きょうのできごと
05-07-11〜05-07-20

05-07-11 はるばる来たぜ函館札幌

♪はーるばるーきたぜ函館へー

寝台車では結局ベッドからなかなか身動きが取れず、横になってるうちに何もしないまますっかり寝てしまった。まあよく眠れたし、いっか。さて函館、いざ下車してみたものの外はあいにくの雨。ぬぬ。とりあえず朝市は行っとくかー、と鮭いくら丼を食べて駅に戻ったら、ちょうど特急が近い時間にあったのでそのまま乗ってみた。

予想より早く札幌に到着してしまった。札幌は雨はあがってたけど「いまあがりましたっ」ってな感じの曇り空。とりあえず初代一国堂というとこでラーメン。適当に入ったわりにはまあまあよかったかな。いったんホテルにチェックインしてからHTBの裏の平岸公園(どうでしょうの前説後説でよくでてくるとこ)を見てああ本当になんてことない公園だわと確認し、市街をあちこち適当に歩いたりベンベラネットワークのスープカレーで猛汗をかいたり。

平岸公園
例の公園。縦はぼちぼちなんだけど、実は左右がわりと狭い。

…書いてみると食べて歩くしかしてないな…。でもいつもと違う街を歩くだけでも結構気分が変わるもんだと思った。

あと札幌は涼しかった。っていうかTシャツ1枚だとちょっと寒かった。夜天気予報を見ていたら、明日行くとこはさらに寒いとこなので、慌ててパルコまで服を買いに。ちょうどバーゲンだったのでお買い得。ふふ。明日も朝イチから動くので早寝準備。適当に疲れてていい感じ。



05-07-12 網走番外地に消ゆ

♪はるーかー はるかかーなたにゃ オホーツクー

札幌から特急オホーツクに乗って道東は網走まで。3日目にしてようやく今回の旅行の目的地に到着。車窓から景色を見ようと思って、飛行機でくればいいところを時間を掛けたわりには、今日も電車で半分くらい寝てしまった。なんだかなあ。

さっそくチェックインして博物館網走監獄、そして本物の刑務所を見に行く。どちらもなんとも静かで落ち着いていて、刑務所はさすがに厳かな感じではあったけど、夏はなかなかいい環境のようだ。こんなとこに別荘でも欲しいなあ…いや、別荘に入りたい、じゃなくて。

博物館網走監獄
こちらは博物館。

網走刑務所
で、こっちがホンモノの刑務所。空気が違う…。

そのまま歩いて網走港まで。途中から濃い霧がでてきていて、試しにはーっと息を吐いたら白かった。この辺はいつもこうなのかしら…。さて網走港。ついたものの霧でさっぱり海が、オホーツクが…とほほほ。一応、死体のあがってそうな港だけは押さえて、炉端焼き屋を探しに街中へ。残念ながらコロポックルは見当たらず。北浜は疲れたので諦めた。以上「オホーツクに消ゆ」舞台廻り。これがやりたかったのよね実は。

網走港
霧だらけの網走港。当然死体は見つからない。

晩は網走地ビールとラム肉。普段はあんまりビール飲まないんだけどヴァイツェンが美味しかった。

とりあえず宿やら交通の事前手配分は網走まで。しかしまあ、何も考えずに網走まで来ちゃったなあ。行きは勢いでいいけど、そろそろ帰りのこと考えないとなあ。里心がついたら帰ろうと思ってるんだけど。だめかしら。



05-07-13 知床旅情

♪知床ーの岬にー はまなすーの咲くころー

今日は鈍行の旅。普通電車で網走から知床斜里、バスに乗り換えウトロを車窓で眺めつつ知床五湖に到着。ちょうど今日からシャトルバスの運行が始まったところで、ここまで乗り換えのロスタイムがほとんどなし。空も快晴だし、なんかついてるな。知床五湖はヒグマ出没による通行禁止があって全部は見れなかったけど、それにしてもいい景色だった。

知床五湖

知床も網走もいい景色の裏にさらっと「囚人が大量の犠牲を払いながら開拓した道路」だの「開拓に失敗して全員離農して原野に回帰しつつある草原」だの、もっと遡ればアイヌの話とかいろいろあるのだけど、そういうことも飲み込んで平気な顔をした北海道の景色がなんとなく好き。

