9月7日 アラディオーロ交流戦

9月7日、タルタルーガグランドにおいてアラディオーロと交流戦が行われました。

アラディオーロの皆様、遠方よりお越し下さり、ありがとうございました。


チーム構成


  T.F.C. U-9(午前の部)            T.F.S. U-7(午後の部)

   3年生    2年生    1年生       1年生

    美川 笙乃  加藤 佑都  中道 麗心     門馬 克生

    佐々木亮弥  榎本 海都            中道 麗心

    渡邉 龍也  小野寺隼人            塚田 翔吾

    小山 拓也  田口 龍路            千葉 大雅

    岡田 直哉  稲井 一隆            相馬 ゆい

    長谷部雄真  佐藤 宏樹            松田 湧星

           大里 尚輝


試合結果


   T.F.C. ー アラディオーロ 3年(6人制、10分×10本)

    7  ー  31    美川笙乃 2  岡田直哉 2  加藤佑都 2  田口龍路 1


   T.F.S. ー アラディオーロ 1年(6人制、10分×6本)

    8  ー  16    千葉大雅 4  中道麗心 2  相馬ゆい 2


総 評

両チーム選手のみなさん、暑い中での試合お疲れさまでした。

グランドが狭いので6人制で試合を行いました。一度に出場できる人数は少ないですが、1人1人のプレーを見るにはちょうど良いオーガナイズだと思います。今後もこのような試合をたくさん行っていきますので、積極的に参加してください。


●1年生チーム

前回リバティ大会での選手の勢いが、そのまま結果となって現れていますね。

この日コーチが一番印象に残っているのは、大雅くんがゴールを何度入れられても、走ってすぐにボールを真ん中にセットする姿、それと麗心くんが無人のゴールにボールを押し込まれ、悔し涙を浮かべながらも次のプレーに切り替えていた姿かな。。

大雅くんは何が起きても「次いこ、次!」という千葉ファミリー特有の楽天気質、麗心くんは試合前に必ず相手チームの情報をコーチに求める神経質な一面を持っている選手です。性格は異なりますが、自分の良さ、頑張りを試合で発揮していました。試合の途中で、あまりにも簡単にゴールされてしまうのでGKをつけて欲しいとコーチに直訴してきたのも麗心くんでした。その願いも叶わず(笑)、こんなに頑張っているのに大量失点してしまう悔しさが、思わず込み上げてきたのでしょう。

コーチはそれでいいと思います。いや、それがいいと思います。いろいろな事を経験してください。

選手のみなさんには大変な思いをさせて申し訳ないと感じてますが、これもみなさんが選手として成長するためだと思ってください。(そんな事言われたって。。て感じだよね。)

今はゲーム中にボールを前に転がすことはしていません。自分でボールを運ぶことがほとんどです。それに加えて、相手ボールになったら全員でボールを取り返しに行く事にも意識を向けさせています。

今回の試合では、『ボールを運ぶ、途中で失う、全力で戻る、奪い返す、また運ぶ』、という場面を何度も何度も繰り返すことが出来たと思います。その結果として8回ゴールを入れることができ、16回ゴールを入れられてしまったという事なんですが、結果はともかく『 』の中のプレーをみなさんにたくさん経験してもらいたかったというのがコーチの希望でした。

だからといって、試合に負けていいなんて思っていませんよ。でも本当にみなさんが強くなるために必要とあらば、何でもやるつもりです。本物の選手になる為の土台を、今はしっかり創っていきたいと思います。

という事で、今回の評価として加藤コーチが記録してくれたデータを一部発表します。

5タッチ以上のドリブルを、何回行う事ができたかの回数です。

   麗心くん  21回    翔吾くん  4回

   大雅くん  11回    湧星くん  4回

   ゆいちゃん  4回    克生くん  3回

という結果になりました。

これは前述の『 』のプレーを実行した回数に比例すると思います。この数字が示す通り、麗心くんのパフォーマンスは目立っていました。攻守切り替えの運動量は他の選手の2〜3倍、その中でドリブルで2人も3人も突破していく技術と精神力は、もう凄いとしか言いようがありません。本人は2得点しかあげられず、試合も負けてしまったので、かなり落ち込んでいるかも知れませんが、コーチの評価は非常に高いですよ。。

他の選手も回数こそ少ないですが、よく頑張っていたと思います。実戦で「自分が攻める、自分が守る」ことを1回でも多く経験しましょう。


●3年生チーム

午前中の試合で印象に残っているのは、直哉くんが良い動きをしていたこと、一隆くんがすごく頑張っていたこと、この2つくらいかな。後はほとんど良いイメージがありません。

