9月23日、タルタルーガグランドにおいて、川口北スポSSCと交流試合が行われました。
北スポのみなさん、どうもありがとうございました。またお願いいたします。
チーム構成
T.F.C. U-10
4年 3年 2年
西迫 和岐 千葉 大夢 美川 笙乃
石黒 大智 石黒 秀輝
設楽 大貴
T.F.S. U-10
4年 3年 2年 1年
諏訪 梨咲 井口 直人 佐々木亮弥 小野寺隼人
小山 舜介 田舛 知也 大熊 一輝
町田 結弥 清水 優斗
山口 大貴 加藤 耕介
塚田 滉大
榎本 海都
試合結果
午前の部 T.F.C. ー 北スポ(2年生以下)
7 ー 8
得点 3年生 石黒 秀輝 2
1年生 小野寺隼人 2
加藤 耕介 1
塚田 滉大 1
オウンゴール 1
午後の部 T.F.C. ー 北スポ(3年生以下)
24 ー 7
得点 4年生 西迫 和岐 3
石黒 大智 1
3年生 石黒 秀輝 8
千葉 大夢 5
設楽 大貴 2
井口 直人 2
山口 大貴 2
オウンゴール 1
総 評
試合に参加された選手のみなさん、お疲れさまでした。
今回はいつもお世話になっている北スポの皆さんをお招きして、ミニゲーム形式での交流戦を行いました。
北スポ選手の皆さんは、グランドの狭さにさぞ驚いたことでしょう。タルタルーガの選手たちは、こんな所で技術と戦術を学んでいるんですよ。。(笑)
いつも思うのですが、北スポチームも良いチビッ子選手が大勢いて、羨ましいかぎりです。
試合は6人制、10分間1ゲームを午前の部は9試合、午後の部は12試合、あわせて21ゲームを行いました。
1年生の皆さんは、夏休みはじめの試合に比べれば良く動けていました。ゲーム中、ボールを持ったら技を使おうとコーチとお約束しましたが、どのくらい出来たかな。
みんな良くがんばっていましたが、一番目立っていたのは隼人くんです。前回よりも良くなっている点は、攻守にわたり運動量が増えていることです。結果としてボールにからむチャンスが増え、誰よりも技をたくさん出せたのではないでしょうか。近くで見ていましたが、とても楽しそうにボールをキープしていましたね。
あとスクール生では、梨咲ちゃんが目立っていました。ゲーム中のボールを受ける動きが以前に比べ、格段に進歩しています。ボールを受けたら確実に1人抜くことが出来るようになれば、また違ったレベルのプレーになると思います。今、そのための練習に取り組んでいるところですので、相手選手を巧みなフェイントで抜き去るのも、それほど遠くないことでしょう。梨咲ちゃんには、午後のクラブ員チームのゲームにも合流してもらいました。
午後はクラブ、スクール合同チームでゲームに臨みました。
3年生クラブ員が3人しか出場できず、今試したいことが実行できないので、今回の指示は「個人技でポゼッションしながらゲームを楽しむ」ことにしました。
得点、失点、ポジション、全く関係なし、とにかく目立って遊んできなさいと、選手たちを送り出したものの、最初はまぁまぁでしたが、そのうち相手のプレスに対し「しかける」でもなし「ボールを動かす」でもなく、個人がだらだらとボールを持つようになり、全くゲームにならなくなってしまいました。
たまらず「ボールを回す」ゲームプランに変更し、1対1の局面を多くつくるように意識させました。
クラブ員の現在の1対1の局面練習は、8m四方の「バトルエリア」にDF1名を配し、その手前に「しかけゾーン」を設け、ボールをもった選手がしかけゾーンを通りバトルエリア内に入り、DFをかわしてライン通過する内容になっています。
ここでフォーカスしているのは、DFへのアプローチの仕方です。しかけゾーンではボールを持ってDFへ向かうアイデア、姿勢、迫力、スピード、方向等、様々なことがコーチから要求されます。この練習を見ていると、選手1人1人の個性が出て、非常に興味深いものがあります。どの選手も素晴らしい「しかけ」を持っていますが、それが試合でどの程度発揮出来るのかを今回は確認したかったのです。
コーナー付近で3人を相手にしかけている場面等もありましたが、全体的にはボールを持って相手選手を下げさせたり揺さぶったりする場面がまだまだ少ない状態です。
今回のゲームでは、北スポ選手の「寄せ」が速かったために、ボールを持った選手がいきなり抜きにかかるか、キープの状態になってしまう場面が多かったと思います。
相手がボールにプレスをかけてくる前に、ボールを持った選手が相手に近づいていける状態をつくるには、どうしたら良いのでしょうか。
チームでボールを動かすこと、ボールを受ける準備、パスコースをたくさん作れること等、いろいろあると思いますが、個人技でいくように指示を出すと、こういった事がおろそかになってしまうのが君たちのかわいいところ。。
おそらく皆さんの頭の中は、どんな技を使おうか。。といった妄想で、いっぱいになっているのでしょう。(笑)
クラブ員もスクール生もゲーム中にあらゆる技術を使えるようになる事は、全く同じ目標で練習しています。しかし大きな違いがそこにはあります。クラブ員はチームの一員としてのプレーも要求されています。良い試合運びをしながら個人技を発揮する、個人技を発揮しながら良いゲームをする、そのための練習をやってきているのは皆さんも良く分かっていますよね。
今回はコーチの指示の出し方が悪かったです。皆さんの性格を考えれば、「遊んでおいで」といえば、そりゃ遊んできますよね。誤解を招くような中途半端な指示を出してしまい、スミマセンでした。
課題としては、ボールを持たない動き、守備、運動量、プレーが途切れる等、個々の選手についてありますが、練習中に指導されている通りですので、頑張って取り組んでください。
最近の練習内容から、皆さんはボールを持った時のテクニックにどうしても意識がいってしまうのは仕方のない事だと思います。普段の紅白戦でも感じる事ですが、守備をおろそかにする選手がまだいます。今現在のコーチの評価は個人技50点、守備50点、合計100点。個人技で満点をとっても守備が0点なら50点。半分の評価しかありません。さすがに守備が0点という選手はいませんが、結構バラつきがあります。
極端な例をあげると、打たれたシュートに対して足や身体にあててボールのコースを変えることが出来た選手と、詰めが甘く、シュートコースを開けてしまう選手。どちらも懸命に戻ってきてディフェンスに入った状態での話です。
ちょっとした差なのですが、選手間にあるこの差を埋めるのに大変苦労しています。
1対1のスキルの話で、なんで守備のことを持ち出すのだろうと思われるかもしれませんが、こうした「詰めの甘さ」や「身体に当てる気持ち」は、ボールを持った時にも比例して表れます。
しかけ時の迫力は、守備での迫力と全く同じだと思います。(むやみに飛び込むことではないですよ)
今の練習では「しかけの迫力」にフォーカスしていますが、ゲームではボールを持った時以外でも、攻撃でも守備でも選手個人が常に強い迫力を発しながらプレーしてくれる事を望んでいます。
フェイント技術の練習に関してですが、以前はボールとマーカーのみのクローズスキルに時間をかけて取り組んできました。相手を付けてのオープンスキルに切り替えてしばらく経ちますが、将来的にはこれに時間(スピード)の要素を加えていきます。今のところ、バトルエリアでの制限時間(5秒)を設定すると、いい加減な技や、ブッチギリ(笑)が横行してしまうため、まだ様子をみようと思います。今のうちに、たくさんのテクニックを身につけてほしいです。