2月16日 川口市3年生・2年生以下リーグ戦

2月16日、神根グランドにおいて川口市3年生、2年生以下リーグ戦が行われました。

対戦していただいたチームの皆様、どうもありがとうございました。


チーム構成

   T.F.C. U-9                  T.F.S. U-8

    3年        2年            2年        1年

     植竹 祐人     美川 笙乃         美川 笙乃     小野寺隼人

     千葉 大夢                   岡田 直哉     加藤 佑都
     斉藤 開輝                             大熊 一輝

     石黒 秀輝                             大上 拓海

     小倉 優希                             清水 優斗

     佐藤 大誠                             加藤 耕介

                                       塚田 滉大

                                       榎本 海都

                                       佐藤 宏樹


試合結果

  3年生(8人制、10分×3)


    T.F.C. ー 安行サッカー少年団

     3  ー  2


    (0  ー  0)

    (1  ー  2)  佐藤大誠 1

    (2  ー  0)  佐藤大誠 2


    T.F.C. ー 北スポ

    13  ー  0


    (5  ー  0)  佐藤大誠 4  植竹祐人 1

    (3  ー  0)  植竹祐人 1  石黒秀輝 1  佐藤大誠 1

    (5  ー  0)  佐藤大誠 3  植竹祐人 1  石黒秀輝 1


    T.F.C. ー 川口朝日リボルバーSC

     8  ー  0


    (2  ー  0)  千葉大夢 1  佐藤大誠 1

    (3  ー  0)  植竹祐人 1  千葉大夢 1  佐藤大誠 1

    (3  ー  0)  植竹祐人 1  千葉大夢 1  佐藤大誠 1



  1・2年生(8人制、10分×3)


    T.F.S. ー 川口ミナミFC

     2  ー  1


    (0  ー  0)  

    (0  ー  1)  

    (2  ー  0)  小野寺隼人 2



フレンドリーマッチ

  3年生

    T.F.C. ー 東川口FCジュニア(10分×2)

     1  ー  1   佐藤大誠 1


    T.F.C. ー 川口ミナミFC(15分×1)

     1  ー  0   佐藤大誠 1



  1、2年生

    T.F.S. ー 川口ミナミFC(10分×2)

     0  ー  6   


    T.F.S. ー 安行サッカー少年団(10分×2)

    11  ー  0   美川笙乃 4  加藤佑都 3  小野寺隼人 2

               清水優斗 1  榎本海都 1



総 評

とても風が強く、1年のうちで最も寒い中、リーグ戦への参加・応援ありがとうございました。

●U-8スクールチーム

1、2年生の試合は、今回で一巡しましたので一区切りです。結果は4勝1分1敗でした。

このリーグ戦を通して一番成長したのが1年生です。実戦のなかでいろいろな事を学ぶことが出来ました。協会関係者・参加チームの皆様に感謝の気持ちを表したいと思います。

練習では、学校公開で当日参加できない選手も一丸となって熱心に取り組んでくれました。雪が降っても、グランドがドロドロでもクラブ員に混ざって練習に参加した選手もいました。前日にはGKの練習がしたいとコーチに直訴する選手もいました。そんな選手たちを見て、何とか結果を出させてあげたいという思いで当日を迎えました。

さてゲーム内容ですが、どの選手も素晴らしいパフォーマンスを発揮していたと思います。対戦相手は過去5試合を全勝しているチームです。走るスピード、キック力、身体の大きさ、T.F.S.の選手とは全く比較にならないほどの差がありました。そんな選手を相手に素晴らしい技術を発揮していた1年生選手がたくさんいました。またボールを奪われても寄せが速く、相手に思うようにボールを出させなかった事が一番の勝因だったと思います。

それと、今までよりも攻撃の時にボールがつながっていました。特に右サイドをドリブルで持ち込み、センタリングを入れる攻撃を何度も見せていました。こんな事練習では取り組んでいないのですが、上級生との紅白戦で覚えたのかも知れません。

今回コーチが一番嬉しかったのは、1日を通して「タルタルーガらしい」サッカーが出来ていた事です。どんな相手や状況でも、自分の技術を自信を持って発揮し、恐がらずに挑戦する選手の姿がたくさん見れました。攻撃でも守備でも全力でプレーできる選手たちになってきたと思います。

2年生選手は、1年生をよくリード出来るようになりました。練習では本当に良く面倒をみてくれていますね。ただ実戦では1年生のカバーをするのではなく、自ら率先してボールに切り込んで行かなければなりません。加藤コーチの指摘どおり「自分でやれ」です。自分が苦しくなったらボールを預けてしまったり、ボールを持った1年生の後をズルズル追っかけているようでは、試合に出ている意味がありません。またクラブ員は、こういった基本的なことがクリア出来ていなければ、3年生以上が取り組んでいるようなやり方の試合には参加させません。

試合でのパフォーマンスを見てコーチが感じることは、まず弱い自分と戦うこと。それと走れる身体を作ること。この2点が改善されれば、今持っている能力が飛躍的に開花すると思います。2年生は3年生と1年生の「すごい選手たち」にはさまれて何かと大変だとは思いますが、コーチは期待していますので頑張ってください。


●U-9クラブチーム

クラブチームは最初の試合を6人で、残りの試合を7人で戦いました。

さすがに後半は足が止まってしまい、全く試合になりませんでした。やはりサッカーは走らないとどうにもなりませんね。逆に考えれば、足が動かなくなるほどよく走ったということなのかな。