得失点に関しては、GKを付けなかったとはいえ失点しすぎです。防げる失点もたくさんあったと思うのですが、失点してもしょうがないという諦めの気持ちがプレーの随所にありました。ゴールに入りそうなボールをスライディングでかき出そうとするも間に合わず、涙を浮かべる1年生のような気持ちでプレーをする選手が残念ながら1人もいませんでした。

またFP(フィールドプレーヤー)の数はこちらの方が多いいのですから、もっと得点出来ても良いのではと思いますが。。結果的に守れない、攻めきれない中途半端な内容になってしまいました。

この試合の結果は、全てコーチの采配に責任があると思っています。もっと明確に試合で何をするのかを伝えるべきでした。基本的には1年生チームと同じで、「自分が攻める、自分が守る」ことを連続して行って欲しかったのですが、全くねらいがはずれてしまいました。

3年生に関して言えば、1つ上の先輩(4年生チーム)は去年の今頃はチームプレーの指導を受けていました。全員がチームの一員としての役割をしっかり発揮できるように、厳しい練習を積んでいました。それはテクニック、身体能力、メンタリティといった「選手としての個人」がある程度のレベルに達したと判断したからです。3年生ならそのレベル基準がどの程度のものなのかは、大体分かると思います。「自分が攻める、自分が守る」ことが出来るのは「選手としての個人」の基本中の基本です。

3年生でこの基本にOKを出せる選手は、現在のところ1人もいません。基礎、土台がしっかりしていない事に選手が気づかず、上に乗せるものばかり良いものを探しまわっても意味がありません。もっとやるべき事をきちんと出来るような取り組みを増やしたいと思います。

また3年生は特に選手としてのメンタリティ強化の必要性を感じています。テクニックはどの選手もある程度持っていますが、それを活かすも殺すも「自分」であることを忘れないでください。「選手としての個人」をコントロール出来るのは「自分」しかないと思います。上辺のテクニックにばかり気を取られ、「自分」に意識が向かない選手は成長がありませんね。もっと自分に目を向けよう。。

特にクラブ選手はこの作業が出来ないと、絶対に結果が出せません。クラブ選手になってみんなと同じメニューを続ければ、そのうちサッカーが上手くなると思っている選手がいるとしたら、それは大きな間違いです。

サッカーの技術的なことだけでなく、考え方、姿勢といった部分も、トップ選手たちから学んでください。今いる上級生は厳しい指導を受け続け、闘いに勝ち残った選手たちです。こういう選手になりたいのかどうかは自分で判断してください。

次の試合でも「ゆっくりな攻撃、速いカウンターへの守備」の状況を設定します。守備に切り替わった時に、みなさんがどういうプレーをするのか確認させてもらいます。

「次に何が起こるか予測する」「ボールにプレスをかける」「しっかり相手を追いかける」「とにかく頑張る」。。

これらの事が何故出来ないのかを考えましょう。

頭を使わない、身体の持久力、スピードがない、心が弱い。。オープンスキルに移行してくると、こういったことでふるいにかけられます。今の自分に何が足りないのかを認め、そのことに真摯に向き合ってください。実戦で今まで取り組んできたスキルを出せるかどうかはそこにかかっています。

3年生にはかなり辛口になってしまいましたが、今がとても大事な時期である事は間違いありません。まだまだ幼い選手もいますが、より自覚を持った取り組みが行えるような環境を整えたいと思います。


2年生では、実戦で自分の良さを発揮出来る選手が何人か出てきました。学年を越えた試合でも、その力を思う存分出し切って欲しいと思います。普段から上級生とゲームをしているのですから。。

スクール生のゲームではファンタジスタなのに、クラブ生のゲームになると急に存在が消えてしまう選手がほとんどでしたが、佑都くんは上級生相手に自分のプレーを出す事が出来るようになりました。内気な選手ですが、本当に成長したと思います。佑都くん以外の2年生も、もっと自信を持ってプレーしてもいいと思います。4年生相手になかなか勝負出来ない事は分かっています。だからといって、自分の良さを出すことを止めてはいけません。チームの仲間は2年生もちゃんと使ってくれているはずです。チャンスが来たら、思い切り自分のプレーを出しましょう。またそのチャンスが1回でも多くなるように、しっかりとゲームに参加してください。

クラブ選手は試合よりも普段のゲームの方が遥かに厳しい闘いになっていますが、その中で自分の良さを発揮する訓練を積んでください。この事は2年生だけでなく、3年生も全く同じです。

試合ではこんな強い相手と対戦する事はないと思いますので、実戦では安心して自分をアピールして下さい。(笑)

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