ねこめしにっき(2004年9月)

2004年9月27日

アックゼロヨン・キックオフイベントその後 (2004/09/27 - 03:40)

イベント後は以前より懇意の人々+初対面の人々で近くの焼肉屋になだれこみ、所謂「勝手に反省会」。

次の日は、弊社(何処) 一階のミーティングルームに Web 市井の有識者の人々を招き、日本ホームページ考察会(仮称)(ウソ)なる会合が持たれ、 Web のよしなしごとに関して大いにぶっちゃけ話をした……らしいのだけど、指揮命令系統の混乱(謎)により漏れにはお呼びがかかりませんで。業務的にはその時間帯はヒマしてて二階の喫煙室でプカーしながら漫画読んでたとゆーのに。ちぇー。

その後にわかに業務が忙しくなり、夜の飲み会に 23 時過ぎにようやく合流。ひたすらチャーハン喰らうシマンテックデブなど(謎)。その後徹夜でカラオケ。これでいいのだ。つらくともこれでいいのだ。

ここでぼくは愛する妻たんに朝帰りする旨を告げそびれる失態を犯しており、帰宅後は修羅場。しかし実家より妻用にお古のニューマシン(形容矛盾)が届き、そのセットアップ作業などで丸一日費やすなどし、失地回復したりとか。

他、それに関連してあれやこれやのコンピタの世話に明け暮れ、せっかくの三連休がパーになってみたりとか。

アックゼロヨン・キックオフイベントに行ってみました (2004/09/27 - 03:15)

もうすでに一週間以上経っているのだけど、例の Web アクセシビリティ啓蒙系イベントの話。とりとめもなく書く。

当日は平日だったんで平日なりにお仕事があったわけで、そこそこやっつけてから会場に向かった。このイベントは、事前に Web で参加登録し返信されてきたメールをプリンタに印字して持参すべしという方式。プリンタ環境の持ち合わせの無い人にとっては、イベント自体のアクセシビリティがいきなり危ぶまれてみたり云々。漏れは単にプリントするのが面倒だったんで、故意に手ぶらでゴーしたところ、受付で名前を告げればそれで OK だったりで云々。

会場に入るとアンカーテクノロジーの森川氏のプレゼン中。空いてる席を見つけて座る頃には「 img 要素の alt 属性にその画像の説明を記しておけば、こーやってツールチップに出てナイスだし、ステキにユーザビリティ向上とブランド体験向上が云々」という話になっており、いきなりずっこける。

(今更系能書:imgalt 属性は「代替テキスト」であって「説明文」は title 属性とか longdesc 属性とか。 alt の内容がツールチップに出るのは WinIE あるいは Win ヨスケあたりだけであってつまり実装依存。そしてユーザビリティとアクセシビリティは別モノ。)

CSS レイアウトによる省力化コストダウンとか、 Valid HTML には SEO 効果があるYO! とか主張してみる常套技はともかく。 Web アクセシビリティみたいな「カネになりにくい話」をいかに実務ビジネスの土俵にのせるか、つまり「カネになる話」とするか。そのへん (だけ) が世俗世界では推進力なわけで、その一環として上記のズッコケ alt 話だったり。でも総体としては「とにもかくにもこんなにも CSS マンセー!」と叫んでいただけの印象を与えてしまってた。

参加者に配布された冊子セットに含まれていたアンカーテクノロジーのイベント趣意パンフの内容も、ほぼこのプレゼン内容に沿ったものだった。ひと昔前のフル CSS デザインサイトに必ず用意されていた「 Valid な HTML と CSS で アクセシビリティが云々」系の「信仰告白ページ」そっくりの内容(当の森川氏は壇上で自らを「 W3C 信者じゃない」と力説してた(ウロオーボエ))。しかしこのように、キレイにデザインされてコート紙に印刷された冊子になってると、なんだか説得力ありげな気がするから不思議、云々。まぁ同人経験者的には、ある意味おなじ自費出版であるこの手の印刷物など、恐るるに足らんわけだが。とか虚勢を張ってみるテスト。

で、おまちかねのパネルディスカッション。この手のパネルディスカッションてのは往々にしてディスカッションしないディスカッションなのですが(謎)。そこは僕らの yuu さんWeb JISなんて買う価値ない等のひっかきまわし発言によってディスカッションしそうな雰囲気が生まれたりとか。しかしフリー議論タイムとか質問タイムが結局ハショられたらしく、ディスカッションな雰囲気はそのまましぼんで宙を舞ってみたりとか。

総括。このイベントの第一のキモは、障害者福祉団体方面が Web アクセシビリティを福祉の一環の実弾として政治の世界に打ち込み、福祉の一環であるのなら票に換金できるやもと目論んだ政治家がその弾丸を拾ってみたあたり。 Web JIS が制定されたことによって、 Valid だ WCAG だ何だという理念神学論争の次元を過ぎて、ようやく世俗実務世界への浸透力が生まれつつあることを示したあたり。以後、 Web アクセシビリティ確保機運は「障害者福祉」という印籠の半強制力により、じわじわと広がっていくと思われ。当面の手段あるいは口実としては、それでイイと思われ。

