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DGK鑑賞日記(その4)

・第5回新作落語2000
(7/20於新宿プ−ク人形劇場)

 
三遊亭円丈師匠が主催する新作落語の会。
第5回新作落語2000に行って来ました。

主催者の円丈師匠のページによると毎回観客動員の増減が激しいらしいのだが
今回は満員の会だったらしくよく入っていた。
→この辺りの観客動員数の推移やこの会の趣旨については円丈師匠のページに詳しいので
こちらを参照してください。

新作ネタ卸の会と言うことなので演題は全て私が勝手に決めた仮題です。
あらかじめご了承ください。

快楽亭ブラ談次 開口一番  
 本当に開口一番のみ。何のネタも考えていなかったらしく雑談にて終了。

・春風亭栄助 監督インタビュー
 甲子園でボロ負けした監督へのインタビュー
 全く野球というものを知らず無茶な受け答えをする。

・立川談生 幸福の皇太子
 アンデルセン童話(だったよな)の幸福の王子の噺を聞いた
 やんごとなきお家のご長男が自分も同じように体を張って弱者を救おうと・・
 私はこの回に足を運んだのが初めてだったので実際はどうか分からないが
 皇室ネタ、弱者差別ネタがばんばん。
  始めての会でお客さんの雰囲気も少し違ったらしいがその辺りも含めてネタに
 していた。
 私も談生さんは始めて聞いたのですが今日の仲では一番良かったかと

・三遊亭新潟 裏日本の逆襲
 さすがにこん平師匠のチャージャー村とはちょっと違う新潟ネタ
 というより田舎者のひがみネタ。
 ま、こんな者?

お仲入り

・林家彦いち マスクマン 一合升カラス
 道具入りの変化噺
 といってもタイトル通りプロレスのマスクマンの噺なのだが
 いわゆるマスクではなく、一合升にひもを掛けて頭につける
 (丁度山伏の帽子みたいな奴<あれってなんて言うんですかのように)
 んで、最後は着物を脱いでプロレスラーって調子。
 しかし、今日の演目の仲で一番再演の可能性が高いか?

・三遊亭円丈 お母んと圓生
 噺が終わった際、師匠が演題のことをこういっていたと思うのですが
 きちんと聞き取れませんでした。
 合間にチラッと出てきた圓生師匠の物まね、微妙に似てました。
 やはり、お弟子さんですね。
 

 

・第四二七回紀伊國屋寄席
(7/23於新宿紀伊國屋ホール)

 
いつもメンバーがよく興味があったのですが平日ばかりで涙をのんでおりました
がついに日曜日ということで当日券で行って来ました。

柳家小さんさんはまだ生で聞いたことがなかったのですが急いでおいた方がいいよと
言われたこともあったので足を運びました。

以下、出演者順に感想を

・柳家さん坊 開口一番?寿限無(のようなもの)
 喬太郎さんの弟弟子、以前、ろくまく宴でも開口一番をやっていたのを拝見した際は
結構元気があっていいかなと思っていたのですが今回は残念ながらぼろぼろでした。
演目に書いた”(のようなもの)”というのは後から上がった喬太郎さんの言。
喬太郎さんのこの言葉が出たとき観客の多くが同意の笑い声を上げてしまった。次回に期待。

・三遊亭小遊三 道灌
 無難で安心して聞けた雰囲気だったのだが最後の最後で言い違いを。
 本人は気がついてそのまま流したのか気がつかなかったのかは分からない。
 気がついてしまって動揺されても困るけど。

・柳家小さん 猫の災難
 うーん、急いだ方がいいよと私に助言してくれた方の言葉の意味が分かる。
 その方は病から復活したがやはり病の前には戻れないとも言われていたのだが本当にその通り。
 もしかしたら見ないでテレビやテープのイメージを持ったままのほうがよかったのか。

ここで仲入り

・柳家喬太郎 純情日記横浜篇
 以前、聞いたことがあったつもりだったのだが前半はその通りで後半が違う。
 横浜篇ではなかったのか単なる記憶違いか。 この会には初登場だったらしく
 (前座だった時代にいろいろ手伝ったりはしたらしいが)
 古典メインの会でいきなり新作てことに本人もいろいろ気にしていたようだが上がれば問題なく爆笑の渦。
 勢いがある。小さん師匠ではないが見たことのない人は急いだ方がいいですよ。

・五街道雲助 もう半分
 爆笑の後で背中が寒くなる怪談噺。やはり日本の因縁噺は怖いなぁ。
 噺の筋は読めているにもかかわらずそれでもやっぱり怖くなる。
 雲助師匠も初めてでしたがまた聞きたくなる方でした。
 

・第二十回トンデモ落語会
(7/29於なかの芸能小劇場)

 
・快楽亭ブラ汁 神頼み青春編 
小佐田定雄さん作のお話しらしいが上方の匂いは特になし。
合間合間に時事ネタや立川流ネタ他オリジナルを混ぜ込んでおりどこまで原作に忠実なのかはよく分からないが笑わせていただきました。

・談志一門残酷物語 立川談之助
最近、ごく一部で話題沸騰の立川流前座一斉頸問題とその後に続いた上納金一括倍返し(場合によっては3倍返し)についてフリップを使った懇切丁寧な解説。

