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DGK鑑賞日記(その5)

・丸山おさむプロデュース at 浅草東洋館

 

温泉課長、戦後歌謡史でおなじみの<誰に?
丸山おさむさんプロデュース公演を見に浅草東洋館に足を運んできました。

東洋館は浅草演芸場の上(元フランス座)に先日できた
色物専用の小屋です。

といっても、大阪出身の私にはあまり違和感がないのですが
噺家さんが中心の東京では画期的なことなのでしょう。

で、今回は芸人さんの顔付け他プロデュースを芸人さん自身がやるということで
新聞その他にもいくつか取り上げられていたようです。

で、私の感想、20組近く出演したので全部の感想は書けませんが
気になった方のお名前だけでも

一番よかったのは元ニュースペーパーの松元ヒロさんの金日成ネタ
立川笑志さんのパチプロ版狸賽
復活といわれても今回始めてみましたというだるま食堂
というところでしょうか

東洋館また足を運ぼうと思います

・第四二七回紀伊國屋寄席
(9/23於高円寺会館)

 
さすがに大手コミック誌週刊連載は強く、200くらいのキャパの7割近く埋まっている。

立川流の勉強会その他でよく見かける顔が多数。

前半は創作(改作?)落語2席

ガンダム版たが屋と、立川流前座総出演の貧乏長屋
中入り後、キウイさんと週刊モーニング担当編集者を加えた
鼎談もどき

で、最後に大ネタのらくだをみっちり

ガンダム版たが屋もそう悪くなく後半のらくだもきちんとやっていたが
本人の口からもでたように落語家が余興で漫画を書いていたはずが
少しずつ逆転していきそうな気配が気になる。

それに勢いづけているのが周りのファンの子たちというのがよりいっそう気にな
る。

立川志加吾はどっちを向いているのか


・三代目正楽師襲名披露興行
(10/29於池袋演芸場)

 
残念ながらあいにくの天気でしたがそんなこと全く関係なく
立ち見も出るほどの盛況でした。

開演前演芸場の前に立っていたところ正楽師匠の到着姿を拝見できました。
とてもこれからの晴れ舞台を想像できない地味な格好でやってきたのが
何となくらしさを感じさせました。

残念ながら喬太郎師、さん喬師のお目当てお二人に代演が立ってしまったのです
が満足できる興行でした。

当日の顔付けは以下の通り
さん坊「真田小僧」
三之助「千早振る」
大空遊平・かほり
歌武蔵(私が角界を去った理由)
正朝「宗論」
アサダ二世
市馬「雑俳」
円菊「風呂敷」
〜仲入り〜
口上
亀太郎
小さん(さんぼうの噺)
左橋「ときそば」
権太楼「代書屋」
鏡味仙之助・仙三郎
志ん朝「町内の若い衆」
正楽「相合傘」
 「馬」
 「紅葉狩」
 「人力車」
 「人間国宝」
 「今日の口上」
 「娘道成寺」
 「美空ひばりメドレー」(OHPを使って歌に合わせた投影)


当然、披露目の席ですからみなさん、大きなネタはかけていないですが
それぞれに味があってよかったと思います。

特に権太楼師匠、たぶん私は2,3度目なのですがあの味のある顔つきと
そのネタがぴったり来ていて大笑いしてしまいました。

また、仙之助・仙三郎さんの鍬を用いた芸には感心しきってしまいました。
志ん朝師匠のネタ 初めて聞きました。いい意味できちんとした(しかも少し艶
の入った)小ネタをさらっと演じていたのはさすがでした。

で、本日の主役の登場、特に気取った風ではなくいつも通りの雰囲気でした。
しかし、お題を頂戴する場面になるとさすがは披露目客席から
どんどん、声がかかりました。

中でも、「今日の口上」では当日の小さん師匠、志ん朝師匠、円菊師匠そして
正楽師匠の姿がきちんと出ていてよかったです。

また、最後にひばりメドレーにあわせてのOHPを用いた
紙きり(といっても事前に切ってあるものをスライドショーのように使うのです
が)も、なかなかよかったです。
 

・快楽亭ブラックプロデュース 浅草名人会 ミレニアム 
(11/23於浅草東洋館)

