本来去年の秋頃発売予定だったGoldie、ドラムンベースの歴史を変えた名作「TIMELESS」に続く第2弾がやっとこさ登場。しかも2枚組。そのDISC1にはナント約60分の曲“MOTHER”が収録。今時こんなことやっても許されるのは彼以外、まずいないだろう。それだけ時代が彼を求めているのだ。内容の方はかなり内向的なイメージで、オーケストレーションも交えた、“これがGoldie?”的な仕上がりになっている。特筆すべきはむしろDISC2。ノエル・ギャラガー、KRS-ONE、デビッド・ボウイをゲストに迎え、どれも絶妙なバランスで融合している。
日本でもようやく市民権を得てきたこのジャンル、ドラムンベース初心者はもちろん、耳の肥えたリスナーにも強烈なインパクトを与えるに違いない。 |