時間があったので摩周湖もと思い、遠回りして摩周駅まで行ったものの、すでに巡回バスも終わっており、タクシーだと往復で結構掛かるし帰りの電車もちょうど来るし(逃すと3時間待ち)で、そのまま引き返す。ああ、こだませつない摩周湖の夜。

夜はホテルで、チェックアウトの準備をしながら念願のご当地での「水曜どうでしょうClassic」を逃さず観る。おおおお。



05-07-14 いつだって、どこだって

あっさり飛行機で帰ってみた。

網走のそばに女満別空港というのがあるのを知ったので(なんせ地図なし予習なし旅行だったもんで)、路線バスで網走駅から30分、そこから飛行機で1時間40分で羽田着。まあ途中飛行機の発着が遅れたりはしたけど、なんともまああっさりと帰れてしまうものだ。来るのは丸2日掛かったのに…あはは。

それにしても今回の旅はおもしろかった。普段滅多に遠出なんてしないし、旅だって別に好きなわけじゃあなかったんだけど、でも、その気にさえなれば、いつだって、どこだって行けるんだな。東の果てだって西の果てだって、海外だって行くだけなら、ね。この年になって今更かも知れないけど、でもこういう感覚が分かってよかったと思う。

ちなみに帰ってきたのは里心がついて…じゃなくて、単に予算オーバーで更なる移動を諦めただけね。いやあ、使いすぎた…。一人旅って気楽でいいんだけど、特に宿が割高なんだよね。直前予約だから割引もほとんどないし。なのに気楽にあれこれ使い過ぎたかも知らん。とほほほ。

家に帰るとさすがに疲れがどっと出た。テレビを見てたら知床が世界遺産になったそうで。指定直前に行ってよかったかな。混むんでしょこれから。きっと。仕事のメールがたくさん来てたので順次処理。なんか一気に現実に引き戻されつつあるな…。



05-07-15 ビッグマグナム黒岩先生

ガス定期点検の訪問で起床。寝起き頭で家の周りをウロウロしてしまった。まあいいか。

日中しばしメールや電話で仕事のやりとり。なんか今日は多いな。主に足に疲れがびっしり残っているので、今日はレンタルビデオを借りてきて、家でおとなしく観ることにした。観たのは「ビッグマグナム黒岩先生」。横山やすしが文部省から唯一拳銃携帯を許された教師として不良渦巻く高校(その名も「仁義泣学園」…)に赴任、見事バイオレンスで学園を制圧するというお話。キ○ガイに刃物とは言うけど、やっさんに拳銃というのも相当危険な組み合わせだ。というかやっさんに二丁マグナムを握らせた時点で、この映画の目的は全て果たしたんじゃなかろうか。そういうインパクト勝負の映画。あとエンディングはやっさんご自慢のセスナ「月光」を操るという、本編とはまったく無関係な(主にやっさん本人への)サービスショットもあり。ある意味「一度は観ておけ!!」ではある。

それにしても、うん、退屈ってちょっとつらい。来週も休み(のはず)だし、明日から何しようか今から思案中。「休みよこせよこせよこせ」と言ってたくせに、いざ休みとなるとこんなもの。我ながら勝手なものだ。



05-07-16 静かな土曜日

9時起床。おおお、晴れている。

予算の都合上外出は控えて、今日は久々に家をかたづける。まずは掃除。ゴミ袋がいくらあっても足りない…。合間に洗濯。午前と午後で2回戦、寝具一式がすっかり洗えた。柔軟剤を友達お薦めのレノアに変えたら、なんかいい匂いがする。お日様っぽいというか。っていうか30前の男が「お日様」ってのもどうかと思うけど。でもそんな匂い。もっと早く言うとおりにしとけばよかった。ありがとう。あと合間の合間にずーっと行きそびれてたクリーニングも。今更も今更だけど、冬物のスーツをようやく出した。

