE64/ISA君は認識…された。(^^
FreeBSDのとき、あんなに苦労したのが嘘みたいだ。やっぱLinuxだねぇ〜♪
でも、「setup」コマンドの時は自動的にkonも実行して貰いたいものだ。素人は気づくまで時間が
かかる故に。
で、gqmpegなるWinampをパクリ損なった(失礼)様なMP3プレーヤーで、手持ちのMP3を聞いてみる。
「今日も腹を〜減らして一匹ぃ〜のく〜もが〜。((c)槇原敬之)」おお、イケてるイケてる。
エラく、あっさり認識できて、ちょっと肩すかしを食らった気分。でも、ありがたいことですのお。
さらに、VineLinuxの公式ページに提示されている「更新/障害情報」を見ると、
割と速いペースでポコポコ修正されているみたいだ。しかも修正差分はありがたいことにrpm形式。
さっそく、(Linux対応モデム無いのでWindowsで)DLし、ぶちこんでみた「rpm -Uvh *.rpm」。
Vineのグループが作ってるんだから、動かねぇってことは無いはずだからな。
当然スムーズに…行かねぇ。中には「core dumped」とか抜かして、止まる奴が居る。
まあ、単体で一個ずつやっていけば問題は起こらなかったけど…面倒くさ。
とは言え、一気に全部(VineLinux1.1対象の物だけだけど)やろうとしたのが間違いなのかも。
今後はこまめにこのページを見て、ちょこっとずつ更新していきまひょ。
Turboに浮気:第5回目
卒研のあまりの忙しさに、○ヶ月もVineをほったらかし…。(触る機会すら皆無)。
でも、やっとこさ卒研が終わり卒業も決まり、さらに進学も決まった所で少々時間が空いたぞう!
よし、ここは思い切って最新安定版のkernel2.2.x系を味わうことにしようではないか。
んがしかし、Vineはカーネルを2.2.x系にする為に、kernel-2.2.x-kitなる物をインストール
しなければならない。その上、カーネルのコンパイル等の設定がすごぶる面倒である為、
初めっから2.2.x系を持ってる良さげなディストリビューションは無いかと探してみたら、
「TurboLinux4.5(日本語版)」を見つけた。(正確には友人のT君がCDを持っていたのだ。)
これを「ごきゅん」とCD-Rに焼いて、Vineの代わりにインストールしてみた(もちCDBoot。
CDBoot様々だねぇ)。
するとビックリ。殆どな〜んもせんでも勝手にインストールしてくれる。
Vineの時も「楽だな〜」と思っていたけど、これはその上を行くね。ウン。
NICも(ちょい前に買ったRealtek製RTK8139チップを使ったAccton製の奴)一発認識。
Vineではドライバがあるのに何故かリストにないと言った状況だったのに…。
サウンドカード、グラボー、この辺の奴もインストールの段階であっさりOK。
流石に、最近出たバージョンは違う(Vineももうすぐ2.0出すらしい…。ゲットせねば。)。
やっぱ、あっしの様にスキルも根性も無い人間は、新しいバージョンを探すのも吉だなぁと
思う今日この頃…これで良いのかなぁ。(笑)
kernel2.2.13の威力:第6回目
凄い…だけじゃ、さっぱ説明になっとらんので、分かった限りで説明しよう。
まず、PanasonicのDVDRAM(LF-D103)がPDのみだけど簡単にマウント出来る様になっている!
2.0.36のVineじゃ、CD-ROMとしか認識してくれなかったので、これはかなり大きいぞ!
でも、FAT32のDVD-RAMはPDと同じ方法(mount -t vfat /dev/hdb /mnt/pd てな感じ。)では、
なんかごちゃごちゃ抜かしてマウントできない。vfat以外にもmsdos,umsdosとかやってみたけど
やっぱり駄目。UDFフォーマットは無理にしても、FAT32のDVDRAM位は認識して欲しかった様な…。
まあ、今後の発展あるいはパッチが出るまで待ちでんな。
次に、OS全体が何となくだけど軽い。Windowsのtelnetなんぞでログインしても、何だか違う。
ディストリビューションやバックグラウンドで動いてる物が違うので、一概には言えないけどね。
まあ、こんな感じ。一番大きかったのは、やっぱり、アホでもPD簡単マウントかなぁ。
でも、松下のDVDRAM買っといて正解だったね。他者のだと上手く動かん奴もあるらしいもん。
ちと財布は痛かったけど、つかえん奴買ったらもっと痛いからね。
Winmodem、遙かなる…:第7回目
T君曰く「Winmodemはmodemじゃないと認識されている」の、Winmodem。
何でもこの名称は3comか何か(はっきり覚えてない…)の会社の商標だから、迂闊に使うと
ヤバイかも。まあそれはさておき、この猫αがくわえている内蔵モデムは、
SupraMAX56i(Diamond MultiMedia社製)と言う、正真正銘のWinmodem様である。エッヘン。
お陰で、Linuxでは動作は絶望。ここは一つ新しいモデムでも買おうかなと思っていた矢先、
WinmodemでもLucentチップを用いた奴なら、ちょっとばかし不安定ながら、動作するドライバが
登場しているという情報をココでキャッチ。
そこで、ここやここやここやここで、件のドライバを拾ってきた。
使ってみたのは、最初のlinmodemにあった「linux568.zip」。
選んだ理由は「ltinst」と言う、便利なインストーラが付属しているので、お手軽だから…。
で、結果は…Device or resource busyなどと抜かして、インストールが途中で止まってしまい、
な〜んも出来ん。
情報によると、/dev/ttyS14 を mknod /dev/ttyS14 c 62 78で作っておいて、付属のインストーラ
でポンらしいのだが…。
他にもPnPを外すだの、serial.confがどうのだのと言う発言に従い、色々10時間ほど試行錯誤
してみたが、結局は駄目。ひょっとしたらSupraMAX56iはLucentChipじゃないのかしらん。
何となくPnPが邪魔しているような気もするけど…けど、kernelをコンパイルし直して、
PnP外しちゃったりしたら、今度はサウンドが鳴らなくなりそう…。
でもボードの方で外したり出来そうもないし、BIOSのPnPなんとかOS Installedとか言う設定も
外しているしで、お手上げ状態だのう。誰かSupraMAX56iをLinuxで動かせた募集します…。
と言うわけで、今回はここまで。はぁ…。
参考書を買おう:第8回目
最近ふと思った。
「近頃のLinuxのディストリビューション対応の参考書を探さんと…。」
最近、どうも近頃のディストリビューションはわかりにくいなあと思っていた。
でも、よく考えたらマトモなLinux本は
「ここまで出来るLinuxパワーガイド」(Slackware-3対応…だとさ)
位しかなかったりする。そりゃ分かりにくいわ。(笑)
「よし!ここは紀伊国屋書店でも行って、無い金ハタいてTurboかVineの本でも
買っちゃいましょうかね。」
てな訳でとりあえず、紀伊国屋書店熊本店で
「Linuxのネットワークカード設定(虎の巻)」
をおもむろに購入。
いや、別にNICは認識されてるんだけどさ、本に巻いてる帯(宣伝とか書いてる奴)みた
いなのに書かれていた、
「ネットワークに繋がっていないマシンは寂しい。それがLinuxだともっと寂しい。」
(だったかな?)