 
談修 出来心
 元気と勢いはありました。

  談生 金明竹
 すいません、なぜかほとんど覚えていない。
 談生さん、決して嫌いではないしきちんとやっていた印象だけは残っているの
 ですが

  ブラック 反対車
 ど頭で、この話のあらすじを話しそれから本題へ
 何をやるのかなと思っているとなんとそのまま”反対車”

  前田隣 親亀漫談
 決して悪い印象はないのですがこの夏同じく東洋館で行われた
 丸山おさむプロデュース興行とほとんど同じだったもので

  左談次 読書日記『冠婚葬祭入門』
 こういうことをやるとは聞いていましたが実際に見たのは初めて
 以前、広小路寄席で見たときはきちんと古典をやっていました。
 
  仲入り 
  白山雅一 声帯模写
 上にちらっと名前を出した丸山おさむ氏と同じ声帯模写ながら
 こちらの方がすき。

 実はこの興行、前半 家元が楽屋入りしていなかったらしく
 高座にあがる噺家さんがみなさん、”来るまではなんとしても繋ぎますから”
 と言っていたのですが、きちんと来たらしく白山氏の舞台少し消化不良でした。
 いくらでもつなげたと思いますが。


  談志 金玉医者
 んで、家元、初体験。
 正直、すごいとうならせるものは私には感じられなかったがそれでも
 存在感あり。
 たぶん、若い噺家さんがこの噺をやるとさらっと流れてしまうのではと思うが
 そこはさすが
 最後に幕がおりかけてからお客さんが、昔家元も出演したキャバレーでの興行
 のポスターを差し出すと うれしそうにそのころも思い出を少し語ってくれた
 のがよかった。


 

・立川ワコール改め立川談慶二つ目昇進披露落語会
(12/2於東京芸術劇場小ホール2)

事前に談慶さんのホームページ上で売り切れ御礼と記述があったのですがその通り9割以上の入りでした。

当初配布されたプログラムは以下の通り。

・開口一番      立川志加吾
・落語          立川談四楼
・落語          快楽亭ブラック
・落語          立川談志
中入り
・立川ワコール改め立川談慶二つ目昇進認定授与式
・曲独楽        三増紋也
・落語〜踊り    立川談慶

の予定だったのですが家元が夜からの興行と勘違いしていたらしく(実際には14時開演でした)

談慶さんが中トリ、家元がトリ、その後授与式となりました。
談四楼さんは全国コトバづくし言うようないつでも切れるし、つなげられるという話を選んでいたのですがそれでもダメだったようです。

で、実際に演題をプログラム順に
・開口一番〜狸札        立川志加吾
 妙にあがっていた印象。家元がいつ来るか分からなかったからか?

・国訛り        立川談四楼
 愛嬌のある顔で上に書いたような話を続けていました。本来であれば枕扱いの話で終わってしまったのは残念。
 一度きちんと一席聞ければと思います。

・道具屋                快楽亭ブラック
 ただし、お客さんがかつての松竹映画づくし
 道具屋を進めてくれるおじさんは笠智衆、お客さんに浜ちゃん、すーさんと行った具合
 しかし、いつものブラックさんに比べるとかなりおとなしめ。
 彼の噺は大声を出すと素に戻ってしまいしかも若干テレがいつも感じられるが今日もそんな感じ

・死神  立川談慶
 で、家元間に合わず本日の主役が中トリ。
 頭で、”事情をお察し下さい”との台詞あり。下げは初めてみるパターン。
 かなりしっかりしていてよかった。
 
中入り
・曲独楽        三増紋也
 お弟子さんの紋之介さんは何度か見たことあり。
 75才とのことだがまだまだかくしゃくとしておられる。
 本日、助手で入った女性(三増レモンというらしいが字は不明)も
 なかなかかわいい。

・鮫講釈                立川談志
 本当に疲れているのか支離滅裂とまでは行かないが話がぽんぽん飛ぶ
 本人も言っていたが講釈部分もそうたいしたものには感じられず

で、最後に
・立川ワコール改め立川談慶二つ目昇進認定授与式
 ということで談慶さんの踊りは拝見できなかったのが残念。
 これは次の機会と言うことで

 入場の際、入り口で談慶さんのお母さんが挨拶しながらお菓子を一人一人に配っ
ておられたのが印象的でした。

 

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