3Dプリンタを使った人形制作(PLA編)

STLファイルを3D印刷ソフト(Cura等)で読み込み、Scale機能で大きさを調整します
その後3D印刷しやすいように回転します。木の幹のように上に広がるようにすれば良いでしょう
3Dプリンタの場合かなりの角度(ほとんど水平)まで大丈夫ですが、流石に下がった所は印刷できません
Curaの場合、印刷が難しいところは赤くなります



下がった所の印刷、および振動による品質低下を避けるためサポーターを追加します
「Support」をチェックして自動生成しても良いですが、後で外しやすいように手動で追加します
私は3Dモデリングソフト(FreeCAD)で円筒形状を作ってLoadして拡大縮小して使っています



「Prepare」でスライスし、G Codeファイルを出力します
「Layer View」で印刷する線が正しいかチェックします



G Codeファイルを使って3Dプリンタで印刷します
今回フィラメントは肌色PLAを使いました
ちなみに私は最初は速度40%にして台座への付きを良くしています
今回の人形は高さが17cmです。朝から印刷して夕方に完成です

ただ顔に凸凹があったので設定を変えて顔だけ再印刷しました

取り出して、ニッパーでサポーターを切断します
ヤスリやリューター、半田ごてを使って表面を滑らかにします
半田ごては30W程度のもの、PLAの接合や細かい部品の強度を上げるときにも使います



アクリル絵の具で塗ります
筆が届かないところは塗れないので素直に諦めます(今回は黒手袋、髪の奥)
絵の具は剥げやすいので、台座を付ける場合、足の裏は塗らないほうが良いでしょう

ちなみに今回の場合、髪の奥に直径1mmの瞳があり、ここはちょっと筆先をつけるだけにします

絵の具が乾いた後、塗りすぎたところをリュータで削ります
瞬間接着剤で首と胴体を繋ぎます
靴を両面テープで台座に付けて完成です


ねっ、簡単でしょう!