Alanis Morissette



Jagged Little Pill

(Maverick:1995年)





 女性シンガー・ソング・ライターの大ブームを巻き起こした張本人。今までと違ったのは言いたい事をズバズバ歌詞に盛り込んだり、自分の性の事をあからさまにした点だと思う。マドンナのマヴェリックから出すというのもなんか象徴的だなぁ。シングル・ヒットも連発し、ワーナーの経営危機も救ったと言われるくらい売れまくったね(笑)。今回はグレン・バラードという名プロデューサーと組んだわけだけど、次回作は注目だね。2作目のジンクスなんて言葉とは無縁の大作を期待したいぞ。







Supposed Former Infatuation Junkie

(Maverick:1998年)





 今回はどう来るか、と正直不安な気もしたけどそんなもの木っ端微塵にふっとんだ。彼女はあんなものでは満足しなかったということなんだろう。確かに音の変化はある。ヒップホップ的リズムを加えたり、オリエンタルな面も覗かせたり。でも聴くほどにそれは彼女の「もっと自分のことを伝えたい」という気持ちの手段でしかないことに気付く。はっきり言って前作の延長的な作品でも売れたかもしれない。でもそんなもの期待してなかったし、彼女自身、全く別の次元で物を考えてたんだろうね。もっとシンプルでも充分聴ける内容だと思う。これもまたステップなのかな。




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