・イメクラ五人廻し 快楽亭ブラック
本来はネタ下ろしの会らしいのだが立川流のごたごたにご子息秀次郎ちゃんのお世話と大変だったらしく
再演。
マクラで談之助師匠のネタのフォローも入る。立川企画も大変なんですね。

開演時からなんとなく感じていたのだがこの会に来ているお客さんは
結構いいお客さんだと思う。がんがん声を出して笑う。笑えない奴はブラックユーモア・身内ネタの分からない無粋な奴というおそれでもあるのか(私も同様だが)
ブラック師匠の噺は始めて聞く。やややっつけ的なところもあるが良くできていると思う。
んが、演じるモノとしては少し物足りないか。

お仲入り

・大仁田VS長州版大工調べ 立川志加吾
タイトル通り大工調べのパロディ。彼の噺を聞くのはこれで3回目。
これまで”あしたのジョー版死に神””立川流前座版品川心中”とパロディモノばかり聞いてきたことになる。
んが、これはパロディといえるのか。登場人物の差し替え以上のモノにはなっていないと思う。
わざわざパロディにする意味がどこにある。
漫画の連載もあって大変なんだろうと思うがやっつけの印象は拭えない。

・口上(?) 立川笑志 緊急勉強会の案内
談之助さんの所でも書いたが今立川流は大変らしい。
笑志さんも金集め緊急勉強会の案内を左右に談之助さん ブラックさんを挟んで行う。
八月いっぱいは立川流から目を離せない。

・歌謡声帯模写 丸山おさむ
本来新潟さんの出番のはずだったが都合により代演。初めてみる。いわゆる色物ということになるのだろう。いただいたチラシによると文化庁芸術祭優秀賞も受けているらしい。
CD(インディーズで出ているらしいが今でも手にはいるのか?)”温泉係長”を出ばやしに
旅館浴衣の格好で”温泉係長”を演じる。かなり面白い。細かいネタがぽろぽろ出てくる。
少し古いかというのもいくつかある。客層が若かったせいかちょっと古いともうダメ。
(私は結構ついていったつもりなんですが)
いただいたチラシによると8月下席 淺草東洋館でおさむさんのプロデュースで結構面白そう。
都合がつけば足を運ぶか。終演後混ぜていただいた打ち上げでも席が近くになりいろいろお話を聞かせていただく。結構親切なお方。

・新作 立川談生
スイマセン、タイトル聞き損ねました。
談生さんのサイトが更新されればタイトルも分かるかもしれません。何の弾みか神になってしまった男がいろいろ不自由な(爆)方々を救っていく噺。
と書くとえらくきれいな噺のようだがそこはそこ・・・。

で、実はこの方も上納金問題に頭を抱えておられる方で(かかえておられない方は殆どいないのですが)
そっちネタに終始し最後の10分ほどで流れてしまう。
 

ということで今回は立川流上納金問題に終始した会でした。
それはそれで面白かったですが。

また、落ち着いた頃に<っていつになるのか分かりませんが
是非足を運びたいと思います。


 

・五目御飯 
(7/30於江古田浅間湯コミュニティーホール)

 
まず、全体の流れについて
この落語会 高座の後ろにスクリーンがセットしてあり
出ばやしの前にいちいち照明を落としスクリーンに向け
特製のスライド(っていうかパワーポイントか何かで作ったスライドショー)を
行うのだが全く無駄。多分いろいろ考えてのことだと思うがめくりもきちんと用
意してあったし残念。

では、毎度おなじみ出演順に。
・春風亭昇七 無学者は論に負けず(薬鑵)
 御近所に住んでいるらしく声が掛かっていました。
 愛嬌はある。

・春風亭鯉三 高砂や
 ごくごく普通に高砂屋を演じる。良くも悪くもなく

・快楽亭ブラ房 子は鎹
 前座さんがやるには結構大きなネタじゃないのかと思いながら
 (今回は入り口でいただいた案内にネタが既に記されていた)
 聞く。安心して聞いていられる。いろんな方が開口一番に彼を
 指名するのが分かるような気がする。
 先日のトンデモの後の打ち上げで給仕に回っていた彼が自分は新作が出来ない
 ので古典をやるしかないといういい方をしていたが本当にきちんと古典の出来
 る人。昨日も書いたが注目して聞くことにする。
 今ならまだ舞い合いますよ>all

・新宿フォーク
 ここで4人組フォークバンドが出演。彼らもこういう所での演奏は始めてらし
 いが落語でいう3題話のようなモノまで無難にこなす。
 彼らのページはこちら
 http://www.annie.ne.jp/~rk/folk/

お仲入り

・お先に豊
 尾崎豊をベースにした勢いだけの漫談。聞いたのは2度目だが俺は嫌い。

・立川志っ平 天災
 始めて聞いたが天災に出てくる八五郎の勢いはいい。声も大きくこういった職
 人ネタが合っているような気がする。

・春風亭鯉枝 タマはネコ科
 うーん、やる気がないのなら高座に上がらない方がいい。

えらくはっきり評価が別れましたが別に立川流に肩入れをしているわけでもなく
春風亭が嫌いなわけでもないのでご理解ください。


 
 

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