DGK鑑賞日記(その1)

・立川志加吾著「風とマンダラ」1巻発売記念サイン会
(4/22於相模大野BooksAmi)

 
で、最初の鑑賞日記が全く鑑賞と関係ないような気もするが、その辺は適当にお茶を濁すとして。週刊モーニングで好評連載中の「風とマンダラ」が無事単行本化、で記念のサイン会と言うことで足を運んできました。
駅前の大きな書店の入り口前に机を出してサイン会。
会場には志加吾氏の他キウイ氏、さらには、快楽亭ブラック師匠立川談之助師匠までさらにさらにはブラック師匠のご子息、ひでじろうおぼっちゃままで。カメラマンとして漫画にも載っている某議員さんまでいらっしゃってました。
ここ何度か立川流のイベントごとに顔を出さしていただいたおかげでちょろちょろと見かけた顔もあって待ち時間も退屈せずにすみました。
打ち上げに近所の”八起”という焼き肉やさんへ。
ここが上手い。月に2度ほど落語会も催されているらしく周りにも写真もたくさん貼られていました。
平日にやっているらしくなかなか足を運べそうにありませんがいつか行ってみたいと思います。

・桂吉朝独演会
(5/5 於品川六行会ホール)

 
昨年までは日本橋三越前のお江戸日本橋亭にて行われていた独演会ですが今年から会場を移して開催。
いす席の小ホール規模 キャパ約250の所、客の入りはその約半分でしょうか昨年までは畳席の膝送りもあったのに少し残念でした。

以下、演目順に簡単に感想を

・開口一番〜阿弥陀池 桂あさ吉
毎年、吉朝師匠のお弟子さんが一席、吉朝師匠が2席という構成は変わらず。
今年は総領弟子のあさ吉さんでした。この方を聴くのはおそらく今回が初めてでした。
何でも、控え室に扇子を忘れてしまったらしく息を切って話し始めたため最初枕の部分は
少し焦っていたようでした。
弟子としては師匠のまねをして少しでも上手くなって・・・という枕から阿弥陀池へのつながりは
割と良かったのではないでしょうか
特にこった演出もなくごくごく普通に演じられていましたが素直に聞けて良かったのではないでしょうか。
米朝→吉朝と続く如何にも正統派という感じで好感が持てました。

・軽業 桂吉朝
喜六・清八という上方噺に出てくるおなじみの二人が大阪からお伊勢詣りに向かう「東の旅」シリーズの中の一遍。
旅の噺と言うこともあり、移動中の新幹線の車内での噺を枕にスタート。ここで出てきた”しりとり”が後々の本編へ繋がっていきます。
 まず最初に、上方落語では一番最初に東の旅から覚えますという噺から入り、見台、裾隠しと小さな拍子木・はり扇を使って節回しよく調子をとっていくところを実演。
”一番叟に二番叟三番叟に・・・”という出だしの部分を枕代わりに実演してくれる噺家さんは見たことがあるのですが今回はフルコーラス。鳴り物もばりばりというかなり豪勢な構成でした。
煮売り屋の部分はありませんでしたが東の旅の序の部分から今回の軽業へと1席半分くらいは聴かせてもらえたのではないでしょうか。
パチもんの見せモン小屋の客引きの呼び声、軽業の綱渡りの部分を指を使って演出する所など、さすがは吉朝さんと思わせる熱演でした。
これで3年目の吉朝独演会ですがこの噺を聞いただけで今年も行って良かったと思わせる熱演でした。

ここで、お中入り。

・崇徳院 桂吉朝
こちらは先の熱演を受けてさらっとという感じでした(決して手を抜いているという意味ではありません)
何度か聞いたことのある噺で先日も文我師匠の崇徳院を聴かせていただきました。こちらは見台、膝隠しはありませんでしたがやはり上方話の中ではかなりメジャーな演目だと思います。
正直、その前の「軽業」の熱演がすごすぎてこちらの印象が薄いのですがきちんきちんと演じられていたと思います。

・第2回風マン落語会
(5/6於川崎市多摩市民館)

 
週刊モーニングに掲載されている談志師匠のお弟子さん立川志加吾さんの連載漫画「風とマンダラ」
志加吾さんをはじめ漫画に出てくる前座さんが勢揃いといった感じの催しで会場には約120人くらいのお客さんが集まりました。

以下、プログラムに乗っ取って

・開口一番〜子ほめ 快楽亭ブラ房
開口一番に「携帯電話をお持ちの方は・・・・友人に電話してこちらに呼んで下さい」という
最近よく聞く枕を振った後本編へ
なかなかきちんと出来ていた。
但し、最後の最後でさげを言い損なってそのまま下がってしまったのが残念

・寿無限 立川らく吉
かなり正統派 志加吾さんの漫画では貧乏な噺家さんとして度々登場するがみな実話らしい。
で落語のほうは本日一番の出来、
父親、母親が名前をきちんといえずにごまかしてしまう演出が良かった。

・志加吾の反対車のマクラ 立川キウイ
タイトルを書きにくいことこの上ない、実はマクラとして漫画にも出てくる立川流前座さんのエピソードをちょろちょろと話したところで舞台を下ろされてしまったので。

・品川心中風マンバージョン 立川志加吾
以前も一度演じ好評だったらしく今回が2度目、でこれで封印らしい
ちなみに、先に発売された単行本にも書き下ろしとして収録されている。
で、肝心のできだが、うーーんと言った感じ。
好評だったからもう一度演じるのか、他のネタを準備する時間がなかったのか疑いたくなるような出来。
はっきり言って残念。

