キーエンスの室内ラジコン
そもそも私が最初にラジコンを始めたのは、友人からキーエンスの
ジャイロソーサーとレボリューターをもらったことが切っ掛けになっている。
[ジャイロソーサー]
写真に示すように、互いに逆方向に回転する4枚のローターで、制御を行なう
飛行機械。前後左右には、4個のモーターのパワーを制御することで移動する。
そのため移動のコントロール精度は高い。一方回転は、右回転はA、左回転はB
のモーターの組のパワーを強くして行なう。しかし実際には、モーターやロータ
の精度が完璧でないため、なかなかうまく回転しない...というより前後左右に
移動しようとすると勝手に回転を始めるという欠点がある。
しかし安定度は非常に高く、6畳の部屋でも飛ばせる。またオプションのフル
フェイス・キットを付けると、ぶつかっても安全である。ただしパワーに余裕が
なくなるので、コントロールはしにくくなる。
この製品は、特に調整で苦労することはないだろう。価格も安いし入門用には
最適。もっとも実際の乗り物には無い格好なので、損をしているようだ。
テクニカル・データ
250x250mm, 90g
オプションのフルフェイス・キット
[レボリューター]
機構はヘリに似ている。ただし前後左右の移動はメインローターのタワミを利
用したサイクリック・コントロールで行なう。そのせいかどうも正確に前後左右
に動いてくれない。
またメインローターが大きいので、飛行中何かにぶつかると必ずといっていい
ほど折れて飛び散ってしまうので、非常にお金がかかるという欠点もある。また
ヘリなので、テールローターの推力のせいで離陸時に不安定になる。かならず
スパッと高さ10cmぐらいまで上げないと横に流れるので、初心者には取っ付きに
くい。完璧に調整が取れれば別だが、6畳の部屋で飛ばすにはちょっと苦しい。
かといって微風でも流れるため、外では絶対に飛ばせない。
無線では安定性が高いが、飛行時間が1分では短すぎる。しかし有線飛行の場
合、重量が軽くなり、延長コードによる電圧低下が発生するため、色々と調整し
ないとうまく飛ばない。
・操縦性を損なわない限り、出来るだけ錘を乗せて、安定性を上げる。
・回転を上げて安定性を高めるため、メインローターの端を切ったり、テープを
巻いたりする。
・うまく飛ばないからといって、ジャイロを調整しても無駄のようである。
(工場出荷時が最も良い。)
この製品は格好がヘリに似ているので人気はあるが、ちょっと調整が難しい。
これよりは30クラスのヘリの方が安定性や精度から言って飛ばしやすい。もっ
とも、30クラスのヘリは部屋の中では飛ばせないが。
テクニカル・データ
290x102mm, 100g
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