理想のジョイスティックを求めて

今まで3年間、MicrosoftのSidewinder3D proを使ってきた。
Sidewinderの長所:
・光学式で壊れにくい
・精度が高い
・中立点がきっちりと決まっている
・デジタル通信方式のため、4軸(エレベーター、エルロン、ラダースロットル)の
 アナログコントロールと、9個のスイッチが使用可能。

Sidewinderはラダーをグリップをひねることで制御する。
私はラダーが使いやすいようにグリップ部分を加工し、
ラダーを左手で動かしていた。

しかしこの方法でも、ラダーを動かすとエレベーターやエルロンが
動いてしまい、機体がぶれる。
どちらにせよ3年間使い続けてきたせいでガタが多くなってきている。



ところで最近、PlayStationのジョイスティクをPCにつなげるインターフェース
(SKnet社製SmartJoyPad)が出たので、これとPlayStation用のアナログ
ジョイスティク(ホリ コンパクトアナログスティック)をつないで使えないか
テストしてみた。

ただしオリジナルでは
・ラダーが上下になる
・スロットルがスプリングで中立に戻ってしまう。
という問題があり良くない。
ソフト的に解決できないか調べたが無理なようである。



仕方がないので本体を改造する。(保証外になるが。)
まず本体裏側のネジ7個を外す。
(1個はシールの裏に隠れているので注意)

ラダーを縦にするため、左側の橙の線を外し、そこに茶色の線を半田付けする。
またスロットル用に、左側に100kΩB型の小型可変抵抗を取り付け、
赤・橙・黒の順で配線する。(赤と黒は左側の小さな基盤からの延長となる。)

あとはWarbirdsでボタンの割当を割り付ける。
これでめでたくフライトシステムの出来上がり。

使用感想:
・子供用なのかスティックが短く、ボタンが押しにくい
・ハットスイッチが無い
・使用中に中立点がずれる
・ラダー独立の効果は大きい
 Warbirdsでは敵機に背後を取られてもバレルロールで振り切れるし、急降下攻撃もやりやすい。



上のジョイスティックがいまいちだったので、2個のジョイスティックを使えないか試してみた。
2個目のジョイスティックは安価なアナログ式のものから、フリップ部分を取り外したものであり、
ラダーとスロットルだけ使っている。
この時点で分かったのは、Ensoniqのサウンドカードはアナログ式だとノイズが大きく使い物にならない。
(ジョイスティックを変えてもノイズが乗るのは同じであり、サウンドカードが原因。)

さすがにこれは使いやすく、勝率が倍増した。
ただし、2個のジョイスティックに対応しているのは今のところMS-FSimやAcesHighであり、WarBirdsは対応していない。