と言うキャッチフレーズ(?)が気に入って、思わず買っちゃった。(笑)
でも、実際コレいい本だったと思う。NICの説明とか割と優しく、私の様なアホでも
ばっちり読める本だった。実用性もそこそこ高いと思う。あんましふざけてないのが
良かった。
次に買ったのは、コンピュータウン熊本(ベスト電器)で、
「TECH Linux」
流石は「TECH」で、ゲーム関連の記事が盛りだくさん。
やっぱりOSはゲームが出来なきゃね。(謎)
付録CDも結構色々詰まってて良い感じだった。
この本は特集一発本みたいだけど、何時の日か、月刊誌化して欲しいね。
Linux雑誌も技術系だけじゃ一般のゲームユーザを引きこめんだろうし…。
こう言う遊び中心の本もあると良いんじゃないかな〜。
これを買った時点でふと財布を見ると漱石すら1枚もない、と言う驚愕の事実に気付いた。
はっ!!と言う事は買う予定だったTurboやVineについての本は買えんではないか。
………アホですな…。
サーバを立てよう 〜計画編〜:第9回目
そろそろ研究室のサブネット用に、自分のLinuxサーバを持ちたいなあ…。
そんな事を考えている今日この頃。
実際にやりたい事をまとめてみると、
1.sambaによるプリンタサーバの構築。
2.研究室内のサブネットを学校のネットワークに接続。(但しグローバルIPは1つのみ!)
3.多少なりともセキュアに。
4.こそっとGRNBBSを移転。(爆)
とまあ、この程度。
4は兎も角として、1〜3は重要であるので、この為の資料集めをすることにした。
まず1に関してだが、日本sambaユーザ会なるsamba関連のHPで、
ちょっと前に良さげな本を出しているらしい事をキャッチ。
次に2だが、これはLinux Beginnersと言う、素晴らしい解説ページが
あるので、ここで解決できそう。
最後に3だが、翔泳社から出ている「PC-UNIXサーバの為のクラッカー撃退計画」なる本を
発見。この本+こまめなアップデート+日本の Linux 情報で最新の情報をキャッチ、
の3点セットで何とか切り抜けることにした。
まずは計画を立てること。これで今回はお終い。
サーバを立てよう1:第10回目
とりあえず、「Sambaリファレンス(日本語版)」を購入する為、紀伊国屋書店に。
OS関連の所を探すと…何故かあった!
光り輝くオレンジ色のごつい本である。値段もごつくて¥3600也。
でも、ちらっと読んでみる限り、かなり良い感じ。
sambaに関する全ての事を網羅しているみたいで、しかも索引もしっかりしている。
そこらのエセ専門書みたいに遊びも全く無い良書のようだ。
ついで、3の為に、「PC-UNIXサーバの為のクラッカー撃退計画」を同時購入。
お値段¥2800也。
これまた遊び無しの技術書。ただ、セキュリティと言う範囲の広い分野を扱うには
薄すぎる気もしないでもない。
隣に、辞書みたいなごつさの「redhatによるサーバ構築」とか言う本もあったが、
ちょっと偏ってる様なのでパス。いや、細かくは見てないけどね。
(パソコン関連の専門書を買い慣れてない人の為に言って置きたいのだが、(自分も
最近までそうだったが)、たとえ貴方がド初心者であってもいい加減な安っぽい入門書
は避けるべきだと思う。
よく「パソコンを知らない人向け入門書」とか何とか称して、何の役にも立たない
初心者騙しのカス本が売られているが、ああ言うのを買ってもズバリ金の無駄である。
得てしてこの様な入門書で学んだ人は、入門書に書いてある以外の事が全然出来ない
人が呆れるほど多い。実際は、しっかりとした解説があり、初歩から高度な事まで
載っている、いわゆる入門書でない解説書を買うと、後々まで使えて合理的である上、
下手な入門書よりも、もっと優秀な入門書と成り得るのである。ま、常識だけど。
あと一般常識だが、この手の入門書に多い、索引が無い本を買うのは避けよう。)
それと、とりあえず「VineLinux入門キット」なる本も買っておいた。
お値段¥2400也。
正直、全然大した事は載ってない本だがまあ、索引はしっかりしているので、
Linuxを全然知らない研究室の連中にでも読ませようと思う。
で、しめて合計、¥8800(税抜き)也。
福沢諭吉がお財布から飛んでいった。さらば。(ToT)/~
サーバを立てよう2:第11回目
ついに研究室から1台のWindowsマシンをLinuxマシンに転向する許可が得られた。
早速、TurboLinux4.5をKDEのモードでインストールしてみた。
普通にインストールが完了し、まずはNIC2枚を認識させる。
今回用いたのは、DECの21140が載ったちょっと古めのNICと、新しく予算で買った、
メルコのLGY-PCI-TXL。
元々入ってるver0.91H(だったかな?)のtulipドライバで、どちらもあっさり認識。
学校から提示されている、グローバルIP、DNS、GATEWAYをeth0から繋ぐ様に設定。
もちろんeth1は、研究室内のネットワークに繋ぐ。
ここで気付いたのだが、何故かこのTurboLinux4.5(FTP版)では、
/etc/conf.modulesで同じ物が2つ入ることがある。
<例>
alias eth0 tulip
alias parport_lowlevel parport_pc
options parport_pc io=0x378 irq=7
alias eth0 tulip
alias eth1 tulip
…
これは手動で書き直すことにした。
今回はここまで。
サーバを立てよう3:第12回目
お次はipchainsの設定。
これはTurboLinuxの場合、turbonetcfgで簡単に設定できると言う親切設計。
ちゃっちゃっと設定して再起動。でも、どうもおかしい…。
どう見てもIP masqueradeが効いてないし…。
で、/etc/rc.d/rc.ipfwadm(でも使ってるのはipchains…)を見てみると、
/sbin/ipchains -A forword -s -jMASQ 192.168.180.0/24 -d 0.0.0.0 -l
/sbin/ipchains -P DENY
…別段おかしな所はない。
もしやと思い、ipchainsを直接入力してみると「コマンドがないぞい」てなエラーが…。
なんでやねん、と思いつつ、
find /mnt/cdrom -name ipchains -print
で、インストール用のCDROMからipchainsを探し当て、直接ipchainsを/sbinにコピー。
何かアヤしいやり方だなぁ…。
後は、/etc/rc.localの最後に
modprobe ip_masq_ftp
modprobe ip_masq_raudio
modprobe ip_masq_irc
modprobe ip_masq_quake
modprobe ip_masq_cuseeme
