序文,という名の言い訳

本稿の趣旨

ホームページなんて呼ばれているモノを開設して(若しくはサーバーに置いて)から,作るの難しいんでしょう,という質問をされる事が多くなりました。まぁ,なんも考えずに適当に作っていたんで,難しいかなぁ?難しく無いよなぁ,と思ったりもしていました。 ところが,1年もたった頃から,ホームページってどうやって作るの,と聞かれて困ってしまいました。自分,適当に作ってるんで,系統立てて説明がができなかったためです。結局,適当にやれば作れるよ,といって使っている作成ツールを教えただけでした。 その後,取るだけ無駄と悪評高い初級システムアドミニストレータなんてモンの試験を受けたりしまして,このままではいかン,と思うようになりました。こう思うようになっただけでも,シスアド試験受けた甲斐があるってもんです。

このホームページの作り方講座は,自分が初心者に教える際の目安を書き記そうと用意するものです。とはいえ,私はHTMLに精通している訳でもなけりゃ,言語学の専門家でもありません。web上に残す以上,嘘は書かないように気を付ける所存ですが,いろいろと間違いもあったりします。 その辺気がつきましたら,ぜひご連絡下さい。いえ,強制している訳ではありませんので,まぁ連絡してやろうか,という慈悲を願うばかりです。

雑多の件について

この項の題目にも使っている「ホームページ」という言葉ですが,実のところどういう定義で使われているのかよく分かりません。私個人では「webサイト」と呼んでいるものの類義語だとは思うのですが,ちゃんとした定義ってモノにはお目にかかった事がありません。ちなみに,webサイトって言葉の定義も定かではないンですが。
そこで,この項では「ホームページ」という言葉を,「HTMLで記述した文書と,それに付随するファイル群」と規定します。サーバー内に単独で置いてある画像ファイルやエクセルファイルがあろうとこの項では関知しません。アドレス指定すればInternetExplorerで見る事が出来るなんて人もいるでしょうが,そんな事は私の知ったこっちゃないです。大体私が使っているLynxじゃ単独では見れませんし。という訳でこの項は,HTMLを利用したwebサイトの作成方法の紹介,をコンセプトに進めていきますのであしからず。

余談。前述の規定に反しますが,極論すれば,webサイトを作るのはサーバーとFTPソフトを用意すれば作れるんですねぇ。自前サーバーなら,FTPソフトすら要らない。ここまで書いてて気がつきました。ネタじゃなく本当に。
まぁ,画像ファイル1枚置いてあるだけでwebサイト若しくはホームページと呼んでいいのかわかりませんけど。Flashとかなら呼んでもいいか?

解説の内容について

解説はHTML4.01及びCSS1に準拠して行うつもりです。これからwebサイトを作ろうか,って人相手に旧いHTMLの解説してもしょうがないですから。ただし,私,英語が苦手なものでDTDを正確に読む事が出来ません。そこで,HTML4.01仕様書邦訳を読んでの解説となっています。
新しいものの説明するならxHTML1.0をやるべきだという意見もあるでしょうが,同様の理由で現在は行えないです。将来的に翻訳が進めばxHTMLについても言及するかもしれません。

序文について。

題目にも書いておりますが,この序文は「いいわけ」です。「トンデモHTML入門」を斬るPC Tips)などのwebサイトでホームページ作成支援webサイトを紹介しておりますので,そういうところに対しての「いいわけ」です。そういう所で斬られてみたいンですが,斬ってもらえるほどの内容でもないので無理でしょう。将来的に斬ってもらえるように,精進したいと思います。