夕方前からウォーキング。サウナスーツを着て外に出たらものすごい汗。河原をぼちぼち歩こうかと思っていたけど、河原に着く前にもう顔から汗が滴っている。ちょっと走ったりもして帰ったらパンツがえらいことになってた。ジメジメとかビッショリとかは経験があるけど、汗でパンツがヌルヌルになったのは初めてだ。…いや、決して変なモンだしたわけではなく…。

風呂で汗を流したらすっかり暗くなってきたので、ビデオを見ながら泡盛。そういえば今日は一言も喋ってないな。のっぽさんか俺。でもこんな静かな日も、たまには悪くないかな。



05-07-17 千葉県民的日曜日

9時ごろ起床。仕事からすっかり遠のいたせいか、起きても目覚ましも見なければ曜日も思い出せなくなってきた。日曜…だよねえ…。

買い物。電車でまずは海浜幕張を目指してたら、乗り換えの西船橋のエキナカがとんでもなく様変わりしていて驚いた。むちゃくちゃキレイ! 食べるとこも充実してるし本屋も薬局もあるし、いやいやいやいや本当にここ西船? 一年前、通勤で使ってた頃の面影があまりになくなってる。はあ…変わるんだねえ。駅外はぱっと見相変わらずで安心というかなんというか。

で海浜幕張はガーデンウォークで買い物。Francfrancのアウトレットで雑貨やら。探していたゴミ箱がこんなところにあった。思わぬ収穫。でジーンズと鞄を探してウロウロするも、ピンとくるものがなかったので断念。COACHのカバン、買えばよかったかなあ…とか後になって悔やんでみたり。まあ買い物ってそんなもんよね。用事が済んだのでとっとと移動。でないとマリンスタジアムの千葉ロッテ戦の観客に飲まれる。

電車でちょっと戻って南船橋、ららぽーと。話題の東京パン屋ストリートはものすごく混んでたので諦める。パン屋で待ち時間30分てどゆことよ。あと南船橋に「東京…」て。ららぽも正式には「TOKYO-BAY ららぽーと」だし。確かに目の前は東京湾だけど、千葉の湾岸はこういうとこが往生際が悪い。いいじゃん千葉で。

ついでにららぽの奥に新しく出来た(か前からあったけど気づかなかったかどっちだろう)、ViVit SQUAREも覗く。LEGOのお店で物色。給料入ったら大人買いしようかな、とか思いつつ帰る。

南船橋の駅の反対側、昔ザウスがあった場所は、順調に工事が進んでいる模様。来年にはIKEAが入るんだよねー。今からすっごい楽しみだったり。

そんなこんなで、久々に千葉の買い物スポットをウロウロ。千葉県民のくせにいつも都内ばっかり行ってるんだけど、いやいや千葉もいいじゃないの。後は車があればだなあ…はは。

そういえば今日は横浜の花火大会だったんだ。んー。



05-07-18 のんきでありたい

寝よう寝ようと思っているのだけど全然寝付けず、結局4時前まで起きていた。はぁ…。なんだろう、考え過ぎなのかな。考えてもどうなるもんでもないのに。

昼前起床。なんか今日はいつにも増して晴れている。暑い、そして湿っぽい。日本の夏だねえ。とか書いてみるけどわたしゃ夏は日本しか知らん。そんな暑い中、サウナスーツで河原をウォーキング。相変わらず汗が止まらない。

好天のせいか河原にはいろんな人がきている。バーベキュー集団、犬と戯れる子供、上半身裸で寝そべるおっさん、バドミントンしてるカップル、キャッチボールに勤しむ父と子、黙々と走る人、楽器弾いてる人、河川敷で野球を見てる人、散歩する夫婦。家でじっとしないで、外を歩いている分には、不思議とあんまり暗いことは考えない。ただ景色を見て、のんきだなあとかいい天気だなあとか、たわいもなく思うだけ。いつもこんなふうに、のんきにのんきに過ごせたらなあ。

風呂に入って早めの食事。明日は健康診断で1週間ぶりに会社へ。なんか夏休みの登校日みたい。



05-07-19 そして今日も旅に出る

冬にサボってた定期健診の呼び出しで出社。サボっててもいいことないしね。大人しく受診。身長がまだ伸びてて驚いた。ここ数年右上がりだ。誤差…なのかな? なんにしても嬉しい。血圧はやっぱり高め。ちょっと気をつけないとなあ…。あとは検査結果待ち。何もありませんように。