次節は第1試合が8時30分から、最後の第4試合が4時からという日程です。120分間全ての試合で全力を出せといっても無理でしょう。集中力だって朝から夕方まで続かないよね。最後の試合まで走りきれと言えば、帳尻合わせのためにどこか途中で手を抜く選手がいるでしょうし。。今のチーム状態ではかなり難しい試合運びになることが予想されます。なんとかしないと。。(笑)

今回のチームテーマも前回同様、新しくFWに入った選手に得点させる事でした。また新FW選手の改善点としては、シュートが少ない、当たり負け、積極的なポジション取り、気持ちの強さがありました。紅白戦では足の速さを活かしたゴールは決められるものの、良いポジションでパスを受ける、ゴールを意識したコントロール、相手をかわしてのシュートまでの流れといった事では少し苦労していたように思います。特にシュートを打つ事に関しては、神経質になりすぎです。仲間からの完璧なラストパスをダイレクトで蹴り込むような事はしません。一度トラップして得意な左にコントロールして、それからシュート体勢に入る。もう前をふさがれシュートが打てない。こんな事を繰り返していました。実戦でもこのようなシーンが何度もあり、せっかくのチャンスなんだから思い切ったプレーをやればいいのにという思いで見ていました。

練習では、仲間が自信を持って出したパスをゴールする事が出来ず、「今のは決めろよ」ときつい一言。。それに対し涙顔で応えるのではなく、「悪い悪い。今度は絶対決めるから、もう1本頼む」と言える選手になれたらいいな。

ひとつの発せられた言葉や現象に対して自分がどう反応するか、暗く落ち込むのか、前向きに頑張るのか。。

目の前で起こっている現実はひとつなんだけど、自分自身の捉え方が変われば、未来の結果も大きく変わることってたくさんあると思います。これを実践するのは大人のコーチ自信でも難しいことです。ですがクラブ員には、全ての現象を自分の成長へとつなげることが出来る「楽観主義」の訓練を積んで欲しいと思っています。


クラブ員のみなさんは最近、練習するのがとてもきついと思います。メニュー内容がハードだからではなく、自分自身の壁を越える作業に疲れてきたと思うからです。その壁の種類は選手一人一人で異なりますが、壁が高ければ高いほど、真剣に取り組めば取り組むほど、疲労やストレスの度合いも大きなものでしょう。

壁というと何だか苦手な事を克服するイメージが強いですが、そうではなく、今の良さをもっと引き出すために取り組んだほうが良いと思われるものに挑戦する事です。

今までもみなさんの良い所を伸ばす事と、今やらなければならないと思う事を行ってきました。この先、十分な伸びしろを持った育成を続けていくためには、みなさんが直面している壁を乗り越えるという作業が必要不可欠であるとコーチは考えています。最近のリーグ戦を見ていると、そのあたりの苦闘と疲労の空気を強く感じます。

練習でも、課題にフォーカスされたものになると、とたんに不平・不満、言い訳が多くなります。それはそれで結構です。なんだかんだ言いながらも真剣に取り組む姿を、みなさんがギリギリの所で頑張っているんだなとコーチは受け止めています。

クラブ員の目標は「勝つ」ことではありません。それを目的にしてしまうと、一握りの勝者と大勢の敗者を生み出す構図に陥る危険性があります。大事な事は「負けない」ことです。一人一人が負けない選手になった時、それが本当の勝利なのかも知れません。

自分の壁を越える挑戦に結果が出始めた選手、先が長いなと思われる選手、ほんとに分かってんのかと思う選手、いろいろいますが、取り組み方やスピードがそれぞれ違っても全く問題ありません。問題なのは壁から逃げる事、見て見ぬ振りをする事、工夫や向上心がない事。そういう選手は「負け」です。

幸いにもそんな選手は1人もいませんが、もしもそういう気持ちになってしまう瞬間があったなら、自分のサッカーの原点を見つめ直してみてはどうでしょうか。どうしてこんなに一生懸命サッカーに向き合っているのですか。みなさんには原点はあるのかな。。

余談ですがコーチのサッカーの原点は、1982年スペインワールドカップ準決勝西ドイツ対フランスの試合を見たことです。あの瞬間からサッカーが生活から切り離せないものになりました。機会があればいつかお話しします。


選手のみなさんは知っての通り、次節はポジション総入れ替えで臨みます。

また元の流動的で全選手が得点できるような試合運びに戻します。積極的にゴールを狙いましょう。

次節は長い1日になります。だから予備電池を蓄えたいと思います。その中身は、

 1、サッカーが出来る事への喜び、感謝

 2、勝負に勝つことの喜び、負ける事の悔しさ

 3、仲間や相手、家族やサポートしてくれる人がいる事への喜び、感謝

といった事を感じながら、当日を迎えましょう。

それで本当に足が動くかどうかは分かりません。しかし少なくとも表情から戦う気持ちが消えなければ成功です。

ゲーム中に自然と声が出る選手がいれば成功です。

普段は勝敗にこだわるなと言ってきましたが、3月までは徹底的にこだわろう。。ミニゲームだろうがドリブルだろうが勝負しよう。チームテーマは無しにします。

少し前までは勝つ事に執着しすぎて、練習の取り組みを試す事が出来ませんでしたが、逆に今は内容を追いすぎて、勝負へのこだわりが薄れてきてしまいました。この辺りはみなさんの状況を見ながら、随時いろいろな事を試して行きたいと思います。

もう3年生というカテゴリーでは最後の試合になるかも知れません。今の自分のサッカーに対する気持ちを前面に出して、迫力あふれるプレーを見せてくれたら嬉しいです。

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