ラジコン・ヘリ「クリップ400」


 ベルギーのProtech社の製品で、海外ではZoom400という名前で販売されている。
 400系モーターを使った3D飛行可能ヘリの先駆者。
 Protech社の重点開発がZoom450に移行したため、Zoom400系は進歩が止まっているが、
 各社からベルトドライブやCCPMなど色々な派生型(ShogunやZapなど)が作られている。

   受信機やサーボが余っていたため、室内で飛ばせるヘリとして購入。  ノーマルモーターでの室内ホバリングの自己記録はLiPo11V2100mAHで連続15分  (バッテリー自体は20分もつ)  現在は純正ブラシレスモーターに換装している。  ノーマルのスチロールローターは安全性が高いのでこだわって使っている。  (スタント時に腰砕けになる傾向はあるけど)  重量:本体450g+バッテリー140g  受信機:JR NER-649S(ケースを外して20gに軽量化している)  ジャイロ:JR G460T(テールロック使用)  バッテリー:リチウムポリマー(LiPo)11V1000/1300/2000/2100mAH ・ノーマルモーター時のパワーソース  モーター:マブチRS380PH(定格7.2V 2.9Aのこのモーターに11V6Aぐらい               流しているから、かなり過酷な使い方である。               とはいえ、限界電圧12Vには収まっている)           ちなみにこれに被せてある鉄リングは磁石の磁力増強用。       ノーマルタイプ(進角無し)の性能:適正電圧7.2V 限界電圧12V               適正負荷 100g.cm               無負荷回転数 16,400rpm               適正負荷時の回転数 14,200rpm 消費電流 2.9A               シャフト系 2.3mm 質量 約70g  アンプ:ユニオン UA-19G(最大連続15A)元々飛行機用なので、超低回転に対応して       おらず、スティックを上げるといきなりローターが回り出すが、信頼性は高い。      (写真ではトランジスタに放熱板を貼り付けているが、必要ないようである) ・ブラシレスモーター時のパワーソース  モーター:純正ブラシレス(インナーローター式)なぜか結構熱くなる。  アンプ:Phenix25 このアンプはBECの電流容量が小さいため、スタント時に4個のサーボを駆動できない。      そこでテールサーボ専用に7.4V700mAHのLiPoを使っている。      現在は消費電流の少ないサーボを選定して使用。 送信機(X3810)の設定  Gyro(JR-G460T) Sense:Hovering 40%, Stant 35%  スタントはアイドルアップ(主にループ用)。ガバナー未使用 機構部  3サーボのCCPMに改造できるように、予めスワッシュにボールが付いている

2006 CLIP400 Spec & Know-How


AmpはJETI製Advanted Heli 25 Switching BEC。ガバナーモードは立ち上がりが不安定で、  安定するまで気を使う。(室内だと離陸時に天井にぶつかりそうになる時がある。)  SW-BECは2Aあるが、大電流を消費するコアレスサーボだとノイズを出すようだ。 ->このアンプは壊れたので、現在はPhenix25をガバナーモードで使用。 Main Rotarは気楽に飛ばせるソフトプラスチック製のノーマルを専ら使用。  沢山買って(というより、相継ぐ墜落で片割れが沢山残っているため)  相性のよい物を選んでいる。  ちなみにグラスローターは地面に擦っただけでダメになるので長続きしない。 Main Shaftは強化型。ノーマルのMain Rotarなら叩いても曲がらない。 Heat Sinkは1mmアルミ板で自作。テールパイプに熱を逃すため、最後まで熱弛れしない。 Horizonal Bladeはハードランディングの転倒防止(CLIP400のスキッドは狭い)と  上空での姿勢確認のため取り付けている。(まるで初心者みたいだけど) Rudder Servoはテールに付けたが、サーボが遅いのであまり効果が無い。  (コアレスサーボなら速いのだが) Main Pitchのベアリングは古い機体だとすぐに抜ける。飛行中に抜けると致命的  (何度も墜落した)なので、長めのネジで挟んでいる。  (エポキシなどの接着剤を使うのも有効かもしれない。)  飛行中にMain Pitchが抜けたときは、空気抵抗のため、Pitch UpするとPitchが  Full-Highになり急上昇する。スロットルを調整してホバリングするとモータ抵抗が  高いので舵(エルロン、エレベーター)が効かない。Pitch DownするとPitchが  Full-Downになり機体は急降下する。要するに、極めて不安定な状態になるので、  すぐに着陸すること。 Tail Pitchもすぐに抜けるが、これは飛行前に嵌め直している。  ホバリング時に抜けても機体がぐるぐる回るだけなので大丈夫。 (ハンチングがおきるだけで、そのまま飛行可能の場合もある。)  上空で抜けると、水平ならオートロピルエット?で帰還できるが、  水平でない場合は落とすしかない;;; ->接着剤G17を使ってベアリングと接着すると大丈夫。
室内ホバリングの動画[20MB] 海外のCLIP400のオプションパーツ 付けたら別のマシンになる?


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