と付け加えて出来あがり(何故かこいつらは初めからあった。カーネルのモジュール
だからかなぁ…)。
サーバを立てよう4:第13回目
後はsambaの設定。
先生からの要望で、sambaサーバにはノンパスで入れなければならない。
よって、/etc/smb.conf のallow hostを使って、研究室外のネットにある
先生のマシンと、研究室内のマシン以外ではアクセス出来ない様に設定し、
[Printer]セクションにpublic = yesを書き加える。
あとは、デフォルトの設定で有効になっている[home]セクションをコメントアウト。
念の為、[global]セクションのencrypt passwords も yesにする。
これでお終い…のはずが、テスト印刷すると、何故かウインドウズ側で書き込みエラー
が出てしまう。当然、何の書き込みも行われない。何故だ…。
「sambaリファレンス」の「sambaの診断手順」を参考にして、色々調べてみたが、
samba側には問題は無かった。そう、samba側には…。
サーバを立てよう5:第14回目
じゃ、何が問題なのですかと言うと、なんとlprだった。
言っておくが、インストール時点でちゃんと研究室のCanon LBP-730PS 5F用の設定を
したはずである。
実際、/etc/printcapもばっちり。/dev/nullは誰でも書き込みOKのパーミッション。
そこで、JFのparport.txtを読むと、以下のように入力して、パラレルポートを
認識させればよいらしい事が分かった。
insmod /lib/modules/2.2.13/misc/parport.o
insmod /lib/modules/2.2.13/misc/parport_pc.o io=0x378 irq=7
insmod /lib/modules/2.2.13/misc/parport_probe.o
dmesgを見てみると、ちゃんと
…
parport0:Canon LBP-730PS PostScript Level2 Printer
てな感じで認識している。
でも!でも!動かない。
lpr -Plp test.txt
(無反応…)
lpq
(ジョブがねぇ!)
dmesg
…
lp0:using parport0(interrupt-driven)
(ポートは一応動いているみたい…。)
何故じゃぁ〜。(泣)
サーバを立てよう6:第15回目
結局、色々(3週間ほど時間を掛けて)弄くってみたものの、全く動く気配すら
見せないlpr。
自分の部屋で使ってるマシンでは、上記の方法でlprがちゃんと動いたのに…。
やっぱ、サーバマシンが富○通なのが駄目なのか?(爆)
結局TurboLinuxを諦めることにした。嗚呼、さらばEhime(笑)
で、白羽の矢が立ったのは、当然のことながらVineLinux1.1。
こいつなら…と思ってやってみたら、今までの苦労が嘘のようにあっさり設定完了。
やっぱりVine。なんて素敵なディストリビューションなんだろう。(笑)
ちなみにこちらはIP Masqueradeにipchainsではなくて、ipfwadmを用いる。
設定は似たような物で、/etc/rc.d/rc.localに、
ipfwadm -F -a -m -S 192.168.180.0/24 -D 0.0.0.0/0
ipfwadm -F -p deny
/sbin/modprobe ip_masq_ftp
…以下似たようなもん。(笑)
後は、Xから使える、control-panelのnetworkの設定でipv4-forwardingを有効にしておく。
あ、Vineのホームページから出ている修正パッチはちゃんと当てておいた。
まあ、何はともあれ、これで一応、形にはなったわけだ。
後はセキュアにして行くだけだな。
と言うわけで、今回はここまで。
ソフトを探せ!:第16回目
Windowsの世界で日夜新しいソフトウェアが出ている様に、Linuxの世界でも日夜新しい
ソフトウェアが出ているのである。当たり前だが。
しかし、その手の情報を手に入れるのは、日本語のサイトではなかなか難しい。
よって、英語なサイトを探すことになる。
で、色々見つけてみた。その一部を紹介してみよう。
1.Linux.DaveCentral.com What's New
解説:色々なジャンルのソフトの最新情報がある。必見サイト。
2.Linux Links - The Linux Portal Site
解説:1のサイトほどではないにせよ、新しいソフトの情報が手に入る。
3.Linux Software Encyclopedia
解説:膨大な量のLinux用ソフトのリンク集。Encyclopedia(=辞書)の名は伊達じゃない。
4.Linux Applications and Utilities Page (v.12-27)
解説:ソフトウェアの各ジャンル毎に綺麗にまとまっているサイト。
5.Woven Goods for Linux - Software
解説:見た名以上に内容量が多く、使えるサイト。
Vectorや窓の杜位しか総合ダウンロードサイトを知らなかった人には、ありがたいかも。(笑)
ま、そうでない人も、一応覚え書き程度にどうぞ。
恐怖のVine2.0:第17回目
自分のマシンにVine2.0をインストールしてみた。
インストール画面はXを使ってるみたい。
私はインストール画面でXを使った物を見たことがなかったので、ちょっと感動。
また、その使いやすさは相変わらず良かった。
インストールの際の主な設定としては、サーバモードでインストール。
xdmは使わない。
キーボードはもちろん日本語106。
マウスはもちろんインテリPS/2。
スライスは/swap が64Mで/ が残り全部(約1.8G位かな?)。
インストーラ中のXConfiguratorでVoodoo3は認識したみたい。
とまあ、この程度。
モデムがないので、インターネットには相変わらず繋がらない。
Diamondmediaさん、SupraMAX54i用のLinuxドライバ出してくれ〜。(泣)
で、早速起動。
ところがログインできない。
どうもパスワードが違ってるみたい。
でも、ちゃんと入力してるのになあ…と、適当にキーを触ってると、なんと
英語キーマップであることが判明。なんで?(修正が出てません)
それに気付いてログイン。
やっぱり英語キーマップ。インストーラでの設定は見せかけだったらしい。(爆)
仕方がないのでsetupを用いて、キーボード設定。
これでちゃんと日本語キーマップが有効になる。
インストーラに不具合がある場合、修正が効かないから再インストールの時とか困るよねぇ。
さらにstartxとすると、何故か画面が表示されずに落ちる。
何で?インストールの時はちゃんと動いてたじゃん!?
