10月24日、新座多目的グランドにおいて4種リーグ戦(7節)が行われました。
チーム構成
T.F.C. U-12
6年 5年 4年 3年
植竹 祐人 小林 渉 宮中 昴 中道 麗心
千葉 大夢
斉藤 開輝
石黒 秀輝
吉田 凌
飯田 将太
宮中 翼
(相馬 あい)
野島 佑悟
試合結果(11人制、20分ハーフ)
T.F.C. ー 鳩ヶ谷キッカーズ
0 ー 1
T.F.C. ー わらび錦
3 ー 0 植竹祐人 1 斉藤開輝 1 石黒秀輝 1
総 評
「でかい・速い」。。でかくも速くもないみなさんにとって、この時期、いろいろな意味で一番耳障りなフレーズだと思います。(笑)
自分よりも速い、大きい選手を相手に、自分の良さを発揮出来るのか、またそれ以上に相手より自分がフィジカルアドバンテージを持てるのか。。。
今以上のレベルでサッカーをしたいと思っている選手のみなさんには、避けては通れない道ではないでしょうか。
公式戦からミニゲームに至るまで、全てにおいてスピードと動きの質、運動量を要求されてきたと思います。この部分については、2年前からコーチの中で一定の基準を設けました。この基準がどういうレベルで、どうして存在するのか、どうしてチャレンジしなければならないのかは、選手のみなさんが一番よく理解してくれているとコーチは確信しています。
ゲームでコーチに要求されるものは、選手一人ひとりの運動能力と密接に関係しています。つまり、運動能力を伴った技術、判断を発揮することが必要不可欠であり、運動能力を伴わない技術、判断でゲームを進めることは、選手自身の成長を自ら放棄してしまうことであり、逃げであり、負けでもあります。
みなさんがコーチという立場になったら、どんな選手を指導したいと思いますか。コーチにも「こういう資質を持った子供たち」を指導したいという理想があります。それは、
この2つを備えた子と一緒にサッカーをやりたいです。。(笑)
在籍する選手の多くがそういう資質を持った選手であるなら、こんなところでわざわざ太文字で文章にする必要も無く、無心でサッカーに専念できるはずです。
ところが実戦で起こる現象全てに始まり、地球が丸い、空が青いといったことまで、全ての原因を上記の2点に結びつけられてしまうのは、みなさんが「理想の資質」から遥か遠いところにいるからに他なりません。
試合、練習にかかわらず、技術的なことは何も指導しませんので、自分たちで考えてやってください。コーチが見ているのは「頭と身体の使い方」「メンタリティ」「元気・迫力・タレント性」です。
特に頭が悪い、運動神経が悪い、気持ちが弱い、パワーが無いは、絶対に見逃しません。。そういうクセが表れないような取り組みを目指していきましょう。
さて、トップチームは2年近くこうしたコーチのワガママに付き合わされてきた訳ですが、それはみなさんを「理想の資質」を備えた選手に少しでも近づけたいという想いからです。
強いサッカーを求め、移籍した選手が何人もいます。ですが、サッカーを高いレベルでプレーしようと考えれば考えるほど、選手のベースとなる「資質」の部分が問われてくるのではないでしょうか。夢や目標をしっかりと持った選手を預かるコーチとして、「理想の資質」に絶対に妥協や中途半端は許されないと思っています。
もうすぐみなさんを他の指導者の方々にバトンタッチすることになります。優秀なコーチであれば、過去の輝かしい戦績よりも、選手自身からほとばしる輝きと将来性を選択するはずです。自身の目標に向かって、残された時間をそのために使っていきましょう。