事業所移転後の初出社で、フロアの自席がいまいちよく分からずにさまよう。なんか人が多い。ヒマなのかな、みなさん。ちょうど上司が居たので今後の相談でも…と思っていたら、大ボスから「次よろしくね」と一言。なんのことかさっぱり分からずにいたら、どうも次の配属先がいつのまにか決まっていたようだ。いい歳だし今更楽な職場とかいうつもりもなかったんだけど、片道2時間コースはちょっと遠すぎる…。拒否権無しなので諦めるしかないのだけど、ウィークリーマンションでも借りないとダメかも知れん。むむむむ…。赴任日未定をいいことに、今週の残りは無理やり休みをもらうことにした。休むなら赴任前の今しかないからね。

そして今日も、夜行電車に揺られて旅に出る。今度の目的地は西のほう。さしたる目的もないんだけど、気ままで楽しいんだな。「それって自分探しの旅?」と言われたのだけど、さてどうなんだろうね。自分探しをしているつもりはないけど、自分を見失ってる気はする。わりと。



05-07-20 月の砂漠

寝台特急「出雲」に乗って、朝8時前に鳥取駅到着。すっごく晴れている。今回の目的地は鳥取砂丘。実は鳥取砂丘は大学のときに車で一度来ているのだけど、市街地は初めて。なんとも落ち着いたレトロな感じの町並み。女子高生の大半がシャツの襟をたてている。トレンド? さて駅前にあった観光地図を見、あとは直感で砂丘を目指す。照りつける太陽、むせ返る草のにおい、四方八方から響き渡る虫の声。町並みのレトロ感とあいまって、なんとも懐かしい日本の夏だなあ、とか余裕でいられたのもほんの30分。あとは道が分からないやら暑いやら荷物重いやら上り坂やらでグタグタになりながら1時間歩くと、ようやく鳥取砂丘が見えた。

当たり前だけど砂丘は本当に一面砂で、黄味がかった砂地の奥にはひたすら青い日本海と、海との境目もあいまいなほど青い空。あああああ、すごい、絶景で、そしてなんにもない…。 荷物だけ降ろし、しばらく呆然としながら砂丘と海を眺める。こんな晴れた日に来れてよかったな。

鳥取砂丘

砂に足を取られながらしばらく砂丘を歩き、疲れきったところで休憩所で二十世紀梨かき氷を食べる。うまくて冷たいのがぎゅっと沁みる。いやあ、よかったよかった…と思いながら時計を見て驚いた。まだ11時前だ。あ、あとどうしよう…。鳥取なんて砂丘しかないじゃない、って言われたけど本当に砂丘しか知らないし…。とりあえずバスで駅前まで戻り昼食。

駅前の観光地図を見て、浜村駅というとこが海から近そうなので電車で行ってみることにした。リアルぶらり途中下車の旅になりつつあるなあ…。駅から歩くこと15分、ようやく見えた浜村海岸もまた、空と海がとてもきれいなところだった。

浜村海岸

日本海沿って、不思議と泳いでる人あんまりいないんだよね。砂浜もとても静かで、まったりと本でも読もうかと思ったのだけど、どこに座ってもコンクリートが無茶苦茶熱くて、とてもじゃないけどじっとしていられない。結局あっちをウロウロこっちをウロウロと終始歩き回ってしまった。あああ、泳いでくればよかったのかしら。着替えないけど。

再び鳥取駅まで戻り宿へ。今日は温泉旅館。さっそく温泉に浸かると腕がものすごく沁みた。焼けたわあ…。夜は外で食事。鳥取は思った以上に「レトロ」な飲み屋さんが多い。「レトロ調」とは違ってどうも足が…。蔵を改装したような割烹料理のお店で鳥取牛を食べる。満足満足。デザートの西瓜がまた夏っぽくていいやね。歩き過ぎた気はするけど、今日は心地よく眠れそうだ。


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