でもあれだ、 Web アクセシビリティって単に障害者福祉のためだけじゃないし。プラットフォームインディペンデント、デバイスインディペンデント。つまり状況インディペンデントであること。心配しすぎかもしんないけど、特定利益団体の圧力道具に堕して終了とかのオチはいやずら。

2004年9月14日

阻止率99%のスパム対策方式 (2004/09/14 - 00:00)

一般的な個人ユーザの漏れ的にはこういった対策は取れないわけで、昨今は spam フィルタに POPFile を使用してまっする。

2004年9月13日

プレイリストの RDF (2004/09/13 - 09:00)

えーと、披露宴でも二次会でも、列席者の色んな人から BGM の曲目問い合わせがあった。フツーそんな曲選ばんだろというヲタ曲中心だったり。ヲタ方面の人々はニヤニヤしつつも「コレ何?」とか。ちうわけで曲目というかプレイリストを RDF にしてみた。 XSL スタイルシートもあてがってあるので WinIE6 や Gecko 系などの XSLT プロセッサ内蔵ブラウザであれば以下略。

曲目やアーティストをメタデータ的に表すために MusicBrainz Metadata Initiative 2.1 の語彙を使ってみたりしてるのだけど、うーむむ。同一アーティストあるいは同一アルバムの曲目を並べるのには有用なのだけども、様々なアーティストやアルバムから様々な曲を雑多に選んで並べてみたという風情のプレイリストの記述には、どうも向いてない気がした。よくわからんが。 RDF の文法上一応 Valid なモノになっているのだけど、プレイリストのメタデータとして真っ当な RDF になってるかは謎。

RDF の有り様として、いわゆる「主語」たるリソースはセマンティック的に URI で一意に特定できなきゃダメぽで。そこでいつも困るのが、 URI で示せないような事柄をどう扱えばええんや?ってヤツで。えーと、こんなことを今だに口走っているのは、先進のセマンティックウエブラー達 (誰) からしたら遅れすぎですね。そうですね。

今回のような場合、曲目なりアーティストなりアルバムなりのリソースは、それぞれに MusicBrainz が与え済みの ID を用いることで URI 的に特定可能であり、その URI を主語として曲名だの何だのの情報を与えていける…ということになっている。けれども、それはつまり、 MusicBrainz のデータベースに登録のない曲目なりアーティストなりアルバムは、やっぱし特定できないままじゃん!という。今回これを作るにあたり、せっせと登録してまわろうかと思ったがー、数ありすぎるし作業も大半が手作業で、繁雑すぎてとてもじゃないがムリ。

MusicBrainz に登録のないものについては、しかし今後登録されるかもしれん事も鑑みて、 ID 部分を除いた URI を rdf:about に与えてあるのだけど、それって、それぞれが全然ベツモノであるハズのたくさんの主語リソースなのに、 URI がことごとく一緒という罠というか、セマンティックウェブ的にあり得ない事態が現出しているワケだが何か。

まぁ、 Audioscrobbler でユーザ個別に生成されてるプレイリスト RSS も、MusicBrainz Metadata Initiative の語彙を使っているみたいなのだけど、これも rdf:about の URI がぜんぶ同じだしな (ワラ ていうか RDF Validator にかけると invalid と出るんだけどコレ…。

ようやく結婚披露宴とかしました (2004/09/13 - 07:31)

…二週間前の 8 月 29 日に。(報告遅ぇよ (ワラ まぁこれだけ時間が経つと、当日のコマゴマとしたことはほとんど忘却の彼方だったりしてアレ。

これまで結婚式を挙げた知り合いのカプールたち (少なくとも三組) は口を揃えて、式の準備とかがとにかくタイヘンで、式直前にカプル仲も有史以来最大の危機を迎えた、と警告していた。たしかに準備がすげぇタイヘンだった。何度も地元名古屋に行かねばならんくてそのたび週末がつぶれたり。コダワリとかのハイカラな理由でなく、単に緊縮財政の一環として、手作りできるアイテムはともかく手作り。その作業負担は主に妻たんに行ってしまったがー。スマンー。漏れらはすでに籍いれて同居して数ヶ月なわけでカプル仲の危機みたいなのは特に無かったけど、不機嫌度と寝不足度はかなりのハイレベルだた。

とかなんとか、やっぱりヤってしまえば、式と宴はとてもイイモノだったわけだがー。

式は人前式の形式を採った。ミナサマご列席の上、証人となっていただき、宣誓文にサインするっていうヤツね。この形式は手作り感を演出したい故の選択肢である事が多いのだけど、そこは結婚式専門の施設。やっぱり新郎新婦はベルトコンベア上のタイヤキ状態。とはいえそれが悪いというのでなくて、随所で光るプロの安心の技。式次第は滞りなく進行し、演出も手堅く、空気がダレる事もない。これが手作り感をウリにしがちな兼業式場 (結婚式もできるレストランとか) だと、手際の悪い瞬間がふと訪れ、空気の澱んだ時間を過ごす事が往々にあり、実際、人様の披露宴では何度か見かけたのだが、そーいう事は無かった。妻たんは、当日の式場スタッフのかいがいしいお姫様扱いにいたく感激のご様子。

