10月26日 神根FC交流戦

10月26日、タルタルーガグランドにおいて神根FC交流戦が行われました。


チーム構成


  T.F.C. U-9            T.F.S. U-8

   4年生    3年生       2年生    1年生

    相馬 あい  美川 笙乃     加藤 佑都  門馬 克生

           佐々木亮弥     小野寺隼人  中道 麗心

           渡邉 龍也     田口 龍路  塚田 翔吾

           小山 拓也            相馬 ゆい

           岡田 直哉            松田 湧星


試合結果


  U-9(6人制、10分)

   T.F.C. ー 神根FC

    2  ー  0     岡田直哉 2

    2  ー  1     小山拓也 1  岡田直哉 1

    0  ー  2

    3  ー  1     相馬あい 1  美川笙乃 1  佐々木亮弥 1

    2  ー  3     美川笙乃 1  OG 1

    0  ー  0

    4  ー  1     岡田直哉 2  美川笙乃 1  小山拓也 1

    4  ー  2     美川笙乃 1  渡邉龍也 1  小山拓也 1  岡田直哉 1  

    3  ー  1     岡田直哉 2  OG 1



  U-8(6人制、10分)

   T.F.C. ー 神根FC

    4  ー  1     加藤佑都 2  中道麗心 1  相馬ゆい 1

    4  ー  0     中道麗心 1  門馬克生 1  OG 2

    6  ー  0     加藤佑都 2  小野寺隼人 2  中道麗心 1  OG 1

    1  ー  2     OG 1

    2  ー  1     加藤佑都 1  田口龍路 1

    4  ー  1     田口龍路 2  加藤佑都 1  中道麗心 1

    5  ー  0     加藤佑都 2  中道麗心 2  田口龍路 1

    4  ー  2     門馬克生 3  加藤佑都 1  



総 評

今回の試合では3年生以下チームとしては初めて、チームとしての戦い方を試していただきました。

今までは攻撃、守備とも、完全に個人の力に頼った1人対相手といった感じの内容でゲームを行ってきました。その中で個人のボールスキル、攻守の切替、速さ、強さ、運動量、頑張り等をみなさんには求めてきたと思います。一部の2年生は上級生の見様見まねで、実戦でボールをグループで運ぶ事もやっていましたが、今まで普段の練習では個人の取り組みがほとんどでした。ようやくここに来て「パス」「仲間」ということを実戦で意識してもらうまでになりました。

これはみなさんがある程度の技術を身に付けた事、またチームとして戦えるメンバーが揃ったと判断したからです。とは言え、まだまだ選手個人としての自立が遅れているのも3年生の特徴ですので、引き続き以前のような「基本」の強化は行っていきます。

この日のチェックポイントは「パスを出す」「パスを受ける」の2点です。この事を意識したプレーがどの程度出来るのかを確認しました。結果的に言えば、初めてにしては良く出来ていたと思います。

ゲーム中の展開、判断に関係なくパスを選択するプレーが目立ちましたが、みなさんの懸命さが伝わってきました。ゴールを決めるよりもパスを出す事に必死になっていましたね。(笑)

ボールがオンの選手がパス、ドリブル、シュートの判断を行う事も重要ですが、今までとの一番の違いは「ボールを受ける」選手の判断だったのではないでしょうか。この部分がしっかりしていなくては、パスは成立しません。

ボールを受ける際の準備、サポートを意識出来るようになる事が、今回の試合の目的です。試合中、やたらとベンチから声が出ていたのもそのせいです。スミマセンでした。

3年生チームは笙乃くんが基点となってゲームを組み立ててもらいました。彼がボールを持ったとき、周りの選手がどのようなサポートをするのかがポイントです。また2年生チームでは隼人くんがゲームメイクを行いました。

 1、ボールがオンの選手に対し手を挙げ、「ヘイ」と声をかける(幼稚園レベル)

 2、左右に動いて相手のマークをはずす(1年生レベル)

 3、前後左右に動いてマークをはずし、または相手をブロックしてボールを受ける事が出来る(2年生レベル)

 4、3のアクションにを意図的に行いスペースを創り、そこを他の選手が使えるグループワーク(3年生レベル)

このような、あらゆるレベルのサポートが実戦で現れていたと思います。

コーチが想像していたよりも効果的なパスの本数が多かった事は、1人1人の動きも良かったということかも知れません。ゲームが進むにつれ、3年生チームはサポートの意識がどんどん良くなっていったように感じました。ボールがある反対サイドの選手が下がってきて、次の次までのプレーを準備をする光景も見られました。実際に中央を経由して、あるいはサイドチェンジでボールが入ってくるようになったら、チームプレーの楽しさもより実感出来ると思います。現状では中央からサイドの選手にパスが出て、それをセンタリングというパターンが多くありました。またサイドにボールが出せる状況を創ることにより、ゲームメーカーから直接ゴール前へのボールが入れやすくなり、そこを狙った攻撃も意識出来ていました。

2年生チームは、中央の隼人くんから右サイドの佑都くんへのパスが攻撃のパターンとして確立されており、それに加えて左サイドの龍路くんの攻撃参加、1年生の麗心くんの攻守に渡る運動量と、チームとしての骨組みが既に存在します。本来ならこれに耕介くん、優斗くんのFW、海都くん、宏樹くんの守備が加わり、チームとしてのまとまりがあります。今まで3年生は、この枠組みの上に乗っかって試合をしていたと言っても過言ではありません。(笑)

2年生選手はテクニックとスピードを兼ね備えた唯一の学年チームですので、それを活かしながらテーマも進めたいと考えています。

今後の取り組みとしては、ボールを出す、受ける際の技術を行っていきますが、これは今までみんさんが経験してきたボールスキルの練習とは少し雰囲気が違ったものになると思います。これまでは自由な発想でテクニックを磨いてきましたが、今度は局面局面で一番有効なテクニックを使い分けたり、その準備をしたり、しなくてはならない事が出てきたりします。何といっても大きな違いは、判断する、先を読む、考えるといった「頭を使う」ことが多くなる点です。頭を使わない、使えない選手はコーチから厳しい指導が入ります。。

3、2年生は上級生に比べ、時期的にこの部分で大きく遅れをとっています。逆に考えれば、これらの取り組み成果によっては大きく伸びる事も出来るはずです。特に亮弥くん、龍也くんを見ていると、ゴールデンエイジの素晴らしさを実感してしまいます。

いろいろな意味でみなさんには今まで「サッカー」をやってもらいませんでした。地面から芽が出てきたのに、上から土を被せるような事もしました。それでも抑えきれず、地上に顔をのぞかせる逞しい選手もいましたが。。

やっと太陽の光を浴びれる時期が来ましたので、思う存分地上の空気、サッカーを楽しんでください。

ちなみに4年生以上のクラブ選手は、葉っぱまで大きく広げていたのですが、コーチが全部引っこ抜き、地中深く埋め戻しました。(笑) 今度地面から顔を出す時、どんな表情で出てくるのか楽しみです。

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