10月18日 グリーンカードリーグ U-11

10月18日、神根グランドにおいて川口市グリーンカードリーグ戦が行われました。


チーム構成


  T.F.C. U-11

   5年生     4年生     3年生

    西迫 和岐   植竹 祐人   美川 笙乃

    石黒 大智   千葉 大夢   渡邉 龍也

    磯崎 日向   設楽 大貴

    岡田 友輝   相馬 あい

    諏訪 梨咲

    菊地  嵐


試合結果


  U-11(8人制、15分ハーフ)

   T.F.C. ー 戸塚A

    2  ー  0     岡田友輝 1  植竹祐人 1


   T.F.C. ー ファカルティ

    2  ー  2     菊地 嵐 2


   T.F.C. ー 青 南

    0  ー  0



総 評

最近怪我人等が多く、練習が思うように進んでいません。当然試合にも参加できない選手が多く、つまらない時間を強いられていることと思います。グランドの中のみならず、学校や私生活で怪我をしてしまうこともあるでしょう。気を付けていてもなってしまう時はなってしまうものです。

怪我をしないという事も、一つの才能だとコーチは思います。怪我をした時、どの部位を、どのように、どういう理由で痛めてしまったのか、データとして残しておいてはどうですか。普段は気が付かない自分の傾向性や予防のヒントが見つかるかも知れません。

グランドの中に限って言えば、ゲーム中痛んでいるのはいつも同じ選手のような気がするのですが。。


ここ数試合、主力選手の大量欠場により、普段からみなさんに問い掛けている部分がはっきりと見えたと思うのですがいかがですか。

うちのチームは人数も少なく、個性的な選手ばかりですので、誰か1人欠けただけでもテーマの実行や戦い方に影響します。代役がきかないほど1選手の役割が大きく、これは全ての選手に言える事です。ですが、何故欠場した選手を「主力」と表現したかわかりますか。

試合の内容を振返ってみれば気が付くと思いますが、「主力選手」=「チームのための仕事が出来る選手」だと感じませんか。チームの為のハードワークの責任を果たしながら、個人としての結果も出せるのが主力選手です。極端な話をすれば、みなさんの活躍は主力選手のシャドウワークの上に成り立っているようなものです。

コーチが感じる主力選手の特徴は、

 1、チームのピンチ、チャンスを嗅ぎ分ける能力に優れている

 2、その時に適切な判断、行動がとれる

 3、自分が苦しい状況でも、その行動が行える

 4、仲間に声をかけたり、励ましたり出来る

 5、一つのプレー、チームの結果に対しての責任感が強い

こんなところです。

1、2番はどの選手もそれほど差を感じませんが、3番以降はどうでしょうか。

これらの要件を満たさなければ「闘える選手」にはなれませんし、格上の相手にチャレンジする権利すら与えられないと思います。

ゲーム中、自ら声を出せる選手は何人いますか。ひどい選手になると、仲間やベンチからの声に応えられない選手もいます。カウンター攻撃を受け、相手選手が上がっていくのを見て見ぬ振りをする選手、走って追えない選手、攻守に渡り仲間のサポートがしっかり出来ない選手、主力がいないゲームというのは、こういう選手のみで戦う試合を意味します。

ではフルメンバーが揃った時はどうでしょうか。やはり主力選手のシャドウワークに頼るあまり、彼らの消耗が激しくなっていきます。彼らが機能しなくなってしまうと周りの選手の活躍も減ってしまい、チームの力は半減してしまいます。結果的に見て、手を抜く選手が出始めると、あらゆる面で良いサポートが受けられなくなり、自分自身のパフォーマンスが低下してしまう事に繋がっています。

試合では各選手がテーマを持ちながら参加していると思います。そのテーマを実行する為に力を温存しているのかとも考えましたが、そういう選手は普段からミニゲーム、練習でも同じ傾向が見られます。

グランドの中にいるとなかなか気が付かないと思いますが、1日を通して数回、全選手の呼吸がピッタリ合っているなと感じられる時間があります。全員が自分の役割を本気でやり抜こうという気持ちが現れている時とそうでない時では、全く別のチームですよ。。(笑)

そういえば、ちょっと前までは試合開始30秒でその日の出来事が想像出来るなんてこともありました。とにかく蓋を開けてみないと分からないチームだった記憶が蘇りました。

みなさんはもうご存知だと思いますが、タルタルーガFCでは「上手い」という価値観での育成をしています。それは園児から6年生まで一貫しています。その中から選ばれた選手たちは「強い」という部分の訓練を受けるようになります。主力選手たちは、この目標とする価値観への移行がスムーズにいった選手、そうでない選手は乗り遅れている選手と言えるかも知れません。

クラブ選手は「闘える選手」という目標を一時も忘れないようにしてください。


「主力選手」という観点で全学年を見渡しますと、1、2、4年生には該当選手が存在しますが、3、5年生には残念ながら1人もいません。

主力「外」選手の特徴は、守備が出来ない、走れない、周りが見えない。。また自分のプレーのみが興味の対象で、チームの意識が乏しい。自分のプレーに責任が持てないので、他の選手やチームの事など考える余裕すらないといったところでしょうか。

コーチが一番改善して欲しいところ、それは物事の判断が「好きか嫌いか」で行われている事です。

チャンスには顔を出すがピンチでは知らん顔、得点は狙うが守備はしない、ろくなサポートもしないくせに完璧なサポートを要求する、FWは頑張るけどGKではいじけ顔。。。あまりにも幼稚だよ。

こんな状態では試合で何点決めようが評価しないし、第一仲間への感謝を忘れているよ。とても新人戦に出場するレベルのチームじゃないと思います。

「好き嫌いでの判断」が改善されなければサッカーそのものが変わらないし、そのうちサッカーは行くけど勉強はしない、お手伝いはしない、片付けはしない、とか、この練習は楽しいからたくさんやるけど、今はつまらない練習だからふざけてしまう、なんて事になってしまいます。

まぁどこかの時点で変わっていくのでしょうけど、コーチとしてはサッカーの取り組みを通じていろいろな部分で成長していっていただきたいと思います。

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