えーと、新郎は新郎席でタバコ吸ってはだめですか。そうですか。灰皿置いてありましたがー。まぁ総じて「あんたらリラックスしすぎー」というのが列席した新郎新婦双方のツレ達の評価のモヨリ。

二次会は新郎新婦の各方面の友人関係を多数招待して催されますた。手配は無二の同人親友の M手くんとその奥さん。元来人が良すぎる彼で、しかもこういう裏方仕事の仕切には一日の長があるタイプだけに、完全に任せきり頼りきりにてしもた。ありがたし。そして当然のごとく、ぬかりのない準備が完了していた。…ただし当日スタート時間直前になって司会者が居ない事に初めて気づいた以外は (笑)

各方面の友人が多人数招かれている宴とゆーものは、その方面別に集団が固着してしまい、するとどうしても宴の進行から脱落する集団が出るので、それが宴総体の盛り上がりをスポイルしがち。だからこそ、場を掌握統率して盛り上げる、ハイテンションな司会進行役が必要。そーゆー人物を列席者の中から急遽選抜しなきゃいかんかった。ヲタカップルの新郎新婦ゆえ、友人関係も半数がおとなしいヲタ方面、適役が見あたらん (し、漏れもそんな事を頼まれたら死ぬ) かと思われたわけだが、漏れにはある人物がすぐに思い浮かんだ。以前、グラインド / クラストコア系バンド「生体肝移植」でいっしょにバンドをやっていたボーカリストの松永。ヤツしかいない!というわけで、他のバンド関係面子と共にくつろいでいたヤツを急襲し、急遽依頼そして快諾ゲット!

さすがフロントマン。最初の一発目の雄叫びでいきなり場を掴む。いやフロントマンにもいろんなタイプがいるんだが、ヤツはハイテンション煽ラー。「生体肝移植」の時もそうだった。ヤツが聴衆を煽りたくっているおかげで、二列目で大暴れしているギターのいっちー (誰) やベースの漏れは、冷めた目の聴衆にさらされる道化にならずに済んでいた。キク八号全裸バスタオルをまとっての新郎「哀・戦士」カラオケ大暴れデス声咆哮パフォーマンスの時も、どこか安心していた。デス声で吠えながら「生体肝移植」の頃を思い出していた。

二次会の受付嬢と進行アシは、新郎新婦共通の友人女子二名が担当。ふたりともメイド服あるいはゴス系の萌えコスプレとゆーいでたち。非ヲタの列席者は受付の段で一瞬怯んだらしーが、ビンゴ大会の景品をちょこまかと一生懸命運ぶ二人の姿に列席者総勢が萌え萌えするまで、さほど時間は掛からなかった。…という事にシテオク。わらい。

というわけで、披露宴も二次会も楽しかったですよ。こっちもいろいろハイテンションだったので失礼とかありまくりだったとは思いますが、この日わざわざご足労くださったミナサマ、また、お祝いの言葉などくださったミナサマ、どうもありがとうです。

言及リンク

Maro さんからは後日、お祝いということで旨げな魚がたくさん届いたですよ。ありがたや。最初その量を見たときには正直ビビったが、焼き魚とかイカメシとか旨くて毎日しあわせすぎる!

またしても間が開いてしまったり (2004/09/13 - 05:30)

べつに仕事がメチャクチャ忙しいかったとかそんなんでは無いのですが。フツーに仕事してフツーに終電ちかくの電車で帰宅して晩ごはんたべて後かたづけしたらフツーに午前 4 時とかだったりしてフツーに眠いので素直に寝る日々。ちうか、毎日それなりに寝てるはずが仕事中もやたら眠い日がよくあったり、土日も 48 時間ぜんぶ寝てても OK な勢いでトニカク眠い。なんだこの眠り病。

駄反応を主としたネタは日々それなり溜まっていくんだけど、駄反応ネタゆえその大半は一週間も経てば賞味期限切れで、ドカドカ捨ててる日々。 Web ギジュツ系とかのネタも無くは無いのだけど、しかしそーゆー思索系ネタに長時間没頭したくとも平日はムリ、週末も実家パラサイトの無職時代みたく一日中キーボード叩いて遊んでいるわけにもいかず、なかなかキビシー。

なんていうか勤め人のミナサマ、漏れなんかよりぜんぜん働いているぽいのに、ヲタアニメを漏らさず視聴したり、ヲタ絵を描いたり、 IRC に没頭したり、趣味のコーディングあるいはスクリプティングしたり、アレしたりソレしたり、なんでそんなに時間ありますか。自由時間を増やすにはどうすりゃいいのだろー。しかも睡眠時間を削らずに。これ重要。今は睡眠時間を削って書いてるわけだが、まったく週アタマからいきなり死ねますね。


Copyright © 1998-2006 ALIMIKA SATOMI/NYAN-NYAN-HANTEN.