仕方がないので、直接XConfigurator起動。
Voodoo3は自動で認識したが、ディスプレイの設定がVine1.1と同じだとディスプレイが
ついていってくれない。仕方がないので、ディスプレイ設定の性能をVine1.1に比べ落とした。
で、これが見えますか?の画面が出て来るんだけど、これがもう、グチャ^2に文字化け。
勘弁して下さいよ、もう。(泣)
仕方がないので適当に左側をクリック(…したのが後述の悲劇の始まりだった)。
startxとするとXが動作。ちゃんと動いている…様に見える。
しかも動いたのは驚くなかれfvwm2。
懐かしいを通り越して、使い方忘れたよ。>fvwm2(笑)
流石はサーバ用。ひょっとすると遅いマシンがターゲットなのかも知れない。
で、早速再起動。
すると、知らない間に設定されたxdmが立ち上がる。ギゃぁ〜ス。(叫)
仕方がないのでこのままログイン。
画面が切り替わって…………
アレ?
またxdmに戻ってきた!?
別にloginに失敗したわけではないと言うのが、ここでの最大のポイント。
別のアカウントで入ってみたが結果は同じ。
ぐぁ〜ん。神は死んだ。(F=ニーチェ)
これってひょっとして、永久ログイン地獄って奴?
これこれVine2.0さん、ちょっとはしっかりして下さいな。(泣)
仕方がないので(こればっか)、再インストール。
今度はKDEモードでインストール。
KDEは激遅だけど安定してるから、Gnome(Enlightment)よりストレスが無くて良いので。
後の設定は似たような物。
キーマップを修正して、VineのHPでアナウンスされてる、各種修正パッチをあてた。
すると、kon2のフォントが変わって、何だか良い感じに。(笑)
で次に、Xのキーマップ及びマウスを再設定。
理由は、インストーラの設定が反映されないらしいから。
て言うか、このインストーラ、見た目は良くなって使い易くなったけど、
これじゃ意味が無いんじゃないすか?(泣)
これだけ、インストールしてすぐに色々修正しまくらなければ使えないのは、
VineLinuxの名を傷つけていると思う…残念なことに。
でもまあ、一旦ちゃんと設定して修正もしてやれば、後は流石VineLinux。
使いやすいし、安定している。
でもサーバモードではないとは言え、sambaが入ってないのはちょっと痛いかな…。
TurboLinuxのturbopkgみたいな便利ツールがVineには無さそうなので、後からインストール
するのは、いささか面倒であるから。
まあ逆に言えば、turbopkgのsrpmを取ってきてをこいつの中で rpm --rebulid〜として
やれば良いのかも知れないけど。(笑)
とりあえず、基本的にはVine1.1の時と似たような設定方法で、殆ど全てが解決する。
また、Vine1.1の時より漢字を表示するコマンドが増えていて、コンソールはkon2か、
ktermやRxvtとかじゃないと不便を感じるかも。
ま、テキストログインの場合、設定ファイルを弄ってログイン後にkon2が立ち上がる様に
しておけばOKだと思う。
以上。今回はここまで。
XSystem35:第18回目
そもそも、System35について説明しなければならないだろう。
System35を簡単に説明すると、かの有名なエロゲーメーカであるALICESoftが開発した
ゲーム開発環境であり、これを用いればゲームそのものを機種依存のコードを書かなくても
かなりのゲームを実現できると言うものなのである。
それをLinuxに移植したものが本稿で語るXSystem35なのである。
以前購入した「TECH Linux」の記事の中に、XSystem35について書かれてる物があった。
と言うわけで、ここに行って、Version1.2.5のソースをゲット。
後は、ドキュメントを見ながらちゃちゃっとコンパイルした。
このコンパイルは非常に簡単に出来る様になっている。
多分、ドキュメントを普通に読める人なら、誰でもコンパイルできると思うね。
で、早速「鬼畜王ランス」と「零式」をインストールしてプレイしてみた。
結果は、
1.Win版並に軽い(普通、特にKDEで動くXのアプリはとてつもなく重いのに…)。
2.Windowのサイズをデフォルトより大きくすると即座に落ちる。
3.若干、音(CD,PCMともに)にズレがある様な気がする。
2.は私が使ってるKDE上の話。本来のターゲットであるGnome上で動かしてないので、
こちらで動かしてみない事には正当に評価できないと思う。
1.には感動した。特に、ファイルマネージャですらクソ重いKDEのアプリの中の為に、
余計に速さが光っている。(爆)
少なくとも今回試した2つのゲームでは、Win版system35と大差ないプレイ感覚であったと思う。
また、私の要望としては、フルスクリーンモードが欲しいと感じた。
ちょっとXでは難しいのかも知れないが、この辺はXFree4.0に期待したいと思う。
STBBSでBBSを立てよう:第19回目
私はGRNBBSと言う草の根BBSを、MTBBSと言うKTBBSをWindowsに移植したツールを
使って、時々BBSを立てている。
が、安定性に関しては駄目^2なWindowsなので良くポコポコ落ちるし、ネットワークも
ダイアルアップでのTCP/IPだから遅い。
しかも、テレホタイム以外は立てられないと言う欠点もある。
そこで、ここで公開されている、KTBBSをUNIX系OSに移植したSTBBSを使って、
学校のLinuxマシンでBBSを構築してみようと考えた。(以前立てたサーバとは別のマシンの予定)
実はまだ、マシンの確保が出来てないので、とりあえずこのマシンのVine2.0に
インストールしてみる事にした。
で、ドキュメントを読みながらコンパイル。
ドキュメントに書かれた手順(と言っても2、3手順しかない)でコンパイルすると、
私もほんの少し慣れてきたのか(?)、いともあっさりコンパイル完了。
だが、インストールがちょっと面倒。
/etc/passwdにドキュメントに書かれた通りに書いて、再起動して、IDをbbsで
ログインしようとしても、何故か蹴られる。
手動で書き加えたのが不味かったのかなぁ…。
仕方がないのでrootで入って、先ほど変更した部分を削除。
で、linuxconfを用いて、grnbbsと言うアカウントを作成し、シェルをとりあえずbashに。
その後、/etc/passwdのシェルとホームディレクトリを、ドキュメント通りにする。
パスワードはノンパスワードやNullパスワードの方法が分からなかったので、
適当に決めた。どうせ、もう一度BBS本体で認証するので、こう言う設定にしても
大して痛くはないはずだ。
後は、/etc/servicesにドキュメントの通り書き加える。
最後に、/etc/rc.d/rc.localの最後に「/usr/local/stbbs/bbsd」と書き加え、
起動時にbbsdが立ち上がるように設定。これでバッチリ使える様になったはずだ。
(もっとも、この設定は不要であるかも知れない。)
後は、/usr/local/stbbs以下にインストールされた、様々な設定ファイルを弄って
見た目をそれっぽくした。
で、bbscを起動してSYSOPのパスワードを設定。
これで次回からは、rootでログインせずにgrnbbsでログインすれば、
自動的にbbscが立ち上がる。もちろん、telnetで使って、漢字を使える様にしないと、
ロクに文章が読めないのだけど。(笑)
これで、一応体裁は整った…と思ったのだが、問題が一つ発生。
何かと言うと、Fileボードである。
いわゆるダウンロードコーナーであるこのFileボードだが、telnetではダウンロード
できないし、FTPを使うにしても、BBSのユーザの一人一人に対して、いちいち手動で
