7月24日 前川DOGS交流戦

7月24日、前川小学校において前川DOGS交流戦が行われました。


チーム構成


 T.F.C. U-11

  5年生     4年生     3年生

   西迫 和岐   植竹 祐人   美川 笙乃

   石黒 大智   千葉 大夢   渡邉 龍也

   磯崎 日向   斉藤 開輝

   ビス 健斗   石黒 秀輝

   児玉 幸貴   設楽 大貴

           小倉 優希

           飯田 将太

           相馬 あい


試合結果

  U-11


   T.F.C. ー 前川DOGS 4年(8人制、10分×4本)

    7  ー  1     千葉大夢 5  植竹祐人 1  設楽大貴 1


   T.F.C. ー 前川DOGS 5年(8人制、10分×3本)

    4  ー  1     西迫和岐 2  植竹祐人 1  石黒秀輝 1



総 評

前川DOGSのみなさん、いつもお世話になります。また急なお願いで申し訳ありませんでしたが、試合を組んでいただき、ありがとうございました。

今回も4年生チームの実戦感覚を養う事をテーマにゲームを行いました。フォーカスした内容は、個人技とパスの判断、攻守の切り替えの判断、守備時に人を捕まえる(ボールウォッチャーにならない)判断と運動量の3つでした。

どれをとっても新しい事は何一つ無いのですが、これまで取り組んできた事を実戦できちんと発揮出来るように感覚を戻すことが狙いです。

最近のゲームでは攻撃時のパス回し禁止の指示を出していました。その弊害としてサポートをしない、遅れる、動かないという内容が多かったと思います。守備でも何故かそれを引きずる感じで、試合を通して足が動かない、チームがバラバラで余計に消耗する結果になり、大量失点を許すゲームを繰り返していました。

この日の試合ではパス回しと個人技の判断は選手に任せました。以前にも選手に任せた試合をしたのですが、その時は自己表現どころか昨年度までのようなパスワークを行う選手がほとんどで何の進歩も見られなかったので、強制的にどんな場面でも自己表現をするように指導してきました。

この試合を見る限り、きちんと自己表現をする意志を感じさせる選手たちが増えて来たように思います。パス回しやゲームの組み立てとのバランスもだいぶ良くなっているのではないでしょうか。久しぶりにサイド攻撃が機能していました。今後も個人技とパスワークをもっと高いレベルで発揮出来るようにしていきます。

課題としては、守備がまだまだです。

今回も2失点、また立て続けにシュートを許す場面もありました。昨年度までの守備の取り組みをもう一度思い出してください。

フォーメーション練習はほとんど行っていませんが、新しいシフトでゲームに臨んでいます。今は右サイドに2人の選手を交代で起用していますが、この2人はクラブ選手としての守備練習を行っていません。そのカバーを優希くんが行っているのですが、そのためどうしても中央と反対サイドのスペースが空いてしまいます。そこを開輝くんが1人で対応していたのですが、なかなかうまくいきません。そこでゲームメーカーの大貴くんが下がってきて守備を行う、また左サイドの祐人くんがカバーをすることにしました。また大夢くん、秀輝くんにはボールを失った直後、前線から強いプレスをかけることを指示しています。この攻守の切替時の判断の速さと運動量を選手たちに求めてきました。

実戦になるとチームがあまり機能せず、運動量が落ちてほとんどの選手がボールウォッチャーになってしまい、相手チームからすればかなり緩い守備になっていたのではないでしょうか。

現状での結論として、優希くんには相手の攻撃を遅らせる守備が出来る事を期待しています。自分の背後のスペースがどうなっているのかを考えられるクレバーな選手に成長できたらすごい事ですね。味方の守備の準備が大丈夫そうだったらボールを奪う「チャレンジ」をすればいいし、まだ戻ってきていないようだったら、時間を稼ぐような対応が出来る選手になってください。今はボールを持った選手と自分だけの世界で、いつでも「チャレンジ」の守備をしています。チームがピンチの時に一発で抜かれるケースが多いです。

また大貴くんも自分との闘いに挑戦しています。自分が苦しい時にどれだけチームの為の仕事が出来るか、本当に大変な運動量を求められています。その中で自己表現も行わなければなりません。

この2人に限らず、みなさんは今大変な要求をコーチから求められていると思います。自分の事のみならずチームメイトのための仕事もしなくてはならない事情もあって、負担も相当大きいと思います。前述の2人の例でも分かると思いますが、ここが成長出来るチャンスです。自分の事だけであっぷあっぷにならないで、もっと自分の世界を広げる事に挑戦してみましょう。

           ●試合結果へ戻る