11月14日 フェスタFC主催県民の日大会

11月14日、鴻巣市上谷総合運動公園サッカー場においてフェスタFC主催県民の日大会が行われました。


チーム構成


  T.F.C. U-11   T.F.C. U-10

   5年生      4年生     3年生

    西迫 和岐    植竹 祐人   美川 笙乃

    石黒 大智    千葉 大夢   佐々木亮弥

    磯崎 日向    斉藤 開輝   渡邉 龍也

    菊地  嵐    石黒 秀輝   小山 拓也

    岡田 友輝    設楽 大貴   岡田 直哉

    諏訪 梨咲    小倉 優希


試合結果


  U-11(6人制、7分ハーフ)

   T.F.C. ー 鴻巣FC

    1  ー  1     西迫和岐 1


   T.F.C. ー フェスタ A

    0  ー  4


   T.F.C. ー プレジール入間

    2  ー  1     石黒大智 1  植竹祐人 1


   T.F.C. ー フェスタ B

    0  ー  3


  U-10(6人制、7分ハーフ)

  予選A組

   T.F.C. ー ZIP.SC A

    6  ー  5(PK)  斉藤開輝 2  石黒秀輝 2  植竹祐人 1  千葉大夢 1


   T.F.C. ー はくつるFC B

    2  ー  1     千葉大夢 2


  1位トーナメント

   T.F.C. ー NEOS A

    1  ー  1     設楽大貴 1

   PK 秀輝×


   T.F.C. ー NEOS B

    0  ー  0

   PK 秀輝×



総 評

参加選手、御家族のみなさん、大会参加お疲れさまでした。また平日にもかかわらず選手たちを送迎していただき、ありがとうございました。

今回の大会では、クラブ選手の改善すべき問題が目に見えて表れた内容の試合になってしまいました。

4年生チームは怪我人を多く出した影響か、最近調子を落としています。紅白戦でも5年生相手に勝てないゲームを続け、下級生相手にも内容の良くないゲームを行っていました。前回11人制の交流戦でも個人のコンディションとモチベーションがかなり低下している事を感じました。そのような状態の中でも、いざ試合になればきっちりと結果を出すタフさが欲しいところです。

そんな4年生チームにいきなり1試合目から試練が訪れました。相手チームが下学年のため、前半、後半開始前に6本づつ計12本のPK。。結局3点、2点、計5点のビハインドからのスタートです。いくら下級生相手でも7分ハーフで戦うには少々きついなと感じましたので、テーマなんか関係なし、とにかく逆転するまでゴール最優先のプレーを指示しました。(笑)

2試合目も良いコメントする事がない内容の試合。。かなり重傷ですね。

3試合目、4試合目も調子が上がらず、連敗。。良い所が何も発揮出来ずに1日を終了してしまいました。


このようなゲームをした後ですので、今回ははっきりと言わせてもらいます。

調子が悪くても結構、やる事全てがうまく行かなくても結構です。しかし最低限の結果は残してください。悪いなりにも4試合全て完全にこちらのペースで試合を進めているのに納得できる結果が得られない。クラブ選手の弱さが出ています。テーマを持って試合には臨みますが、それは勝つ事が大前提にあってのことです。テーマ習得のためなら負けてもいいなんて事は絶対にありませんし、負けそうな試合ではなりふり構わず勝ちにいきます。得失点もそうです。失点をしない、ゴールを奪う、試合に勝つことを前提にいろいろな事を試していきますので、この基本を絶対に忘れないでください。

4年生チームは大量得点差で勝つ事が多いので、普段ちょっとした「隙」が見逃されがちです。例えば8対0で勝った試合があったとしても、コーチから見れば13対0でなければ納得出来ない試合なんて事が実に多いです。また、13対1の「1」ってなぁに。。みたいな事もあります。決めなければいけない場面で決められない、局面局面で競り負けてしまうといった「弱さ、甘さ」や「あきらめ」「ミス」ばかりがコーチの記憶に残ります。

今回で言えば、考えられないようなGKのミス、それを誘発させてしまったサイド選手の手抜き、ポストやGKに当ててしまう決定力のないシュート、2回ともポストの同じ所に当ててしまうという職人技を披露したPK。。普段ならこれくらいの事は勝利の影に隠れてうやむやにされてしまう内容ですが、今回はこれが原因でトーナメント2連敗、5年生の試合では勝ち点3が1になってしまいました。

何でこんな些細なミスを取り上げたかというと、これらは起こるべくして起きた現象だからです。決して偶然に起きたものではありません。17番、13番、10番、12番。。。普段から人一倍厳しく接している選手ばかりです。別に嫌いだからそうしているのではありません。(笑) だって君たちの顔に書いてある文字がコーチには見えるんだもん。。私は本番でミスをしますよ、私は本番で手を抜きますよ、集中力が切れますよ、テクニックを使っているんだから失敗したってしょうがないじゃない、って。。

そういう傾向性が顔をのぞかせた時は、間髪入れずに注意しているつもりですが、なかなか改善出来ませんね。。

今まで培ってきたみなさんのアドバンテージの部分には触れませんが、ただ「勝負をする」という感性に物足りなさを感じてしまいます。


みなさんは普段自転車に乗りますか。家の前の道路でなら、誰でも自由に乗りこなせる事が出来ると思います。では川にかかった10mの幅の橋を渡る事が出来ますか。では2mの幅の橋ではどうでしょうか。1mでは。。

今までみなさんは、広場で自由に自転車乗りを楽しんでいました。中には手放し運転や、逆立ち運転が出来る人もいます。自転車の楽しさが分かったので、今度は違う事にも挑戦してみたくなりました。今までの運転技術でどれくらいの幅の橋を渡ることができるのかな。。さすがに2mでは手放し運転はできないな。。1mでは普通に漕ぐこともできないや。。。でも僕の目標は、限られた人しか挑戦しない幅10cmの橋を渡ることだからなぁ。。

外に出れば、たくさんの人が自転車に乗っている姿を目にします。でも幅の狭い橋を渡ろうとしたり、実際に渡れる能力のある人はとても少ないと思います。それには大変な努力が必要だからです。

橋の幅を狭くするというのは、ゲームでのスピード・プレス・強さ・気持ちといったサッカーをする上でのベースとなる部分のレベルアップを例えたつもりです。

クラブ選手とスクール選手では、ゲームを行う上でのベース設定が違うことはみなさんも理解できると思います。また、クラブ選手でも学年や個人差で求める設定が異なります。

楽しさや器用さ・幅広さを縦軸に、速さ・強さ・勝負といったことを横軸に考えると、今コーチがみなさんに求めている事は、縦軸方向に大きく偏った分布を横軸方向にも広げたいという作業です。みなさんが持っている良さを活かす為にも、ある程度闘える選手にしてから次のカテゴリーに送り出したいと強く思います。

今のままでは試合で結果が出せなかったり、トレセン等で評価されなかったりすることもあるでしょう。サッカーは勝ち負けを競うゲームです。勝負の結果というのは、瞬間瞬間の小さな勝負の累積が現れたものだとコーチは思います。試合中、練習中、普段の生活の中での一瞬一瞬の積み重ねです。「闘える選手」=「勝負を意識出来る選手」ではないでしょうか。選手を目指している人は、絶対に勝つ習慣を身に付けましょう。

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