FTPアカウントを作るのはとても面倒なことであるだろうから。
かといって、FTPをanonymousで使える様にはしたくないし…。
さて困った…。これの解決方法は未だ思いついていない。
とりあえず、今回はここまで。
STBBSでBBSを立てよう2:第20回目
BBSのファイルボード問題、ちゃんとSTBBS付属ドキュメントを読めば、解決策があった。
その解決策とは、TeraTerm等を使って、ZMODEMプロトコルでファイルの授受を行う
と言うもの。
これなら、いちいちユーザ毎にFTPのアカウントを作る必要はない。
早速、lrzszのソースをここから取ってきてコンパイル…って、
あれ?ちゃんと./configure出来たのにエラーが出る…おかしいなぁ…。(^^;
しょうがないので、同じ所で、rpmのbinaryパッケージを取ってきて、インストール。
すると、(当たり前だが)あっさりとインストール完了。
初めからこっちにすりゃ良かったか。
んで、早速BBSに接続してTeraTermのZMODEMを使ってみた。
ダウンロードはいとも簡単に成功。しかし、アップロードは何回やっても成功しない。
そこで、TeraTermのヘルプに従って、telnetをbinaryモードで起動。
すると、改行コードが怪しくなるのか、改行の度に「改行+tab」の様な感じになり、
画面が乱れる。ぬぬぬ…。そのかわりアップロードは出来た。
んが、アップロードが完了した後、完全に止まってしまう…。
まあ、無理矢理disconnect(右上の×を押すだけ)して、もう一度通常モードで
ログインし、ダウンロードしてみると、今アップロードしたファイルが、ちゃんと
アップロードされているのが分かった。まあ、不便だけど仕方がないかな…。
使えれば良し。まあ、そう言うことで、納得した。(笑)
ところで、このファイルボード、デフォルトだと/usr/local/stbbs/file?(?はボード
の番号)にアップロードされる。root権限の上、ここはquotaシステムの外だから、
でかいファイルを上げまくったら、DoS攻撃になるんじゃ?
ふと、そんなことが脳裏をかすめたが、忘れることにしよう…。(爆)
(まあ、quotaをきちんと設定すれば、解決するのだろうけどね。)
Apache1.3.14+OpenSSLを無駄に使おう:第21回目
ふと、SSLなapacheを立ててみたくなった。理由は特にない。
まあ、衝動買いと同レベルである。(笑)
まず、VineのFTPで、Opensslのbinaryなrpmパッケージをゲット。
次に、ここから、apache1.3.14のソースをゲット。
あとは、ここで紹介されてる様にインストールするだけ…。
じゃ、あまりにアレなんで、私のVine2.0用のインストールメモをば。
・opensslのソースからではなく、Vine提供の「openssl-0.9.5a〜」をインストール。
・元々入れてた「apache-1.3.12〜」と「apache-devel-1.3.12〜」をrpm -eで削除
・「mod_ssl」と「apache-1.3.14」のソースを、/usr/src/に展開。
・コンパイルの方法はこことほぼ同じ。(ただし、bashを使っているから、setenvではなく、
exportを使わなければならないし、さらにこの記事とはopensslの位置が異なるので、
「setenv SSL_BASE〜」の所を「export SSL_BASE=/usr」としなければならない。)
・「private」と「certs」はVine提供のパッケージを使うと、「/var/ssl」以下に
存在する。これらのディレクトリのパーミッションに注意。
・apacheの設定ファイルは「/usr/local/etc/httpd」以下に存在する。
・apacheの制御プログラムである「apachectl」は「/usr/local/sbin」以下にある。
・sslを有効にする時は、「apachectl startssl」でapacheをstartすること。
・公式な認証には結構な額が掛かるみたいなので、今回は適当な物(=モグリ)。
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以上に気を付ければ、簡単にインストール出来るみたいである。
いざ「https://サーバ名」と試してみるとブラウザが、名前が違うだの信用できん
だのと色々と五月蠅いが、無視してOKを連打すると、きちんとSSLは有効であるみたい
だった。(笑)
やっぱりこのサーバをDNSに登録して貰って、きちんとした認証をしたいものだ。
お金が在ればなぁ…。(ToT)
OpenSSHを使おう:第22回目
最近は研究室に居ることも多くなってきて、それほど不具合は無いのだが、
やはりリモートでシステム管理をしたい時が多い。
しかし、素(す)のTelnetなんざ使った日には、rootのパスワード垂れ流しで、
危険であることこの上ない。そこで通信路を暗号化してくれるSSH(Secure SHell)を
使うことにした。
しかし、本家SSHは色々とややこしいライセンスに縛られ、アメリカ国外のユーザは
へっぽこな暗号しか使うことを許されないと言う、致命的な弱点がある。
そこでOpenSSHという、いわゆる「アメリカ暗号強度制限」を受けないブツを使うこと
にした。
ここに行って最新版のOpenSSH2.3.0をゲットし、コンパイルして…あれ?
「spritが云々」とか抜かして止まる…。
普通、このエラーはMakefileでtabが入らなきゃならない所がspaceになってたり
すると起こるもの。でも、きちんと(?)書き換えても全然治ってくれない。
駄目だこりゃ。(ToT)
と言うわけで、archie(「あ〜ち〜」とか「あ〜き〜」とか読むらしい)の出番。
opensshをキーワードに探してみると、国内の某所にopenssh2.3.0p1.i386.rpm
なるパッケージを発見。すかさずゲットし、インストール。
あとは、ここに書かれている通りにやればOK。
意外と簡単でした。
とりあえず、怪しげな所のパッケージじゃないので問題は無いと思うけど、どうせなら
やっぱりソースからコンパイルしたかったなぁ…。ま、使えたからいっか。
ttffontsの恐怖:第23回目
Linuxでネットクラゲ(注、私は見回りの速度が遅いので…)していて、恐らく9割の人が
感じるのが、Linuxに入ってるFontの汚さ(フリーだからしょうがないけどね)。
M$-Window$のフォントとか使えたら言うこと無いのだが、ライセンスの事は考えないにしても、
とにかくTrueTypeFont(特に〜.ttcの奴)って奴は、設定(font.dirやfont.aliasを書く)が
面倒極まりない。
そこで色々探していると、このようなすばらしい解説ページを発見。
そこを読むと、ttffontsなる自動でTrueTypeをインストールしてくれるナイスなツールを
発見。さっそくここに行ってブツをゲットしてきた。
ttffontsのソースをコンパイルして、インストール。お手軽である。
後はrootでconfig.vine/以下のファイルを/etcに放り込んで、kterm上で「ttffiles &」。
するとgtk+なイカす(死語?)GUIが立ち上がる。
後は、別パーティションに入れてあるWindow$のフォントを全て「インストール」して、
完了。これで、ネスケとかKDEとかでフォントが使えるようになっているはず。
早速KDEコントロールセンターを起動し、デスクトップ→フォントで、ricoh-ms gothic〜
を設定。
すると、デスクトップがM$-Window$のフォントになっているではないか!
