ワインばかの集う場所〜中部・関西編
出張でよく行くところや私の実家の近くのお店を少しだけ集めてみました。これら以外にお勧めの店があればメールで教えてください。
また、コメントはあくまで個人的な感想であり、かつ、ここで記した価格や品揃えは常に変動するということを予めご了承下さい。
近鉄百貨店・四日市店
本当の穴場的存在。畳三畳分ぐらいの売り場スペースしかないが、時としてすばらしい掘り出し物に出会える。ここでいう掘り出し物とは「安い」という意味だけではなく「この機会を逃すと二度とお目にかからないかもしれない」という意味もある。例えばブラン・ガニャールのバタール・モンラッシェ '93 の隣にラ・コンセイヤント '82 がケース単位で置いてあったのには心底驚いた。しかも、ですよ。'97 の十月でそれ (後者) が 10500 yen だったのだ。後悔しても仕方ないが、当時なぜ一本も買わなかったのか不思議でしょうがない。今だったらケースごと買いたいところ。また、地元の人もよくご存じなのだと思うがあっと言う間にものがなくなるのも事実。例えば水曜日見かけた一ケース置いてあったロベール・シェヴィヨンのニュイ・サン・ジョルジュを出張の帰りの土曜日に買って帰ろうとしたところ、土曜の朝にはもう売り切れていた。やはりここでも出合いは一期一会のようですね。
#こう書くと高いのばっかり置いてあるみたいですけど安くて良いワインも充実しています。特に木箱に入って "SALE" と書かれたのに注目してください。ただし、どこにでもありそうな 1000 yen 以下のワインより、ちょっとがんばって 2000 yen 台ぐらいのワインのほうがお徳な感じ。
三越・名古屋栄本店
担当者がワイン好きなんだな、と感じさせる厳選された品揃え。店員の方は本当によくご存じです。その昔セールの買い出しにいったときに「ポール・ジャブレ (コート・デュ・ローヌ地方の一流の作り手) はいいおじさんでね……」とか、「ここ (あまり有名ではないシャブリの作り手) のカーヴはこじんまりしてるけどすごく清潔で好感が持てるんですよ……」という話が出てきたのには驚いた。しかもそうした台詞がええ年こいたおっちゃんではなく、若い (そして魅力的な) 女性の店員から出てくるんですよ。これだけでもう合格!って感じですね。あっ、いや失礼。一人で盛り上がってしまいました。本当にいいものを安く売っていると思います、ここは。
#名古屋市内というとここしか思いつかないです。ほかにいいところがあれば教えてください >> 名古屋の方。
高島屋・大阪難波店
地下から通ずる店の入口近くにある畳数畳分にも及ぶルロワの広告はここならではじゃないのかな。ここでルロワ (ブルゴーニュの、いや世界中のなかでも超一流のワインの作り手) をさらりと買うのも一興だが、やはり地べたにおかれた木箱に入ったワインに注目したい。同じルロワでもちょっとしたオフヴィンテージ ('87 とか) 品が安く売られていることが多い。その他オルネライアとか比較的珍しいものもぞろぞろ。しかしここに限らず高島屋に来るとボルドーのワインがすごくお買得に見えるんだよな。なぜだろう?
エノテカ・大阪梅田店
広尾にあるエノテカの大阪店。ハービス大阪という西梅田に最近できたこぎれいなビルの二階にある。品揃えはほとんど広尾と同じだと思う。試飲できたり、レストランが併設されているのも同じ。私はここでワインを購入して横浜まで輸入してしまうこともしばしば。だって青葉台から広尾ってそんなに近くないんだもん。
ベリエ (神戸)
神戸市立博物館のすぐ近くのビルの地階にあるワインの専門店。ちょっと入口がわかりにくい。ここは特にブルゴーニュに力が入っている、と思う。またイタリアワインや新世界ものも非常に充実しており、狭い店内に置かれたその数はただただ驚くばかり。値段も良心的だが最近かなり上がってきた。が、これは致し方ないだろう。なにせ毎月送付されてくる同店の数ページに及ぶ小さな字でびっしり書き込まれたワインリストは一カ月もすればかなりの変更が加わっている。即ちそれだけ商品の回転が速く、市場価格の影響を受けやすいと考えられるからだ。なんと、お店の人の話では三ヶ月ぐらいでほとんど全ての商品が入れ替わるとのこと。関西のワインばか総本山なのかもしれませんね。また常時有料試飲ができたり、一定金額で六本から一ケース (十二本) のワインを適当に見つくろってくれる「ワイン福袋」なるシステムもユニーク。通販もできます。
横浜・青葉台
青葉台近辺
東京&横浜