・大喜利
出演は:志加吾 キウイ 志っ平 こらく らく吉 ブラ房 志らら らく平 談大
他に、モーニング編集担当Fとサブ担Nがゲスト出演
最初から志っ平さんが泥酔状態で大喜利に参加できるような状態ではない。
それでも他の参加者できちんとフォローできていればまだしも他の面子も準備不足。正直とても見れたものではなかった。

最後に総括
えらそうに書いてしまうがはっきり言ってぼろぼろだった。
志っ平さんの酔っぱらいだけでなく志加吾さんの品川心中も準備不足が感じられる。
漫画を読んでその通りの前座さんが出てきて”きゃぁきゃぁ”というお客さんには満足できたかもしれないが
前座さんの勉強会として楽しみにしたものについてはかなり辛い出来。
次回あるとすればもう少し考えた方がいいのでは
 

新宿末広亭深夜寄席
(5/6於新宿末広亭)

 
たい平・喬太郎深夜寄席卒業公演以来でしたがなかなか良かったです。

では、出演順に

・子ほめ 桂デッドボール
先にも書いたとおり昼間同じ演目をブラ房さんで聞いていたのだが最後まできちんと演じられたのでこちらの勝ち。

・おやじの手紙(仮題)春風亭昇輔
鯉太さんの代演と言うことで出演。
現在行われている柳好師匠の真打ち昇進披露目で大変らしくやや口っぽい始まりだった。
かなりおたっきーな方らしくコアな話を持ってくるがいかんせん客席に広くは伝わらず。
私も周りでは結構受けがよく昇輔さんもほっとされていたようだ。肝心の新作、新作故このタイトルで正しいか自信はないが
・あらすじ
珍しい本をたくさん持っている登場人物がその本を返してもらうためにわざと
おやじの遺言状のような手紙を挟んでおく。だまされて本を返した友人がその手紙をもらって
自分でも試そうとするが・・・良くできた噺だと思うがややさげが弱いか。
しかし、マクラも含めて結構面白そうな方だったので注目

・鮑のし 桂歌蔵
時間がなかったのか半ばで終わってしまったのが残念。話しぶりは好感が持てた

・お見立て 三遊亭遊史郎
独特の声質、廓噺に向いた声と話し方。以前、別の方の演じるお見立てを聞いたがそれと比べると”喜助”さんのキャラクターが弱かったような気がする。
 

林家たい平・柳家喬太郎真打ち披露
(5/14於三鷹市芸術文化ホール)

 
月に一度、みたか井心亭で落語会をやっている関係か三鷹芸術文化ホールでのお披露目です。
チケットは完売していたらしいのですがたまたま電話してみたところキャンセルが出たらしく早速押さえました。
会場はキャパ250くらいの小ホールに補助席が出る位の大盛況でした。
以前、鈴本でみたお披露目は喬太郎さんがトリをとっていましたが今回はたい平さんと言うことで個人的には良かったかなと。

ではこれまでと同じパターンで出演順に軽く感想を

・開口一番〜子ほめ 柳家さん坊
2月に行った慢性ろくまく宴にも出ていたようなのだが全く忘れていたので(..;)新鮮な気分で聞けました。
偶然なのか、ここ一月の間に 快楽亭ぶら房、桂デッドボール、で、さん坊さんと続けざまに同じ話を聞きました。さん坊さん勢いと元気はあるのですがまだ前座さんという感じでしょうか。これからに期待。

・不精床 柳家花録
この後の口上の司会に神経が行っていたのかすっと流してしまった感じ。
しかしそれなりに聞けるのはさすが?

・天狗裁き 柳家さん喬
昔の三鷹の思い出、最近の女子高生と枕を振って本編へ。
この方一見地味なようだが、いろんな人物の登場するこの噺でそれぞれに味のあ
る演出をするのはやはりさすがベテランの味。

・柚子 柳家喬太郎
自信の作った新作。タイトルの所以でもある”柚子湯”がキーワード
終演後ロビーにて演題を確認したのだがあの噺でこの演題の付け方にもセンスが感じられる。枕で季節はずれのネタに対するフォローを入れていたがこのフォローも含めた確信犯とみた。
噺の筋はやや(?)倒錯した親子の関係。観客席に子供がいると途中で焦ったようにぽろっと漏らしていたがそんなにしもがかったところが強調されるわけでもなく(だから子供にはわかりにくいのかもしれないが)良かった。

ここでお仲入り

・口上
花録さんが司会、言葉の端々に”まだまだ若輩者ではございますが”と言う調子でコメントが入るが実は彼がたい平・喬太郎両氏より年下、その度にみんなににらまれ、さん喬師匠にはおしめまで変えたのにとのコメントが入る。(ご存じだとは思いますが、花禄さんは小さん師匠のお孫さん。なのでおそらくほんとのことでしょう)

・チャージャー村 林家こん平
と、演目一覧には記してあったがようは笑点でもやっていそうな田舎自慢の話。
前回、鈴本でお披露目をみたときも同じような噺(エピソードはかぶってたのと無かったのとありましたが)なのは少し残念。

・幾代餅 林家たい平
廓噺の一つ。いつものたい平さんらしくそのままに噺を進めながら所々コネタが挟まる。やはりさすがといった感じ。ただ、ふっと静かになったときに観客の雑談が響いてしまい少し残念。
(いわゆる普通のホールなので残響が落語会を行うには少し良すぎる感じ)

 

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