表示がちょっと遅くなるけどねぇ…。次は、netscape6を起動…ぐはっ!
htmlはきちんと表示されるのに、ネスケ本体の日本語&英語が…。(泣)
へたれスクリーンショット1
へたれスクリーンショット2
読めない設定の所を何とか読んで、日本語のfontを全て「ricoh-ms gothic〜」や
「ms ui gothic〜」に換えてみたけど駄目。これではブックマークすら読めない…。(ToT)
さらに、gvでdviやpsファイルを見ようとしても、「VFLibがなんたら〜」と抜かして、
見ることが出来ない。ぐわ〜っ。
要らないフォントを削っても駄目。なんたること…。(ToT)
そこで、ttffontsのドキュメントをよく見ると…「Vine1.1用設定…config.vine」。
…し、死んだ。(泣)
停電で復活!?:第24回目
前回フォント関係がぐちゃ^2になってしまった、マイマシン。
このままでは、論文を書くのにも(pLaTeXで書いてます)にも影響が…。
そこで、GhostScript5.10とGhostscript-fontとVFLibから修正することに。
まず、/usr/share/Ghostscript以下の日付が変わっているところを削除。
次にGhostscript-5.10&fontをrpm -Uvh --forceで上書き。
更に、「vflib〜」(場所忘れた)を削除し、VFLib-〜を同様に上書き。
これで、gvでdviやpsは読むことが出来る様になったが、netscape6では相変わらず
である。ぬうう、一体どうなっているのだ。
原因を考えている時に突然、何故か研究室が停電!それも2回も!!
起動時にfsck君がブツブツ言っていたが、まあ、大きな被害はなかったようだ。
とりあえず、ML(Mailing List)検索でも使って対策を探そうとnetscape6を起動。
すると何故か元通り、ちゃんとnetscape6本体のフォントが表示されているではないか!
おお、再起動(正確にはxttの再起動かも)がポイントだったんだな!
当にケガの巧妙である。
もう一度、netscape6のフォントの所を設定し直し、netscape6を再起動すると、
ちゃんとTrueTypeが効いている様で、綺麗なフォントが表示されていた。
よかったよかった。(^^;
ホームページはよく読もう。:第25回目
以前、よく分からない方法でOpensshをインストールしてしまった。
それもmake出来なかったから。ちょいと情けない話。
とりあえず使えるからいいものの何となく釈然としないので、ホームページをもう一度
よく読んでみることにした。
Get SourceのFTPに入って、そのページの一番上を見ると…はッ!!
「The base source code is designed specifically for OpenBSD, to make it simple,
clean, minimal, and auditable. A seperate team converts OpenSSH to a (much
larger) portable release which runs on all operating systems.」
いい加減な日本語訳
「このベースソースコードは本質的に、OpenBSDの為に、簡単にする為に、綺麗に、最小に、
そして監査可能にする為に設計された。
seperateチームはOpenSSHをすべてのオペレーティングシステムで動く(はるかに大きい)
移植用のリリースに変換する。」
…日本語の方が暗号になってしまったような気もするが(泣)、要するにOpenBSD以外の
OS用にopensshを移植するチームがあるらしいのである。
さっそく、そこにいってみる。
すると…あるある、rpmのopenssh-2.3.0p1〜が。
しかも、日本のミラーは、このホームページのプロバイダーであるDTIではないか!
ううむ…まさに灯台下暗し。今後はopensshのアップデートの度に、ここをチェックする
ことにしよう。
LinuxでBM打!?:第26回目
私はこれでも一応大学院修士課程生なので、学会発表なんぞをもやらねばなりません。
その準備に追われて意識が朦朧としている中、ふとサーチエンジンで見つけたこんなページ。
ふと読んでみると、なんとあのSDLを使って、LinuxでBM打!もどきを
開発されているとのこと。早速DL&コンパイル→実行。
未だBMSの一部の命令をサポートしていないのと、WAVファイルが一部上手く再生できない
と言う点はあるものの、概ねBMSは上手く再生できて居るみたいであった。
勿論、画像付きの物もバッチリである。今後に期待大の逸品ですな。
もちろん、この他にも魅力的なコンテンツが盛りだくさん。
私も出来ればこのようなページを目標にしたい物である。
ATOK Xで、ギャ〜す(謎):第27回目
ついに買いましたぜ、ダンナ。
え、何を買いやがっただって?
そんなのATOK Xに決まっとるやんけぇ(何処の方言だろう…(^^;)。
今回のお値段、約9000円也。た、高けぇ…。(ToT)
しかし、Linuxで快適な漢字ライフ(?)を過ごすためには必須のアイテムで
あるからして、致し方がないと言ったところか。
インストールは基本的にRPMでインストールできる。
もちろん、RPMが使えないのディストリビューションの人の為にtar.gz形式も
用意されている。流石はJust System、年期が違うぜ。
で、RPMをつっこんだらCD-ROMに書かれている通りinstall。
よし!startx!
これで、ATOK Xが使えるように…ならねぇ。
あのぉ…とりあえず、全く漢字が使えなくなりましたんですけどぉ…。(泣)
そこで、早速Just Systemのホームページにアクセス。
すると、修正や追記等が盛り沢山。よ〜するに、これだけ苦情がきたって事ね。
で、それを見ると、そもそもCD-ROMに書いてたインストール方法はwdm用(使ったこと
無いので知らない)であるから、startxには有効でない事が判明。
よく考えたら当たり前である。つうか気付け俺。
結局、/etc/X11/xinit/xinitrcをホームページに書かれている通りに修正。これでOK。
今度こそ、startx!
おお、ktermで漢字が使える!!
