Aerosmith



Rocks

(Sony Music Entertainment:1976年)





 エアロ初期黄金時代の傑作。既にロックンロール・バンドとしての基盤は築いてたが、スタジオ・ワークとして割り切ってアルバム制作をした点でそれまでの作品とは一線を画してるね。全米でも2週でチャートのTop3まで昇ったらしいけどシングルのヒットは出ていない。アルバムとしての完成度が高いゆえの現象として特筆すべきだな。これを発表した後のツアーでも各地の記録をそれこそ更新しまくったらしいし、この時点で彼らはトップ・ロックンロール・バンドになったと言っていいと思う。







A Little South Of Sanity

(Geffen:1998年)





 「最強のライヴ・バンド」の名に恥じないエアロのパフォーマンスが最大限に凝縮された2枚組ライヴ・アルバム。内容は「バック・イン・ザ・サドル」などの初期黄金期の曲から「アメイジング」などの最近のヒット曲まで完全網羅のこれ以上ないベストな選曲だね。しかし圧巻だな。さすがにキッスと並んでライヴ・バンドと言われてきただけのことはある。よくあるおざなりのように観客の歓声が付いてるモンじゃなく、しっかりと会場と一体となってる空気まで伝わってくるね。ライヴを観た人なら余計そう感じるんじゃないかな。「Big Ones」よりもオレはこっちの方が好き。




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