11月22日 WeSFA CHAMPION'S CUP'08

11月22日、富士見運動公園第2グラウンドにおいて、WeSFA CHAMPION'S CUP'08が行われました。


チーム構成


  T.F.C. U-8

   2年生            1年生

    加藤 佑都  清水 優斗   中道 麗心

    榎本 海都  加藤 耕介   千葉 大雅

    小野寺隼人  塚田 滉大   相馬 ゆい

    田口 龍路  大里 尚輝

    大熊 一輝  野村 大樹


試合結果(8人制、10分ハーフ)


  予選C組

   T.F.C. ー  SAS

    1  ー  2     小野寺隼人 1


   T.F.C. ー 新座スカイファイターズ

    3  ー  3     加藤佑都 1  小野寺隼人 1  加藤耕介 1


   T.F.C. ー みずほ台ジュニアサントス

    3  ー  0     田口龍路 2  小野寺隼人 1


  決勝トーナメント

   T.F.C. ー コスモSC川越

    0  ー  1


  親善マッチ

   T.F.C. ー 新座たけしのキッカーズ

    3  ー  1     加藤佑都 2  小野寺隼人 1

総 評

風が強く寒い中での試合でしたが、参加選手のみなさんは最後までよく頑張ってくれたと思います。

残念ながら優勝は出来ませんでしたが、みなさんにとってとても良い経験を積む事が出来たのではないでしょうか。

試合で勝つ喜び、負ける悔しさ。。サッカーはそういう事の繰り返しです。普段はみんなとボールを蹴って、楽しい側面しか味わっていないと思いますが、サッカーとは「勝ち」「負け」を争うスポーツです。相手チームと試合をするのがサッカーです。

タルタルーガには、練習は来るけど試合には参加しないメンバーも結構います。普通は逆なんですがねぇ。。(笑)

また、グランドの中にいる選手たちの顔ぶれを見て、帰ってしまう子もいます。もう近所の公園感覚です。。まぁ、それでもいいと思いますが、今は自分流にサッカーをおもいっきり楽しんでください。

そんな感じの我がチームですが、決勝トーナメントで負けてしまった時に涙を見せていた選手が何人もいました。後半ロスタイムにオウンゴールで失点してしまうという悔しい負け方が原因なのかなとも思いましたが、みなさんを見ているうちに、勝負に対する執着心が芽生えているのを感じました。特にスクール選手の目から涙が流れているのを見た時には、正直なところ少し驚いてしまいました。こういう経験、気持ちを忘れずに、サッカーと向き合う事が出来るようになれたら、それは大きな成長だと思います。

楽しさ・嬉しさ・喜び、また悔しさや悲しさをたくさん経験した選手は、普段の練習、コーチの言っている事、仲間の大切さ等が、他の人とは違って見えるはずです。また、そうならなくてはいけないと思います。

そういう経験をたくさん積むためにも、試合には積極的に参加しましょう。


この日のゲーム内容ですが、U-8チームはみんなで戦うサッカーを始めましたので、4名のクラブ選手にはチームでの役割を与えました。グランドの中央を隼人くん、右側を佑都くん、左側を龍路くん、そして後ろのスペースを海都くんが受け持ち、チーム全体で上がったり下がったりしながら個人技とパスを発揮出来る展開を目指しました。

それに1、2年生のスクール選手がうまく絡んでくれればいいなぁと思っていたのですが、結果はあまりうまくいきませんでしたね。

コーチが印象に残っている事は、クラブ選手1人1人の距離が遠く、今までのような細かいパス回しが今回は出来なかったかな。。ボール際に選手が密集して、個人技とショートパスで局面を打開する攻撃が見られませんでした。特に隼人くんと佑都くんの距離が非常に遠く感じました。少し前まではここがU-8チームの生命線だっただけに、佑都くんが孤立してしまっている状況が多い事は、チームにとってもったいなかったですね。

また今回はオフサイドがなかったので、後ろのスペースを大きく空ける事は不利だとは思いましたが、海都くんを信じていつも通りのやり方を通しました。しかし肝心な時に海都くん、いないんです。。(笑)

攻撃している時に後ろに張り付いているようではいけませんが、守備にまわった時にはすぐに戻ってきてください。ただ裏に放り込まれたボールなら、海都くん1人で対応出来るとコーチは思っています。だけど、いくら海都くんでもその準備が出来ていなければ難しいよね。。そんな事が頻繁にあるもんだから、普段滅多に後ろを見ない隼人くんでもズルズル下がり出し、龍路くんもそんな状況を察し、カバーリングを意識しながらのプレーを余儀なくされていました。そうなるとチームとして良い攻撃が減ってしまいます。この日は、いらない失点や相手の攻撃が少し多かったような気がします。

「チームとして戦う」場合、1人の選手のプレーが他の選手にも影響を与え、それがチーム全体に及んでしまうのです。上級生チームの試合を見た事がありますか。1人の選手がほんの少し手を抜いたり、油断しただけで、チームにとって取り返しのつかない致命傷を負わせてしまうことがよくあります。

逆に1人の選手の良いプレーは、チームにとって良い結果をもたらします。サッカーの試合時間内には良いプレーもあれば、ミスもあります。そういう選手1人1人のプレーの積み重ねがチームの結果となって表れるのがサッカーだと思います。

今回は結果的にどの選手がボールを持っても、個人で1人2人相手に局面を打開してから次のプレーをしなければならず、試合的にはあまり効率の良い攻撃にはなりませんでしたが、コーチの狙いとしては「個人での打開能力」「プレーの責任」「チームでの役割」といった事が向上出来るやり方だと思いますので、しばらくはこの方法を続けたいと考えています。

スクール選手に関してはゲーム中自由にやっていいよと言って送り出しましたが、この「自由」がクセ者でしたね。もっと分かりやすい動きに限定すべきでした。スクール選手はボールがオンの状態の練習しかしていませんし、パスサッカーは最近始めたばかりです。「ボールを受ける」「サポートをする」事を実戦でもっと経験しましょう。

よく「子供の自由な発想を大事にする」なんて言葉を耳にしますが、今回の場合は「自由」ではなく「放任」になってしまいました。選手1人1人の引き出しをあけても、まだ何も入っていませんでした。引き出しの形や色はみんなそれぞれ違うのですが。。

少しずつ中身を増やしていきましょうね。コーチはいろいろな物をみなさんにお見せしますので、どれをしまうか、またどれを使うかはみなさんの「自由」ということになるのかな。。

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