今回はどう来るか、と正直不安な気もしたけどそんなもの木っ端微塵にふっとんだ。彼女はあんなものでは満足しなかったということなんだろう。確かに音の変化はある。ヒップホップ的リズムを加えたり、オリエンタルな面も覗かせたり。でも聴くほどにそれは彼女の「もっと自分のことを伝えたい」という気持ちの手段でしかないことに気付く。はっきり言って前作の延長的な作品でも売れたかもしれない。でもそんなもの期待してなかったし、彼女自身、全く別の次元で物を考えてたんだろうね。もっとシンプルでも充分聴ける内容だと思う。これもまたステップなのかな。 |