ラジコンヘリの運動性について


舵の効きを決める要素


ヘッドの特性

メインロータ回転角速度 速いほど安定になり、舵の効きも良くなるが、振動が多くなり燃料(電流)消費が大きくなる。
 また速すぎるとミキシングアームの動きがついていけず、位相遅れが大きくなる。
 サーボの負担も大きくなる。
ヒラー比=スタビライザーのピッチ変化(S)/スワッシュプレートの動作角度(P')
 スワッシュプレートが動いたとき、どのぐらいスタビライザーが動くかを示す。
 大きいほど舵の効きが良くなる。(一瞬遅れる)
 TREX450=1.0
 CLIP400=0.9
 EPconcept=0.7(アーム外側の穴)
ベル比=メインロータのピッチ変化(R)/スワッシュプレートの動作角度(P)
 スワッシュプレートが動いたとき、どのぐらいメインロータが動くかを示す。
 (ただし、スタビライザーは固定とする。)
 大きいほど舵の効きが良くなるが、サーボの負担が大きくなる。(即座に効く)
 TREX=0.5(断トツに大きい)
 CLIP400=0.25
 EPconcept=0.25
スタビ修正率=メインロータのピッチ変化(R)/スタビライザーバーの動作角度(B)
 スタビライザーが動いたとき、どのぐらいメインロータが動くかを示す。
 ヘリが風などで姿勢が変わったとき、スラビライザーによって安定する強さを表す。
 大きいほど安定になる。
 ヒラー動作を通してメインロータを動かすため、大きいからといって必ずしも舵の効きが悪くなる訳ではない。
 TREX450=0.7
 CLIP400=0.5
 EPconcept=0.9
ベルヒラー比=ベル比/(ヒラー比×スタビ修正率)
 ベル動作とヒラー動作のどちらが強いかを表す値。
 大きい程ベル動作が強く小舵が効くが、ヒラー動作も舵の効きに関わるので、小さいからといって舵が効かない訳ではない。
メインロータ重量 重いほどヘリは安定になるが、舵の効きは悪くなる。
スタビ重量 重いほどヘリは安定になるが、舵の効きは悪くなる。
スタビ面積 大きいほど舵の効きは良くなる。(風の影響を受けやすくなる?)
スタビアーム長 長いほどヘリは安定になる。(風の影響を受けやすくなる?)
 スタビの回転面積が大きくなるので、舵の効きは良くなる。

舵の効きを良くしようとすれば、メインロータの回転数を上げ、スタビライザーを軽量化して面積を増やすと効果的である。
一方T-REXはベル比を上げることで高い運動性を得ている。

2007/5/7

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