egg-fence-abbrev.elは、EGGのfence-modeで入力の補完を行なうための プログラムです。
過去に入力したフレーズを記憶しておいて、 fence-modeで先頭の何文字かの入力の後、 Tabキーを押すことで補完入力を行なうことができます。 何度も繰返し使う語句や言い回しの入力を助けます。
mule2.3+EGG3.09 + (Wnn4.2/FreeWnn)で開発しました(^◇^;)。 移植は容易だと思われますが……
まずはegg-fence-abbrev.elをload-pathのパスの通っているところに置 いてください。
EGGを起動する時に一緒に起動すると良いので、~/.eggrcに:(load "egg-fence-abbrev")と書いておくと使えるようになります。 ~/.emacsに書いておいて起動時にloadしてしまっても良いでしょうけど。
|はれたひはいぬをあらおう|と入力し、変換して確定します。するとシステムはこのフレーズを記憶します。 そして次回からは:
|は|だけ入力してTabキーを押すことで、
|はれたひはいぬをあらおう|と入力することができるようになります。 さらにどんどんTabキーを押すと、長さが変わったり他の候補が出たりします。 C-gを押して補完した部分を取り消すことができます。
このプログラムは実験的なものです。と云うのは、機能や使用に関して、 とりあえず実装しやすいように実装してみたというものだからです。
現在は、辞書検索の部分をバックエンドプログラムに叩き出した版を作っています。
ちなみに、わたしはelispのちゃんとしたプログラムを書いたのは 今回が初めてです(なので、へぼへぼかも)。 バグ報告や意見は、直接メールするなり、fjの然るべきところにポストしてください。