7月26日 北スポ招待交流戦

7月26日、神根グランドにおいて北スポ招待交流戦が行われました。

野口さんはじめ北スポの皆様、交流していただきましたチームの皆様、ありがとうございました。


チーム構成


 T.F.C. U-10

  4年生     3年生

   植竹 祐人   美川 笙乃

   千葉 大夢

   斉藤 開輝

   石黒 秀輝

   設楽 大貴

   小倉 優希

   飯田 将太

   相馬 あい


試合結果(8人制、10分ハーフ)


  予選D組

   T.F.C. ー 坂戸カンガルー

    3  ー  0     石黒秀輝 2  千葉大夢 1


   T.F.C. ー 前橋エコー(ブルー)

    1  ー  1     設楽大貴 1



  トーナメント(2位パート)

   T.F.C. ー 西砂青少年

    2  ー  0     千葉大夢 1  OG 1


   T.F.C. ー 立川九小

    0  ー  0

 (PK 4  ー  2)   秀輝○ 大夢○ 優希○ 開輝× 大貴○



総 評

素晴らしい強豪チームが集まったこのような交流戦に参加させていただき、ありがとうございました。

また参加選手、応援に来てくれた選手、ご家族の皆様にも御礼申し上げます。

これだけのチームが集まると、いろいろなカラーのサッカーが見られて楽しいですね。全てのチームを見る事は出来ませんでしたが、さすが強豪と言われるチームは身体能力の高い選手が多く、また選手もたくさんいて本当に羨ましい限りです。(笑) こういうチームって女子選手はいるのかな。。うちのチームは人数が少ないので4年生は交代選手すらいません。サッカーが好きな女子選手も募集中です。。(宣伝しちゃった。)


4試合を終えての感想は、最近のチーム状態を考えればまずまずの内容だったと思います。対戦するどのチームもスピード、フィジカルではみなさんより何枚も上手である事は想定していました。そんなチームを相手に今取り組んでいる内容がどこまで通用するのか、期待と不安の中で交流戦に臨みました。

「個人が目立つ」「個人技とパスワークの判断」「守備」がこの日のテーマ。また各選手にはポジションでの役割も意識したゲームを久しぶりに指示しました。目立つことと結果を出すことの折り合いを、みなさんがどのあたりで判断するのかを一番興味を持って試合を見させていただきました。

大夢くん、秀輝くんは目立つ事を最優先にしたパフォーマンスだったと思います。大貴くんは守備時のカバー、祐人くん、将太くん、あいちゃんはサイド攻撃をよくやってくれたと思います。優希くん、開輝くんのDFラインは相変わらずですが、ボールをきちんと供給出来ていました。後方での細かい繋ぎに相当プレスを受けたと思いますが、ゲームメーカー、サイド選手にボールがきちんと納まってとても良かったです。

普通にこの試合を見たら、ボールを持ち過ぎ、判断が悪い、シュートが少ない、攻撃が遅い(ダイレクトプレーがない、展開が遅い)といったような事を感じるでしょう。しかし、みなさんが練習でのテーマを発揮すればするほど、今はそんな感じのゲーム内容になってしまうと思います。もっと速くボールを回してしまえば楽なゲームが出来る事は、みなさんが一番分かっていると思います。プレスの強い相手に良く頑張りました。最後の方のゲームはもうグダグダでしたが。。(笑)

この日の試合内容が良く感じられるのは、守備が比較的安定していたからだと思います。ここ最近は個人技をしかけてはボールを失い、カウンターを食らって失点する場面が多くありました。今回はみなさんの守備意識が高かったせいか、そういう場面は少なかったように感じます。

ただ、最終ラインの選手が相手FWにつっかけていく場面が多すぎ。。今の練習ではどこのポジションでも個人で打開しなければいけないルールを適用していますが、事前のミーティングでは最終ラインでのしかけは止めようとみんなで確認していたはずなんだけどなぁ。。ハーフタイムでも再確認。しかし3分後には同じ現象。。そこのエリア、あの場面ではもっと速くボールを動かしても良いのではないかな。数ヶ月前まではちゃんとやっていたのだから。これがいつも言っている「実戦での感覚、意識」です。

そんな事が何度もあり、唯一1回相手FWに引っかかってしまったプレーで失点してしまいました。あの時は横にサポートがしっかりと準備できていましたが。。

他の選手たちがオンの時にアピールしている姿を見て、当然DFの2人も負けていられないと感じていることはベンチから見ていても伝わってきていました。大変素晴らしい事です。でもそのアピールの仕方、内容はコーチからアドバイスがあったと思います。いつも同じ事を言いますが、「意識」「柔軟性」「対応力」を鍛えましょう。


最後の試合はPK戦になりました。その時の感想は、みなさん選手としてだいぶ「幅」が出てきたように感じました。コーチとしては一番嬉しい事です。しかしクラブ選手間でも「厚み」の部分では差がある事も感じます。このような場面では、その「厚み」がまともに反映されます。また「勝負強さ」も選手によって異なります。

選手1人1人に個性がありますので難しいところですが、このまま何もしなければ格差は広がる一方だと思います。

これらの部分を育成するためには、どうしても選手自身の自覚が必要です。コーチから言われた事を無難にこなしているレベルではダメなんです。スペトレの選考基準等を踏まえ、何が違うと結果がどう変わるのかを今一度考えてみて下さい。

最後になりますが3年生GKの笙乃くん、PK戦ではとても良い表情をしていました。練習、試合にかかわらず、いつでもその顔でいられたら素晴らしいと思います。ちょっとした事で弱い自分を見せるような悪い習慣は、もう止めましょう。「成長したいという自分」を「弱い自分」が邪魔をして、なかなか前に進みません。本当にもったいない話です。コーチは君を3年生のリーダーとして期待しています。


今回の交流戦では、選手1人1人が自分たちのアドバンテージ、または足りない部分を肌で感じ取ることが出来たのではないかと思います。その感覚を練習時に意識出来るようなレベルの取り組みを期待しています。

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