Soul Coughing



Irresistible Bliss

(Slash:1996年)





 ニューヨークのクラブ・サウンドってかっこいいよなぁ。コイツもそういうシーンから登場してきたんだけど、洗練されてるんだよ。いくら音がうるさくても。このアルバムもロック、ヒップ・ホップ、ジャズなんかの音がホントに絶妙にブレンドされてて「かっくいい」んだ。ベースラインや歌詞もユニークだしね。あの辺でやってる連中に「ジャンル」って言葉は意味を成さないんだろうね、きっと。もっとNYのアングラ情報がこっちでも手に入れやすくなればなぁって思う。







El Oso

(Slash:1998年)





 前作から2年のインターバルを置いて、これが3作目。スポーンのサントラでロニ・サイズと共演したりして話題には事欠かなかったけど、1st以来であるチャド・ブレイクのプロデュースはここでもバッチリはまってるね。歪んだ音質の中に入り込む独特な空間処理は見事。ドラムン・ベースの雄と仕事を組んだのも、いい影響を及ぼしてる感じがする。NYのダウンタウン・シーンが彼らにますます追い風を吹かせているのを肌で感じることができる好盤。




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