では、いつも使っているkmailで(私はKDE派なのだ)友人のへっぽこサーバ管理者に
不幸のメールでも送るとするか(嘘)。
…あれ、漢字が出ない!!と言うより、Kアプリな奴らは全滅のご様子である。
何故〜。(ToT)
一応、Just Systemのホームページに書かれている設定をするも、全然駄目。
どうも、gnomeだけがターゲットらしい。嗚呼、コロコロ落ちるgnomeを
使わねばならぬ時がついに来たようだ…。
で、今まで積み重ねの全てをかなぐり捨てて、gnomeに走る俺。
だって、\9000弱をパーにする程、学生はリッチじゃないのよ。(漢泣)
結局、どうしてもvmailが気に食わなかったのでsylpheedを使う事にしたが、
おおむねgnomeに移行完了。
すると、今までの苦労が嘘のように漢字が快適に扱える。
しかもATOK Xは私が家のWindowsでも使ってるATOK12の移植版であるからして
使い勝手最高!!~\(^o^)/~
ついにLinuxもここまで来たか、って感じですな。
後はもうちとinstallが簡単に出来れば言うこと無し。
でも日本語のサポートって、各ディストリビューションでまちまちだから、
困難極まりない作業なんだろうな…。
ここは一つ、Vineとかをベースに一つの規格を作って欲しいところ。
そうじゃないと、ATOK X以外の漢字変換ソフト、出なくなっちゃうだろうしな。
今更Linuxでえむぴ〜さん:第28回目
今まではWindowsでMP3を作っていた私だが、いい加減Linuxにも慣れてきたことだし、
再起動するのも面倒だったので、ちょいとLinuxで吸い出し&エンコードをやってみる
事にした。
Windowsの方で使ってるツールは「CD2WAV」と「午後のこーだ(現在は配布終了)」。
後者の方はLinux版があるのだが、現在は配布してないとのこと。
まず、CD2WAVみたいにGUIで無くても良いから、簡単に吸える奴を探してみた。
色々試した結果、cdparanoiaがかなりやりやすいみたいだ。
吸い方は単にコマンドラインで、「cdparanoia "1"」とすれば第1トラックが「cdda.wav」
としてそこそこの速度で良好な(音割れ、飛び無し)ソースが吸い出される。
蛇足だが、吸い出し中の「.」→「o」→「0」→「O」の微妙なアニメーションに注目して欲しい。
次に肝心のエンコーダ。
これはあえて配布が終了している午後のこーだ for Linuxを探してみることにした。
infoseekで探してみたらあっさりRPMパッケージのものが見つかったのでそれをゲット。
「rpm -ivh gogo〜」でインストールはサクっと。
後は、「gogo cdda.wav ongaku.mp3」としたら、celeron533Mhzメモリ128Mのマシンで
大体4.5倍速相当のエンコードタイム。
流石にWindows版でPentiumIII@684Mhzの下でエンコードするよりは遅いものの、
一般ユーザでここまで速ければ文句はない。
かくして、いともあっさりmp3作りに成功してしまった。
しかも、全てdefault設定にも関わらず、音割れなどもなく良好な仕上がりである。
mp3を作るのにわざわざWindowsを使って苦労されてる皆さん。
試しにLinuxを使ってみては如何でしょうか。労せず綺麗な物が出来ますよ。
Kondara MNU Linuxに移行!:第29回目
6月中旬〜8月末まで、IT講習会講師と言う、アホの私には恐らく
一番合わないアルバイトをしていたから、ここ最近、トンとLinuxに触れる機会が
無かったが、そのアルバイトも無事(?)完了した。
とりあえず、私の講習を受けられた方、ごめんなさい。m(_ _)m
Linuxを触れる時間が確保できたので、早速VineからKondara MNU(むにゅう)Linux 2.0に
移行することにした。その理由として、
1.XがXFree86 4.0.3が入ってて、日本語環境もばっちり。
2.kernelが2.4.x系
3.標準のkernelにSIMDパッチが当たっている。
4.rawdeviceが扱えそう(WineでCDチェックするようなゲームも動く…かも)。
5.RedHat7.x系Baseで扱いやすい。
6.その他。(謎
とまあ、よ〜するに、新しい物好きな私にとって、当にジャストミートなディストリ
ビューションなわけだ。
早速インストールしてみた。
設定は、ほぼいつもの通り。LILOはLBA32が効いているのか、特に指定しなくても
大容量HDD(>8GB)に対応してくれるみたい。
パッケージは、今回サーバにはしないので、「ワークステーション」を指定した。
それでは、インストール結果発表ぉ〜♪
1.Xは使いやすい!速い!TuxRacerもスイスイ動く。万歳!!\(^o^)/
2.インストーラで指定したHost名が無視されて、Localhostになってます。(-_-;)
3.ATOKXはKondaraのホームページにある
「ATOKX Install How to」(FAQの所にあります)の通りにすればOK。
4.とりあえず、FTPもSSHも無いです(SSHはあったかも知れない)。
5.インストールするマシンによっては、死ぬ程不安定っす。(ACPIを切ってAPMに変える
と、多少はマシにはなるが…)
6.Linuxconf無いです…(webminのnosrc.rpmがerrata/以下にあるので、そっちで対応)。
7.mph-getでXをUpgradeすると、Xが死にます。
8.標準で入ってるフォントが良いのか、TeXをPostScript化した時に表示される日本語が
Windows版並に綺麗。
とまあ、85/100点と言った所ではないかな?十分実用的じゃないかと思うね。
今後は当分このディストリビューションで行きます。
(注:カスタムインストールすると、2番の不具合は起こりません。)
PHP&PostgreSQLをインストール:第30回目
今回は、単なるメモです。
とりあえず、配布されているパッケージをrpm -ivh。
しかしこれだけでは、動かない…。
日本PostgreSQLユーザー会に行って、日本語ドキュメントを取ってきて、
そこに書いてあるようにして、DBを初期化する必要がある。
特に、PGDATA関連や環境変数関連。これらには気を付ける必要がある。
「半角全角」ボタンによる、漢字変換:第31回目
アホリナお休みほったらかし…2周年記念!!
というわけで小ネタをいくつか…。
LPIC対策とやらで研修を受けている私ですが、ようやくLinuxを触れるように
なりました。このトコロはCiscoだのNetScreenだのばっかし…
そこで、早速以前よりさりげなく考案していて2年間日の目を見ることも無かったが(笑、
実は多くの初心者Linuxer(りなくさ〜と読むらしい)が望み手に入れられなかった、
あの最強にして禁断のネタ!
「半角全角」ボタンで漢字変換!!!!!
を、ブチかましてみようと思います。
…前置きはこれくらいでいいかな?
で、具体的にどうすりゃいいのというかというと、
1.~/(自分のホームディレクトリね)に.Xmodmapをtouchとかで作成
2.1で作ったファイルの中に keycode 49 = Kanji と書き込む
3.X様、再起動
4.わ〜い
以上!うわ、めっちゃ簡単…
これで後はsampleのjust.cannaでも~/に.cannaでコピっちゃえば、もうWindows
などには負けない(大嘘!)ま〜べらすな日本語入力環境の出来上がりです。
ちゃんちゃん♪うう、2年ぶりでコレですかい…
find サヨウナラ、こんにちはlocate:第32回目
まだまだ、お休み2周年記念は続きます。
さてさて、皆さん。Linuxやってて、「アレ?あのファイルどこやったかなぁ??」
なんて時、多いですよね。
そんなときによく使うのが「find」なわけですな。
通常は、find / -name ほげほげ -print とか find / -name core -exec rm {} \ とか
ブチかますわけですが、コレは鬼のように遅い!
