2月23日 リバティサッカー大会 U-10

2月23日、吉川公園グランドにおいてリバティサッカー大会4年生以下の部が行われました。

主催者、対戦していただいたチームの皆様、どうもありがとうございました。


チーム構成

 T.F.C. U-10                    T.F.S. U-10

  4年       3年       2年      4年

   西迫 和岐    植竹 祐人    美川 笙乃   諏訪 梨咲

   石黒 大智    千葉 大夢            小林 祐太
   磯崎 日向    斉藤 開輝            小山 舜介

            石黒 秀輝            関  勢直

            小倉 優希

            佐藤 大誠


試合結果


    T.F.C. ー リバティ(8人制、20分×1)

     6  ー  0   小倉優希 3  西迫和岐 2  小林祐太 1


    その他の試合は延期になりました。



総 評

強風のため、第2試合途中で大会が終了になってしまいました。

午前中の穏やかな天気が一変し、砂が舞って視界がゼロの状態に。。。こういう経験はコーチも初めてです。

参加していただいた選手とご家族のみなさん、本当にお疲れさまでした。

それにしても4年生は天候に恵まれませんね〜。

久しぶりの大会ということで、選手のみなさんものっていたと思います。円陣を組んだ時やベンチ選手の反応を見ていても、手応えを感じることができました。

第1試合を見る限りでは、コーチが予想していたよりもチームが機能し、どの選手も良い動きをしていました。短い時間でしたが4年生選手の成長や課題、現状のレベルがとても良く把握できました。すごく良い雰囲気で試合に臨めていたので、途中で大会が終了してしまったのが残念でなりません。

今回は4年生大会でしたので、4年生の話に絞りたいと思います。2、3年生選手のみなさんは、4年生のために何が出来るかという事で、この大会に臨んでいただきました。短い時間でしたがとても良いパフォーマンスでした。どうもありがとうございました。

さて4年生チームですが、現状ではクラブ選手とスクール選手、また様々なサッカーレベルの選手が混在したチーム編成になっています。タルタルーガは学年別という区分ではなく、レベル別で練習、試合の編成を行う事が多いと思います。学年の枠を外すことのデメリットはあります。しかしそれ以上のメリットもあるとコーチは考えています。通常、対外試合は学年別のチーム構成で行われますが、チーム作りに一番苦労するのがこの学年です。4年生はチームとしての意識が持ちにくい環境にあることの責任を感じています。

今後の取り組みとしては、4年スクール選手一人一人の成長をじっくり行いたいと思います。


練習でよく見る光景。。

4年生以上のスクール生はクラブ員と一緒に練習していますが、同じメニューをこなす時、レベルの差を感じる事が多々あると思います。そんな時、あきらめ・怒り・いじけ・集中力の欠如・ふざけといったような「悪のスパイラル」に陥ってしまう選手が結構います。もう高学年なんですから、そのようなみっともない事はやめてください。

また、4年生に限った事ではありませんが、他のチームでも活躍しているスクール選手にとっては、サッカースタイル・取り組み方が違ってやりにくかったり、時にはプライドを傷つけられたりする事もあるでしょう。しかし、落ち込んでいる時間はありません。

みなさんを見ていて感じる事は、どの選手もそれぞれにサッカーを楽しんでいるなという事です。ただ違いがあるとすれば、サッカーに対する自分の原点を持っていたり、長期・短期的な目標を持っていたりするかどうかといった点だと思います。この部分が有る無しで、取り組み方や結果が大きく左右されている事に気がついていますか。


今回の大会を目標に、クラブ員4年生は自分の狙っているポジションでのレギュラー取りを、3年生は先発入りを、スクール生は自身のレベルアップを懸けて練習してきました。クラブ員は、こういった目標をクリアしていくことには慣れています。今回、このチームの流れと波長に呼吸をあわせた取り組みが出来た選手は、梨咲ちゃんと勢直くんです。近い将来、必ず結果が出ると思います。それだけの原因をしっかり積む事ができていました。

トップチームやコーチと心を合わせてそれぞれの目標に取り組む事、それが上達への近道ではないかと思います。そのような取り組みが出来たと思うスクール選手は、クラブ員の試合にも帯同してもらっています。逆にそのような選手がいない場合は、クラブ選手に欠員が出ても補充しません。どんなに苦しい状況であろうが、それまで共に戦ってきたメンバーで乗り越えてもらっています。

たまにクラブ選手たちに「この選手を帯同させるかどうか」を尋ねる事があります。結構きちんと見ていますよ。みなさんはどうでしょうか。。クラブ員に一目置かれるような取り組みをしてみませんか。。誤解のないように言っておきますが、プレーのレベルは関係ありません。あくまで心を合わせた取り組みが出来たかどうかです。


実戦でピッチの上に整列した時は、取り組みの既に9割が終わっています。それがコーチのやり方です。

別に試合を軽視しているわけではありませんが、それほど普段の練習・準備が大事だということを、みなさんに伝えたいだけです。中には試合の時しか頑張らない選手もいます。試合に勝った負けた、ゴールを決めた、そんな試合の結果にしか目が行きません。試合を楽しんでくれるのはいいんだけど、試合の中身や自身のプレーを振り返る時間がどれだけあるのかな。。

試合や練習で他人との実力差や、勝敗の結果を気にしすぎる選手に言いたい事は、勝負する対象は対戦相手やチームメイトではなく、自分自身であるという事です。他人に勝ったり負けたりする事には過剰反応するのに、自分自身に勝ったり負けたりする事には全く考えが及ばない。。自分に勝利した時の喜び、負けた時の絶望感、こういう事を感じられる選手になってもらいたいです。この辺りの改善には、コーチも本気でみなさんにぶつかって行きますので、そのつもりでいてください。

4年生選手は、実力の割には発想があまりにも幼稚な選手が多くいるように思います。この部分の改善なくしてチームのレベルアップは恐らく不可能でしょう。


クラブ員とスクール生、いろいろな違いがあってそれぞれに大変だと思います。ただひとつ言える事は、お互いに仲間であって決して敵ではないという事です。コーチからスクール生へのお願いは、クラブ員からいろいろな事を吸収して欲しいという事です。クラブ員との差を感じたら、敵対やあきらめの感情を表すのではなく、素直に良いところを学んでください。またクラブ員も自分の持っている物を優しく教えてあげてください。

コーチからいろいろな事を教えてもらうという姿勢を改め、コーチの指導30パーセント、仲間からの吸収70パーセントくらいのつもりで積極的にサッカーと向き合えば、練習も今までとは違ったものに見えてくるのではないでしょうか。

コーチが言うのもなんですが、T.F.C.には本当に良い選手たちが集まってくれています。チーム内の紅白戦は対外試合の何倍も中身の濃いものになっていると思います。そういう事に気がついていない選手がいるとしたら、もったいない話です。1、2年生を見ても、先輩たちから吸収する能力の高い選手は信じられないような成長をしています。4年生にも出来ないわけがありません。みなさんがT.F.C.チームの主軸として、一人一人が益々成長してくれる事を期待しています。

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