そんなわけで、DB作ってしまえば、後は某天翔○閃もびっくりの速度で検索してくれる
お便利ツールを紹介いたします。
その名は「locate(slocateってのもある)」!!
とりあえずは、rootにてupdatedbってやっといて、DBを更新。
その後はlocate ファイル名で、一発ポンでファイルのパスを表示してくれます。
まあ、検索対象となりそうなファイルが毎日劇的に変わるようなサーバでもない限り、
cronあたりで週に一度くらい定期的にupdatedbを走らせるようにしておけばいいんじゃないかな?
プロンプトを変更しま〜す:第33回目
まだまだまだ、お休み2周年記念は続きます。
Linuxのプロンプト([root@aholinux ~/]#とか出る奴ね)を変更する場合どう
すればいいか。
たとえばDOSなんかの場合、PROMPTって環境変数がありましたけど、似たようなのがLinuxにも
あったりします。
それは、「PS1」
たとえばさっきの例なんかの場合、envとかで環境変数見てみますと、
「PS1=[\u@\h \w]# 」なんてな感じになってます。
この環境変数をexport PS1=なんたら〜と書き換えちゃえばいいわけです。
知ってた??
whatisが動かん!の場合:第34回目
まだまだまだまだ、お休み2周年記念は続きます。
whatis(似たようなのにaproposってのもある)は、manの概要のところを抜き出して
一行ヘルプみたいな感じで説明してくれる便利な奴です。
が、これも実は内部でDBを作ってやらないとちゃんと動いてくれません。
とくにTurboLinuxとかは自分で作らんと、殆ど駄目みたいでした…
作り方は簡単で、makewhatis。コレ一発。
ただ、db作成には結構時間がかかる上、途中でエラーを吐いて止まる(大体は、〜ていう
ファイルがないぞ!と言うメッセージが出るので、mkdirしたりtouchしたりで作ってあげる
とOK)ので、トイレを我慢してみているのはお勧めしません。むしろ作ってる間にトイレ行けばいいという説も…
ちなみに前出のaproposはwhatisDBを与えられたキーワードから部分一致で検索します(
whatisは完全一致のみですので、使い勝手的にはイマイチ)。
追記2003/11/23:aproposはman -k と一緒です。(LPIC対策!…笑)
sed をかじってみる:第35回目
「sed(せっど、とでも読むのかな?)」は、使いこなすと結構便利なツールです。
コレ一つで色々と出来ちゃうのですが、私は置換機能に目を向けてみました。
使い方は、「sed 's/ほげ/ぽけ/g' ファイル名」です。
上記のコマンドで
-----------------
ほげほげほげ〜
-----------------
というファイルが、
-----------------
ぽけぽけぽけ〜
-----------------
と変化します。
これって、コンフィグの自動生成ツールとかに生かせないかな?と考え中だったりします。
追記2005/09/14:ファイルの中身は変化しません。標準出力に変化した
ものが出るだけでした。(;´д`)
直接リダイレクトすると中身が空になっちゃいますので、
一旦中間ファイルに落とした後、移しかえましょう。
sed については、Naomi Sato氏のページ「RETROENGINE」の「Sedは日暮れて」
が非常に詳しく書かれていて勉強になりました。(^^
viメモ:第36回目
えっと…約2年ぶり?( ̄▽ ̄;)<アハハ
*nix系OSの基本の基本となるエディタ、vi。
この操作方法なんざ、googleで探せばナンボでも出てきます。
でも、そんな中で案外殆どのページにて記載の無かった便利機能をここで
メモっておきます。
# ひょーっとしたら、一般のviでは使えないかもです。一応、本記事は
RedHat9.0〜ES3.0に付いてるviを対象にしています
・「!」の進化系(?)「.!」
エスケープキーでコマンドモードに入り「:!ls」なんて感じでやれば
viを一時抜けてシェル上でコマンドが実行できます(例だとlsが実行される)。
んが、その出力結果はメモでも取っておかないと、結局viに戻った時には
あっさり消えてしまいます。
X上でマウスを使ってコピっとけば良い、という考え方もありますが、
それではあまりにもしょんぼり。
そこで「:.!ls」とします。
するとアラ不思議、シェルでの出力結果がviの中に貼り付けられています。
工夫次第では、かなりの工数削減効果がありますよ。(^^
・行番号をつける「se nu」
これまたコマンドモードに入り「se nu」とします(本当はset numなのかも)。
これで、エディタの左側に行番号が表示されるようになりますので、
プログラミングの時等にはかなり便利になります。
モノによっては画面右下に行番号が表示されているものもある事は
ありますが、やはり編集画面に出てくるのは嬉しいですよね。
私にとって、perlやphpを書く時は手放せない機能です。
ちなみに外し方はvi再起動以外ワカランですので悪しからず。ヽ(´ー`)ノ
ディスクの空き容量を見る:第37回目
たまにある話。
「あれ?なんかファイル作れないんですけど…(;´д`)」
まあ、大概はそのスライスが一杯になっちゃってる状況が殆ど。
cron回してて、でもsendmail が上がってなかったりすると、
そのcronで小さいエラーが出てて、/var/spool/clientmqueue/
あたりに山程アラートメールが溜まってた、みたいな事は割と
よくある話です。
# /etc/crontab のMAILTO=root の部分をコメントアウトしちゃ
えばこういう事にはならないです。忘れがちですが
話はそれましたが、システム管理という観点から見て、
・どんだけディスクを使っているのか
・いっぱい容量食ってるバカタレは、どのディレクトリなのか
を調査する手段を知っておいて損は無いはずです。
まず、マウントされたファイルシステム全体で使用量や空き容量
を見たい場合に便利なコマンドは「df」でしょう。
「df -h」とすれば、スライス毎に分かりやすく、どれだけ使って
いるのか、空き容量はどれくらいなのか、が分かる様になっています。
次に、どのディレクトリがどれだけ容量を食っているのかを調べる
には「du」が便利です。
「du -h -S」とすれば、カレントディレクトリから、どのディレク
トリ直下でどれだけ容量を食っているのかが、よく分かります。
# -Sオプションをつけると、そのディレクトリに含まれるサブ
ディレクトリの容量が含まれなくなります。使い方によっては
外しても良いかも知れません
「du -h -S --exclude=proc /」とすれば、ルートディレクトリ
配下の全てのディレクトリの階層情報とそれぞれのディレクトリ
内部のファイルのディスク占有量が一目瞭然で分かります。
# "--exclude=proc" は仮想ファイルシステムである/proc を
見ない様にする為のおまじないです。
是非、覚えておきましょう。私が。(。。φ
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